霊界文庫は正統派スピリチュアリズムの書籍を多くの人に読んでもらうことを目的とした私設図書館です。
その代表書籍である世界三大霊訓は下記サイトで全文を読めます。是非ご一読を。行ってらっしゃいませ!
『霊の書』 ⇒ スピリチュアリズム普及会
『シルバーバーチの霊訓』 ⇒ スピリチュアリズム普及会
『モーゼスの霊訓』 ⇒ スピリチュアリズム普及会


■「霊の書」

アラン・カルデック(1869年没)

近代スピリチュアリズムの原点となる霊界通信です。アランカルデックは歴史に名を残す大学者ではないですが、生粋の教育学者・哲学者で霊媒体質ではありません。医学および科学を修めています。学者としての見地から心霊現象を調査研究し、最終的に霊が伝える通信内容を纏め上げました。後に紹介する「霊との対話」に記載されていますが、スピリチュアリズム黎明期ゆえに相当な苦労があった様です。オカルトごっこで費やせる労力ではありません。本名はイポリト=レオン=ドゥニザール・リヴァイユで、アランカルデックの名前は霊からの指示で名乗ったペンネームです。

複数の霊媒体質者を介して霊との通信対話を行いました。

・地球外に生命は存在するの?
・死んだらどうなるの?
・輪廻転生なんてあるの?
・夢を見るのはなぜ?
・幽体離脱や千里眼は本当?
・おまじないって効果ある?
・悪魔っているの?

近代では始めてとなる霊との通信であり、学者として基本的なことから根掘り葉掘り霊に質問し、霊にウザがられる描写がいくつかあり、笑えます。
私の意見としては、この「霊の書」が最も簡潔にまとめられていて最初に読む書籍としてイチオシします。
これを読んで得られる霊界知識を面白いと思わなければ、他の霊訓を読んでもダメだと思いますので、良い試金石になると思います。

霊の書(上)アマゾンのカスタマーレビュー

霊の書(下)アマゾンのカスタマーレビュー

■「モーゼスの霊訓」

ウィンストン・モーゼス(1892年没)

モーゼスは聖書に出てくるモーゼとは関係ありません。
モーゼスはオックスフォード大学で修士号を取得した英国教会の牧師。いわばキリスト教のエリート。そのエリートにインペレータを名乗る霊から送られた通信記録。モーゼスは霊媒体質であり手先が勝手に動く自動書記によって通信を受信。エリート牧師とインペレータ霊のキリスト教の誤りに関する熱い議論は宗教関係者や宗教に関心のある人にとってピッタリの内容。

・キリスト教の教義のどこが間違い?
・聖書の内容は本当?元ネタがあるとか?
・イエスは実在した?神様なの?

上記の様な疑問に答えてくれます。

モーゼスの『霊訓』アマゾンカスタマーレビュー

 

■「ベールの彼方の生活」

ジョージ・V・オーウェン(1931年没)

オーウェンも教会の牧師で、死んだ母からの通信をまとめたものが前半で、後半は高尚な霊によって伝えられたもの。オーウェンも霊媒体質で本人が通信を受信。
題名の通り、死後世界の生活の様子が予想以上に具体的に記載されており、霊界生活が楽しみになります。
他の3つの霊訓の中で最も近代的な科学が書かれていて興味深いのですが、オーウェン自身がアランカルデックとは違って理系人間的素養がないため、深く掘り下げる問答がない点が残念。
霊界生活の雰囲気が良すぎるためか、読んでいて結構眠たくなる箇所もありました。

・霊界生活には実感があるの?
・祈ることって意味があるの?
・生前の悪い連中は霊界で何してるの?
・伝説の古代文明やポールシフトはやっぱりオカルト?
・生物は進化なのか創造なのか、それとも他に?
・守護霊との関係性
・キリストの霊界での様子
・何で十字をきることに意味はあるの?

上記の様な疑問に答えてくれます。

 

■「シルバーバーチの霊訓」

モーリス・バーバネル(1981年没)

時代的に最も新しく、通信の終了は1980年頃です。約50年間もバーバネルの身体を使って通信を送ってきたのが、かの有名なシルバーバーチです。これまでの自動書記ではなく、バーバネルの身体に憑依して喋るという通信形態をとるため、バーバネル自身は喋っている内容を記憶していません。
時代は違いながらも内容的には既述の三つの霊訓と合致しており、霊界通信の内容はかなり高いレベルで首尾一貫しています。それまでに通信されていた内容の”おさらい”みたいな位置づけとなります。
50年間も通信してきたので、流石に分量は半端なく、潮文社からは12巻で出版されています。読むのが大変。

・神とは何か
・輪廻転生の細部を知りたい
・人生に意味や目的はあるのか
・死んだペットはどうなるのか
・心霊治療とは何か
・地上で生きた際のイエスの風貌は美男子?

沢山あって書き切れないのですが、私の印象に残っている上記の様な疑問にシルバーバーチは懇切丁寧に答えてくれます。

 

以上の4つが三大霊訓で心霊主義の原典です。

「霊の書」はフランスで、他はイギリスです。”英国三大霊訓”と呼ぶ場合は「霊の書」は含みません。”世界三大霊訓”と呼ぶ場合は「ベールの彼方の生活」は含みません。

■その他

アラン・カルデック(1869年没)
「霊媒の書」
「霊との対話  天国と地獄」
「霊との対話  霊との対話」
「スピリティズムによる福音」

私がかなりお勧めするのが、「霊との対話」です。とても面白い。
どんな人生を送った人が、死の直後にどんな状況にあるのか追跡調査を行っています。幸福の科学出版から出版されていましたが、内容的には正統派スピリチュアリズムですので気になさらず。

フレデリック・マイヤーズ(1901年没)
「永遠の大道」
「個人的存在の彼方」
潮文社からは文語体で出版されていて堅いですが興味深いです。現在図書貸し出しはしておりません。貸し出した親戚が他界したたため返却されませんでした。読んでくれたかな。シュール。

アーサー・コナン・ドイル (1930年没)
「コナン・ドイルの心霊学」
「コナン・ドイル 人類へのスーパーメッセージ」

ドイルは、ご存知、シャーロックホームズの著者で、晩年はスピリチュアリズムの普及活動に全てを費やしました。
その様子は心霊学の方に記載があります。
そのドイルが死んで数ヵ月後、他の霊訓と同じ手法で、つまり、霊界通信によってメッセージを送ってきました。それが後者です。
彼の生前の認識と、彼が死後に実際に知りえた事実のあいだに多少食い違いがあるので、それを明確にしておきたい、という趣旨のメッセージ内容です。
霊訓は霊界のベテランである超高級霊が霊界について語っていますが、死んで間もないドイルの見た霊界と本当に一致するのかどうかを確認できます。
尚、コナンドイルは死後、後述のホワイトイーグルにお世話になったそうです。ホワイトイーグルはシルバーバーチと系列が違います。別々に活動している感じでしょうか。

浅野和三郎
「小桜姫物語」
「新樹の通信」
日本での霊界通信です。日本特有の神道とスピリチュアリズムの関係性が記されています。
この浅野氏のスタンスについては賛否両論ありますが、日本人として参考程度でも知っておくべきかと。面白いです。

個人的には、日本で著名な霊界通信が少ないのが残念です。
シルバーバーチの様な大物の日本人高級霊(聖徳太子とか?)の霊界通信があれば、神道や仏教とスピリチュアリズムの真の関連性が分かるのですがね。

ちなみに、仏教の「涅槃」という領域はスピリチュアリズムの霊訓の中でも見解が一致しています。
スピリチュアリズム曰く、全ての既成宗教にはそれぞれ真実の一部を有していて、純度に違いがあるものの、基本的には共通の霊的世界について伝えているのだそうです。ただし、教義によって人為的に世界観を捻じ曲げたとても酷い宗教もあるので、その代表格である有名宗教を叩きに来たのが近代スピリチュアリズム運動の主目的だそうです。
へえ、そうだったんですねぇ。

■上記を全て読んでしまった熱心な読者向け書籍(神智学系)

ホワイトイーグル

「ホワイト・イーグル霊言集」
「霊性進化の道」
「天使と妖精」
「秘儀への道」
「自己を癒す道」
「光への道」
「アメリカ大陸の太陽人たち」
「神への帰還」

ハリー・エドワーズ

「霊的治療の解明」

ダスカロス(スティリアノス・アテシュリス)

「メッセンジャー ストロヴォロスの賢者への道」
「クジラと泳ぐ」
「エソテリック・ティーチング」
「エソテリック・プラクティス」
「光界への門」
「真理の言葉」
「キリストのたとえ話」
「シンボル・オブ・ライフ」


スピリチュアリズムと神智学は類似性が多いのですが、趣が異なっています。ホワイト・イーグルは神智学系に分類されます。

シルバーバーチの剛健な語り口調とは異なり、桑原氏の翻訳によってホワイトイーグルは非常に柔和な語り口調の文体となります。書店でホワイトイーグルの書籍を初めて読んだとき、歯切れの良い「霊の書」(同じく桑原氏訳)を読んで間もない頃だったため、イーグルのマイルド語り口調に馴染めず、これは温くて嫌だと読書を拒否しました。その後、様々な霊訓を読み、もう霊訓読書は終了かなと思っていた頃に、偶然、ホワイトーイーグルの書籍が手元に現れました。霊界文庫貸し出し活動を開始するために蔵書数を増やそうとしてセット購入した中に含まれていたのです。早速読んでみました。

そのホワイトイーグルの正体はイエスの弟子の1人だったヨハネだと言われています。そのヨハネも交霊会を通じて霊的真理を伝えて来ていました。しかし、その内容はシルバーバーチに比べるととても控え目な印象を受けます。余裕な感じて真剣さがあまり伝わってきません。おそらく、ヨハネはシルバーバーチの役割とヨハネ自身の役割の違いを十分認識していたからだと思います。ヨハネはバーチと異なり、個人的な活動として真理普及をしていたのではないでしょうか。一方、シルバーバーチは霊界の取締役会での決議によって地上への普及活動責任者に任命されていました。

シルバーバーチからは大自然の摂理(基礎知識、学科)を学びましたが、ホワイトイーグルの書籍を読むと、自身の霊性進化(技能、霊能?)に取り組んでみようかなと自然に思うようになりました。しかし、その方法が具体的に書いてありません。瞑想をするように、とだけ書かれている印象です。

そして間もなく、私はシルバーバーチの霊訓に記載されているハリーエドワースが実践した心霊治療を知る機会を得て非常に興味を抱き始め、「霊的治療の解明」やエドワーズの他の書籍を読んで痛く感銘を受けました。イギリスでは心霊治療が保険適用されていることをご存知でしょうか?さすがスピリチュアリズムの本場です。エドワーズがどれほどの偉業をなしたか必読です。

ハリーエドワーズ自身も超偉大な人物なのですが、その師匠も同様以上に偉大な人物であることを知る機会を得ました。その師匠とはダスカロスです。読み始めると、ホワイトイーグルが自身の交霊会で伝えた内容が希薄だった理由が直ぐに分りました。イーグルが担当している内容は霊能秘儀なのです。交霊会に聞きにやってくる程度の聴衆には伝えられない内容だったのです。
イエスは聖書に登場する前の若い頃、古代エジプト時代から伝わる霊能秘儀をマスターするために修練を積んだことがシルバーバーチから語られていましたが、それのことです。その霊能秘儀の伝承をヨハネは担当しているのです。最初は「メッセンジャー」がお勧めです。 「メッセンジャー2・3」は故あって絶版なんですよね。
シルバーバーチが敢えて詳しく説明しなかった内容を、ダスカロスが伝えます。彼は、イエスの弟子の中で最愛かつ随一のインテリだったヨハネからの霊感を受けて伝えています。三大霊訓を読破してしまって霊訓ロス状態のあなたに超お勧め。

■読む順序

私は概ね以上に記載した順序で書籍と出会い、そして興味を抱き、知識を得るだけでなく「実践」に取り組む心積もりになりました。それはとても自然な流れでした。
人それぞれに適切な順序があるはずです。皆様も書籍との出会いを大切に、少し読んでみて興味なければ後回しにして、無理せず興味のある内容の書籍を読んでいくスタンスをお勧めします。