武本昌三訳 『霊訓原文』

http://www.takemoto-shozo.com/

Teachings of Silver Birch

edited by A.W.Austen,

Psychic Press Ltd, London権を有する武本昌三氏の許可を得て霊界文庫(http://reikaibunko.com/)が作成し、無償でダウンロードおよび利用が可能なものです。営利目的での利用に際しては武本氏の許諾を得ることが必要となります。

翻訳者略歴

武 本 昌 三(たけもと・しょうぞう)

1930年大阪に生まれる。

東京外国語大学卒業後米国留学、オレゴン大学 (University of Oregon) 大学院修了。

室蘭工業大学助教授、小樽商科大学教授、文部省在外研究員、フルブライト上級研究員、オレゴン大学、アリゾナ大学、ノース・カロライナ大学、ロンドン大学各客員教授を経て跡見学園女子大学短期大学部教授。現在、同大学名誉教授。特定非営利活動(NPO)法人「大空の会」(子どもを亡くした親の会)理事。

専攻:英語学、比較文化論。

著書:『太平洋のかなたに』(榊原出版)、『英文解釈の研究と演習』(共著・篠崎書林)、『The Turning Point in Reading』(共編・文理)、『英語教育のなかの比較文化論』(鷹書房弓プレス)、『イギリス・比較文化の旅』(鷹書房弓プレス)、『アメリカ・光と影の旅』(文芸社)、『妻と子の生きた証に』(北都工芸社)、『疑惑の航跡』(潮出版社)、『大韓航空機事件の研究』(編著・三一書房)、『生と死の彼方に』(文芸社)、『天国からの手紙』(学研パブリッシング)など。

その他:「アメリカへの旅ー英語学徒・武本潔典の想い出ー」(福武書店「英語」1984年5月号)、「ノース・カロライナへの道」(福武書店「英語」1984年8月号)、「妻と子に捧げるレクイエム」(潮出版社「潮」1984年9月号)、「遺族はなぜアメリカを弾劾するか」(岩波書店「世界」1985年10月号)、「アメリカ政府を告発する」(報道と評論「論点」1986年1月第5号)、「霧の中ではない大韓航空機事件の真相」(情報企画社「月刊イズム」1990年12月号)、「祈りへの道」(日本心霊科学協会「心霊研究」1992年1月号)、「真実の教えを求めて」International Institute for Spiritualism 「LIGHT WORKERS」2004年夏号(2004年6月)など。

「霊訓原文」を取り上げるにあたって

 「学びの栞」(A)が終わって、2月1日からは、「霊訓の原文」を取り上げることにしました。テキストに使うのは、A.W.Austenが編集したTeachings of Silver Birchです。この本は、サイキックニューズ社から発行された原書の第一巻で、桑原啓善氏の翻訳で『シルバーバーチ霊言集』として潮文社から出版されています。

 近藤千雄さんは、この桑原氏の訳文は、「テキスト風にまとめられて訳し方もかなり趣きが異なる」と言っておられますが、訳文は、当然のことながら、訳者によって同じではありません。英語と日本語というのは、基本的には互いに異質の言語で、英語の原文と日本語の訳文ではどうしても「誤差」が生じますし、訳者によって、その誤差の振幅も違ってきます。だから、誤差のない形でシルバー・バーチのことばを受けとめるためには、シルバー・バーチの使った英語をそのままのかたちで、読んでいくほかはありません。ここで、あえて、「霊訓の原文」を取り上げようとするのも、そのような理由からです。

 3000年前の古代霊であるシルバー・バーチが現代英語で私たちに語りかけているのは、奇跡としかいいようのない事実ですが、それだけに、その貴重な真理のことばを翻訳によらないで、原文のまま吟味してみることも十分に意味があることと思われます。ここでは、特に心に沁みることばを私なりに抜き出し、それに、一般の読者の便宜をも考え、私の和訳も付け加えていくことにしました。シルバー・バーチの英語の原文に関心のある方は、決して少なくはないと思われますので、この「霊訓の原文」が、少しでもお役に立てば、とこころから願っています。

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~

 1. (霊的真理の光は少しずつ暗闇を貫いていくものです)

  The world will not be converted in a blinding flash like Saul on the road to Damascus. Gradually, the light of spiritual truths will break through, as more people become aware of the great knowledge and more instruments are available for the power of the Great White Spirit to use.

   You must remember that the things of the spirit require careful nurture and progress. Sudden conversions would not be enduring, and our work is intended to be permanent.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

      Psychic Press Ltd, London, 1991, p.27

 かつてパウロは、ダマスカスへの途上で、天からの目のくらむような光に打たれて回心しましたが、世界がそのように突然に変わることはありません。霊的真理の光は、人びとが少しずつ真理を理解し、神の使徒となる人が増えていくにつれて、徐々に暗闇を貫いていくものなのです。

 霊的なことには、常に慎重な成熟と進歩が必要です。急に信仰を変えるというようなことは、長続きしないもので、私たちはいつも、永遠の尺度でものを見つめながら仕事を進めているのです。

  * Saul  使徒パウロのヘブライ名

  * ここでは、the Great White Spirit を 「神」と訳しておきます。

          *****

 2. (暗闇の中でも決して希望を見失ってはなりません)

 Through all the darkness that prevails,do not abandon hope,but be assured in the knowledge that those who work with you for the upliftment of humankind, who strive to bring better conditions into your world of matter, will prevail, for the power that is on their side is the mightiest power in the universe.

   Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

      Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.28-29

 まわりがすべて真っ暗であっても、決して希望を見失ってはなりません。そして、あなた方に協力して、人類の魂を高め、地上の世界をもっと良くしていこうとしている霊団の努力は必ず実を結ぶことを信じてください。その霊団には、宇宙最大の力がついてくれているのです。

  *those who work with you 霊界から協力してくれている霊たち

   *world of matter 霊界に対して地上の世界

           *****

 3. (苦しみや悲しみなしには価値あるものは手に入りません)

   You will not achieve that which is worth achieving without travail, without sorrow. Your world must learn its lessons in the only way it can learn them. We are breaking through all over the world of matter. Our message illumines minds in every part of your world, and, as the light of the spirit breaks in on your world, so its rays disperse the darkness of your materialism.

    Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

      Psychic Press Ltd, London, 1991, p.27

 真に価値のあるものは、苦しみや悲しみを味わうことなしには手に入れることができないのです。その教訓を、この地上世界なりの方法で学んでいかねばなりません。私たちは、この物質世界の無知迷妄を打ち破ろうとしています。私たちの教えは、いま、世界の至るところで人びとのこころを啓発していますが、霊的な光が地上に浸透していくにつれ、唯物主義の暗闇も少しずつ消えていくことでしょう。

  * Our message  霊界からの教え

           *****

 4. (神から授けられた理性を用いて十分に私たちを吟味しなさい)

  We never say to you: “Do not use your reason: have faith only. ” We say: “Use that which the Great Spirit has given you. Test us. Examine us. If aught that we say is debasing, cruel or immoral, then reject us.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

     Psychic Press Ltd, London, 1991, p.29

 私たちは、理性で考えるな、ただ、信じなさい、とは決して言いません。あなた方は、神から授けられた理性を用いて、私たちを試しなさい、十分に吟味してみなさい、と言っているのです。もし私たちの言っていることに、少しでも、品性に欠け、思いやりがなく、道義に反することがあると思われたら、どうぞその時は、私たちを拒絶してください。

  * aught  =anything

          *****

  5. (あなた方は肉体を通して自己を表現している霊です)

 The world must learn to perform its own salvation.There is no ready-made plan. There is no prepared. cut-and-dried system. Your world has to learn that, behind what it regards as the manifestations of life, there is the eternal reality of the spirit, that the children of matter are not only worldly beings but spiritual beings expressing themselves through bodies of matter.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.30

 地上のあなた方は、自分で自分たちを救う方法を学ばねばなりません。予め用意された救いの道はなく、すでに出来上がった救済組織もないのです。あなた方が生命の現われと思っているものの背後には、不滅の霊的存在が控えており、あなた方地上世界の子たちは、肉体を持った人間であると同時に、肉体を通して自己を表現している霊であることも学んでいかなければなりません。

    * cut-and-dried system  すでに出来上がっている救済組織

          *****

 6. (地上のあらゆる宗教組織や宗派間の対立も消えていきます)

 As our teaching grows in your world,it will mean the end of all separateness between peoples. It will mean the end of national barriers. It will mean the end of race distinctions,class distinctions,colour distinctions and all the distinctions between churches and chapels, temples, mosques and synagogues, for gradually all will learn that they have a part of the Great Spirit’s truth and that the part enshrined in the heart of every other religion in no way contradicts that portion which is precious to them.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.31

 私たちの教えが地上に広がっていくと、諸国民の間の区別は一切なくなっていくでしょう。国家間の垣根は取り払われてしまいます。人種差別や階級による差別、皮膚の色での差別もなくなり、教会、寺院、モスクなど、地上のあらゆる宗教組織や宗派間の対立も消えていきます。それぞれの宗教は、互いに神の真理の一部を共有していることがわかるようになり、自分たちの宗教の中心になる大切な教えは、他の宗教で信奉されている教えの核心部分とも決して矛盾することがないことも理解していくようになるのです。

    * all separateness between peoples 諸国民の間のあらゆる区別や対立の感情

          *****

 7. (地上ではなぜ最大の殺人者が勝利者なのでしょうか)

   Your world thinks it solves its problems by the shedding of blood. But no problem was ever solved in that way, for bloodshed is needless and leads nowhere. Why cannot they use the reason which the Great Spirit has given them? Why do they think that their only solution must be to kill as many as possible, that the one who is the greatest killer is accounted the victor? It is a strange world you live in.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991 pp.31-32

 地上の世界では人びとは、紛争は流血によって解決されると考えています。しかし、いまだかつて、流血によって紛争が解決された例はありません。流血はまったく無用で、それでは道は開けないのです。人々はなぜ神から授けられた理性を働かそうとしないのでしょうか。なぜ人々は、できるだけ多くの人を殺すことが唯一の解決手段と考え、最大の殺人者が勝利者であると考えるのでしょうか。あなた方の地上の世界というのは、おかしな世界ですね。

    * leads nowhere  道は開けない。何の解決策にもならない。

          *****

 8. (何故人々は無知のままでいたがるのでしょうか)

  Why do they prefer the darkness when they could have the light? Why do they prefer ignorance when they could have knowledge? Why do they prefer superstition when they could have wisdom?  Why do they prefer the dead bones of a creed when they could have the living truth of the spirit? Why do they prefer the dust of theology when they could have the waters of spiritual wisdom?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.33

 光が与えられるのに、何故人びとは闇を求めようとするのでしょうか。知識を得ることができるのに、何故無知のままでいたがるのでしょうか。叡智のかわりに、何故人びとは迷信を取り入れるのでしょうか。霊魂の生きた真実に目覚めようとはせずに、何故死に体になってしまって価値のない教条を後生大事に守ろうとするのでしょうか。広大無辺の霊的叡智が大海原のように目の前に広がっているのに、何故人々はほこりにまみれた神学にしがみつくのでしょうか。

    * the waters of spiritual wisdom  海のように広く深い霊的叡智

          *****

 9. (足枷を外せるのに外そうとしない人たちがいます)

  There are souls blindly groping in self-imposed darkness, chained when they could be free, servile when they could easily be men of freedom. But I am afraid they have worn their chains for so long that they are afraid to discard them. A bird that is in a cage for a long rime is afraid that it cannot fly when it is released.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.33

  外すことができるのにその足枷を外そうとせず、すぐにでも自由になれるのに奴隷状態のままで居続けながら、それでいて自ら選んだ暗闇の中で救われようとして無意味な手探りを続けている人びとがいます。その人たちは、あまりにも長い間鎖につながれてきたために、その鎖を外すことさえ不安になってしまっているのです。かごの中で長い間飼われてきた小鳥が、急にかごから放たれても、飛べるかどうか、不安を覚えるのと同じです。

    * chained when they could be free 足枷を外して自由になれるのにそれをしないで

          *****

 10. (霊界の指導霊たちが眼に涙を浮かべていることがあります)

  Sometimes I see the many masters in my world, with tears in their eyes, looking down on the follies of those who, one day, will realize how they have thrown away the great opportunities they had of raising up the children of the earth. And sometimes I see their faces wreathed in smiles because, in your world, some unknown man has rendered a service which lights a new torch of hope in the world.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.36

  この地上には、折角神の子たちを目覚めさせることのできる絶好の機会がありながら、それらの貴重な機会を全く生かしてこなかったことを後になって気がつくような人びとがいます。私は霊界にいて、多くの指導霊たちが、時折眼に涙を浮かべながら、地上のそのような人々の愚かさを見下ろしているのを眼にすることがあります。そしてまた、時折、この地上の誰かが世界に新しい希望の光を灯すような善行を施している時には、その指導霊たちが、満面に微笑をたたえているのを見ることもあります。

   * the children of the earth  この地上にいる神の子たち

          *****

 11. (一人一人に完璧な公正が与えられていることに気がつく筈です)

   Do not judge anything by the apparent result. You see only with the eyes of matter. If you could see with the eyes of the spirit, you would know that with every child there is perfect justice. Sometimes I listen to your prayers and sometimes to the prayers of others. I think that if the Great Spirit were to answer them all you would not be happy with the result.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.38

 何事も目の前の結果だけで判断してはなりません。あなた方は物質の目でしかものを見ていないのです。あなた方がもし、霊の目でものを見ることができるなら、神の子であるあなた方一人ひとりには等しく、完璧な公正が与えられていることに気がつく筈です。私はあなた方の祈りや、時には他の人びとの祈りにも耳を傾けることがありますが、もし神がそれらのすべてをそのまま聞き届けられたら、その結果はむしろあなた方にとっては、喜ばしいものにはならないと思うことがあります。

 * you would not be happy with the result  祈りが聞き届けられないほうがいい場合がある。

          *****

 12. (死後霊界へ来た多くの人たちと私は話したことがあります)

   I have spoken to many who have crossed from your world to mine. I have not yet met one who has said, when he saw with the eyes of the spirit, that he has not been served well by the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.38

 死後霊界へ来た多くの人たちと私は話したことがあります。しかし、誰に聞いても、霊の目でものを見るようになってからは、神から大きな慈愛を受けることはなかったという者は、一人もいませんでした。

  * many who have crossed from your world to mine 死後霊界へ来た多くの人たち

          *****

 13. (神が戦争を起こさせているのではありません)

  Are not the experiences on this earth—such as war, pain, mental and physical suffering, disease, sorrow, love, hate, joy and happiness—essential for the development and progress of mankind and a part of the divine plan?

   No, they are not. Wars are not made by the Great Spirit. Disease is not given by the Great Spirit. These are the things that the children of matter have brought upon themselves by the misuse of their free will. There are lessons to be learned, but they can be learned without the brutalities and the hideous cruelties that the children of the Great Spirit perpetrate against each other. Do not mistake the doings of man for the acts of the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.39-40

  —この地上には、戦争、苦しみ、精神的肉体的苦痛、病気、悲しみ、愛、憎しみ、喜び、幸せなど、いろいろな出来事が起こりますが、これらはすべて人類の進歩と発展には必要なもので、神の計画の一部になっているのでしょうか。

 いいえ、違います。神が戦争を起こさせているのではありません。病気も神が与えているものではありません。これらはすべて、人間が神の子として授けられている自由意志を誤用して、みずから引き起こしているものです。人間には学ぶべきことがいろいろとありますが、それらは、お互いに苦しめあったりひどく傷つけあったりしなくても学べるものです。人間が勝手に犯している過ちを神の行為と取り違えてはいけません。

  * mistake the doings of man for ~ .人間の行為を~と取り違える

          *****

 14. (すべてお互いに分かち合わねばならないのです)

  What you must try to learn is that the bounty of the Great Spirit must be properly divided amongst the people. You have people who have too little to eat and you have people with too much to eat. That, of course, must be wrong. You have to divide the things you have amongst the people. Is not that simple?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.43

 神から与えられた賜物は人々の間で公平に分けられなければならないことを、あなた方は学ばねばなりません。この地上の世界には、食べ物さえなくて飢えている人がいるというのに、一方では、有り余るものをもって食べ遺している人もいます。もちろん、これは間違いです。あなた方は持っているものはすべて、お互いに分かち合わねばならないのです。こんなことは当たり前で、わかりきったことではないでしょうか。

  * amongst  =among。  amid を amidst というように、文語的なやや古い形で、主にイギリス

      英語で用いられる。シルバー・バーチはこのような英語を自分で学んで身につけた。

          *****

 15. (奉仕する人には必ず神のご加護があるのです)

  You must break down vested interests.The laws are perfect. If you live your own life, seeking only to serve others, then because of that the Great Spirit operates through you. That applies to you and it applies to all. If you say it is not possible, I say it is possible, for it is the only way. The law is perfect and you cannot cheat it. You must learn the Law and put it into operation.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.43-44

 財産への執着を捨てなさい。神の法則は完璧なのです。もしもあなたが自分の財産などより人に奉仕することだけを考えて生きていくなら、その時には必ず神があなたを助けてくれます。あなたであっても誰であっても、奉仕する人には必ず神のご加護があるのです。そんなことがあるものかといわれるなら、私はそれが事実であると断言します。奉仕こそが神の法則に沿った唯一の正しい生き方だからです。神の法則は完全無欠ですから誰もその法則から免れることはできません。ですから、神の法則を学びそれを実践することが何よりも大切です。

   * vested interests  所有財産などの既得権

          *****

 16. (私たちはあなた方の理性に訴えて真理を述べています)

  Remember always, when men question you, that the hall-mark of divine truth is stamped on our message because we appeal only to your reason. The message that we bring you is one that does not debase you, that does not demean your intelligence, that does not seek to turn you from the paths of service, goodness or rectitude. Rather docs it strive to make you realize your latent divinity, so that, conscious of your own tie with the Great Spirit, you may so order your lives that the Great Spirit of all life is expressed in all that you do.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.46

 私たちはあなた方の理性に訴えて真理を述べています。ですから、もし誰かが、それに疑問を持つようなことがあれば、私たちが伝えていることには真実の神の刻印がおされていることをどうぞ思い起こしてください。私たちの教えは、あなた方の品位を貶めるものではなく、あなた方の知性を汚すものではありません。他人に対する奉仕や善意、清廉さを退けるものでもありません。それどころか、私たちの教えは、あなた方に内在する神性に気付かしめ、その結果、神との絆を意識するようになって、あなた方の行動のすべてに神の意思が反映されるようになっていくことを目指しているのです。

    * so order your lives そのように生活を向けていく

          *****

 17. (この地上を神のように歩くこともできるのです)

   The Great Spirit is within you all and, though you have risen and ascended through all forms of evolution and there is within each one of you a trace of your animal ancestry, which is part of your heredity, greater than all those things are the powers of the Great Spirit within you which, if you would but allow them to function and to express themselves, would enable you to walk the earth like gods.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.48

 あなた方一人ひとりには神が宿っています。あなた方はまた、いままで、いろいろと進化の過程を経てきましたから、一人ひとりの内部には動物性の痕跡も残っています。しかし、あなた方のうちにある神の霊力こそあなた方が受け継いできたどのような遺伝や痕跡よりも大切で偉大です。その霊力を働かせ発揮していきさえすれば、あなた方はこの地上を神のように歩くこともできるのです。

    * if you would but allow them to~   but=only  ~させさえすれば

          *****

 18.  (人間が神の法則に従って生きていくほかはありません)

   Your world does not realize that each individual contains within his own being the power to conquer every disease, to master every difficulty. He possesses a reservoir of strength from which he can draw in moments of weakness. The kingdom of heaven is within. How little is that understood! The way to contact that higher self is by living one’s life in accordance with the laws of the Great Spirit. But how many do it?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.48-49

 一人ひとりの人間の内には、どのような病気でも克服し、いかなる困難をも乗り越えることができる力が秘められています。でも地上ではそのことが意識されていません。誰でも失意の底にある時には、いつでも引き出せる大きな力の貯蔵庫をもっているのです。それも、天国が自分の内にあるからです。それが何故理解されないのでしょうか。そのような高位の霊的存在に近づいていくには、人間が神の法則に従って生きていく以外にはありません。しかし、そのような生き方をしている人間は本当に少ないですね。

   * that higher self  神が自分の内にあることを体現している高位の霊的存在

          *****

 19. (ことばや思考のあり方もあなた方の人生を大きく左右します)

  Life consists not only of the things you do, but of the things you say and the things you think. Do not imagine that only your deeds count. They do to a large extent, but your words and your thoughts are also part of you. It is sad that so many of you are slaves to your thoughts, instead of being their masters.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.49

 人生はあなた方の行為だけではなく、あなた方のことばや思考によっても成り立っているのです。行為だけがすべてであると考えないでください。たしかに行為は大切ですが、ことばや思考のあり方もあなた方の人生を大きく左右します。それなのに、多くの人々が思考の主人ではなく思考の奴隷になってしまっているのは悲しいことです。

  * count  価値がある、重要であると考える

          *****

 20. (あなた方はまだこの皮膚の色が持つ意味を理解していません)

  We are all parts of the Great White Spirit. Some He has painted red, some black, some yellow, and some He has not painted at all, but all these colours are part of His scheme.

    Some day His laws will come into your world, and harmony will come when the colours mix together and live together with love in their hearts. You do not understand what these colours mean. Each has a great purpose and contributes to the laws of life.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.49

 私たちはみんな、一人ひとりが神の分身です。神は、ある者には赤く、ある者には黒く、ある者には黄色に色をつけ、そしてある者には色をつけませんでした。しかし、このように人によって色が違うようにしたのは、神のお計らいの一部なのです。

 いつの日か、あなた方地上の世界でも、神の法則がゆきわたり、これらの皮膚の色が混ざり合って、こころからの愛で結ばれて共に生きるようになったとき、初めて調和が訪れます。あなた方はまだ、この皮膚の色が持つ意味を理解していません。それぞれの色にはみんな大きな目的があり、生命の法則に寄与しているのです。

   * the Great White Spirit  = the Great Spirit (時により使い分けられている)

          *****

 21. (どのように人を助けるか誰を救うかは問題ではありません)

  You must remember that each one of you is a part of the Great Spirit. Each one of you can add to His work, His power, His love and His knowledge. Even as you try to lift up all those who are less strong than yourselves, so the power of the Great Spirit is able to manifest through you.

   It does not matter which way you do it, or who you help, or where you bring light into darkness, so long as you raise up those who have fallen down, give strength to those who are weak, bring light where there is darkness, give food to those who are hungry and sleep to those who have nowhere to lay their heads.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.50

 あなた方の一人ひとりが神の分身であることを忘れてはなりません。一人ひとりが、神のみ業を、力を、愛を、智慧を広めるために、尽くすことができるのです。あなた方が力の弱い人たちを助けようとする時には、そのあなた方を通じて必ず神の力が働きます。

 どのように人を助けるか、誰を救うか、あるいは、どこで暗闇に光明をもたらすかは問題ではありません。大切なことは、失意の人を立ち上がらせ、弱い人に力を与え、暗闇には光を灯し、そして、飢えた人には食べ物を、寝るところがない人には寝場所を与えることです。

   * Even as ・・・・・ , so  ~する、その時には

          *****

 22.(その霊力は地上の人間のあらゆる社会的区別を無視します)

   That power of the spirit ignores all earthly distinctions and cares not for rank or title, grade of society, colour, race, nationality or class. It recognizes only those who can respond, wherever they may be, whoever they may be, and fills them with the power which cometh from the Source of all Truth, illumines their minds, stimulates their souls and makes them workers in the great vineyard.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.50-51

 その霊力は、地上の人間のあらゆる社会的区別を無視します。地位、肩書き、身分、人種、国籍、或いは階級のようなものには全くこだわりません。どこにいても、誰であっても、霊力に応えられる人たちには眼を向けて、真理の根源である神からくるその力で彼らを満たします。そのうえで、彼らのこころに光を灯し、魂を奮い立たせ、神の園での働き手にさせていくのです。

   * the great vineyard  神の園

          *****

 23. (誰でも完全な信仰をもてばその報いは与えられるのです)

  The Great Spirit is infinite, and you are parts of the Great Spirit. If you have perfect faith and live your lives right, then you are able to participate in the bounty of the Great Spirit.

  If every person in your world had perfect faith, then he would receive. If a person were hungry and yet had perfect faith, then he would receive the answer.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.51

  神は無限の存在で、あなた方はその神の分身です。もし神に対する完全な信仰と正しい生き方を守れば、あなた方は神の恩寵にあずかるでしょう。

 誰でも、完全な信仰をもてば、その報いは与えられるのです。たとえ飢えても、完全な信仰を捨てなければ、その人が救われないことは決してありません。

  * participate in the bounty of the Great Spirit   神の恩寵にあずかる

          *****

 24. (神の法則を働かせさえすれば必ず大きな成果が得られるのです)

   Many people start with fear in their hearts. They are afraid they will not get results, and the element of fear disturbs the vibration. Perfect love casteth out fear! Seek ye first the kingdom of God and His righteousness, and all these things shall be added unto you!

    That was taught to you many years ago by one who knew the Law. He showed that when he put it into operation the results were always forthcoming. If you allow the Law to function, then the results must come.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.52

 何かをしようとする時、人々はまず、それはうまくいかないのではないかと恐れます。その恐れがこころの波長を乱してしまうのです。しかし、完全な信仰はそのような恐怖を吹き払ってしまいます。「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう」と、むかし、神の法則をよく知っていた人・イエス・キリストは教えました。

 イエスは、実際に、神の法則を働かせれば常に偉大な力が現われることを人々に示しました。だからあなた方も、そのように神の法則を働かせさえすれば、必ず大きな成果が得られるのです。

  by one who knew the Law  神の法則を知っていた人、イエス・キリスト。 このことばは、

    「マタイ」6-33。

          *****

 25. (あなた方は自身の内部に莫大な富をもっています)

    You have the greatest riches within yourselves. You are part of the Great Spirit. There are no riches or fortunes in your world that can be compared with that. We seek to teach you to explore your own gold mines, to reveal the diamonds of the spirit that are within the clay of your own natures.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

   Psychic Press Ltd, London, 1991, p.52

 あなた方は自身の内部に莫大な富をもっています。神の子だからです。この地上の世界には、その富に比べられるほど大きな富や財産は一つもありません。あなた方自身のこの富をどうぞ見つけてください。あなた方の中で泥に埋もれてしまっている魂の宝石を自分で掘り出していってくれることを霊界の私たちは切に願っているのです。

  * within the clay of your own natures あなた方の(肉体の)泥の中に埋もれている

          *****

 26. (まだ見たこともないものを信じる人たちは幸せです)

   Faith that is faith alone sometimes fails when the winds of bitter experience blow. But the faith that is born of knowledge provides a foundation which is so strong that no wind of circumstance can disturb it.

    Blessed are those who believe and have not yet seen, but thrice blessed are they who know and, because they know, place their faith in that which is not yet revealed to them, because they know that the laws of the universe are operated by a power which is love and wisdom.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.53

  ただ信じるだけの信仰であるならば、嵐が吹けば倒れてしまいます。しかし、知識に根ざした信仰ならば、強固な基礎の上に築かれていますから、どんなに強い風が吹いても、揺らぐことはありません。

 まだ見たこともないものを信じる人たちは幸せです。しかし、知っていてそれが故にまだ自分たちに明かされていないものをも信じられる人たちはさらに幸せです。その人たちは、宇宙の摂理が愛と叡智の力で働いていることをよく知っているからです。

   * thrice blessed are they  = they are thrice blessed

          *****

 27. (こころに悪がなければ善だけが寄ってきます)

   If there is no evil in your hearts, then only good can reach you, for only good can dwell where goodness reigns. None but the servants of the Great Spirit come into your presence from my world. You need have no fears. The power which envelops you, the power which supports and seeks to guide you and inspire you, is the power that emanates from the Great Spirit of all.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.53

 こころに悪がなければ、善だけが寄ってきます。善が存在できるのは善の支配する世界だけだからです。そこでは、霊界からの神の使徒以外にはあなた方の前に現われません。だから何も恐れることはありません。あなた方を包み込んでいる力、あなた方を支え、導き、元気づけてくれる力は、すべて神から発せられているのです。

  * none but  =only

          *****

 28. (恐怖は無知から生じるものだからです)

  Perfect love casteth out fear. Knowledge dispels fear, for fear is born of ignorance. Where there is love and trust and knowledge, there fear cannot reign. An evolved spirit cannot be afraid at any time, because he knows there is no experience that can come to him in any phase of life that he cannot master, for he is the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.54

 完全な愛は恐怖を追い散らします。また、知識があれば恐怖を寄せつけません。恐怖は無知から生じるものだからです。愛があり信頼があり知識があるところには、恐怖は入り込むことができないのです。進化した魂の持ち主ならば、自分の人生で克服できないような出来事は決して起こらないことをよく知っています。だから、どんな場合にも恐れを抱くことはありません。その人には神が宿っているからです。

  * casteth out  =casts out ( -th は動詞の三人称単数語尾の古い形)

          *****

 29. (恐怖は魂を閉じ込めてしまう牢獄を作ります)

   Fear creates its own prison for the soul. You must learn to rise above fear and not to allow its vibrations to hinder you, to have perfect faith and confidence and trust, to know that you can stand on your feet and say: “I am the Great Spirit and the wind of circumstance cannot shake me. I will rise triumphant over every difficulty because of the infinite power which is within my soul.” You have power over every circumstance. Would you limit the power of the infinite soul?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.54

 恐怖は魂を閉じ込めてしまう牢獄を作ります。恐怖の波動で乱されることなく、それを乗り越えていかねばなりません。誰にもやり遂げる力はあるのです。そのことを知り、完全な信仰と自信と信頼をもって、こう言ってください。「私には神性が宿っており、どのような状況も私を揺るがすことはできない。私の魂にはあらゆる困難に打つ勝つ無限の力があるのだ」と。人にはどのような環境をも乗り越えていける力が与えられています。それなのにあなた方は、その無限の神性の力を自分で制限してしまうのですか。

  * you can stand on your feet   自分自身でやれる。自分でやり遂げる力がある。

          *****

 30. (永遠の尺度でものごとを判断してください)

   There are no obstacles in your world we cannot remove, if it is the law that they shall be removed. If, sometimes, the cross you have seems very hard to bear, remember that, although I would give up all my progress to take it away from you, it is better for you to carry it and to learn the lesson it brings. You must consider not only this life, but the whole of eternity.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.54

 天の法則に反することでさえなければ、霊界にいる私たちは地上のどのような障害も取り除くことができます。あなた方が時には耐え難いような重荷を背負っている時には、私も、自分の進歩を犠牲にしてもその重荷を取り除いてあげたい思うことがあります。しかし、大切なことは、あなた方がその重荷の意味を学び、自分で十字架を背負っていくことなのです。この人生がすべてなのではありません。永遠の尺度でものごとを判断してください。

    * if it is the law that they shall be removed それらを取り除くことが天の法則(に適うこと)であれば

          *****

 31. (あなた方は自分が持つ神の力を殆ど信じようとはしません)

   If you children of matter would but remember that not only are you human, but also divine, how much easier would it be for you to live your lives. Your troubles would melt away, your obstacles would be swept on one side. But you have little faith in the power that is within you. What you call human belongs to the world of matter. That which is divine belongs to the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.55

 物質世界に生きるあなた方が、自分たちは人であると同時に神であることを知れば、人生はどんなにか楽になることでしょう。悩みなどはなくなり困難もすべて取り除かれてしまいます。しかしあなた方は、自分が持つ神の力をほとんど信じようとはしません。あなた方が考えている人間とは物質世界の人間だけです。しかし、人間には神性があり、それは神のものなのです。

    * you have little faith in the power  神の力をほとんど信じない

          *****

 32. (あなた方の力で乗り越えられない困難はありません)

   You are on earth to build your characters. It is the way you face your problems that makes your character. But there is no trouble in your world of matter which is greater than the power you have within you for overcoming it, because the troubles are of the earth, material, and you are part of the Great Spirit, divine.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.55

 あなた方は霊性を磨き上げるためにこの地上に生まれました。霊性を向上させていくために、あなたが方はいろいろな困難にぶつかっていきます。しかし、この世のどんなに困難なことでも、あなた方の力で乗り越えられない困難はありません。この世の困難はすべて物的なものであり、あなた方は神の分身だからです。

    * ~are of the earth, material  → of+noun=adj. この世的な、物的なもの

          *****

 33. (私があなた方にお教えできるのは神の法則だけです)

   I can only teach you the laws. You were told many years ago that the kingdom of heaven is within. It is not without. It is not to be found in the rush of the world of matter. It is to be found within the soul. So finely balanced and so perfect is the Law that there can be no cheating. Not one person escapes his punishment, and not one loses his reward. Do not judge eternity with the eyes of matter. Do not judge the smaller when you have not seen the greater.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.55

  私があなた方にお教えできるのは神の法則だけです。あなた方はむかし神の王国は自分自身の中にあると告げられました。神はあなた方の外にあるのではありません。物質世界の慌しさの中に見出せるものではありません。あなた方の魂のなかに存在しているのです。

 神の摂理は一分の狂いもなく完全に働きますから、ごまかしは一切、通用しません。悪事を犯して罰を逃れることは決してできませんし、善行を施して報酬を受けずに終わることも決してありません。物的な尺度で永遠を測ろうとしないでください。大いなるものを見ないうちに小なるものを判断してはなりません。

    * the kingdom of heaven is within  イエスのことば。「ルカ」17-21

          *****

 34. (彼らはみんな異口同音に神の法則は完璧であるというでしょう)

   If you ask all those who return to you from my side, you will find that they all say the Law is perfect. They never want to return to the world of matter. You seek to find peace without. I try to show you the eternal peace within. The greatest riches are the riches of the spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.56

 霊界から地上へ通信する霊たちに聞いてみてください。彼らはみんな異口同音に、神の法則は完璧であるというでしょう。彼らは、もうこの世に戻りたいとは決して考えません。あなた方は平安を外に求めますが、永遠の安らぎはあなた方の内にあることを知ってほしいのです。最大の財産は物ではなく霊の持つ富です。

    * those who return to you from my side  霊界から地上へ通信している霊たち

          *****

 35. (私たちが嘆いていないとでもお思いでしょうか)

  Do you think we are happy when we realize the work that has yet to be done? Do you think we do not worry when we see the children of matter denied that which is necessary for their sustenance, or when we hear the false teaching that is poured out in the name of the Great Spirit?

   Do you think we do not worry when we see darkness where there should has light, when men are imprisoned by desire when they could be free, when we see the chaos that has been caused in your world?

    We worry because our hearts are filled with pity, because we seek to enable the love of the Great Spirit to flow through us and you into your world of matter, where so many are denied the things that are their heritage. The Great Spirit has given them all things in abundance, but they are denied them. You cannot be a great soul when others starve and you are filled with plenty.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.56

 地上への使命がまだ十分に達成できたとは思えないのに、私たちが幸せであるといえるでしょうか。地上の子らが生きていくための食べ物さえ手に入らないというのに、あるいは、地上で偽りの教えが神の名の下に述べ伝えられているのを耳にしながら、私たちが嘆いていないとでもお思いでしょうか。

 光があるべきところに闇だけがあったり、自由であるべき人々が欲望の虜になっていたり、地上ではさまざまな混乱状態が渦を巻いています。その様子を目の前にしている私たちが、悩むことはないとお考えでしょうか。

 哀れで私たちも胸がいっぱいになるのです。なんとか神の愛が私たちを通じて地上の世界にゆきわたるようにと努めているのですが、地上では、あまりにも多くの人々が自分たちの資産であるはずの物を奪われてしまっています。神は必要なものはすべて十分に与えてくださっているのに、彼らにはそれが届いていないのです。他の人々が飢えているときに自分だけが豊かで飽食しているような人は、決して偉大な魂にはなれません。

    * the children of matter  地上の人たち

          *****

 36. (苦しんでいる人より私のほうがもっと苦しむこともあります)

    The hardest part of our task is when we have to stand by, sometimes, and see you suffer. We know we must not help because it is a battle of your own spirit. If you win your battle, then we have won, too. If you lose, then we have lost. It is our battle all the time, but we must not lift a finger to help.

    Sometimes I have wept tears because I have seen suffering, and I knew I must not help. That is the Law. It has hurt me more than it has hurt the sufferer.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.56-57

 私たちが仕事をしていて時折ひどく辛い思いをすることがあります。あなた方が苦しんでいる時でも、時には、黙って側で見守っていなければなりません。霊性の向上のために苦しんでいる時に、私たちは助けてはいけないのです。その苦難を乗り越えたときには、それはあなた方の勝利であり、私たちの勝利にもなります。乗り越えられなかったら、それはあなた方と私たちの敗北です。あなた方の闘いは常に私たちの闘いです。ただ、あなた方を助けるために指一本も触れてはならないのです。

  助けてはならないことを知っていても、苦しみの様子を見ていて涙を流したこともあります。それが神の法則なのです。苦しんでいる人より、私のほうがもっと苦しむこともあります。

    * It is our battle all the time あなた方の闘いは常に私たちの闘いでもある

          *****

 37. (すべてが順調に進んでいる時には霊性の向上はありません)

  I cannot solve your problems for you. If I tell you what to do, that interferes with your free will. Once I start to tell my medium what he must do and what he must not do, that is the end of his free will. Then his progress begins to suffer.

    It is the way you settle your problems that develops what is within you. You do not develop the spirit when everything is easy and smooth, but when you have difficulties. But there are times when we feel justified in interfering with your judgment.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.57

 あなた方の問題を私が解決してあげることはできません。あなた方にどうすればよいかと指図することは、あなた方の自由意志に干渉することになります。私が、もし、霊媒に対して、するべきこと、してはならないことを教えたら、霊媒の自由意志は損なわれます。霊的な成長も望めなくなってしまうのです。

 あなた方は困難な問題を自分で解決していくことによって、霊的に進歩していきます。霊性が向上するのは、あなたが困難に直面している時で、すべてが順調に進んでいる時には、霊性の向上はありません。しかし、時には、あなた方の判断に干渉することが正しいと思えることもあります。

    * but when you have difficulties  = (you can develop the spirit) only when ~

          *****

 38. (蒔かれた種は刈り取られなければなりません)

   If you are faced with a war, there will be many who will say: “Why doesn’t the Great Spirit stop it? Why doesn’t the Great Spirit prevent it?” Yet, all the time, the people of your world are to blame if they choose to ignore His laws.

     Do not think that your world can escape the consequences of its actions. We cannot alter the Law. What has been sown must be reaped. You have sown selfishness; you must reap the results. Pride, jealousy, envy, greed, malice, distrust, suspicion― all these things, when they fructify, produce war, distress, discord.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.58

 戦争が起こると、多くの人が、「神はなぜ戦争を止めないのか」、「神はなぜ戦争を防ぐことができなのか」と言います。しかしそれは常に、神の法則を守ろうとしなかった人々が責任を負うべきです。

 地上世界で何をやっても、その結果から免れると考えてはなりません。私たちも神の法則を曲げることはできないのです。蒔かれた種は刈り取られなければなりません。利己主義の種を蒔けば、その結果を刈り取るのは蒔いた人です。高慢、嫉妬、妬み、貪欲、悪意、不信、懐疑など、これらのどれもが、実を結ぶ時には、戦争を起こし、困窮を生み出し、不和となるのです。

    * are to blame  非難されるべきである

          *****

 39. (神の法則に逆らって生きるものは必ず代償を支払わされます)

   Whoever it is, whether it be the one or the many, the race or the nation, that seek to live against the Law, they must pay the price. I have always told you that the Law is perfect in its operation. Sometimes you do not see the fulfilment, but I know that cause and effect always follow each other, because it is the Law. I have always told you these things. That is why I tell you again that there is nothing but the Law―the Law of the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.58-59

 神の法則に逆らって生きるものは、個人であれ団体であれ、或いは、民族であれ国家であれ、必ず代償を支払わされます。私がいつも言ってきたように、神の法則は完璧に働いているのですから。時には、あなた方には結果が見えないこともあります。しかし、原因と結果の因果関係は常に変わることがありません。それが神の法則だからです。このことについては、私は何度も話してきました。ここでもう一度繰り返しておきます。この世を動かしているのは大法則、つまり神の法則だけなのです。

   * cause and effect always follow each other 原因があって結果があり、結果には必ず原因がある

          *****

 40. (人間が物質にばかり眼を向けるのは大きな誤りなのです)

    Until your world learns that it must plan with the Law and not against it, there will be chaos, bankruptcy, disaster and ruin everywhere. We can do nothing but teach you the eternal principles of the spirit, because they are the enduring things that remain long after that which is material decays and crumbles into the dust. Man, whose eyes are cast only on the things of matter, makes a great mistake, because he chases illusion and forgets eternity. These are the simple truths, but your world has not yet learned them.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.59

 何事も神の法則に背くのではなく従うことによって計画を進めていかなければ、至る所で混乱、破産、災害、破滅がもたらされるでしょう。だから私たちは、永遠に変わることのない霊的真理だけを教えようとしているのです。物質的な物がすべて腐り、塵になってしまった後も、その霊的真理だけは、いつまでも残り続けます。人間が物質にばかり眼を向けるのは大きな誤りなのです。幻影だけを追いかけ、永遠を忘れてしまっているからです。これは単純な真理ですが、地上ではまだこのことがわかっていません。

    * not against it  それ(神の法則)に背くのではなくて

 41. (地上で偉大な者が霊界でも偉大なのではありません)

   But through bitter travail and tears, through bloodshed and sorrow, they must learn them, if they will not learn them any other way. I would rather that you learn them as we seek to express them, in all love, in all desire of service to one another. But if you will not learn through the ways of the spirit, then you must pay die price for attempting to live against the Law. The great ones of your world are not the great ones of my world. We see greatness as greatness of soul, greatness of spirit, greatness in desire to serve. These things will endure long after the glitter of the material world has disappeared.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.59

 あなた方が神の法則を正しく学ばなければ、激しい苦痛と涙のなかで、或いは、流血の惨事と悲嘆のなかで、学ぶことになります。だからどうか私たちがお伝えしているように、お互いの愛と奉仕によって学んでいってください。そうでなければ、神の法則に背いて生きていくことにより、厳しい代価を支払わなければならないのです。地上で偉大な者が霊界でも偉大なのではありません。こちらの世界での偉大さは、魂の偉大さ、霊としての偉大さ、奉仕の心の偉大さです。これらの偉大さこそが、地上世界の小さな輝きが消えた後でも、いつまでも残っていくのです。

    * die price 厳しい代償

          *****

 42. (自由意志というのは神からの贈りものです)

      Free will is a gift of the Great Spirit, but if it is not used aright then the price must be paid. If the world lives with the Law, it reaps the benefits. If it lives against the Law, it reaps the results. One way brings peace and happiness and plenty, the other way misery and war and bloodshed and chaos.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.59-60

 自由意志というのは神からの贈りものです。しかし、それが正しく使われなければ、その報いを負わなければなりません。地上世界が神の法則に従えば、利益を受け、従わなければ、その責めを受けます。前者は、平和と幸福と豊かさをもたらし、後者は、悲惨と戦争と流血と混乱を招きます。

    * aright =rightly

          *****

 43. (私たちは奉仕を心がけているすべての人々の味方です)

      We are despised in your world of matter by those who should be the teachers of the children of the Great Spirit. We are rejected by those who should welcome us because we come in the name of the Great Spirit and His love. Filled with the desire to serve, we seek to reveal those laws and that power which will show your world how to save itself.

      And those who are steeped in the ignorance of spiritual blindness, and who surround themselves with ceremony and ritual, and at the same time deny the power of the Great Spirit to descend today, must pay the price. We are the friends of all who seek to serve. We are the enemies only of those who seek to destroy. We come on wings of love and service ready to help wherever we can. That is the great task that we all have to perform.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.60

 この物質の世界では、私たちは、あなた方神の子らの教師であるべき人々から軽蔑をうけています。神の名と愛によりやってきた私たちは、本来ならば歓迎してくれるはずの人たちが、私たちを受け容れようとはしません。私たちはただ、奉仕の一念から、あなた方が自らこの世を救うことができるように、神の法則と霊の力をお教えしようとしているのです。

 霊的に盲目で無知にどっぷりと浸かっている人々、宗教的儀式や作法にがんじがらめに縛られ、いまここに示されている神の力をも否定しているような人々は、その代償を支払わなければなりません。私たちは、奉仕を心がけているすべての人々の味方です。破壊しか目指さないような人々には敵です。私たちは、愛と奉仕の精神に促されて、出来るかぎりどこででも、お役に立つためにやってきました。それが私たちが成し遂げなければならない大事業なのです。

    * to descend today 地上に降って(いま目の前にある)

          *****

 44. (あなた方は神であり神はあなた方なのですから)

    There are tendencies, vibrations, but these are not insuperable. You are surrounded by radiations and influences, much of which can affect your destiny, but the Great Spirit has provided you with part of Himself, a part of His spirit which, when your free will is properly used according to your evolution, can enable you to conquer all that stands in the way of the fullest expression of that part of the Great Spirit that is within you. For you are the Great Spirit and the Great Spirit is you.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.60-61

 人間には、性癖とか波動がありますが、これらは矯正できないことはありません。またあなた方は、自分たちの運命を左右するような放射エネルギーや様々な影響力に取り囲まれています。しかし、神はあなた方を神の分身とし神性の一部を授けられました。ですから、あなた方が自分の霊的進化に従って自由意志を正しく働かせたなら、内在する神性が十分に顕されるのを妨げるようないかなる障害をも乗り越えていくことができます。あなた方は神であり、神はあなた方なのですから。

     * all that stands in the way of ~を妨げるあらゆる障害

          ****

 45. (神はあなた方のうちに霊的成長の種を蒔かれました)

     The Great Spirit has planted the seed within you, but you arc the gardener and it depends on your efforts whether and when the fullness of the flower is able to express itself. There is always your free will. If you keep the seed in the darkness and do not give it the light of soul-growth, of charity, of service, then the Great Spirit is not being expressed through you.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.61

 神はあなた方のうちに霊的成長の種を蒔かれました。あなた方は庭師のようなものです。その種を育てて大きく花を開かせることが出来るかどうか、いつ花を開かせるかは、あなた方の努力次第です。いつでもあなた方には自由意志が与えられています。その種を暗闇に置いて、慈善や奉仕という霊的進化の光を与えないのであれば、あなた方に神が顕れることはありません。

    * the seed  (霊的成長の)種

     * give it the light of soul-growth  その種に霊的進化の光を与える

          *****

 46. (物的なものに眼を向ければ混乱が見えるだけなのです)

    Every experience is part of the pattern of your life. You try to judge eternity by temporal happenings. You see in matter apparent confusion, but you do not realize that a divine thread runs throughout all your lives.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.61

 一つ一つの経験があなた方の人生模様を形作っていきます。あなた方は、この世の出来事で永遠を判断しようとしています。しかし、物的なものに眼を向ければ混乱が見えるだけなのです。あなた方の全生涯には、神の糸が貫かれているのに、そのことは理解されていません。

    * temporal happenings この世での様々な出来事

          *****

 47. (この大宇宙には調和という神の法則がゆきわたっています)

     In the great universe where harmony is the Law, each one of you contributes to the Plan. The events in your lives, sometimes of bitterness and despair, of pain and misery, all play their part in preparing the soul gradually for the path that is being trodden.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.61

 この大宇宙には、調和という神の法則がゆきわたっています。そして、あなた方一人ひとりは、この神の法則に自分なりの役割を果たしているのです。生涯にはいろいろな出来事があって、時には辛いことも絶望することもあるでしょう。苦しみや惨めさを味わうこともあるでしょう。しかしそれらは、あなた方が少しずつ霊的に成長していくための歩みに、それぞれに役立っているのです。

    * all play their part みんな役割を果たしている(役立っている)

          *****

 48. (人生での様々な困苦は霊性を高めていくための道程です)

    The darkness and the light, the shadow and the sunshine, are all but reflections of one whole. Without shadow there could be no light and without light there could be no shadow. The difficulties of life are steps which enable the soul to rise. Difficulties, obstacles, handicaps―these are the trials of the soul. And when it conquers them all, it rises stronger, more purified, deepened in intensity and more highly evolved.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.61-62

 明るさと暗さ、光と影はすべて、一である全体の反映であるにすぎません。影がなければ光はありませんし、光がなければ影もありません。人生での様々な困苦は、霊性を高めていくための道程です。困苦、障害、不利益などは、すべて霊的成長のための試練なのです。これらをすべて克服できた時、霊性は強まり、浄化され、深みを増し、より大きく成長を遂げていくことになります。

    * one whole すべては一である、一である全体。

          *****

 49. (苦難や痛みもなく魂の内在の力が発現出来るとお考えですか)

      Do you think that the latent powers of the soul, infinite in their possibilities of expression, could realize themselves without difficulty and pain, without shadow, without sorrow, and without suffering and misery?  Of course not.

      The joy and the laughter can only be enjoyed to the full when once you have drained the cup of sorrow to the dregs, for as low as you can fall in the scale of life so correspondingly you can rise. The more you have tasted and experienced that which seems the shadow of earthly life, the more you will appreciate, because of it, the greater joys of the sunshine.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.62

 苦難や痛みもなく、陰りや悲しみなく、苦しみや窮乏も経験しないで、無限の可能性を秘めた魂の内在の力が発現出来るとお考えですか。決してそういうことはありません。

 人生の辛酸を嘗め尽くしたあとで初めて、大きな喜びとこころからの笑いが味わえるのです。人生のどん底に深く落ちれば落ちるほど、それだけ高く昇っていくことも出来るということです。

 地上の暗い経験を十分に味わうことによって、その分、よけいに明るい太陽の喜びに浸ることが出来るようになります。

    *drained the cup of sorrow to the dregs  悲しみの杯を飲み干す(人生の辛酸を嘗め尽くす)

     *****

 50. (様々な出来事はあなた方の進歩のために必要な出来事です)

     Your experiences are all part of your evolution. One day, freed from the trammels of flesh, with eyes not clouded by matter, you will look back in retrospect and view the life you have lived on earth. And out of the jigsaw of all the events, you will see how every piece fits into its allotted place, how every experience was a lesson to quicken the soul and to enable it to have greater understanding of its possibilities.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.62

 あなた方が経験する様々な出来事は、一つ一つがすべて、あなた方の進歩のために必要な出来事です。いつの日かあなた方は、肉体の束縛から解放され、物質で曇らされていない眼で、かつての地上世界での生活を振り返ってみることがあるでしょう。その時に初めて、かつて経験したすべての出来事は、ちょうどジグソーパズルのように、一つ一つが置かれるべきところに置かれていたことがわかるはずです。また、どの経験をとってみても、魂の進歩のための教訓でないものはなく、内在の可能性をよりよく理解させてくれるために必要であったこともわかるでしょう。

   *out of the jigsaw of all the events ジグソーパズルのようにばらばらなすべての出来事のなかから

     *****

 51. (どのような経験も魂の向上に役立たないものはありません)

      There is no experience that comes to the human soul, which, rightly understood and rightly faced, does not leave you better for it. Can you contemplate a world of matter where there were no difficulties, no trials, no troubles, no pain, no suffering? There would be no evolution. There would be nothing to surmount. You would decay.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.62

 どのような経験もそれを正しく理解して立ち向かっていけば、魂の向上に役立たないものはありません。あなた方は、何の困難もなく、試練も障害もなく、痛みや苦しみのない物質世界を考えてみることができますか。それでは進歩はないでしょう。克服することは何もありません。ただ朽ちていくだけです。

    *does not leave you better for it  魂の向上のために役立たないことはない

          *****

 52. (神とは宇宙の自然法則のことです)

   Who or what is the Great Spirit? Is it love―the spirit or feeling of love in everything?

     The Great Spirit is the natural Law of the universe. The Great Spirit is the creative force behind all life, whether registered in the plane of matter or in the plane of spirit. The Great Spirit is perfect love and perfect wisdom. The Great Spirit pervades all the universe, whether it is that tiny portion known to you or that larger part which, as yet, has not been revealed to earthly gaze.

     The Great Spirit fills all life. The Great Spirit is within all beings. The Great Spirit is within all laws. The Great Spirit is the Great Spirit. He is Life. He is Love. He is everything. How can we, who are but the servants, describe the Master? How can we, whose conceptions are puny, describe that which is of immeasurable magnitude?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.72

 神とはなんですか。愛のことでしょうか。つまり、すべてに霊が宿り、愛を感じるということでしょうか。

 神とは宇宙の自然法則のことです。神とは、物質世界であれ霊的世界であれ、そこに存在するすべてのいのちを支えている創造力です。神とは完全な愛であり完全な叡智です。神とは、あなた方が知っているこのちっぽけな地球や、まだ地上では未知の天空を含めて、大宇宙の隅々まで、あまねくしろしめす存在です。

 神はすべてのいのちを満たしています。神はすべてのものに内在しています。神はすべての法則の内にあります。神は神です。神は愛です。神はすべてです。取るに足らない僕(しもべ)でしかないものが、どうして大いなる主を語れるでしょうか。ほんのちっぽけな想像力しかないものが、どうして神の無限の偉大さを伝えることができるでしょうか。

    * registered in the plane of matter 物質界に存在する

     * that tiny portion known to you あなた方が知っているちっぽけな部分(地球)

          *****

 53. (何事も神の法則から離れて起こることはありません)

      We are told that God knows when a sparrow falls. How is it possible for God to know of all that happens to all the vast population of the world, not to mention the countless millions who have passed on? 

      That which is called God is the natural Law of the universe. The Great Spirit is within everything. Everything is the Great Spirit. Because the soul knows itself, the Great Spirit knows the soul. Because the sparrow is the Great Spirit, the Great Spirit knows the sparrow. Because the Great Spirit is in the trembling leaf, the trembling leaf is the Great Spirit. Throughout the whole of your world and mine, throughout the universe, even in worlds which are not yet known to you, the laws of the Great Spirit reign supreme. Nothing happens outside those laws; therefore, all is known because all comes within the compass of natural law, which is the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.72-73

 神は一羽の雀が落ちても、そのことを知り給うといわれています。この地上には数え切れないほど多くの人々が住んでおり、霊界に旅立った無数の人々もいますが、神はどうして一人ひとりに起こることをすべてご存知なのでしょうか。

 神といわれるのは大宇宙の法則です。神はすべてのものに内在しており、万物は神です。魂は自分を知っているが故に、神も魂を知っています。雀は神なのです。だから神は雀を知っているのです。風にそよぐ木の葉にも神が宿っていますから、風にそよぐ木の葉も神です。地上であれ霊界であれ、宇宙であれ、地上ではまだ未知の天空であれ、どのような場所においても、神の法則が厳然として支配しています。何事もこの法則から離れて起こることはありません。ですから、神である自然法則の支配範囲にあるものは、すべて神に知られているのです。

    *all comes within the compass of natural law すべての出来事は自然法則の範囲内で起こる

          *****

 54. (不完全には完全への種が宿されています)

      You say the Great Spirit is in everything, the source of all things―hate and love, wisdom and folly. It seems to follow that the man who does wrong is acting within the laws of the Great Spirit as much as the man who does right; those who preach the gospel of war and hate as much as those who preach peace and love. No one, in fact, can transgress the laws of God because everything is part of those laws. Can you answer this difficulty?

     There is perfection and there is imperfection, but imperfection contains within itself the seeds of perfection, for perfection comes from imperfection. Perfection does not come from perfection, but from imperfection.

     Life is evolution, it is progress, a striving upward, a development, unfolding, extension, reaching out. What you call good or bad are but stages in the road of life, lines of progress. They are not the end. You judge with an imperfect understanding. You say thus far is good, thus far is bad. That is only your idea. When you are not in relation to these events, you judge them differently. But the Great Spirit is within all things.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.73

 神はあらゆるものの中に在り、憎しみと愛、叡智と暗愚などすべてのものの根源であると、あなたは言われました。それでは、悪事を働く者も、善行を行なうものと同じように、神の法則の中で行動していることになり、戦争と憎しみを煽っている者も、平和と愛を説いている者と同じように、神の法則の下でそうしていることになります。人間は誰もが神の分身であって、神の法則を犯すことができないのであれば、この問題はどのように考えればよいのでしょうか。

 完全と不完全があって、不完全から完全になるわけですから、不完全には完全への種が宿されています。完全は完全から生ずるのではなく、不完全から生ずるのです。

 生命とは、進化向上し、上昇発展し、拡大顕現しながら伸展していくものです。善とか悪といっても、それは生命の発達過程の一段階に過ぎません。そこで終わってしまうわけではないのです。あなた方は不完全な理解で判断して、ここまでは善でここからは悪などと言っています。それはあなた方だけの考え方で、立場が変われば、また別の判断をするでしょう。しかし、神は立場にかかわらず、すべてのものに内在しているのです。

  * When you are not in relation to these events (前途か悪とか判断している)その立場が変われば、

          *****

 55. (宇宙の法則の支配を免れて存在するものは何一つありません)

      Then is the Great Spirit responsible for earthquakes?

      The Great Spirit is the Law―the Law that controls all things. The Law governs all things. There is nothing in the universe which is outside the Law. I know that earthquakes and storms and lightning puzzle the brains of those in your world, but they are all part of the universe. The universe is evolving, even as those who dwell in it are evolving. The world of matter is far from perfect yet―and it will not reach perfection. It will evolve higher and higher.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.73-74

 それでは地震に対しても神は責任があるのですか。

 神とは宇宙の法則のことで、あらゆるもの統帥しています。宇宙の法則はすべてを支配しているのです。宇宙には、この宇宙の法則の支配を免れて存在するものは何一つありません。地上では、地震や嵐や雷などがあなたのような人々にこのような疑問を持たせることを私も知っています。しかし、それらもすべて宇宙の一部なのです。宇宙のなかであなた方が進化しているのと同じように、宇宙も進化を続けています。この地上世界はまだ完全からはほど遠い存在ですし、完全に到達することもないでしょう。ただ、一段一段と進化していくだけです。

  *puzzle the brains of those in your world 地上の世界であなたのようなひとびとに疑問を持たせる

          *****

 56.(地球は完全に向かって少しずつ進化しています)

      Does that mean that the Great Spirit is evolving?

  No, the Great Spirit is the Law and the Law is perfect. But that part of the Great Spirit that is expressed in your world is subject to the evolution of that world as far as its expression is concerned. Remember that your world is evolving, and these things are the signs of its evolution. Your world was born in fire and tempest and is gradually evolving towards perfection.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.74

 では神も進化しているのですか。

 いいえ、神は宇宙の法則で、その法則は完璧です。ただ、神でも地上に顕れた部分については、その顕現の仕方に限って、地上の進化に応じて進化しています。地球は進化を続けており、地震などはその進化のしるしであることを知ってください。地球は火と嵐のなかで誕生し、完全に向かって少しずつ進化しているのです。

  *as far as its expression is concerned  神の顕現(の仕方)に限っていえば

          *****

 57. (宇宙というのは神の反映であるにすぎません)

     Is there a Great Spirit apart from His universe?

    No, the universe is but the reflection of the Great Spirit. The Great Spirit is the system. Can a fly understand the world? Can the fish realize what the life of the bird is? Can a dog reason like a man? Can the stars understand the sky? Can you understand the Great Spirit, Who is greater than all your minds?

     But you can try to learn to express your soul, so that, when no words pass your lips and in the silence of your own soul, your spirit reaches out for communion with the Great Spirit. Then you know that He and you are one. It is not possible to express that in language, but it is expressed in the silence of the soul within you and within every soul in the universe.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.74-75

 宇宙とは別に神は存在するのですか。

  いいえ、宇宙というのは神の反映であるにすぎません。神というのは秩序です。ハエに世界のことがわかるでしょうか。魚に鳥の生活がわかるでしょうか。犬が人間のように理性で考えることが出来るでしょうか。星に大空のことがわかるでしょうか。あなた方にあなた方の人智をはるかに超えた神のことが理解できるでしょうか。

 しかし、あなた方でも魂を表現することは学ぶことが出来ます。口を閉ざして魂の静寂に浸っていけば、魂は神と交感することができます。そのときに初めて、神とあなた方は一つであることがわかるでしょう。これはことばでは表現できません。けれども、あなた方の魂の静寂のなかでは、そして宇宙のなかのすべての魂の内部では、そのことがわかるのです。

     *reaches out for communion with the Great Spirit  神と交感できるようになる

         *****

 58. (霊というのは物質から霊へと進化するのです)

      Does spirit need contact with the world of matter in order to gain conscious individuality?

      Yes. In order to gain cons ciousness it must incarnate through matter and have the experiences of matter. It evolves from matter into spirit. That means that its association with a body of matter enables it to express itself as an individual working through the personality of the physical. Spirit becomes aware of itself after it has incarnated into matter.

       If so, is the Great Spirit gaining experience through us?

    No. Your evolution cannot affect that which is already perfect.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.75

 霊は個の意識を得るためには物質界と接触する必要があるのですか。

 その通りです。霊が意識を持つためには、物質を通して化身となり、物質の経験をしなければなりません。霊というのは物質から霊へと進化するのです。つまり、肉体をもつことによって、その個性を通じて働きながら、個性としての自己表現が出来るということです。霊は肉体になってから初めて、自己を意識するようになるのです。

 もしそうならば、神は私たちを通じて経験を積んでいることになるのでしょうか。

 いいえ、あなた方の進化は、すでに完全であるものに影響を与えることは出来ません。

    *its association with a body of matter  肉体との結びつき

          *****

 59. (あなた方が霊を進歩させているのではありません)

     But we are all parts of the Great Spirit. Does not the evolution of a part affect the whole?

     It only affects that part which is manifesting through you, which in itself is perfect, but is not perfect in its expression through each one of you. In itself, spirit is perfect. It is the primary substance of the universe. It is the breath of life. In its expression through you it is imperfect because you are imperfect. As you evolve, more of the perfection can express itself through you. You are not evolving the spirit, but you are evolving the bodies through which the spirit can express itself.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.75

 でも私たちは神の分身ではないのですか。部分である私たちの進化がどうして全体である神に影響を与えないのでしょうか。

 神そのものは完全ですが、あなた方の一人ひとりを通して顕れている部分については完全ではありません。その部分についてのみ、あなた方の進歩が影響を与えます。霊はそれ自体が完全なものです。霊は宇宙の根源的要素です。霊は生命の息吹です。しかし、あなた方が完全でないために、あなた方を通して顕れる部分だけが不完全なのです。あなた方が進歩するに従って、より多くの完全性があなた方を通じて現れてきます。あなた方が霊を進歩させているのではありません。霊が自己表現するための肉体を進歩させているだけです。

  *that part which is manifesting through you  (神が)あなた方を通して顕れている部分

          *****

 60. (生命というのは鉱石を砕いて苦労して取り出す金のようなものです)

       Are the bodies through which the spirit expresses itself made of matter in varying form?

    Yes. The Law is perfect. The Law as it is expressed through you is not perfect because you are imperfect, and so the perfect Law cannot operate through you. But as you become more and more perfect, so more of the Law can operate through you. Imagine you have a mirror and a light. The mirror reflects the light, but if the mirror is very poor it cannot reflect all the light. As you make the mirror more perfect, it can reflect more of the light.

       Everything is constantly working itself out in fuller expression. Have I not told you that life is like gold that has to be extracted painfully from the ore, which has to be crushed and purified? Who is to say that the ore is bad but the gold is good?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991 p.75-76

 霊が自己表現している肉体は移り変わっているのですか。

 そのとおりです。神の法則は完全です。ただ、あなた方を通して表現されている法則は完全ではありません。だから、完全な神の法則は、あなた方を通しては働かないのです。しかし、あなた方が完全に近づけば近づくほど、それだけ神の法則はより多く働くことができるようになります。

 ここに、鏡とローソクの光があるとします。鏡はローソクの光を映しだしますが、その鏡がひどく曇ったものであれば、ローソクの光のすべてを映し出すことは出来ません。その鏡を磨けば磨くほど、ローソクの光はより明るく映し出されることになります。

 あらゆるものが絶え間なく精一杯の自己表現を目指しています。生命というのは、鉱石を砕いて、磨きをかけ、苦労して取り出す金のようなものです。鉱石はよくないもので金だけはいいものだと誰が言えるでしょうか。

    *working itself out in fuller expression 精一杯に自己を表現しようとしている

          *****

 61. (だから私は善も悪もその両方を受け入れるのです)

       But surely we all have ideas of what is good and what is evil.

    These are but the expressions of the moment. They express the stage which has been reached in evolution. When the soul has evolved higher, it will leave them behind. They are but the imperfections caused by a perfect law seeking to express itself through instruments which have deviated from the path. That is why I embrace them all.

    Does that mean that God, in the beginning, was not good?

    I know nothing of beginnings. I know nothing of endings. I only know the Great Spirit always has been and always will be. His laws are perfect in their operation. Do you not see that you may have perfect light but, if you strive to reflect it through badly polished mirrors, it does not emerge as perfect? But you cannot say the light is imperfect, that it is evil. It is only that the soul is not yet ready to express the perfection that is within itself. That which your world calls evil is only imperfection, imperfectly expressing the Great Spirit through it.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.76

 しかし、私たちはみんな善と悪との観念をもっています。

 それは今もっている善悪の観念であって、霊的進化のなかで到達した段階を示すものにすぎません。魂がもっと向上していけば、その善悪の観念はなくなっていきます。完全な法則でも自己表現しようとするとき、それが道から逸れてしまった不完全な媒体を通してしまうと不完全になってしまいます。あなた方の善悪の観念というのは、そのようにして生じる不完全さを表したものにすぎません。だから私は、善も悪も、その両方を受け入れるのです。

 それでは、神も最初は善ではなかったということになるのですか。

 私は初めのことは知りませんし、終わりのことも知りません。私が知っているのは、神は常に存在し続けてきたし、これからも存在し続けるであろうということだけです。神の法則は完全にはたらきます。仮に、あなた方が完全な光をもっているとしましょう。その光は、磨かれていないひどく曇った鏡にいくら映し出そうとしても、決して完全な光にはなりません。しかし、だからといって、光が不完全であるといえるでしょうか。光が悪であるともいえないのです。それは、魂には完全が内包されていても、その完全性をまだ表現する段階に達していないということです。あなた方が地上で悪と呼ぶものは、不完全性のことであって、完全な神を不完全に表現しているものにすぎません。

    *it will leave them behind  その(善悪の)観念はなくなっていく

          *****

 62. (すべての生命は神であり神はすべての生命です)

    Is it right to say there is only one Being or Person that is able to create, and that we have not the power to create anything at all?

   The Great Spirit is, always was, always will be. All life is the Great Spirit and the Great Spirit is all life. How can you create? But the more you are evolved in your soul, the more you can beautify and improve. The less evolved you are, the lower is your range in the universe.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.76-77

 創造する力のある存在または人格はただ一人だけであって、私たちには何一つ創造できるものはないというのは正しいでしょうか。

 神は、現在も、過去も、未来にも、いつでもおられます。すべての生命は神であり、神はすべての生命です。あなた方には創造する力はありません。ただ、あなた方が魂を磨けば磨くほど、浄化し進歩することはできます。磨くことが少なければ、あなた方の宇宙での地位は低いということになるでしょう。

    *range in the universe  宇宙での地位(霊格)

          *****

 63.(本当の祈りとは人のために奉仕できることを願う祈りです)

    Is it important to pray?

    That depends on the prayer. The aimless repetition of words merely creates ripples in the atmosphere, but those who pray with their hearts and their souls, seeking in prayer closer unity with the Great White Spirit, seeking to make themselves useful instruments for His manifestations, emerge, because of prayer, stronger and more fitted to be His servants. The act of prayer, the revealing of oneself, the opening of the heart, binds us all together in unity.

    True prayer should enable you to equip yourself for service. Prayer is the means by which you attune yourself to higher forces. I do not mean by prayer repeating the words that others have written without a realization of what they mean, but praying with the soul and the mind, with an earnest desire to reach out to the highest the soul can attain. Then, filled with the inspiration that comes as a result of the prayer, you emerge stronger.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.78

 祈るというのは大切なことなのでしょうか。

 それはどのような祈りであるかによって違います。無意味なことばの繰り返しであれば、まわりの空気を少し振動させるだけでしょう。しかし、神とできるだけ一体になり、神のみ旨に忠実に従っていくことを願って全身全霊で祈るのであれば、その祈りのゆえに、神のしもべとして、よりふさわしく強くなっていきます。祈りという行為は、自己をさらけ出し、こころを開くことによって、私たちすべてをひとつに結びつけていくものなのです。

  本当の祈りとは、人のために奉仕できることを願う祈りです。祈りとは、自分自身を霊界の高い霊力に同調させる手段です。私のいう祈りとは、誰かが意味もわからず書いたものをただ口先だけで繰り返すものではありません。魂が及ぶ限りの高さに達することを希求して、誠心誠意、熱心に祈る祈りのことです。そのような祈りをして、はじめて、あなた方は霊感に満たされ、強くなっていくことが出来ます。

     *you attune yourself to higher forces  (霊界の)高い霊力に同調させる

          *****

 64. (本当の祈りが無駄になることは決してありません)

    Is it of any use praying for somebody else?

      Yes, true prayer is never wasted, for thought has potency.

    Have the prayers of a healer engaged in absent healing any real effect?

       Yes. I was answering your question as it referred to individual prayer, but it also has universal application. By prayer you are releasing psychic energy, and this can be used by guides.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.79

 だれか他人のために祈るのは効果がありますか。

 そのとおりです。本当の祈りが無駄になることは決してありません。思考には力がありますから。

 心霊治療家が遠隔治療で祈る場合にも効果がありますか。

 はい、あります。いまあなたの質問では、治療家の個人に対する祈りについて答えてきましたが、この祈りは広く一般にもその効果が及ぶことがあります。祈りによって、心霊治療家の心霊エネルギーが放出され、そのエネルギーを霊界の支配霊たちが利用できるのです。

    *thought has potency 思考には力(エネルギー)がある

          *****

 65. (何かをお願いするだけの祈りは本当の祈りではありません)

    Is it possible through prayer to enlist the help of those in the spirit world when otherwise that help might not be available?

       If you pray with sincerity, you make yourselves, because of the act of prayer, accessible to higher forces. The mere act of prayer opens up the soul. You must pray with your hearts, souls and minds. Mere requests are not prayers. Prayer, truly understood, is a great spiritual exercise. I can best explain it all by saying that prayer should always be regarded as a means to an end, not the end itself.

    There is only one prayer―that prayer is, “Teach me how to serve.” There is no greater work, no greater love, no greater religion, no greater philosophy than that you say “I want to serve the Great White Spirit and His children.” It matters not which way you serve, whether by bringing the truth of the spiritual part of the Law, or whether you feed those who are hungry or take away all the darkness in men’s hearts. It does not matter which way, so long as you serve.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.79

 どうしても助けが得られない時には霊界の霊たちに助けを求めてお祈りしてもよろしいのでしょうか。

 真心をこめて祈るのであれば、その祈りによって、高位霊の霊力に縋ることができるようになります。祈りというのは、その行為そのものが魂を開かせます。ただ、それは全身全霊のこころのこもったものでなければなりません。ただ何かをお願いするだけの祈りは、本当の祈りではありません。そのことを十分に理解したうえでの祈りは大きな霊的行為です。祈りとは目的に対する手段として考えるべきであって、決して目的そのものではないといえば、もっとよくおわかりいただけるでしょうか。

  祈りにはただひとつの祈りがあります。その祈りとは、「どのように奉仕すればよいかお教えください」と祈ることです。あなた方が、神と人類のために奉仕したいと願うとき、これに勝る仕事はありません。これに勝る愛はありません。そして、これに勝る宗教と哲学もありません。どのように奉仕するかは問題ではありません。神の法則の霊的な真理を述べ伝えていくか、飢えている人に食事を与えるか、あるいは、人々のこころのなかの暗闇を取り除いていくか、奉仕の仕方はいろいろとあります。要するに、奉仕することが何よりも大切です。

    *make yourselves accessible to higher forces 高位霊の霊力に縋ることができるようになる

          *****

 66. (そんなことより私の言いたいのはつぎのことだけです)

       The more you learn how to forget yourself and to serve others, the more you help to develop the spirit―that is, the Great White Spirit―within each one of you. It is all very simple, but they build churches and say many strange things. They use long words that I do not understand, and have ceremonies which they say help religion.

     But all I know is that you must go and lift up those who are falling, give sleep to those who are weary, food to those who are hungry, drink to the thirsty, new light to those who are in darkness. Then the laws of the Great White Spirit are working through you.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.79-80

  自分のことは考えずに、他人のために尽くそうとすればするほど、あなた方は自分に内在する神である魂を、それだけ余計に高めていくことになります。至って簡単なことなのです。それなのに、人々は、教会のようなものを建ててはわけの分からない説教をし、私にも理解できないことを長々としゃべり、宗教のためと称しては、堅苦しい儀式を重んじたりしています。

 そんなことより私の言いたいのはつぎのことだけです。どうか皆さん、出て行って、倒れている人がおれば立ち上がらせてください。疲れている人には眠らせてあげてください。飢えた人には食べ物を、のどが渇いた人には水を、そして、暗闇で悩んでいる人には、新しい真理の光を与えてあげてください。そうすれば、偉大な神の愛の力があなた方を通じてはたらくことになるでしょう。

    * the laws of the Great White Spirit  このthe laws は(偉大なる神の)愛の力、と意訳した。

          *****

 67. (かえって進歩を遅らせることになる願いは叶えられません)

      Why is it that often prayers seem to be unanswered?

      In everyone there is always a war going on between that part which is human and that part which is divine. When that part which is divine wins, then you feel at one with the Great Spirit. When the human part triumphs, then you feel disheartened. Often you have to be guided not into the paths for which you think you are fitted, but into those paths where you can be used to give the greatest service.

      Every day and every night there comes into this house a band of spirits. Each one of them has given up his right to progress in order to build here conditions so that one day it will be a circle of light, with its illumination radiating into all the dark places of the earth. Beside that mission, the little troubles of earth are nothing.

      Whilst there are people who have no place to put their heads, who have no homes, and have to sleep under the skies of the Great Spirit, with His stars as their only light, their bodies exposed to the storm and the rain, and others who do not get sufficient food to sustain them, do you think the troubles of any one of you are important in the sight of the Great Spirit?

   Sometimes you ask for things which are not good for your soul, which will only retard your own progress. Those things cannot be given to you. Sometimes you ask for things which your soul has not earned. They cannot be given to you. Sometimes you ask for things which are already in preparation, ready to be poured into your midst when the right time comes. You must understand that the Great Spirit knows already of the unspoken prayers of all your hearts.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.80-81

 祈りが聞き届けられないと思われることがよくあるのですが、それはなぜでしょうか。

 誰のうちにも、人間的な部分と神の部分との間の葛藤があります。神の部分が勝るときには、あなた方は神とひとつになっていることを感じるでしょう。人間的な部分が勝利しているときには、心は満たされません。あなた方は自分に都合のよいと考えている道を選ぼうとしますが、それよりも、あなた方が自分たちにできる最大の奉仕の道を選ぶべく導かれようとしているのです。

 この交霊会には、毎日毎晩、一団の霊たちが訪れてきています。彼らは、一人ひとりが、自分の霊的進歩の機会を犠牲にしてまでも、この地上の暗黒部分を照らす光の輪を作り出そうとして努力しています。このような大きな使命に比べれば、地上の小さな悩み事などは問題ではありません。

 世の中には、眠る場所や休む家もなく、夜空の下に、神の星を唯一の光として頼りながら嵐や雨に体を曝している人がいます。また、自分たちの体を支える十分な食べ物も取れないで飢えている人もいます。これに比べれば、あなた方の悩みなど、神の眼から見て、決して大きいとはいえないのではないでしょうか。

 あなた方は時には、魂の向上に何の役にも立たず、かえって進歩を遅らせることになる願いをすることがあります。そのような願いは叶えられません。魂の進歩がみられないのに、高望みだけをすることもあります。それらの望みも叶えられません。あるいはまた、あなた方の願いは、それが叶えられるようにすでに用意されていても、しかるべき時期がくるまで、待たされているようなこともあります。神は、あなた方のこころの中にある願いは、それらを声に出すまえに、すでに十分にご存知であることを知らねばなりません。

  *things which your soul has not earned 魂が向上していないので(与えられるのに)ふさわしくないもの

          *****

 68. (口先だけの祈りであるなら声を浪費しているだけにすぎません)

    Does prayer, as recited daily in churches, avail anything?

    It depends on the one who prays. If it is a prayer of the lips, then it is but an empty waste of sound. If it is a prayer from the soul, a prayer of earnestness and aspiration, a prayer that desires to reach out to the Great Spirit, then the very desire gives it wings which carry it into the heights of the realms of spirit.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, p.81

  教会で毎日行なわれている祈りは役にたちますか。

 誰が祈っているかによります。それが口先だけの祈りであるなら、それはただいたずらに声を浪費しているだけにすぎません。しかし、こころを込めた祈りであり、真剣に切望し、神にまで聞き届けられることを願いながら祈るのであれば、その願いは翼に乗って高く霊界の聖域にまで達することになるでしょう。

    *the heights of the realms of spirit 霊界の聖域

          *****

 69. (こころからの祈りにはすべて力があります)

       Would the prayer of a little child, for example, be of any use in curing a drunken parent?

       All sincere prayer carries with it a power. How far that power can be transmuted into a material result depends on many conditions. It depends, in the case that you give, upon the soul of the man, whether that power can touch his soul, or whether he is so far removed from spiritual things that no spiritual thing can touch his soul. I cannot say yes or no to that question.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.81

  例えば、小さな子どもが酔っ払いの親を直してほしいと祈る場合、その祈りには効き目はありますか。

 こころからの祈りには、すべて力があります。その力がどれだけ現実の効果を及ぼすかはいろいろと状況によって異なります。あなたのご質問の場合は、小さな子の祈りの力が親の魂に届くこともありますし、親の魂が霊的なものからあまりにも離れすぎて、祈っても魂には届かないこともあります。その親の魂の状態が問題なのです。だから、その質問に対しては、効き目があるとも、ないともいえません。

    *no spiritual thing can touch his soul 祈っても親の魂には届かない

          *****

 70. (祈りは導かれれるために光を求めようとする魂の叫びです)

       Are prayers heard by an individual in spirit, or must we postulate a power which can only respond to vibrations which harmonize with itself?

    Prayer is the expression of the soul. Let me make that clear. It is the yearning of the soul which cries out for light, for guidance. That very act, of itself, brings an answer, because it is setting into motion the power of thought.

       It is the cause which attracts a reply, which is the effect. There is no need for any spirit to wait for you to pray, because the quality of your prayer immediately attracts all those on the spiritual plane which your prayer can reach, according to the evolution of your soul.

       And naturally their power―because they desire to serve your world―adds to the power which you set up. You have set into motion waves of thought which are part of the spirit. This enables the forces of the universe to work in accordance with your evolution. That means that you have made yourself accessible to those forces which you can reach.

    According to the evolution of the people who pray, it may be necessary for them to fix their minds on some ideal. If that helps the soul, I would not deny it. But the Great Spirit, the laws of life, the natural laws of the universe, these are the things that matter.

       Because the Great Spirit is perfection, the laws of the Great Spirit are perfect. That part of the Great Spirit that is within you is perfection, seeking to express itself. As you allow it to express itself, through prayer, through service, you are allowing the Great Spirit which is within you to express itself.  All things, prayer, service, whatever you seek to do that uplifts a soul, even your own soul, these things are helping in your evolution.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.81-82

 祈りは霊界にいるある霊がそれを聞いてくれるのですか、それとも、その祈りの波長に同調する霊界の力を求めなければならないのですか。

 祈りとは魂のほとばしりであることをまず理解してください。祈りは、導かれれるために光を求めようとする魂の叫びです。その祈るという行為自体が答えをもたらせます。念じている力が作用し始めるからです。

 祈りは答えを引き寄せる原因であり、答えはその結果です。霊界の霊があなたの祈りを待ち受けている必要はありません。あなたの魂がどれだけ進歩しているかによって、あなたの祈りは霊界の多くの霊たちにすぐにでも届いていきます。

 多くの霊たちは、地上の世界のために尽くそうとしていますから、あなたの祈りには力を貸そうとするでしょう。思念は霊力の一部なので、あなたが念じていることがさらに大きく力を持ち始めます。そして、あなたの魂の進歩の度合いによって、それに相応する分だけ宇宙の力があなたに働くようになります。つまり、あなたは、自分の及ぶ範囲の霊力を自由に使えるようになるのです。

  祈る人の魂の進歩の程度によっては、求めている理想に思念を集中して祈る必要があるかもしれません。それが、その人にとって有効であるならば、それはそれでよろしいでしょう。ただ、祈りにとっては、神、生命の法則、宇宙の摂理などが特に大切であることを忘れてはなりません。

 神は完全であるが故に神の摂理も完全です。あなた方に内在する神の部分も完全で、それは常に自己発現を求め続けています。あなた方が祈りや奉仕によって、その自己に内在する神性を発現している時には、神そのものがあなた方を通して顕現されていることになるのです。祈りによってであれ、奉仕によってであれ、人の魂を、あるいは自分の魂を向上させようと努めるときには、それらがすべて、あなた方の魂の進化に結びついていきます。

    *It is the cause which attracts a reply, which is the effect  祈りが答えを引き寄せる

       原因で、答えが得られることが祈りの結果である。

          *****

 71. (祈りというのは神に近づいていきたいという魂の願いです)

       If everything is governed by inexorable law, what is the use of praying to the Great Spirit, for is not prayer a request that the Great Spirit should interfere with the law of His own ordaining on behalf of the one who prays?

    That is not prayer as I understand it. Prayer is the desire of a soul to reach out to the Great Spirit. Prayer is the desire to express the Great Spirit and that act enables the soul to express itself and to reach out to planes which before it could not reach. There is no injustice. There is no favouritism. It is merely that the soul equips itself so that it can express more of the Great Spirit and thus receive more of the bounty of the Great Spirit. The bounty of the Great Spirit is infinite and your soul is infinite as you learn to express its infinity.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.82-83

 もしすべてが厳然とした不変の法則で支配されているのなら、神に祈る理由はあるのでしょうか。祈りというのは、祈る人本人に対して神がすでに定めた法則に神自身が干渉するようにお願いすることになりませんか。

 私が理解している祈りはそういうものではありません。祈りというのは、神に近づいていきたいという魂の願いです。祈りとは、神を表現することであり、祈る人がそれまで達することのできなかった霊界の高い次元へ昇っていこうとする魂の表現です。不正というものはありません。えこひいきもありません。祈りとは、ただ、自分の魂を高めて、より多く神を表現したい、そして、豊な神の宝物をより多く受け取れるようになりたいと願うことにほかなりません。神の豊かさは無限です。そして、その神の無限の豊かさを表現していくことを学びながら、あなたの魂も無限に豊になっていくのです。

   *to planes which before it could not reachそれまで達することのできなかった霊界の高い次元へ

          *****

 72. (神に赦しを乞うだけで法則が手加減されることはありません)

       Why do we ask God to forgive us our sins: for if the Law is broken does not the penalty follow?

       Forgiveness does not enable you to make the adjustment, for you must pay the price. But when you pray for forgiveness you are beginning to put yourselves into harmony with the laws of the Great Spirit, for you are beginning to look within yourself and to examine yourself, and that is when real progress begins.

  Teachings of Silver Birch edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.83

 私たちはなぜ神に罪をお赦しくださいと祈るのでしょうか。私たちが神の掟に背いたのであれば、すぐにでも罰が下されるのではないでしょうか。

  神に赦しを乞うだけで、法則が手加減されることはありません。代償はかならず支払わねばなりません。ただ、あなたが神の赦しを求めて祈るということは、あなたが神の法則との調和を求め始めたということになります。あなたは、自分自身の魂を見つめ直し、深く内省し始めているということです。そのことによって、あなたの魂の進歩は本当に始まるのです。

      *enable you to make the adjustment あなたが手加減をしてもらえることにはならない

          *****

 73. (この大宇宙で最も偉大な神の法則にだけ従ってください)

   The bondage of creeds is one of your world’s afflictions. It is worse than pestilence and disease, far worse than the physical sufferings of the body through illness, for it is an affliction of the soul. It puts the spirit in blinkers.

   And yet your world clings to creed when it has at its disposal the infinite wisdom of the Great Spirit. There are some who are only happy whilst they are in prison. Liberty is only for those who know how to enjoy liberty. Rejoice that you have escaped from the thraldom of creed. Rejoice, and strive to elevate others that they too may escape.

    We give you no creed, no ritual, no ceremony, but only the love of the Great Spirit seeking to express itself through His children. We ask you to follow no book, no dogma, no leader, no authority, no scroll of parchment, no learning, to worship no relic, but only to follow the laws of the Great Spirit, which are the greatest things in the universe. They are the only supreme authority.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.84

 信条への隷属が地上での病癖のひとつです。これは疫病より悪く、肉体を蝕む病気よりももっと悪いといえるでしょう。それは魂を蝕む病いだからです。魂を盲目にしてしまうのです。

  それなのに地上の人々は、神の無限の叡智が勝手気ままに歪められてしまっている信条にしがみつこうとします。世の中には、牢獄に入れられてもそこに安住して幸せを感じるような人々もいるものです。自由とは、自由を本当に楽しむことを知っている人たちだけのものにすぎません。信条のくびきから抜け出ることができた人は幸せです。また、他の人々の魂も高めながら、その人たちが信条から抜け出せるように努めている人も幸せです。

 私たちはどのような信条も、祭典も、儀式も必要であるとは申しません。ただ、神の子らを通じて顕現しようとしている神の愛があることだけを、お教えしようとしているのです。どんな経典にも、教義にも、指導者にも、権威にも、古文書にも、学識にも、どうか皆さんは従わないでください。聖遺物のようなものは拝まないでください。ただひとつ、この大宇宙で最も偉大な神の法則にだけ従ってください。この神の法則だけが、唯一で至上の権威なのです。

    *it has at its disposal the infinite wisdom of the Great Spirit 神の無限の叡智を勝手気ままに解釈する(歪めてしまう)

          *****

 74. (教会といわれているものの多くは暗黒時代の遺物です)

    Many so-called churches are the relics of the dark ages. The Great White Spirit is not shut up in any building. He is everywhere. They think that because they put a few stones together and make a big steeple, and put in windows with coloured glass, that they please the Great White Spirit.

    He is more pleased when the sunshine He has provided lightens the hearts of His children and when the rain He sends down brings to fruition all the crops He has given to His children. But between His bounty and His children there stand, very often, the Church, the statesmen and the men of finance. All these must be swept away, and today they are being swept away.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.84-85

 教会といわれているものの多くは暗黒時代の遺物です。そのような教会の建物の中に神が閉じ込められているのではありません。神はどこにも存在するのです。石を積み上げて高い尖塔を造り、ステンドグラスの窓をつければ神は喜ばれると彼らは考えます。

 しかし、神が喜ばれるのは、そんなことより、神が放つ太陽の光が神の子らのこころを明るくし、神が降らせた雨が神の子らの穀物を大きく実らせる時です。しかし、この神の豊かさと神の子らの間には、しばしば、教会や政治家や資産家らが立ちふさがってしまうのです。これらはすべて、取り除かなければなりませんし、いまでは取り除かれつつあります。

    *the men of finance  (ここでは「資産家」と訳しておきます)

          *****

 75. (ナザレのイエスの光輝はいまも衰えていません)

    Do not think only in terms of the power of the spirit in the past. Remember that the power which operated through the Nazarene is operating once again. Just as those who were the leaders of the churches in that time rejected that power of the spirit, and said it was of the Devil, so once again they reject the same power of the spirit as it operates today. But your world has evolved, for they do not crucify any longer.

    The splendour of the Nazarene does not belong only to the past, but to the present. Where do you think he is today? Do you think the story of his life ended in Jerusalem? Where do you think his great spirit would be today, with your world of matter full of distress, trouble and bitterness?

    Those who deny us and say we preach the gospel of darkness are in line with the same people who, in the days gone by, made the same accusation against the Nazarene. We come with the same power of the Great Spirit, bringing the same manifestations of the spirit, the same message: “Comfort the mourner, heal the sick, bring light to those who are in darkness, health to the afflicted, strength to the weary, knowledge to the ignorant.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.85

 霊力は過去だけのものと考えてはなりません。かつてナザレのイエスが示した霊力は、いまも働いているのです。その当時、教会の指導者たちは霊力を認めず、それを悪魔の仕業だと言いました。今日でもイエスの時と同じ霊力が働いていますが、やはり教会の指導者たちは、それを認めようとはしません。でも十字架にかけることまではしませんから、世の中も少しは進歩しました。

 ナザレのイエスの光輝は、その当時だけのものではなく、いまも衰えていません。イエスは今どこに居られるのでしょう。イエスの生涯の物語はエルサレムで終わってしまったのでしょうか。この世の中が、悩みと悲しみと災いに満ちている時に、イエスの偉大な魂は、どこかほかのところに在るとお考えですか。

 現在、私たちを拒絶し、私たちが暗黒の世界の教えを説いていると言っている人たちは、かつてナザレのイエスを糾弾した人たちと同じ徹を踏んでいます。私たちはこの地上に、イエスの時と同じ神の力に守られてやってきました。そしてイエスの時と同じ霊の啓示と、「悲しむ者を慰め、病める者を癒し、暗闇に沈む者に光を、苦しむものに安らぎを、疲れた者には力を与えなさい」という教えとをもたらしているのです。

    *Where do you think his great spirit would be today  (地上世界がこんなに悲しみと苦しみに満ちているのに、ここから離れて)どこかほかの所に在るとお考えですか。

          *****

 76. (奉仕があればそこには安らぎと幸せがあります)

   We are all the servants of the Great Spirit. Some of us have evolved a little higher. Because of that, we return to give service, for service is the law of life. Where there is no service, there is desolation. Where there is service, there is peace and happiness. Your world must build a new system of life with service to one another. It is all very simple, but they make it so hard.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.85

 私たち霊団の者はみんな神への奉仕者です。その中では何人かが魂を多少進化させてきました。その人たちが、進化した霊性のゆえに、いま地上へ戻ってきて人々のために奉仕しているのです。奉仕することが生命の法則だからです。奉仕のないところには、荒廃があるだけです。奉仕があれば、そこには安らぎと幸せがあります。あなた方のこの地上の世界には、お互いに人々が奉仕しあうという新しい生活のあり方を創り上げなければなりません。これはとても簡単なことです。しかし、人々はこれをひどく難しいものにしています。

    *It is all very simple (しようと思えばすぐにでもできる)とても簡単なこと

          *****

 77. (従わなければならないのはただひとつ神の法則だけです)

    I feel sorry for those “men of God” who have so much to unlearn. They have built a structure based on shifting sands and they try to defend their sandy castles against the onslaught of spirit truths. They have built falsely. They have surrounded the Nazarene with fable. They have magnified him into the Great Spirit of life and, because the foundation is a faulty one, they have gradually to destroy it. As they destroy, fear strikes their hearts.

    They think there can be nothing left at all, whereas the truth is that, if they had built on the foundation of fact, of natural law, there would be nothing to destroy.

    That is why we have come back to your world―to ask you to give no obedience to any one man, to any one book, to any one church, to any leader, to any being whether in the world of matter or in the world of spirit, but only to learn obedience to the laws of the Great Spirit, for they alone are infallible and unerringly right.

    That is why we preach the natural laws, and the natural laws only. If you call that Spiritualism it does not matter, as long as what you understand embraces the natural laws of the Great Spirit and their operation throughout all the spheres of life, whether life that is visible to you or life as it is known in the planes of spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.85-86

 神に仕えていると称する聖職者には、学び直さなければならないことが沢山あって気の毒です。彼らは砂上に楼閣を築き上げ、霊的な真理の批判を受けるとそれに反発して、砂上の楼閣を懸命に擁護しようとします。彼らの教会の建て方は間違っていました。彼らは、ナザレのイエスをお伽話にくるみ、イエスを神そのものに祭り上げてしまったのです。しかし、そのことがそもそも間違いなので、今度は徐々にそれを打ち壊していかねばなりません。壊そうとしながら、恐怖にとりつかれているのです。

 彼らはすべてを失ってしまうのではないかと怖れています。本当は、彼らがもし事実に基づき、自然の法を根拠にして教会を建てたのであれば、なにも打ち壊すものなどはないはずなのです。

 そのような状況を見かねて、私たちはこの地上に戻ってきました。どうかあなた方は、それが誰であっても、一人の人間、一冊の経典、一つの教会、一人の指導者、この地上の世界であれ霊界であれ、いかなる者にも、決して盲従することがないようにしてください。従わなければならないのはただひとつ、神の法則だけです。神の法則だけが正しく、決して誤ることも狂うこともないのです。

 だからこそ、私たちは自然の法を説くのです。説くのは自然の法だけです。それをあなた方がスピリチュアリズムと呼ぼうと、なんと呼ぼうとかまいません。その教えが神の自然の法則を意味し、その法則がこの地上の世界の目に見える生命にも、そして、あなた方の目に見えない霊界で知られている生命にも、すべての生命の隅々にまで働いているのだということが理解できてさえいれば、その教えにつける名前はどうでもいいのです。

    *life as it is known in the planes of spirit 霊界で知られているような生命

          *****

 78. (神の法則はあらゆる知識とも矛盾なく調和します)

    Your world has set its store by leaders, and has magnified them out of their true importance, and so it has created difficulties of theology―difficulties with scientists, with philosophers and with all those honest people who want their minds to be free and who cannot accept anything which makes their reason revolt.

    That is why we emphasize the laws of the Great Spirit, for the true understanding of these laws harmonizes all knowledge. They cannot in any way cause the minds of scientists, philosophers, free-thinkers or anybody to revolt, for they are founded upon eternal, unalterable, immutable operations of the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p. 86

 地上の世界では、教会の指導者たちを重んずるあまりに、彼らを実像以上に過大に祭り上げるようになってしまいました。そのために地上では、難しい神学が作り上げられてしまったのです。精神の自由を求め、理性に反することを受け容れようとしない科学者や哲学者や一般の誠実な人々にとって、この神学はあまりにもわかりにくくなりました。

 だからこそ私たちは、神の法則の大切さを強く訴えているのです。真に理解さえすれば神の法則はあらゆる知識とも矛盾なく調和します。神の法則は、いかなる場合にも、科学者、哲学者、自由人その他、誰の心にも反発をもたらすことはありません。それは、永遠にして不変不易の、神の働きの上に築かれているからです。

    *has set its store by leaders 指導者たちを重要視する

          *****

 79. (地上の世界も神法に従順になることを学んでいくでしょう)

    You see the wisdom of the counsel that is given to us to express. As your world grows in wisdom and understanding, its people will learn to regulate their lives according to the laws of the Great Spirit. They will learn to have obedience to the Law. They will learn that all the misery and the starvation, the suffering and the heartbreaks that come through your worldly conditions are all caused because the Law is not obeyed.

    When the fuller understanding comes, there will be swept away all the hideous growths in the garden of the Great Spirit that prevent its beauty being shown to every one of His children. With that aim we strive, not only to make the souls of mankind free, not only to liberate their minds, but to give their bodies of matter a chance to live in harmony with the laws of the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.87

  私たちには、地上での教化に活用できるように、霊団の叡智が授けられています。地上の世界も、叡智と理解力が増していけば、神の法則に従って生きていくことを学ぶでしょう。神法に従順になることを学んでいくでしょう。地上生活のなかで繰り返される数多くの悲劇、飢餓、苦しみ、心痛などは、すべて神の法則に従わないことから起こることを、人々は知らねばなりません。

 神の法則が十分に理解される時がくれば、神の園が目も当てられないほどに荒れ放題にされることもなく、神の子一人ひとりに、その美しさが楽しめるようになるでしょう。そのようにさせることが私たちの目的です。人類の魂を自由にし、精神を開放するばかりでなく、物質である身体にも、神の法則と調和して生きていくことができるように、私たちは努力しているのです。

   *that is given to us to express (地上での教化に)活用できるように与えられる

   *all the hideous growths in the garden of the Great Spirit  神の園を目も当てられないほど醜悪に荒らしているもの

          *****

 80. (教会は真理に反対するための場所になってしまいます)

   I am impatient with Churches because they do not use their opportunities to reveal the great truths that the world of matter has known.

   I am impatient because they betray the Nazarene whom they seek to serve.

   I am impatient because they remove him so far from humanity that he ceases to be an example and becomes a god, dwelling in the high heavens beyond the reach of the children of matter.

   Over the doors of the churches is not written: “We are loyal to truth and truth alone.” Rather does it say: “We preach a creed, we espouse a doctrine, we practise ritual, we are tied to ceremony.” The Churches are the means of opposing truth.

   I do not criticize the many great souls who strive to serve by becoming clergymen. There are many such. I criticize the system that cannot make way for truth, that is loyal only to the old worn-out shibboleths and has no place for the vital, energizing power of the spirit to express itself.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.87

  私は、教会の聖職者たちにはがまんできません。彼らはこの地上で知られてきた偉大な真理を宣べ伝えていく折角の機会をもちながら、その機会を利用しようとはしないのです。

 私は、イエスに仕えようとしている聖職者たちがイエスを裏切っていることに、ががまんできません。

 イエスは人の鑑であるのに、彼らはイエスを人間から引き離して神に祭り上げ、人々の手の届かない天国の彼方に押し上げてしまっていることが、がまんできません。

 教会のドアには、「私たちは真理に忠実であって、忠実なのは真理に対してだけである」とは書かれていません。むしろ彼らは、「私たちは信条について説教します、教義を支持します、儀式は行ないます、祭典を重んじています」などと言うのです。これでは、教会は真理に反対するための場所になってしまいます。

 勿論、聖職者になって人々への奉仕に努めている立派な人々もいます。そういう人も決して少なくはありません。私は、そのような人たちまで批判しているのではないのです。私が批判しているのは、真理への道を歩まない教会の組織です。教会は、古いカビの生えた決まり文句を繰り返すだけで、活き活きとした生命のエネルギーに溢れる霊力が発現する場にはなっていません。

        *that the world of matter has known  この地上世界で知られている.

    *the Nazarene  ナザレのイエス

 81.(このような教会の中では霊力がどうして実感できるでしょうか)

    How can the power of the spirit be realized in Churches? They have their prescribed limits to what is allowed to be preached and said.

    We teach of the Great Spirit, with natural laws, and are instruments who have revealed the operation of those laws, and we point to the Nazarene and say that he, an instrument of the Great Spirit, was an example of what all the children of matter could reach if they would unfold the power with which the Great Spirit has endowed them.

     Creeds, dogmas, doctrines, rituals, ceremony, stained glass, altars, mitre, cope―what have these to do with religion? Religion is in the spirit, the spirit that belongs to all Creation, which expresses itself in every rhythm and manifestation of life, that is revealed in every aspect of Nature and in the striving of all idealists and reformers who wish to serve. What has that to do with a creed?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.88

 このような教会の中では、霊力がどうして実感できるでしょうか。聖職者たちには、何をどこまで説教し語ってもよいかという定められた制約があります。

 私たちは、神と神の法則について教えます。私たちは、そのような神の法則が働いていることを宣べ伝えてきた霊団です。ナザレのイエスは、神の媒介者であり、神が地上の人間の一人ひとりに授けられた霊力を働かせれば、どこまで神に近づけるかを示した人間の模範であると言っているのです。

 綱領、信条、教義、儀式、祭典、ステンドグラス、祭壇、法冠、祭服―、これらのものが宗教と何のかかわりがあるというのでしょう。宗教とは霊のなかにあるものです。すべての神の創造物に備わっている霊が生命の躍動と活力を支えています。そして、その霊が大自然のあらゆる面の一つ一つにも存在し、さらには、奉仕を念願して献身している理想家や改革者たちを動かしている力となっているのです。それが、教義と一体なんの関係があるというのでしょうか。

   *an example of what all the children of matter could reach 地上世界の人間がどこまで神に近づけるかを示した模範 

          *****

 82. (新しい霊感をもてるようになるのを拒まないでください)

     Learn to be free. Do not imprison yourself. Do not hedge yourself around and refuse to allow new inspiration to come to you. Truth is a constant search. Its boundaries are ever widening, for as the soul evolves the mind responds.

    You become free when you realize there is no limitation to knowledge, truth, wisdom, growth. You become free when you discard at once that which you know in your heart is false, that which reason rejects, because your intelligence cries out in revolt. You become free when you are not afraid to discard error in the face of new light.

     There is knowledge for all when you are ready to seek knowledge, but you must journey on the great adventure. You must be prepared to start on a search where even sometimes the boundaries are not known, sometimes be prepared for hazards and dangers, sometimes be prepared to walk in uncharted territory, yet always prepared to follow truth wherever she leads and to reject all that is false, no matter how old it may be.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 199, p.88

 自由になることを学んでください。自分自身を閉じ込めてしまわないでください。まわりに垣根を作って、あなた方が新しい霊感をもてるようになるのを拒まないでください。真理というものは常に求め続けていくものです。真理の幅はどこまでも広がっていきます。魂が進化すればこころも広くなっていくからです。

 知識、真理、叡智、成長には制約がなく無限であることが理解できれば、あなた方は自由になれます。こころのなかでは偽りであると思っていること、知性が烈しく反発しているがゆえにあなた方の理性が受け入れるのを拒んでいること、そういうものをすぐにでも投げ捨てさえすればあなた方は自由になれます。新しい真理の光に直面して、あなた方がそれまでの誤った考え方を投げ捨てることを恐れないのであれば、あなた方は自由になれます。

 真実の知識を求める用意のできた人々には、誰にでもその真実の知識は求められます。ただ、その時には、大いなる探検の旅に乗り出さなければなりません。時には、真理の広がりがどこまで続いているかわからないような場合でも、時には、冒険や危険が伴うようなことがあっても、また時には、全く未知の領域に足を踏み入れることになっても、真理を求めて歩み続ける十分な心構えが必要です。そして、いつでも真理が導くままに従い、いかにそれが古くからの教えであっても、すべて、正しくないもの誤っているものは、きっぱりと拒絶していかなければなりません。

    *wherever she leads 真理が導いてくれるところへはどこでも

          *****

 83. (理性が拒むものはすべて投げ捨てなければなりません)

     Your world pays too much attention to old fables because they are old. Truth and age do not always march together. I know it is difficult to surrender the dearly held beliefs learned in the days of childhood, but when the soul becomes free it must discard all that reason rejects.

     How much poorer is your world because it does not learn how to make itself more accessible to the powers of the spirit ! How much longer must we go on, trying to break down its doors of superstition and its thick walls of ignorance?

     But it will not be as long as you think. Look around and see. There are signs everywhere of decay. The proud citadel is crumbling. One day, when there are enough of you to shout, the walls will tumble down.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.89

 地上の世界では、古い作り話をただ古いからという理由で過大に評価しています。真理と古さとは、必ずしも両立するものではありません。子供のときから学び親しんできた馴染みの信仰が容易に捨てられないのは私にもわかります。しかし、魂が自由になれば、理性が拒むものはすべて、投げ捨てなければなりません。

 霊力をもっと利用していくことを学ばないだけで、どれほどこの地上の世界は貧しくなってしまっていることでしょう。そのために、迷信の扉や無知の壁を打ち破っていくのに、随分時間がかかってしまうことになりました。

 でも、それは、あなた方が考えているよりは、長い時間ではないかもしれません。よく周りを見てください。いたるところに衰退の兆候があります。誇り高き砦は崩れつつあります。いつの日か、あなた方の間に不信の声が大きく広がっていったとき、真理を阻んでいた壁は打ち砕かれていくでしょう。

    *to surrender the dearly held beliefs 親しみ馴染んできた信仰を捨てる

          *****

 84. (彼らは神話からあれこれ都合のよい話を取り入れたのです)

    Why are so many of the lives, deaths and resurrections of figureheads of religion, including the Christian religion, similar to those of the mythological gods whose lives were based on the phenomena of nature, such as the solar system and the seasons?

     It is because the children of earth have always borrowed from die myths of ancient times in order to invest their leaders with supernatural powers. They did not understand the operation of natural laws. They wanted the one whom they considered to be the greatest of all to be endowed with attributes beyond the reach of the other children of the Great Spirit. And so they have all borrowed from one another.

      But that does not affect the teaching which was given by the messengers of the Great Spirit who, each in his own day, reflected some of the truth, wisdom and love of the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.89

 キリスト教を含めて宗教の指導者たちの生と死や復活が、太陽系や四季のような自然現象の中で生きる神話の神々の指導者とよく似ているのは何故でしょうか。

 それは、人々が彼らの指導者たちに超自然的能力を付け加えようとして、古代の根拠のない神話から借用して作り上げた話だからです。彼らには自然法則の働きがどういうものかわかっていませんでした。彼らは自分たちの中でもっとも偉大と考える人物には、誰の力も及ばない特別の能力が備わっていることを願いました。そこで彼らは、神話からあれこれ都合のよい話を取り入れたのです。

 しかし、それは、神の使徒たちが伝える教えには何の影響もありません。使徒たちは、真理、叡智、神の愛の一端をそれぞれ自分なりに伝えようとしてきました。

   *they have all borrowed from one another  (神話から)あれこれ都合のいい話を取り入れる

          *****

 85. (聖霊に対する罪とは聖霊を否定することです)

    What is the sin against the Holy Ghost?

     The sin against the Holy Ghost is to deny the Holy Ghost.

    .What is the Holy Ghost?

      It is the power of the spirit which descends into the world of matter. Your Churches worship it in the abstract, but they reject it when it descends on millions all over the world, for it is that power which we use to commune with you. It is that power of the Great Spirit which enables, even for a short time, the world of spirit and the world of matter to become one in harmony of purpose.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.90

  聖霊に対する罪とは何ですか。

 聖霊に対する罪とは、聖霊を否定することです。

 聖霊とは何ですか。

 聖霊とはこの地上界へ降りてきた霊力のことです。あなた方の教会は、教義の上では聖霊を信奉していますが、実際に聖霊が世界中の無数の人々の上に降りてくると、それを撥ねつけます。それが、私たち霊界の者があなた方とこころを通わせる霊力だからです。霊力は、ほんの短時間ではあっても、霊界と地上世界が共通の目的のために一つにまとまることを可能にする神の力でもあります。

    *worship it in the abstract 聖霊を理論の上で(教条の上で)信奉する

          *****

 86. (神は洗礼を受けようが受けまいが何の影響も受けません)

      1 have been told that baptism in any denomination has, as its object, that when a spirit passes over, a band of spirits belonging to that denomination receive it and care for it until it is adjusted to the new conditions. If this is so, what happens to non-baptised souls?

      The power that set the universe in motion, the Spirit that breathed into a body the breath of life and made it a living soul, the Great Spirit Who is responsible for all the worlds, for all the laws of the universe, the Great Spirit Who is expressed in life in all its varying degrees, the Great Spirit Who has been revealed throughout all the ages by all the seers and the instruments, the Great Spirit Who is within all, the Great Spirit Who is behind all, is not troubled whether a man has sprinkled water or not.

     What does matter is whether the life has been lived in accordance with his highest ideals. The laws cannot be cheated because a few drops of water are sprinkled on a baby. The laws cannot be altered, for effect always follows cause.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.90-91

  キリスト教のどの宗派でも、洗礼を受ければ、人が死んだ時、その宗派の霊たちがその死者を霊界で迎え入れ、新しい環境に慣れるまで世話をしてくれる、と聞かされてきました。もしそうであれば、洗礼を受けずに死んだ人はどうなるのでしょうか。

 宇宙を動かしている神の力、肉体に息を吹きかけて生命を与えた神の霊、全世界と全宇宙の法則を支配する神、すべての多種多様な形の生命に宿る神、いつの時代でも預言者や使徒たちに顕れてきた神、私たち一人ひとりに内在する神、常に私たちの背後から見守ってくれている神・・・・・、この神は、あなた方が教会で頭の上に水を振りかけられて洗礼を受けようが受けまいが、何の影響も受けません。

 大切なことは、神の真理に従って、生きてきたかどうかということです。2,3滴、水を振り掛けられたからといって、神の法則をごまかすことはできません。神の法則を変えることはできないのです。蒔いた種は必ず刈り取らねばならないのです。

    *whether a man has sprinkled water or not 人が洗礼を受けようが受けまいが

    effect always follows cause 原因を作れば必ず結果が伴う

           *****

 87. (キリスト教徒などとはいわないでください)

   Has not Christianity produced plenty of good men?

   They would have been good just the same, whether they were Christians or not.

    But are not some good because they try to follow the teachings of Jesus?

   When your world emulates the Nazarene, a new chapter will have begun in history. It has not happened yet. I do not see any signs of it. Do not speak to me of “Christians”, whose lives mock the one they profess to serve. Did not the Nazarene say: “Not every one that saith unto me, Lord, Lord, shall enter into the kingdom of heaven; but he that doeth the will of my Father which is in heaven”?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.91

 キリスト教のお陰で多くの善人が生まれてきたのではないでしょうか。

 彼らは、キリスト教徒であってもなくても、同じように善人であったでしょう。

 でも、イエスの教えに従ったために善人になった人もいるのではないでしょうか。

 あなた方が本当に教えに従ってイエスと同じように生きることが出来たら、歴史には新しい一章が始まることになるでしょう。けれどもまだそうなってはいません。そのようになる兆しもありません。「キリスト教徒」などとは言わないでください。彼らの生き方では、自分たちが仕えているというイエスを裏切っているのです。イエスも、「私に主よ、主よといっている者がみんな天国へ行けるわけではない。父なる神の意思を行う者が天国へ行けるのだ」と、言ったのではありませんか。

    *emulates the Nazarene  ナザレのイエスに劣らぬような生き方をする

          *****

 88. (宗教というのは、本来、教義を超えたものです)

    Are there not thousands of Christians who believe the creeds superficially and who yet live very good lives and who are unselfish?

    They are not good Christians. They are bad Christians, but good men. Remember this, every creed fetters the soul. Men are not good because of creed, but in spite of creed. In the name of creed they have killed one another and they have burned one another. Anything which binds, which cramps the soul, which prevents it from having full expression, must be swept away.

     What of priests who go to leper colonies to help the sufferers there?

     They do not go because of creed, but because the soul wishes to serve. Religion is beyond creed. Creed is not religion.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.91

  キリスト教の教義を信じているのは上辺だけであっても、正しい生活をして、利己的でないクリスチャンは大勢いるのではないでしょうか。

 その人たちは、キリスト教徒としては良い人たちではありません。悪いキリスト教徒ですが、人間としてはいい人たちということです。教義というのは、どんなものでも、魂を縛り付けるものであることを知ってください。人が善良なのは教義を信じているからではなく、教義に関係なく善良なのです。これまで彼らキリスト教徒たちは、教義の名においてお互いに殺し合い、お互いに火焙りにしてきました。なんであれ、魂を縛り付けるもの、閉じ込めてしまうもの、魂が大きく伸びていくのを妨げるものは、捨て去らねばなりません。

 らい病患者たちのいる集団施設に行って、患者たちに手を差し伸べようとする牧師たちのことをどう思われますか。

 彼らがそこへ行くのは、教義のために行くのではありません。魂が奉仕することを望むから行くのです。宗教というのは、本来、教義を超えたものです。教義が宗教なのではありません。

    Men are not good because of creed, but~ =Men are good not because of creed, but~ 

    *Religion is beyond creed. 本来の宗教というのは教義を超えたものである(教会の教えは本当の宗教ではない)。

          *****

 89. (機会あるごとに人に奉仕する、それが宗教です)

   A reply to the wireless plea of the Archbishop of Canterbury, who called for a return to organized religion, was given by Silver Birch:

   Your world has had a “Recall to Religion”. Real religion is service to the Great Spirit by serving His children. To do that, you require no churches, no priests, no clergymen, no sacred books―unless they implant in your heart the desire to serve, and make you love the children of the Great Spirit more than you loved them before. Serve whenever you can. Help to lift your brother’s load. That is religion.

   I only repeat the simple truth that many of you know, either instinctively or else through reason and logic. I bring the truths which I have learned in the larger realm of the spirit, where all people have to face reality, where cause and effect can be seen in their immediate operation, where only those who serve are counted as higher than those who do not. All the pretence and shams of your world are stripped away and the soul is revealed in all its nakedness, so that its strength and its weakness can be known to all.

      I come from a world where values are known, where falsity does not exist and inequality does not reign. There are no poor and no rich in my world, except those who are poor or rich in spirit. There are no mighty and no weak, except those whose souls are mighty or weak. When all the things that your world of matter praises highly have faded away into the dust of the forgotten past, the eternal realities of the spirit will endure for ever.

    Look around your world of matter, see the misery and the despair, the sorrow and the anguish. Look around and realize that there is a vast field for service. Ignorance still feigns, misused power still prevails, prejudice has still to be overcome. See the hunger and the starvation, those who “suffer” because they have too much and those who suffer because they have nothing. See the many physical bodies racked with pain, unable to express as they should the power of the Great Spirit within them. See the condition of poverty and distress, the hovels that should shame all those who regard themselves as Christians.

     And remember that your world can be a Kingdom of Heaven, that it is filled potentially with all that can transform it into a garden of peace and plenty, but it is choked by the weeds of selfishness.

     We call all of you to service, asking you to forget yourselves and your own desires, to allow that which is divine to triumph over that which is earthly, so that each one of you becomes a messenger for the Great Spirit of life. Each one of you should seek to carry on the work of reform, to bring cheer and happiness to all who need it, to wipe away all tears and to replace them with laughter, to fight all ignorance and superstition, to let knowledge reign in their place, to abolish all the darkness and to allow the light of divine truth to penetrate, to banish all fear, all mourning, all disease, so that love can rule triumphant.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.92-93

 カンタベリー大司教が、ラジオ放送で統合一体化宗教への復帰を訴えたのに対して、シルバー・バーチは次のように語った。

 地上世界では、宗教に対する「リコール」が突きつけられてきました。本当の宗教とは、神の子らである人々に奉仕することによって神に奉仕することです。そのためには、教会も僧侶も牧師も聖書も、これらが心に奉仕の気持ちを抱かせ、以前にも増して人々に人類愛をかきたてるのでなければ、みんな必要ありません。機会あるごとに人に奉仕する、重荷を背負う同胞を救う。それが、宗教です。

 直感によって、あるいは、理性や論理によって、皆さんの多くがご存知のはずの単純な真理を、私はここで繰り返すだけなのです。私は、広大な霊界で学んだ真理を、ここで述べています。霊界では誰でも事実と向き合わねばなりません。原因を作れば直ちにその結果が現れ、人々に奉仕する者だけが奉仕しない者よりも偉大であるとみなされます。地上での仮面と虚偽は剥ぎ取られ、魂は裸にさらけ出されて、その輝きの強さも弱さもありのままに誰の目にも見えるのです。

 私は、価値判断の基準がはっきりしている霊界から来ました。霊界では、ごまかしは通用せず、不公平も一切ありません。貧富の差もありません。ただ、霊性の豊かさと貧しさがあるだけです。強者と弱者の区別もなく、あるのは、霊性の強さと弱さだけです。あなた方の世界で後生大事に大切にしてきたものが、すべて色あせて忘却の彼方で塵になってしまっても、永遠に朽ちることのない霊的実体だけは、いつまでも存在し続けるでしょう。

 あなたのまわりをよく見てください。悲惨と絶望があり、悲しみと苦悩があります。そこには広大な奉仕の場がひろがっていることを、どうか実感してください。無知はまだはびこり、権力乱用がまかり通り、是正すべき偏見はまだ強く残っています。飢餓と欠乏もあります。持ちすぎて失うことを恐れている者もあれば、何も持たずに無一文で苦しんでいる人もいるのです。内在する神の力を発揮できないまま苦痛にあえいでいる数多くの人たちの姿も見てください。貧困と嘆きの状況も無視しないでください。自分たちはキリスト教徒だと思っている人たちが、恥ずかしく思いながらもあばら家に住んでいるではありませんか。

 しかし、地上世界は天国にもなりうることを、どうぞ忘れないでください。地上世界を平和と豊かさの楽園に変えようと思えば変えられるだけの、すべてのものがこの地上には満たされてます。それが、利己主義という雑草に息が詰まるほど荒れ放題にされてしまっているのです。

 私たちは、あなた方のすべてに奉仕を呼びかけます。あなた方の一人ひとりが神の使徒となって、地上的なものよりも神聖なものが勝利するように、自分の利害関係や欲望を忘れるようにしてください。一人ひとりが改革の仕事に取り掛からねばなりません。必要な人々には喜びと幸せを、そして、涙の代わりに笑いを与えてください。人々のあらゆる無知と迷信を取り除き、彼らにも知識が持てるように努めていくべきです。暗闇をなくして神聖な真理の光が彼らに差し込んでいくようにしましょう。すべての恐れ、悲しみ、病いを追い払って、愛が力強く、誰にでも広くいきわたるように努めていきましょう。

    *in the larger realm of the spirit 地球より遥かに広大な霊界で

    *a world where values are known 価値判断の基準が誰にでもはっきりしている世界

    *to let knowledge reign in their place 無知や迷信に代わって知識がいきわたるようにする

          *****

 90. (神の使徒に対して礼拝してはならないのです)

   Was Jesus Christ “God the Son”, as the Church says, or was he an ordinary man with great mediumistic powers?

     The Nazarene was a messenger of the Great Spirit who came into your world of matter in order to fulfil a mission of the Great Spirit. He fulfilled his mission on earth, but he has not yet fulfilled the rest of his mission, which is still being directed from the world of spirit. It is wrong to worship the Nazarene, for worship should be given only to the Great Spirit and not to His messengers. The Nazarene came into your world by fulfilling the natural laws which the Great Spirit had ordained, the same natural laws which all must fulfil in order to be born into your world. You cannot live, you cannot be born into your world, you cannot pass from your world into mine, except through the natural laws of the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.94

 イエス・キリストは、教会が教えているように神の子なのでしょうか。それとも、特別偉大な霊媒能力を持った普通の人だったのでしょうか。

 イエス・キリストは、神から与えられた使命を達成するためにこの地上世界に降りてきた神の使徒でした。イエス・キリストは地上での使命は果たしましたが、まだ果たされていない使命が残っていて、それはいまでもこの地上で果たされるべく霊界から彼によって導かれています。イエス・キリストを礼拝するというのは正しくはありません。神に対してのみ礼拝するべきであって、神の使徒に対して礼拝してはならないのです。イエス・キリストは、神によって定められた自然法則を通じてこの世に生まれました。その自然法則とは、あなた方がこの世に生まれる場合に従わなければならない自然法則と同じです。あなた方は、神の自然法則に従うのでなければ、この世に生きることも、生まれることも、地上を去って霊界へ移ることも出来ません。

   *which is still being directed from the world of spiritその使命はこの地上で果たされるべく、霊界からイエス・キリストによって今でも導かれている。

          *****

 91. (いかなる本よりもはるかに多くを学べるのがこの大宇宙です)

     Can you substantiate that by references to Bible texts?

     My appeal is only to the laws of the Great Spirit. Those who rely on the crutches of words must be left until their souls can be awakened to an understanding that the Great Spirit is still at work, still inspiring, still revealing.

     His laws are still in operation and His power can flow through instruments today, if they will allow themselves to be used for the Great Spirit, as instruments were used many, many years ago. The Bible, as you call it, is a great book. But there is a greater Bible. It is the universe, which is sustained by the laws of the Great Spirit. From that, you can learn far more than from any book in your world of matter, however great it may be, however respected it may be, however revered it may be.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.94

 あなたはそのことを、聖書によって実証することができますか。

 私が訴えているのは神の法則だけです。神は今なお活動し、霊感を与え、顕示し続けていることを目覚めて理解するまでは、聖書のことばだけに頼っている人たちは、取り残されていかなければなりません。

 神の法則はいまも働いています。そして、遠い昔イエスの時代に、使徒たちが神のために尽くしたように神のためにすべてを捧げるなら、それらの使徒たちを通じて神の力はいまでも流れ出るのです。あなた方が聖書と呼んでいる本は確かに偉大です。しかし、それよりももっと偉大な聖書があります。それは、神の法則によって支えられているこの宇宙です。この地上世界のいかなる本よりも、どのように偉大で、尊ばれ、崇められている本よりも、はるかに多くを学べるのが、この大宇宙です。

    *rely on the crutches of words 聖書のことばだけを支えにしている

          *****

 92. (イエスを通じて顕れてきた霊はいまでも活動しています)

    Where is Jesus now, and what is he doing?

    The spirit that worked through the Nazarene is still at work, seeking to continue the work that it started two thousand years ago, but that spirit has been crucified a thousand times since, and is being crucified almost every day. But, because that spirit is part of the Great Spirit, it will continue to spread its influence wherever there are instruments who can work for the Great Spirit to bring peace and happiness to your world of matter.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.94

 イエス・キリストは今どこにいますか。何をしていますか。

 イエスを通じて顕れてきた霊は、2千年前に始まった事業を継続するためにいまでも活動しています。ただ、その霊は、いままでに千回も十字架にかけられてきました。いまでも、毎日のように、十字架にかけられています。しかし、その霊は神の一部であるために、この地上に平和と幸福をもたらすために活動している使徒たちがいるところでは、これからも、その影響を広げていくでしょう。

    *wherever there are instruments 神の使徒たちがいるところではどこでも

          *****

 93. (イエスほど大きく神の霊性を発揮した人はいませんでした)

   When you speak of the Nazarene, do you mean the man Jesus or the spirit forces working through him?

     The man. But he has since evolved and there is now a far greater spiritual consciousness expressed through him than there was in the earthly incarnation, for the amount that he expressed then had to be in consonance with the limitation of his day. There has never been on earth anyone through whom the manifestation of the spirit has been greater than through the Nazarene. There has never been any through whom the laws have revealed themselves at so great an intensity as through the Nazarene.

     Not in two thousand years?

     No, neither before nor since. That was the greatest manifestation of the Great Spirit that your world has yet received. But we do not reverence the man as he incarnated on earth. We pay tribute to the power which operated through him. We recognize that the man is only entitled to respect in so far as he was the instrument for the power of the spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.95

 あなたがいま話しているイエスは、イエスという人物のことですか、それとも、イエスを通して働いていた霊力のことをいっているのですか。

 イエスその人のことを言っているのです。ただ、イエスもあれ以来進歩して、当時に比べれば、いまではその霊的意識ははるかに大きくなっています。その当時は、イエスの霊的意識も、どうしてもあの時代の制約を受けざるをえなかったのです。しかし、この地上では、かつてイエスほど大きく神の霊性を発揮した人はいませんでした。また、イエスほど、神の法則を力強く顕現できた人もいませんでした。

 この2千年間では、という意味ですか。

 いいえ、それ以前にも、またそれ以後もいなかった、という意味です。あれは、この地上では空前絶後の神の霊力の発現でした。しかし、私たちは、この地上に生を受けたイエスを崇拝してこう言っているのではありません。私たちが敬意を捧げるのは、彼を通して働いた神の霊力に対してです。ただ、神の霊力の発現がイエスを通して為されたという点では、イエスだけが尊敬されなければならないと思っています。

   to be in consonance with the limitation of his day 時代の制約に従って

   the man is only entitled to respect イエスだけが尊敬に値する

          *****

 94. (復活はいのちに内在する神の法則の一つなのです)

      Is the spirit world planning a further revelation by the sending of another teacher like Jesus?

      Different methods are being used to suit the different needs. You must remember that your world has become more complex, more interdependent, and more channels of communication have had to be opened. We have to meet with different temperaments and different habits, thoughts, ways and modes of life. Our message has to be adapted to national environments and characteristics, to racial habits. It has to be given in the language and the limitations of a variety of peoples. But behind the focus of the power is the same driving force.

      Your Christian world pays its tribute to one who rose from the “dead”, who was seen after his “death”, who demonstrated that life continues beyond “death”. The Nazarene demonstrated that he was the same individual and he gave as proofs, in the materialized body, the earthly marks of the crucifixion. After that, he revealed himself again.

    Your Christian world believes all that, though it cannot prove it. But it says it was a miracle! We have returned through the same laws to demonstrate the life beyond death, to show that the Great Spirit is eternal and the operation of His laws immutable, that even as one was resurrected so are all resurrected, because resurrection is a law of the Great Spirit of life.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.95-96

 霊界ではイエスのような指導者をまた地上に送って、神の啓示をさらに伝えていこうとする計画がありますか。

 地上で求められるものが変わってきているので、いまは、それに応じた方法がとられていいます。地上世界は、以前に比べるとはるかに複雑に、そして相互依存の関係がさらに深まっていることを知ってください。だから、いまでは、もっと多くの地上との通信回路が必要になっているのです。私たちは、地上の人々の様々な気質や生活習慣、思想、生き方、流行などに対応していかねばなりません。お伝えしていく内容も、国民性や環境、民族的慣習などに合わせていく必要があります。世界の諸国民がそれぞれに持っている言語と制約の中でお話していくことが要求されます。しかし、このような通信を行なう場合の霊力の背後には、常に同一の原動力が働いているのです。

 あなた方のキリスト教世界では、死人のなかから復活し、姿を見せ、死後も生き続けることを身をもって示したイエスを尊敬しています。イエスは、死後の姿も生前と同じであることを示しました。肉体に残った処刑の時の傷跡も、その証拠として見せました。そして、その後もさらに、イエスは姿を現しています。

 キリスト教世界では、これらのことを証明することは出来なくても、みんな信じています。そして、それを、奇跡だというのです。しかし、私たちもイエスの場合と同じ法則によって、死後の生を実証するためにこの世に戻ってきました。それは、神が永遠であり、神の法則は不変であり、一人の人間が復活したように、ほかのすべての人間も復活するということを示すためです。復活は、いのちに内在する神の法則の一つなのです。

   one who rose from the “dead” あなた方のいう「死人」の中から生き返った人(本当は死人などはいない)

   even as one was resurrected so are all resurrected 一人が生き返ったように、すべての人間も生き返る

          *****

 95.(真実だけを求め続ければ真理を手に入れることができます)

   Truth is most easily understood when you become as little children and allow your minds to become freed from all the misconceptions that come from the errors of the past.

     Truth comes when, like a little child, you seek with simplicity, with the desire not to establish a new creed or doctrine but only to find that which is true, no matter how great the sacrifice involved.

     Those who have promised loyalty to certain teachings are not in the best position to find truth, for sometimes the soul struggles hard between its allegiance to that which it has sworn to believe and that for which its mind strives in order to give it satisfaction.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.97

  あなた方がもし幼児のようなこころになって、過去の誤った教えによる思い違いから解放されれば、真理は極めて容易に理解されるようになるでしょう。

 幼児のような純真なこころを持ち、そして、新しい教義や信条を作り上げようとはせず、どのような犠牲が伴ってもただ真実であるものだけを求め続けるのであれば、あなた方は真理を手に入れることができます。

 ある特定の教えに忠実に従うことを誓った人は、真理を手に入れるのが楽ではありません。時には、信じることを誓った教えに対する忠誠心とこころからの充足感を得ようとする願望との間で、魂のはげしい相克を引き起こしてしまうからです。

    *the errors of the past 過去の間違った教え

          *****

 96 (復活は一人の人間の占有物ではありません)

    When the twenty-five theologians who had been examining Church beliefs for fifteen years, in the hope of arriving at some sort of conformity within the Church of England, published their weighty report, “Doctrine In The Church of England”, in January, 1938, Silver Birch was asked to comment on some extracts which were read to him. The extracts are printed in italics:

       *  *  *  *

  (1) The Resurrection of Jesus is an act of God wholly unique in human history.

   Did it take fifteen years to arrive at that conclusion? How true it is that those who betray the Nazarene are those who call themselves Christians !

   Resurrection is part of the law of life. Resurrection comes to every soul when it is resurrected from the body of matter when death arrives. Resurrection belongs to no one man. It belongs to all the children of the Great Spirit, for everyone in turn must pass through the portal of death, leaving behind the body of matter, and begin a new life in the realm of spirit, in the body of spirit, which has been preparing itself all the time.

    The Nazarene did nothing contrary to natural law. He came to fulfil the Law, and all his actions and all his teachings were part of the Law. Did he not say: “All these things shall ye do and greater things than these shall ye do”? If you elevate the Nazarene to so remote and inaccessible a place in the high heavens that no child of the Great Spirit can reach him, then you have destroyed the whole value of his mission, for the essence of the Nazarene’s life was to demonstrate what could be achieved by all the children of the Great Spirit if they would but allow the fullness of the Great Spirit to reveal itself in their lives.

    And when he passed to the world of spirit he returned, as many returned before him and as countless thousands have returned since. There is nothing unique in the universe, for the laws of the Great Spirit are always in operation, and the mere fact that anything has ever happened is proof of the existence of law.

 英国国教会の教義を何らかの形で統一するために、25名の神学者が15年をかけて国教会の信条を検討し続け、1938年1月に「英国国教会の教義」と題する分厚い報告書が出版された。そのうちのいくつかの文がシルバー・バーチに対して読み上げられ、見解を求められた。その箇所は、斜字体で示されている。

           *  *  *  *

  (1) イエスの復活は人類史上で空前絶後の神のみ業である。

 そんな結論に達するのに、15年もかかったというのでしょうか。自らをキリスト教徒と名乗っている者たちは、本当にイエスを裏切っていますね。

 復活は生命の法則の一部なのです。肉体の死が訪れたとき、誰にでも魂に復活が起こります。復活は一人の人間の占有物ではありません。人は誰でも復活します。肉体を残して死の関門を通り抜けたあと、もともと用意されていた霊体をまとって霊界で新しい生活を始めるのです。

 イエスは自然の法則に反することは何もしませんでした。彼は神法を実現するために来たのであり、彼が行なったすべてのこと、彼の教えのすべては、神法の一部でした。「これらのことはあなた方もできるであろうし、さらに、これ以上のこともできるであろう」とイエスは言ったのではなかったでしょうか。あなた方がもし、イエスを人々の手の届かないような雲の上に祭り上げてしまったら、イエスの使命のすべての価値は台無しになってしまいます。イエスは、自分の生涯をとおして、人々が神法を十分に生活の中にいかすことができれば、誰にでも自分と同じ生き方が出来ることを示そうとしていた筈だからです。

 イエスは死んで霊界へ赴き、そしてまたこの地上に戻ってきました。それは、彼以前にも、多くの霊がしたことであり、彼以後も、無数の霊が同じように地上へ戻っています。宇宙には奇跡のようなものはないのです。神の法則は常に働いていますし、どのようなことであっても、それが起こったという事実そのものが、この法則が存在している証しであるに過ぎません。

  * ~is proof of the existence of law この法則が存在している証し(この法則があるからこそおこり得た)

          *****

 97. (魂は洗礼によってはなんの影響も受けません)

  (2)  Baptism, even infant baptism, is a means of deliverance from the domination of influences which predispose to sin. In the life of the unbaptised saint there is a defect.

   No priest possesses the power of magic, to make of water anything but water. Because a priest takes drops of water and sprinkles it on the brow of a child, he does not in any way do anything which affects the child’s life in your world or mine. Those drops of water were drops of water before and they were drops of water afterwards. The priest has no power to change their chemical constituents and to make them do something which is contrary to the Law.

    The soul is unaffected by baptism, for none has the power to evolve your soul for you. That you must do for yourself, by the quality of the life that you live in the world of matter. The effects of your actions cannot be removed by any other, but only by the compensation that you make and the retribution that you have to suffer.

    Saintliness has nothing whatever to do with baptism. Saintliness consists of allowing the Great Spirit to shine through your life, so that you achieve as much of perfection in daily life as you can reach whilst you are in the world of matter.

 (2) 洗礼は、幼児洗礼の場合でも、罪を犯しやすい強い傾向から人間を救い出す一つの手段である。聖者も洗礼を受けていなければその生き方には欠陥がある。

 どのような聖職者でも、水を水以外のものに変える魔法の力は持っていません。聖職者が子どもの額に水を数滴したたらせたからといって、その子どもの地上での生活や、その後の霊界での生活に、聖職者は全く何の影響も与えることは出来ません。その数滴の水は、滴らせる前も水で、滴らせた後もただの水です。聖職者はそれらの水滴の化学成分を変えて何かをさせることなど、出来るはずがないのです。それは神の法則に反することだからです。

 魂は洗礼によってはなんの影響も受けません。誰であっても、あなた方の霊性を代わって進化させる力などはありません。あなた方の霊性は、あなた方がこの地上での生き方を高めていくことによってあなた方自身が進化させなければならないのです。あなた方の行為の結果は、あなた方自身が償い、あなた方自身が受ける苦しみによってのみ償われるのであって、誰か他の者によって取り除いてもらうことはできません。

 聖者のような気高さは、洗礼とは無関係です。その気高さは、この地上世界で生きている間、日々の生活に全く落ち度がないように努力し、あなた方自らの生活が神の光で輝いていくようにすることから生まれるのです。

   *to evolve your soul for you. あなたの魂をあなたの代わりに進化させる

          *****

 98. (奇跡などはないのです)

 (3) God could work miracles if He pleased, but the commission is divided as to whether or not miraculous events occur.

    Would they have been sure if they had deliberated for another fifteen years? How piteous a spectacle, the blind leading the blind! These are your teachers and they cannot tell you whether or not these things happen! There are no miracles. There never have been miracles. There never will be miracles.

    The Great Spirit is the Great Spirit, and the laws of the Great Spirit are perfect in their operation. They were conceived by Perfection. If the Great Spirit has to suspend the laws that Perfection created, then chaos must result. If the Great Spirit has to interfere in the scheme of creation to provide for events which He has not foreseen, then the Great Spirit ceases to be Perfection. The Great Spirit becomes imperfect. If the Great Spirit has to perform a miracle to bestow favours on some, then the Great Spirit is a partial deity and not the Infinite Spirit of all life. How they belittle the Great Spirit with their puny conceptions !

    Because they are ignorant of the higher laws, because they do not know the power of the spirit, because they themselves are not touched by that power which comes from our realms, they cannot understand these happenings wrought through mediums.

    Because they seem to think that the events of the days of the days of the Nazarene contradict what is known today of the physical laws, they are compelled to think of miracles. Yet, if they understood the operation of the laws of the spirit, they would see that the Great Spirit is the same yesterday, today and for ever, and that His power is available and accessible to all who enable His gifts to be exercised in their lives.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.99-100

 (3) 神はお望みならいつでも奇跡を起こすことが出来る。ただ、この「検討委員会」では、いろいろな奇跡が本当に起こるのかどうかについては、意見が分かれた。

 彼らがさらに15年間、慎重に検討を重ねたら、これより少しは確かな見解が出せるのでしょうか。これでは、盲人が盲人を導いているのと同じで、あまりにも哀れな情景です。このような人たちがあなた方の先生なのですか。奇跡が起こるのか起こらないのか、そんなことさえあなた方に教えられないのですか。奇跡などはないのです。いままでに奇跡が起こったことは一度もなかったし、これからも、奇跡が起こることは決してありません。

 神は神であり、その神の法則は完璧に働きます。完全者である神がその法則を創造しました。完全者が創造したこの法則の働きがが、もしほんの一時でも、止められるようなことがあれば、必ず大混乱が起こります。神にも予期できなかった出来事があって、それに対応するため神自身が創造の計画に手直しを加えていかねばならないようなことがあるとすれば、神はもはや完全者ではなくなります。神は不完全になってしまうのです。もしも神が、ある人だけに恩寵を与えて奇跡を起こすとしたら、その神は卑小な神にすぎず、全生命の無窮の霊ではなくなってしまいます。どうして彼らは、自分たちの貧弱な考えだけで、こんなにも神を矮小化してしまうのでしょうか。

 彼らには人智を超えた法則がわかりません。彼らは霊力を知りません。彼らは霊界の私たちの霊力に触れることがありません。だから彼らは、霊能者を通じて起こされるこのような霊的現象が理解できないのです。

 イエスの時代に起こった出来事は、今日の物理法則ではありえないと彼らは考えているのでしょう。そのために、それらを奇跡であると捉えてしまうのです。しかし、もし彼らが霊力の働きを理解することができたなら、昨日も今日も、そして未来永劫、神は不変であり不易であることがわかるはずです。そして、神からの賜物を自分たちの生活に活かしていくことが出来る人なら誰にでも、神の霊力に頼り、活用していくことができることも、彼らにはわかるはずなのです。

   * They were conceived by Perfection それらの法則は、完全者(完全無欠を強調した神の別称)によって創られた

   *they are ignorant of the higher laws 人智を超えた(霊界の)法則に無知である

          *****

 99. (神は完全無欠ですから神の啓示にも終わりはないのです)

  (4) From the Christian standpoint the Bible is unique, as being the inspired record of a unique revelation.

     How dark are their minds! How they are engulfed in the inky blackness of superstition! How thick is the wall that surrounds them! How deeply they have entrenched themselves behind the fortress of superstition!

    Ever since your world of matter has been the world of matter, teachers have come to reveal the Great Spirit to His children. They have spoken the language of their day. The revelation was adapted to die demands of their day, to the country in which they lived, to the stage of growth and development of the people. It had to be given in such a manner as it was capable of being understood―not too high, so as to be beyond their reach.

     But always the process of evolution has been at work and, as the children of the Great Spirit have evolved and grown, so new teachers arose, new seers, new prophets and new visionaries, each with his visions, his dreams, his prophecies, his message, his inspiration, his truth, his teaching adapted to the needs of his day. There is no finality in revelation, for the Great Spirit is perfect.

     The revelation of today is in line with the revelation of yesterday. We do not deny the truths taught by the Nazarene. The Nazarene did not deny the truths taught by Moses. And those who will come after us, in die world of your tomorrow, will not deny the truths taught by us today.

    But, because the children of tomorrow will be at a higher stage of evolution, the truth that is to be revealed to them must be more progressive than the truth that is revealed to you today.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.101

 (4) キリスト教徒の立場からみると、聖書は他に例のない神の啓示の記録であるという点で、極めて独特である。

 彼らのこころはどうしてそれほどまでに曇っているのでしょう。どうしてそんなに真っ暗な迷信の闇に飲み込まれてしまっているのでしょう。本当に厚い壁に取り囲まれてしまっていますね。迷信の牙城の後ろに隠れて彼らは深く身を潜めてしまっています。

 この地上の世界が始まって以来、数々の霊的指導者が地上へやってきては人々に神の存在について教えてきました。彼らは、その時代のことばで語りかけました。神の啓示は、その時代の要請にあわせ、それぞれの指導者が住んでいた国の状況や国民の進歩発達の程度にもあわせて、語り伝えられてきたのです。その国の人々によくわかるように、理解できる範囲で、難しすぎることがないように努力されていました。

 しかし、進歩の過程は休みなく進行するものです。人々が進歩し、成長していくにつれて、新しい指導者が現われるようになります。新しい霊能者、新しい預言者、新しい神秘家も現われて、それぞれに自分たちの理想を、夢を、預言を、言葉を、霊感を、真理を、そして教えを、その時代の要請に合わせてきました。神は完全無欠ですから、神の啓示に終わりはないのです。

 今日の啓示は、昨日の啓示の延長の上にあります。私たちは、イエスが教えた真理を否定しません。イエスは、モーゼの教えた真理を否定しませんでした。そのように、この地上での未来の世界に、私たちの後に霊界からやってくる指導者たちも、私たちが今教えている真理を否定することはないでしょう。

 ただ、未来の人々は、今よりもっと進化の高い段階に達しているはずですから、その人たちに伝えられるべき真理は、いまあなた方に伝えられている真理よりも、もっと進んだものになるに違いありません。

   *Ever since your world of matter has been the world of matter この地上世界が地上世界として存在し始めた時以来(開闢以来)

          *****

 100. (あなた方は神の中にいるのです)

 (5) For him (the Christian), Christ is the one, and the necessary mediator. Christ’s access to the Father was direct; we have our access to the Father through Him.

    No. The Great Spirit is within you. You are in the Great Spirit. “The kingdom of heaven is within,” taught the Nazarene. How little they know of their own Christian teachings! You are never separated from the Great Spirit. The Great Spirit is never separated from you.

    There is nothing you can ever do, no vile crime that you can commit of so degrading an intensity that can ever cut you off from the Great Spirit. The tie that binds you to the Great Spirit is imperishable and therefore you can never be lost.

    You approach the Great Spirit direct, as you learn to allow the Great Spirit to express Himself in your lives. Each one of you has a portion of the Great Spirit and you require nobody to stand between you and the Great Spirit of life.

    That was not the purpose of the Nazarene. He came to teach the people how to live their lives, that the fullness of the Great Spirit might be expressed.

     Theology is the curse of the world of matter. It puts mankind in shackles. It puts his soul in prison. To be freed, he must learn to sever himself from all limiting creeds and restrictive dogmas and to find the unfettered truth that comes in spiritual inspiration. The mind of man cannot exceed the inspiration of the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.102

  (5) キリスト教徒にとって、イエスは唯一で不可欠の仲介者である。イエスは神と直接に結ばれているが、われわれキリスト教徒は、イエスを通じて神に近づくことが出来る。

 それは間違いです。神はあなた方の中にいます。あなた方は神の中にいるのです。イエスも、「神の王国はあなた方の中にある」(ルカ・17-21)と言ったではありませんか。キリスト教の指導者なのに、なぜイエスの教えが何もわかっていないのでしょう。あなた方は決して神から離れてはいないのです。神は決してあなた方から離れてはいません。

 その事実をあなた方が変えることは出来ません。あなた方がかりに最低の最も下劣な犯罪を犯したとしても、それでも神との関係を断ち切ることは出来ないのです。神とあなた方を結びつけている絆は不滅であり、そのためにあなた方が見失われることは決してありません。

 あなた方が生活の中に神が顕現されていくことを学んでいけば、直接、神に近づいていくことが出来ます。あなた方はだれでも神の一部を持っていますから、神とあなた方の間に入る仲介者などは要らないのです。

 イエスも仲介者になるつもりはありませんでした。彼がこの世にやって来たのは、大いなる神の存在が十分に感じ取れるような生き方を人々に教えるためでした。

 この地上世界では、神学は大きな災いです。神学は人々を束縛し、人々の魂を牢獄に閉じ込めてしまいます。それから逃れて自由になるためには、考えの狭い信条や、ひとりよがりの教義からは身を以って断絶し、霊感のなかで得られる囚われのない真理を見つけ出すことを学ばねばなりません。人間の心は、神からの霊感を超えることは出来ないのです。

   * That was not the purpose of the Nazarene イエスは神と人間との間の仲介者になるつもりではなかった。

   *unfettered truth 何ものにも囚われることのない本当の真理

          *****

 101. (あなた方は死んでも火葬されても生きていきます)

  (6) The Resurrection confirms man’s hope of immortality.

    So much to learn! So much to learn! You live because you have part of the Great Spirit within you. Matter only exists because of spirit. Spirit is the eternal reality. Spirit is indestructible, imperishable, immortal, infinite.

    You will live beyond the grave, beyond the fire of cremation, because you are spirit. Nothing in the world of matter, nothing in the realms of spirit, can destroy the imperishable divinity which is yours, the gift of life conferred on you by your entry into this world.

    Because you are a spirit, you live. Because you are a spirit you survive the grave. Because you are a spirit you will continue to live for ever and for ever. It has nothing to do with any teacher. It is part of your birthright, part of your heritage.

    They would seek to limit the Great Spirit, the Divine Architect, the Power which maintains the whole universe in all its multitudinous expressions―to what? To one being who lived for thirty-three years in the world of matter. And they would seek to restrict His bounty to those who espouse a creed. Oh, no! Oh, no! They shame the meaning of the word “Religion”. Did they but know it, they make the Nazarene weep tears of bitterness and sorrow, and they continue to crucify him.

    You are not the salt of the earth because you call yourselves Christians. You are not the salt of the earth because you belong to a Church. You will not be judged in my world by the label you have worn on earth. Your championship of a creed will not matter. All that will be of any account is one thing―how much of the Great Spirit have you expressed whilst you were on earth?

    Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.102-103

 (6) イエス・キリストの復活は、人間の不死に対する希望を強くする。

 まだ何もわかっていませんね。もっともっと学んでもらいたいものです。あなた方がいま生きているのは、あなた方の中に神の一部を持っているからです。肉体は霊があるからこそ存在できるのです。霊こそ永遠の実体です。霊は破壊されることもなく、不滅であり、不死であり、無限です。

 あなた方は死んでも生きています。火葬されても生きていきます。あなた方は霊だからです。この地上世界でも、霊界においても、あなた方の不滅の霊を破壊することは出来ません。それは、あなた方がこの世に生まれたときに授けられた生命の賜物なのです。

 あなた方は霊だから生きています。霊だから、墓に埋められても死にません。霊だからこそ、いつまでも永遠に生き続けていくのです。誰かに教えられても教えられなくても、それは関係ありません。永遠の生命は、あなた方が生まれながらにして持っている権利であり、受け継いできた財産の一部です。

 彼らは、神を、聖なる創造主を、さまざまに表現される全宇宙を支えている大いなる力を、小さく限定してしまおうとしています。どのように小さく限定しているのでしょうか。この世に33年間生きた一人の人間にです。そして彼らは、神の豊かな恵みが与えられるのは、信条を信じる者だけであると限定しようとします。違います。そんなことは決してありません。彼らは「宗教」という言葉の意味を汚しているのです。彼らがそれだけしか知らないのなら、イエスは悲嘆して涙を流すでしょう。そして、彼らはイエスを磔にすることを今もなお続けていることになるのです。

 あなた方は自らをキリスト教徒といっているが故に地の塩なのではありません。教会に所属しているから地の塩なのでもありません。あなた方がこの地上で身につけているキリスト教徒というレッテルは、霊界では通用することはありません。あなた方が信条を擁護しても、それは何にもなりません。大切なことはただ一つだけです。あなた方が地上に生きている間に、どれだけ神の意思に沿って忠実に生きたか、ということだけです。

   * Did they but know it = If they know it only

   * will be of any account = will be important

          *****

 102. (決して自分の責任を他の人へ転嫁してはなりません)

  (7) Fundamental to the Christian doctrine of the Atonement is the conviction that it is essentially the work of God, who, in Christ, reconciles mankind to Himself.

   Is this a repetition of the old teaching of the atonement? Does it mean that a jealous and angry god had to be appeased by the blood sacrifice of the one he loved? Does it mean that the Great Spirit is more cruel and more heartless than an angry human being? Does it mean that the Great Spirit demands blood to be shed to reconcile Himself with His children? How pitiable a conception is this of the Great Spirit and of the mission of the Nazarene !

    Must blood be shed to appease the Great Spirit, of Whom it was taught by the Nazarene He was full of the love and mercy and gentleness of a loving Father? You are all placed in the world of matter to build your own characters and accomplish your own soul evolution.

    If you choose the paths of selfishness you must pay the price. If you choose the paths of service, you receive the reward that comes in the growth of character. It is all fixed by the operation of Law, and not even the greatest of the great teachers can alter the operation of those laws.

    All else is a doctrine of cowardice and injustice. If you have done wrong, be a man and pay the price! Do not attempt to shelve your responsibilities on to the back of another. In our world, the saint, the altruist, has reached a higher level than the selfish man because his soul has grown much more. How else could it be? Could one man be selfish and reach, after what you call death, the same level as he who devoted his whole life to service? Is it thus that you would mock the Great Spirit and His perfect justice?

    Of course not. Life is what you make it. No matter what your sphere, no matter what your occupation, whether you be born of high or low parentage, whatever your rank or title, your colour or race or nationality, you all have opportunities for service. If you neglect them you pay the price, and none can interfere.

   Let me finish by quoting the words of the Nazarene: “That which a man sows he must reap.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.103-104

 (7) 十字架の贖罪というキリスト教の教えにとって重要なことは、それが本質的には神のみ業であると確信することである。神はイエスを通じて、人間との和解を図られた。

 これでは古い贖罪論の繰り返しに過ぎないではありませんか。つまり、妬み深く怒りにかられた神を宥めるのに、その神が愛した人間を血の生贄に捧げなければならなかったということなのですか。あるいは神は、怒り狂った人間よりもっと残酷で無慈悲であるとでもいいたいのですか。神は人間と和解するのに流血を要求したということですか。神について、イエス・キリストの使命について、これはなんという哀れな考え方なのでしょう。

 イエスは、神について、父親としての愛と慈悲と優しさに満ちていると教えました。その神を宥めるのにイエスの血が流されなければならなかったのでしょうか。あなた方はみんな、自らの人格を高め、魂の進化を遂げていくために、神によってこの世へ導かれた存在なのです。

 あなた方がもし利己的な道を選べば、その代償を支払わねばなりません。もし奉仕の道を選べば、人格の向上という褒賞を受け取るでしょう。それは神の法則で決まっていることであり、どのように偉大な指導者によっても、その法則の働きを変えることは決して出来ません。

 神の法則以外は、すべて、正義感のない不公平な教えです。あなた方がもし過ちを犯したら、まともな人間としてその代価を支払いなさい。決して自分の責任を他の人へ転嫁してはなりません。こちらの霊界では、聖者である利他主義者は魂の向上が進んでいるので、利己主義者などよりは高い界層に存在しています。こちらでは必ずそうなるのです。利己的な人があなた方のいう死の後に、全生涯を奉仕に捧げた人と同じくらい高い界層で生き続けることなどはできません。それなのに、あなた方はなお、それを定めた神と神の完璧な公正を軽視できるのでしょうか。

 勿論そんなことは出来ません。あなた方が自ら作り上げるのが人生です。あなた方の住む世界が何処であれ、職業がなんであれ、家柄の上下に関わらず、あるいは、あなた方の階級、肩書き、皮膚の色、人種、国籍などにも関係なく、あなた方みんな、それぞれに奉仕の機会をもっているのです。その機会を活かさないのであれば、その代償は支払わされます。それには誰も干渉することはできません。

 最後に、イエスのつぎのことばを引用しておきます。「人は蒔いたものは刈り取らねばならない」(ガラテア6:7)

   *Is it thus that you would mock~ (それなのに)そのように~を軽視できるのか

          *****

 103. (嘆きや悲しみによってこそ魂は強められるのです)

   Just as the seed is put into darkness, there to gain strength before it can burst into life, the seed of human life is put into darkness to obtain the strength of human experience before it can burst into the life of the spirit.

    All the experiences of human life are part of the great scheme. Those experiences which you like least of all―sadness, bitterness, tears, disappointments, suffering and pain―are very valuable for your souls.

    But you cannot realize that at the time. It is only when you can look back on the whole, and not judge by the part, that you can get a clear picture of the values of life. Through all your adversities the character is tried. Through tears and sorrow the soul is strengthened.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.107

 種が暗い土の中に蒔かれるのは、そこで養分を吸収して生命力を発揮できるようにするてめです。それと同じように、人間の魂も死後の霊的生活に備えて、この世での様々な体験という魂の養分を摂取するために、この暗い地上世界へ送られてくるのです。

 人生体験のすべては、壮大な神の計画の一部に組み込まれています。あなた方が何よりも望まない、悲しみ、辛さ、嘆き、落胆、苦悩、痛みなどの体験も、魂の向上のためには非常に大切なのです。

 しかし、そのことは苦しんでいる時にはわかりません。人生をその一部だけで判断するのではなくて、全体を振り返って見ることが出来た時にはじめて、人生の価値を明確に理解できるようになります。逆境によってこそ人間性が鍛えられ、嘆きや悲しみによってこそ魂は強められるのです。

   *the seed of human life is put into darkness この暗い地上世界に生を享ける(生命を授かる)

    *at the time (苦しんでいる)その時には

          *****

 104. (人間の自由意志でさえ神の法則の一部です)

   We look at life not through physical eyes but with the knowledge of spirit life, where the true balance is struck. Those who live wisely are the ones who seek to turn all experiences into advantage to their souls, who do not try to flee from trial and temptation but seek to use the innermost strength to face difficulties, for it is in that spirit that character is evolved and strengthened.

   The Law is perfect, automatic in its operation. Nobody can evade the Law. Even free will is a law, and its operation is known to those who can see because they have reached that stage of evolution.

   You can only exercise your free will according to the stage of evolution you have reached. It would be impossible for you to do anything but that which you do, because it is determined by the stage of evolution of your soul.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.107-108

  私たちが人生を見るのは肉体の目によってではなく、真実の姿が見通せる霊の目によってです。賢明な人はあらゆる人生経験を魂の向上のために役立てようとします。どんな試練や誘惑にあっても挫かれずに、内在の力を働かせて困難に立ち向かっていこうとするのです。そのような気持ちを持っているからこそ、人格が磨かれ偉大さを増していきます。

 神の法則は完璧で、自動的に働きます。誰一人としてその法則から抜け出すことは出来ません。人間の自由意志でさえ神の法則の一部です。自由意志にも法則が働いていることが、霊的に進化した人の眼からみるとよくわかります。

 あなた方が自由意志を発揮しても、それはあなた方が到達した進化の段階に応じての自由意志であるにすぎません。あなた方のどのような行為も、魂の進化に応じて決められた制約を超えることは出来ないのです。

    *where the true balance is struck  偏らない真実がいきわたっている(霊の目で真実の姿がみえる)

          *****

 105. (あなた方は神性を無限に発揮することが出来ます)

   You are part of the Great Spirit and have an infinity of divinity to express. As that divinity is expressed, so you become accessible to higher laws―which do not contravene other laws, but are only accessible to you as your evolution unfolds.

   There is no limit in infinity. There is no limit to the perfection of beauty, to the splendour of music, and the higher the soul is raised in the scale of evolution, the greater is the world of beauty and harmony available to it. As you rise, so a greater field of harmony awaits the evolved soul.

     You are not conscious of the higher whilst you are in the lower, but you are conscious of the lower whilst you are in the higher. Whilst all the laws that control every aspect of that harmony are automatic in their operation, they are not available to you until you have reached them by soul growth.

   Your past growth places you in the position of choosing future growth. But you can delay it. What you will do at any moment is determined by the interplay of laws, each of which is automatic in its operation. And your choice is determined by the way that your consciousness responds at that stage of evolution. The soul, if it is aware of itself, chooses that which will advance its evolution.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.108

 あなた方は神の分身であり、神性を無限に発揮することが出来ます。神性を発揮していけば、あなた方も霊界の高度の法則が理解できるようになります。その法則は他の法則とは相容れないものではなく、あなた方の魂が進化しさえすれば受け容れることができるものです。

 無限には限界というものがありません。美の完全性には限界はなく、音楽の素晴らしさにも限界はありません。魂が進化して向上すればするほど、美と調和の世界はさらに大きく開けていきます。あなた方の魂が向上すれば、それだけ大きな調和の世界が待ち受けているということです。

 あなた方が低いところに居る間は、高いところのことはわかりません。しかし、高いところにいれば、低いところのことはよくわかります。あらゆる面で調和を支えている法則は自動的に働いていて、その法則は、あなた方の魂が進化していくことによってのみ手に届くようになるのです。

 あなた方が過去にどれだけ進歩してきたかによって、これからの進歩を選ぶ立場も変わってきます。進歩を遅らせることも出来ます。いつ何をあなた方が行なっても、その行為は法則との相互作用によって決められるもので、その場合も法則は自動的に働きます。あなた方の行為の選択は、進化の段階に対応した形でしか行なわれません。そしてその行為の選択も、魂がもし自覚しているなら、魂が向上する方向で行われるでしょう。

   Your past growth places you in the position of choosing future growth。 あなた方の過去の進歩が未来の進歩を選ぶ立場を決める。

          *****

 106. (どこまでも上には上があり際限はありません)

      I, whom you call Silver Birch, represent only a small portion of the knowledge that belongs to the infinity of the spheres. As you grow, other teachers greater than I can use me to impart higher knowledge and wisdom to you.

    There is no final stage. There is no perfection. You are evolving and I am, and those higher than I say that there are working behind them higher ones still.

      There is no final height, for if you achieved the end, creation would cease.

      For many millions of years you have evolved your body of matter, changing slowly but gradually from lower to higher states, evolving, reaching out, climbing out of the mud towards the skies.

      Slowly, the beast has been left behind and the Great Spirit has begun to emerge. How many millions of years has it taken you to reach what you are today in your bodies of matter?  And that evolution is not yet finished. How many millions of years can you spend in the evolution of your souls?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.109

  あなた方からシルバー・バーチと呼ばれている私は、無限に広大な霊界の知識のほんの一部を代表しているに過ぎません。あなた方がさらに進歩を遂げていけば、私よりも偉大な指導者たちが私を使って、もっと高度の知識と智慧をあなた方に伝えるようになります。もうこれでよいという最終段階はありません。これで完全だということもありません。あなた方は進歩していき、私もまた進歩します。私よりも高位の霊たちの話では、その彼らよりさらに高位の霊たちがいて背後から支えてくれているということです。

 どこまでも上には上があり、際限はありません。もし終着点というものがあって、そこに到達できるとしたら、創造の営みもそこで止まってしまうからです。

 何百万年もの長い時間をかけて、人類は現在のように肉体を進化させてきました。ゆっくりと少しずつ、低きから高きへ、進化し、成長し、土くれから大空へと伸び上がってきたのです。

 徐々に獣性は捨て去られ、神性が顕れ始めました。いまのあなた方のような肉体に成長するまでに、いったい何百万年かかったことでしょう。しかもまだ、その成長は終わってはいないのです。それと同じように、あなた方は、自分たちの魂の成長にも、何百万年もかけていくことになるのでしょうか。

   *climbing out of the mud towards the skies  土くれの状態から抜け出して大空へ向かって伸びていく

          *****

 107. (地上最低の犯罪者も地上最高の善人とは兄弟です)

   Not long ago, you were monkeys―not the monkeys, actually, but the spirit which works through them. It is all part of the Great Spirit. Wherever you have life, you have the breath of the Great Spirit, otherwise there would not be life. There are grades of that breath. There is development and unfoldment, there is transition from the lower to the higher.

   But it is all the breath of the Great Spirit. That is why the lowest form of life in the lowest part of the world of matter is linked with the Great Spirit and with the highest saint whoever trod the earth, because of the breath of the Great Spirit within them all. The worst criminal in your world and the most beautiful soul are brothers, because of that breath of the Great Spirit within them all. You cannot escape the Law. That is why you are all responsible for each other.

   There is a “group spirit” of each species. It is not you who have been the monkey, the fish or the bird, but the spirit which works through you, of which you are a part.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.109-110

 あまり遠くない昔、人間は猿でした。もっとも、厳密にいうと猿ではなく、猿の体を通じて働いていた霊でした。これもすべて神の分身です。あなた方はどこで生を受けようとも、神の息吹を与えられます。そうでなければ、生命そのものが存続できないのです。その神の息吹には段階があります。進化があり発展があり、低いものから高いものへの向上があります。

 しかし、それらはすべて神の息吹です。ですから、地上世界で最も下等な、最低の生きものでも、それは神と繋がっており、この世に現われた最高の聖者とも結ばれているのです。神の息吹がこれらすべての生命の中に等しく存在しているからです。地上最低の犯罪者も地上最高の善人とは兄弟です。そのどちらにも同じ神の息吹が通っているからにほかなりません。あなた方はこのような神の法則から逃れることは出来ません。だからこそ、人々は互いに助け合わなければならないのです。

 どのような生物の種にも類魂といわれるものがあります。猿であったり、魚であったり、鳥であったりしたのは、実は、あなた方ではありません。それらは、あなた方を通じて働いてきた霊なのです。そして、あなた方もその霊の一部です。

    *of which you are a part  =you are a part of the spirit

               *****

 108. (あなた方は魂の問題を外から判断してはいけません)

    Why are children born with defects, such as being crippled or blind, through no fault of their own?

     You must not judge the soul from without. You must not confuse the evolution of the soul with the evolution of the body which it uses on your plane.

   Although there is what you call a defect, which is caused by the natural law of inheritance from the father or the mother, or both, it does not interfere with the soul’s evolution.

     You will find, usually, that those who start their material lives with a material defect have in their souls a compensating principle. They exhibit in their characters more kindness, toleration and gentleness to others. There is an eternal principle of compensation. There is nothing that escapes the law of cause and effect.

     Because those who are the physical parents have the responsibility of providing the materials for the bodies of the coming race, it is their duty to hand on that which should be as perfect as possible. But, if they neglect their responsibilities, the Law cannot be altered.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.110-111

 自分の罪でもないのに、なぜ生まれつき手足が不自由だったり、目が見えなかったりする子どもが生まれるのですか。

 あなた方は魂の問題を外から判断してはいけません。魂の進化と、その魂がこの地上世界で道具としている肉体とを混同してはいけません。

 確かに、あなた方のいう不具者はいます。父親か母親、或いは両親からの遺伝法則によって生まれてきますが、しかし、そのことが魂の進歩の妨げになることはありません。

 生まれつき身体に障害をもつ人の魂には、償いの法則が働くのが普通です。そのような人の性格は、人並み以上に親切であり、我慢強く、思いやりがあります。永遠不変の償いの原理があるのです。誰一人として、この因果の法則を免れることは出来ません。

 この世の両親は、次に生まれてくる世代に対して、肉体的には責任がありますから、出来るだけ健全な身体にして引き継いでいってもらう努力をしなければなりません。その責任を怠れば、因果の法則が働くことになるでしょう。

   *the materials for the bodies 身体を構成する諸要素(の揃った健全な身体)

 109. (神の法則は魂の進化の程度に応じて働きます)

     If a person is insane and is not a responsible being, how does he get on when he passes to the Other Side, since we are all judged by our characters and the manner in which we have stood our tests?

    You confuse the things of matter with the things of spirit. When the brain cells are out of order, they cause confusion in your world. The soul knows its own responsibility even if it cannot express itself in your world because the machinery has gone wrong.

   The laws of the Great Spirit work according to the evolution of the soul. The soul is not judged from the standards of earth, but from the standards of eternal wisdom. The soul that wrongs your worldly standard may be judged wrongly from your worldly standards, but if a soul is not responsible, then it is not accounted in the spirit life as in your world.

     It is the same with those, who, in moments of madness, as you call it, take others’ lives or their own. They cannot be blamed because the machinery has gone wrong. In my world, the true standard is the standard of the soul’s motive. Where that is concerned, there is no mistake.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.111

 私たちがあの世へ行くときには、人生の試練のなかで培われてきた人間性や生き様で判断を受けるわけですが、もし、精神病で責任能力のない人が死んだ場合はどうなるのですか。

 あなたは、物質的な問題と霊的な問題を混同しています。確かに脳細胞が正常でない場合は、この世の生活ではいろいろと混乱を起こすでしょう。しかし、脳の機能が働かないために魂がこの世での自己表現が出来なくても、魂は自分の責任については理解しているのです。

 神の法則は、魂の進化の程度に応じて働きます。魂の問題は、この地上の尺度ではなく、永遠の智慧の尺度で判断されねばなりません。地上の規範に背いた魂は、地上の尺度では悪く取られるかもしれませんが、魂に責任が取れないのであれば、こちらの霊界では、地上のように、問題にされることはありません。

 このことは、いわゆる“狂気”のなかで他人を殺害したり、或いは、自殺したりする場合でも同じです。魂の働きが正常でないのですから、責められることはありません。私がいる霊界では、裁きの本当の基準というのは、その魂の動機が何であったかということです。この魂の動機が大切であって、例外はありません。

   *Where that is concerned, there is no mistake. 裁きの基準を魂の動機に置くことについては、間違うことはない(常にその通りで例外はない)。

          *****

 110. (奉仕の機会は貧富に関わらず誰にでも訪れます)

    In our world, some children are born in a slum atmosphere of drink, mental, moral and physical filth, and are faced with a life of hard, monotonous labour, while others grow up surrounded by beautiful things and have a delightful preparation for life. How is the unfairness of such cases taken into account?

     The soul registers its own evolution. People in your world judge always by material standards and not by the expression of the soul. To all, whether born in low or high estate, come opportunities for service, for the soul to find itself and to express its own divinity. That is the only standard of judgment. All things in your world, judged by a material standard, seem to produce inequalities, but the true compensation is the compensation of the soul, which learns to express itself through all difficulties.

     But why does a bad person have a good time?

     You judge once again by your worldly standards. How do you know that the soul of the one who has a good time is not miserable, is not tortured, is not racked with anguish and pain? Because you see a smiling face, because you see luxury surround that person? Do purple and fine linen go hand in hand with a satisfied soul? Eternal standards are the standards of the spirit, if not of the world of matter. Otherwise there would be no justice.

   But surely it is easier for a soul to express good motives when surrounded by a good environment, rather than in surroundings where sin, hunger and everything that is low predominate?

      I do not agree with you, because I see that nearly always the great souls of your world have been born of low estate. All the great masters of your world have come from low estate. The more difficulties that the soul has to struggle against, the greater the soul can become. It is in the struggle against circumstances that the soul comes into its own. Try to judge not from without but from within.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.112-113

 地上では、飲食に事欠き、精神、道徳面でも劣悪な貧民街に生まれて、過酷な単純作業を押し付けられるような子どもも居れば、その一方では、恵まれた環境に育って、なんの苦労もない生活を楽しむ者もいます。一体どうしてこのような不公平があるのでしょうか。

 魂は自己の進化を記録していきます。地上の人々は、ものごとを常に物質的な尺度で判断して、魂がどのように反応するかという点からは物事を見ようとはしません。貧乏に生まれようが金持ちに生まれようが、魂が自覚を持ち神性を発揮するために必要な奉仕の機会は、貧富に関わらず誰にでも訪れます。その機会に奉仕するかしないか、それだけが本当の評価の基準です。この地上の世界では、すべての事柄が物質的な基準によってのみ評価・判断されますが、それが人々の間に不公平を生み出しているようです。しかし、本当の償いは、魂の償いでなければなりません。魂はあらゆる困難を克服することによってこそ自己を高め向上していけるのです。

 でも、なぜ悪い人間が恵まれた生活を送ったりするのですか。

 あなたは、また、地上の基準で物事を判断しています。恵まれているとあなたが思っている人の魂に、惨めさや苦しみはなく、悩みや痛みもないと、あなたには分かるのですか。顔で笑っているから、贅沢に包まれているから、悩みとは無縁であると思うのですか。恵まれた生活であれば、魂は必ず幸せであるとは限らないのです。永遠に変わらぬ判断の基準とは、霊的な基準です。そうでなければ公正は保てないのです。

 しかし、やはり、恵まれた環境の人のほうが、生活に困窮した劣悪な環境の人よりも、人のために奉仕する動機を持ち易いとはいえませんか。

 私はそうは思いません。地上の偉大な人たちは、しばしば、貧しい家に生まれています。偉大な指導者たちはほとんどすべてが貧困家庭からの出身です。魂というのは、困難に打ち克つための努力をすればするほど、偉大さを発揮するものなのです。その努力の中でこそ、魂は本来の輝きを増していくのです。外面からではなく内面から、物事の判断をするようにしてください。

   *purple and fine linen 贅沢な生活(purpleは王侯貴族の色)

       * the soul comes into its own 魂が本来の真価を発揮する(輝く)

          *****

 111. (霊界へ移っても何百年も進歩しない霊たちが大勢います)

    Has the human spirit evolved simultaneously with the evolution of physical life?

      It has evolved, but not on the same pathway, because it was necessary for a certain amount of evolution to take place in the physical body before the spirit could express itself.

      As we can progress after ‘death’ if we will, is it possible to sink to a lower level by sinful motives after ‘death”?

      Oh, yes. There are many who do not progress for hundreds and sometimes thousands of years who are still filled with the desires of earth even when they have passed to the world of spirit. Their lives are filled with greed and desire, and they seek not to understand the laws of the spirit.  The things of the spirit make no impression upon them, for they are still of the earth earthy and they sink from lower planes to still lower planes.

      Does a soul ever sink so low that it is extinguished altogether?

      No. It may reach a stage where the spark of the Great Spirit within it is but a small flicker, but the light never goes out, for the link which binds it to the Great Spirit is a link forged in eternity. No soul descends so low that it cannot rise. No soul is so high that it cannot descend to help the lowest.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.113

 人間の霊も肉体の進歩と同時に進歩してきたのでしょうか。

  霊も進歩してきましたが、肉体と同じような進歩の仕方ではありません。それは、霊が自己発現するためには、肉体の上でもある程度の進歩が起こる必要があるからです。

 私たちは、死後もその気になれば進歩していけると思いますが、逆に、悪い気持ちを起こして、死後さらに低い段階に落ち込んでしまうこともあり得るのでしょうか。

 もちろんあり得ます。霊界へ移っても、何百年も、時には、何千年も進歩しない霊たちが大勢います。彼らは地上生活への執着を断ち切れないのです。欲望と貪りの塊となって、霊的な法則を理解しようとはしません。

 そのような霊たちは、霊的な事柄にはなんの関心ももたず、いつまでも地上生活の習性から抜け出せず物質にとらわれていて、どんどん低い界層へと堕ちていくのです。

 霊があまりにも深く堕落していって、ついには消滅してしまうこともありますか。

 それはありません。ただ、内在する神の光が小さく点滅するだけになってしまうかもしれません。ただ、その光が消えてしまうことは決してありません。その霊と神とを結び付けている絆は永遠だからです。どのような霊でも、二度と立上がれないほど低く落ち込んでしまうことはありません。また、どのような霊でも、どん底にまで落ち込んだ霊を助けに行くことが出来ないほど、高く昇ってしまうこともありません。

       *they are still of the earth earthy 彼らはまだ地上的で(地上生活の習慣から抜け出せず)、物質的である(物質にとらわれている)

          *****

 112. (進歩していけばいくほど自分が至らないことを知るものです)

     Does the individual lose his or her individuality after passing through the various spheres, eventually merging with the Great Spirit, and then being redistributed in various forms through material and other substances?

     I know of none that has yet reached a stage so perfect that he can be merged into Perfection. The more you perfect yourself, the more you find still to be perfected, for you are allowing more of your consciousness to be revealed. Because your consciousness is part of the Great Spirit it is infinite, always stretching out to reach to infinity. We know nothing of ultimate perfection.

    Is it not a fact that, as individuals progress, they tend to become merged into group personalities, losing their own identity in that of the group?

     Not as far as I know. What does happen is that, in order for certain work to he accomplished, those who are of one mind pool their knowledge and their resources, allowing one to act as their spokesman on behalf of the rest. While that happens, they all sink their identity into the one, but that is only temporary.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.113-114

 魂は様々な界層を昇っていきながら個性を失い、最終的には神と融合するのですか。また、融合した後では、物質などの形に再構成されていくことがあるのですか。

 私はまだ神と融合できるほど高い界層に到達できた者は知りません。あなた方が完全を目指して進歩していけばいくほど、まだまだ自分が至らないことを知るものです。それだけあなた方の意識が拡大していくからです。あなた方の意識は神の一部ですから、無限に広がっていきます。無限の果てを目指してどこまでも伸びていこうとするのです。私たちはまだ、究極の完全性については、何ひとつわかっていません。

 個々の魂が進歩していくにつれて、類魂のなかに融合され自分の個性を失っていく傾向があるのではないでしょうか。

 私の知る限りではそういうことはありません。起こりうることは、ある事業達成のために志を同じくするものたちがそれぞれの知識と手段を持ちより、そのうちの一人の霊がみんなのために代表者になるというようなことです。これが行なわれている場合には、参加しているすべての霊はそれぞれの個性を抑えて一つにまとまろうとします。しかし、それも、その時だけで一時的なものです。

   *you are allowing more of your consciousness to be revealed 意識をそれだけ余計に拡大させていこうとする

          *****

 113. (これらの動物は死んだ後も私たちと一緒に生き続けたのです)

   Have you any knowledge of the survival of lower animals, other than pets?

     Yes, I have. There were many animals which were friends of ours when we lived on earth and who were, to us, what your dogs and your cats are to you. These animals, where they learned to express a personality, survived with us. But that survival is not eternal. It lasts only for a time, and then the animal goes on to merge with the group spirit which perpetuates the species. You must understand that all the children of the Great Spirit, because they have the power of the Great Spirit, can transmit the power to survive the change called death to those whose consciousness has not yet been expressed in evolution. You can make it possible for the evolution to express itself before its time because of the love that you show.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.114

 家畜以外の低級な動物も死後は生存するのかどうか、ご存知ですか。

 知っています。ちょうど犬や猫があなた方に親しまれているように、私たちがこの地上生活をして時に馴染んでいた動物が沢山いました。これらの動物は、私たちのところで個性を発揮することを学んで、死んだ後も、私たちと一緒に生き続けたのです。しかし、その死後の生命は永久には続きません。一時的に生き続けた後で、種を継続させていく類魂の中に溶け込んでいきます。神の子は誰でも神の力を持っていますから、意識が未発達の動物にも、生き続ける力を伝えていくことが出来るのです。あなた方が動物に示す愛によって、動物を生きているうちに進歩させていくことが出来るようになります。

   * who were, to us, what your dogs and your cats are to you 犬や猫があなた方に親しまれているように、私たちに馴染んでいた(動物たち)

          *****

 114. (死は魂が自由になることができる偉大な瞬間なのです)

     Why does God allow earthquakes and volcanoes?

     When you say: “Why does God allow?” you must remember that you are trying to question the operation of natural law. I only seek to teach the Law and the experiences I have had of the Law. What you call earthquakes are part of the cleansing process in the evolution of the material world. The world of matter has not yet reached a stage of perfection in evolution.

   In that case, thousands of innocent victims have to suffer because of the earth’s evolution. Is that just?

    I do not see that what you call death is a disaster. To me, it is the great hour of freedom for the soul.

   Do you mean that all the people killed in earthquakes are at that particular stage where they are ready for death?

     Yes, but they are there because of what has happened in their past lives in your world.

     Are there other worlds inhabited by human beings more-or less-advanced spiritually than ourselves?

     Oh, yes. There are plenty of worlds inhabited by those who are in advance of your world of matter. This planet you call earth is only one of many planets in the vast universe. There is one planet less spiritually advanced than you.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.116

 何故神は地震や火山爆発を起こしたりするのですか。

 「神がなぜ起こすのか」と訊くのは、自然の法則の営みに疑問をはさむことになるということを忘れないでください。私が教えようとしているのは、神の法則と、その法則について私が経験してきたことについてのみです。地震というのは、この地上世界が進歩していく課程で起こる洗浄作業の一部です。まだこの世界は、進歩のなかで完全な段階には達していないのです。

 それなら、その地球の進歩のために何千人もの罪のない人々が犠牲になってしまうことになります。それが正しいことといえるでしょうか。

 あなたが死と呼んでいるものが、なぜ不幸になるのか私には理解できません。私にとっては、それは魂が自由になることができる偉大な瞬間なのです。

 では、地震で死んだ人たちはみんな、死を迎えるところまで来ていたとでも言われるのですか。

 そうです。様々な過去生のなかで起こしてきたことの結果として、彼らはその地震の場に居合わせたのです。

 私たちよりも、精神的にもっと進歩していたり、あるいは、私たちより劣っているような生命体の世界が、宇宙の中で地球のほかにも存在していますか。

 もちろん、存在しています。この地球に住むあなた方よりも、もっと進んだ生命体の住む星が宇宙には沢山あります。あなた方が地球とよんでいるこの惑星は、広大な宇宙の中の数多くの惑星のほんの一つであるに過ぎません。このあなた方の地球ほどは進歩していない惑星も一つだけですが存在しています。

       *they are there because of what has happened in their past lives 過去生で起きてきた様々な出来事が原因となって、彼らは、その結果、地震の場にいる。(ただし、そのために死んでも、死そのものは不幸ではない)

          *****

 115. (乗り越えることの出来ない困難や障害は何一つないのです)

    Why is it that sometimes we want to follow a line of our work that we think is important and we find continual obstruction to our plans?

      All the things that are worth doing and worth achieving are those that are the most difficult to perform. The path of attainment is not an easy one. It is full of difficulties, of obstructions, of hamperings that come in the way.

      Those things are part of the building of character, so that in the way you face your difficulties is determined the growth of the soul. If you could allow the highest that is within you to express itself without difficulty, it would have little value.

     Do not despair. Remember there is no difficulty or obstacle that crosses your path that is so strong that you cannot overcome it by the use of the latent powers that you have within you. Even the difficulties that others place in your path can be swept aside if you will but allow all that is within you to rise and become the master.

     Your world does not understand that you express so little of yourself while you are in the world of matter.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.116-117

  私たちが重要だと思っている仕事を進めていこうとすると、次々にその仕事に障害が出てきたりするのは何故でしょうか。

 およそやる価値のあるもの、成し遂げる価値のあるものというのは、最も困難なものなのです。達成するまでの道のりは決して容易ではありません。いろいろ難題があり、障害があり、行く手には邪魔が立ちはだかります。

 しかし、それらの困難こそが人格形成に必要な糧になるのです。どのようにその困難を乗り越えていくかによって魂の成長の度合いが決まります。もし困難もなく内在の神性を発揮できるとするならば、その神性は、価値の低いものになってしまいます。

 絶望してはなりません。あなた方が内部に秘めている神の力を駆使すれば、乗り越えることの出来ない困難や障害は何一つないのです。仮に誰かが、あなた方に様々な邪魔をしかけてきても、自分に内在する大きな力を奮い立たせてその力を使えば、すべては一掃されてしまうでしょう。

 あなた方は、この地上世界にいる間は、自分のこの大きな潜在力をほとんど使っていないことに、気がついていません。

    * part of the building of character 人格形成の役割を担っている

         * you express so little of yourself (神の子としての)偉大な能力をほとんど使っていない

          *****

 116. (もっと素晴らしい生活が霊界にはあるのです)

    Of what use is the earth life of all the countless millions of human babies who perish at, or soon after, birth by infanticide or otherwise?

      As long as people judge eternal principles by material standards they will never understand these things. The wisest of your wise do not see beyond earthly knowledge. When the light of spiritual knowledge reaches them through their evolution, then they will see the Plan which is, as yet, not revealed to them. They see through a glass darkly, and so they do not understand.

    Would you attempt to judge the life of a schoolboy only by the years that he goes to school, and ignore that greater life which starts beyond his school? There is a greater life than the one in which you live―a world of beauty, a world of colour, a world of love, a world of labour, a world where every sincere desire finds expression, where every creative impulse can express itself, where everything that cannot be fulfilled in your world is able to realize itself. Until you have seen this world, you cannot criticize the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.117

  この地上の世界では、数え切れないほど多くの赤ん坊が、誕生と同時に、或いは、誕生後まもなく、殺されたり死んだりしていますが、こういう赤ん坊の地上での命には、どのような価値があるのですか。

 人々が永遠の原則を地上の尺度で測ろうとする限り、このような問題を理解することは決して出来ないでしょう。この地上の賢人のなかで最高の賢人といわれる人であっても、地上の知識でしかものを見ようとはしません。もっと進歩して、霊的知識の光のなかでものを見ることが出来るようになれば、彼らのまだ知らない神の計画にも理解が及ぶようになります。いまのところはまだ、彼らは曇ったガラスを通してものを見ているだけなので、本当のことが分からないのです。

 まだ幼い小学生の生活を判断しようとするとき、あなた方は、その子が学校に通った年数だけを問題にするだけで、学校のほかにも、それよりもっと大切な生活があることを考えようとはしません。あなた方のいまの生活より、もっと素晴らしい生活が霊界にはあるのです。それは、美の世界、色彩の世界、愛の世界、勤労の世界、真摯な願望が表現されている世界、創造的衝動が美を生み出している世界です。この地上世界では実現できないあらゆるものが現実になる世界です。あなた方がこの世界をまだ見ないうちに、神を批判することは出来ません。

   * beyond his school 学校から離れたところにある 

   * There is a greater life than~ もっと素晴らしい(霊界の)生活がある

          *****

 117. (進化の過程ではあなた方はまだ子どもです)

    Those high spirits with whom you take counsel, do they sometimes come here?

      No. They are all links in a great chain. As my medium is a link between you and me, and I am a link between you and those beyond me, so they are links between me and those who are beyond them. So it stretches into the inner realms of spirit, much further than my eyes can reach.

      Will we ever reach the very highest of all?

      No. You do not understand. In your world, you can only manifest a small portion of yourself. You cannot express the whole of your soul because it does not yet possess a vehicle of expression. The more I go back into the inner spheres, the more I express of that which is me. That is why we go back at Christmas and at Easter, to get something of our real individuality.

      You are all children of evolution. That is why you mourn. You should remember that those you love go to express more of themselves in my world.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

Psychic Press Ltd, London, 1991,p.118

 あなたが相談している高級霊たちは、時には地上へ来ることがあるのですか。

 それはありません。彼らはみんな大きな鎖のなかの一つの環の役割を果たしています。この霊媒があなた方と私との間を繋ぐ環であるように、そして、私があなた方と私の上の霊たちとの間の環であるように、彼らは、彼らよりさらに上の高級霊と私との間の環になっているのです。このようにして、この鎖は、私の目にも見えないような、はるかに高い、霊界の奥の世界にまで伸びています。

 私たちも、それらの鎖の繋がりの一番高いところまで登っていくことが出来るのでしょうか。

 出来ません。あなたはまだ分かっていませんが、地上の世界では、あなた方は自分自身のほんの小さな一部をあらわしているに過ぎないのです。あなた方の魂には、まだ顕現するための手段が備わっていないので、魂のすべての力を発揮することは出来ません。私自身は、魂の内部に深く入り込んでいけばいくほど、自分自身の力をより多く発揮することが出来ます。私たちが、クリスマスや復活祭のときに霊界へ還るのも、私たちが真の自分を少しでも取り戻していくためなのです。

 進化の過程ではあなた方はまだ子どもです。だから悲しんだりもするのです。あなた方の愛する人たちも、この霊界ではもっとよく自分の力を発揮しようとしていることを知ってください。

   * You cannot express the whole of your soul 魂の全体を表現できない(魂のもつ無限の能力を発揮できない)

          *****

 118.  (それでいてあなた方はなお死を恐れるのです)

   You have not tasted the joys of the world of spirit. There is nothing in your world of matter with which you can compare the life of the spirit, freed from the trammels of the flesh, escaped from the prison of the body of matter, with liberty to go where you will, to see your thoughts take shape, to follow out the desires of your heart, to be freed from the troubles of money. No, you have not tasted the joys of the world of spirit.

    You who are encased in matter, do not yet comprehend beauty as it can be. You have not seen our light, colour, scenery, trees, birds, rivers, streams, mountains, flower―and yet your world fears death.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.120

 あなた方はまだ霊界の楽しさを知りません。この地上世界では、霊界の生活と比べられるものは何もないのです。肉体の束縛から解放され、身体の牢獄から逃れ、行きたいところへは何処へでも自由に行くことができます。考えたことは形となって現われ、こころの赴くままに何でもすることもでき、お金の悩みなども一切ありません。このような霊界の生活の楽しさを、あなた方はまだ何も知りません。

 物質に包まれてしまっているあなた方には、本当の美しさは分かりません。あなた方はまだ、霊界の光、色彩、景観、木々、鳥たち、川の流れ、小川のせせらぎ、山々、花などを見ていません。それでいてあなた方は、なお、死を恐れるのです。

   * and yet your world fears death それでいて、あなた方は、なお死を恐れる

          *****

 119. (あなた方は死んで初めて生きていくことになるのです)

    Death strikes terror into their hearts. But you will only begin to live when you are “dead”. Now you live, but in reality you are almost dead. So many are dead to the things of the spirit. The little life-force flickers in their puny bodies, but no spiritual things can find any response within them. But gradually we make progress. Gradually the force of the spirit increases in strength all over your world of matter. Gradually darkness retreats, as it must when confronted by the light of spiritual truth.

    There are no words to compare the life in your world of matter with the life in the world of spirit. We who are “dead” know so much more of life than you do.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.120-121

 死は人々のこころに恐怖心を呼び起こします。しかし、あなた方は、死んで初めて生きていくことになるのです。あなた方は生きているつもりでしょうが、本当は、死んでいるようなものです。霊的な事柄については何も知らず、なんと多くの人々が死んだ状態でいるのでしょうか。小さな生命の光が弱々しい体の中でわずかに点滅しているだけです。霊的なことにはなんの反応も示そうとはしません。でも、地上では、少しずつですが進歩もみられます。地上の全世界で、霊力が少しずつその力を高めていきつつあります。霊的真理の光に照らされると、無知の暗闇も徐々に消えていくのです。

 霊界での生活を、あなた方の地上の世界の生活と比べようとしても、あまりにも違いが大きいので、言葉では説明できそうもありません。霊界にいて“死んだ”ことになっている私たちのほうが、生きているつもりのあなた方より、生については、はるかに多くのことを知っています。

    * when you are “dead”  人々が死んだ時(本当は死んではいないのだが)

   *gradually we make progress  この “we” は、(霊界から指導している私達を含めて)地上の人々は

          *****

 120. (この霊界では言葉という不便なものはいりません)

   This is the world where the artist finds all his dreams come true, where the painter and the poet realize their ambition, where genius has full power of expression, where the repressions of earth are swept away and all gifts and talents are used in the service of one another.

     This is the world where there are no clumsy words to express inspiration, but where thought is the living language and reveals itself with lightning rapidity.

   This is the world where we have no money to worry us where there is no competition, no driving of the weaker to, the wall, where the strong are strong because they have something to give to those less fortunate than themselves.

     We have no unemployment, we have no slums, we have no selfishness. We have no sects, we have only one religion. We have no sacred books, only the operation of the divine laws to instruct us.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.121

  霊界というのは、芸術家が自分の持つすべての夢を実現できるところです。画家や詩人は、自分たちの願望を満たし、天才は十分に才能を発揮できます。地上での束縛は取り除かれ、すべての天賦の才能と適性がお互いの助け合いの中で役立っていきます。

 この霊界では、気持ちを表現するのに、言葉という不便なものはいりません。考えていることがそのまま生きた言葉になり、光のような速さで相手に伝わっていくのです。

 ここでは競争はなく、私たちを悩ますお金のようなものもありません。弱いものいじめも、差別もありません。強者とは、ここでは、自分よりも不幸なものへ何かを与えることが出来るもののことです。

 霊界では、失業はありません。貧民窟はなく、利己主義もありません。宗派のようなものはなく、私たちが持っているのは、ただ一つの宗教だけです。教典もなく、私たちは、神の法則の働きによってのみ導かれています。

   * no driving of the weaker to =no driving to the weaker

       * we have only one religion  ただ一つの(人に奉仕するという愛の)宗教を持っているだけ

 121. (死ぬのが悲劇なのではありません)

    To die is not tragic. To live in your world is tragic. To see the garden of the Great Spirit choked with the weeds of selfishness and greed and avarice, that is tragedy.

      To die is to enjoy freedom of the spirit, which has been imprisoned behind the bars of the material body. Is it tragic to be released from suffering, for the soul to come into its own? Is it tragic to see wonders of colour, to hear music that does not belong to material expression? Do you call it tragic to express yourself in a body that has no pain, to be able to roam all over the world of matter in a flash and to taste the beauties of the spirit life too?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.121-122

  死ぬのが悲劇なのではありません。この世に生きていることが悲劇なのです。神の園が利己主義、貪欲、金銭欲という名の雑草で目もあてられないほどに荒らされている、それが悲劇です。

 死ぬというのは、肉体の牢獄に閉じ込められてきた魂が自由の喜びを味わうことです。魂が本来の姿に返り苦しみから解き放たれることがどうして悲劇なのでしょうか。魂が霊界の色彩の素晴らしさに触れ、この世のものではない美しい音楽に耳を傾けることが、悲劇でしょうか。痛みがなくなった体で、この世のあらゆるところを一瞬にしてみてまわることができ、同時に、霊界の美しさをも楽しめるようになったことを、あなた方は悲劇とよぶのですか。

   *or the soul to come into its own 魂が本来の姿に戻ったので

   *roam all over the world of matter in a flash 地上世界のあらゆるところを一瞬にしてみてまわる

          *****

 122. (この霊界の美しさを地上の言葉で書き表すことはできません)

    There is not in your world one artist who could capture with his paints some of the glories of my world. There is not one musician who could record some of the glories of the music sphere with your notes. There is not one writer who could describe in physical words the beauty of parts of this world.

      What a pleasant surprise you will all have one day, when you become conscious of our world.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.122

 この霊界の素晴らしさを、地上の絵の具でその一部でも描けるような画家は一人もいません。霊界の音楽の美しさを、少しでも楽譜に書きとめられるような音楽家も、地上には一人もいません。また、あなた方の世界のどんなに優れた作家でも、この霊界の美しさを、その一端でも、地上の言葉で表すことはできません。

 いつの日か、あなた方もこの霊界へくることになります。そのときには、きっと、この霊界の比類のない美しさに驚嘆されるでしょう。

   * you will all have one day  あなた方が一人残らずいつか(霊界へ来た時に)感じるであろう

          *****

 123. (すべてが地上のものとは比べようもないほど美しいのです)

    Your world is in beauty now. [This sitting was held in May.] You see all around you the manifestations of the Great Spirit, as the dawn of life sweeps over your surroundings again in its cycle, and you marvel at the beauty of the blossom and the fragrance of the flowers, and you say: “How great is the handiwork of the Great Spirit.”

      And yet, that which you see is but a very, very pale reflection of the beauties that we have in our world of spirit. We have flowers such as you have never seen, we have colours such as your eye has never beheld, we have scenes and forests, we have birds and plants, we have streams and mountains. You have nothing to compare them with. And you will be able to enjoy them, for, even though you will be ghosts, you will be real ones.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.122

  いまは5月で、イギリスでは美しい花の季節です。まわりには一面に、再び、生命の目覚めが訪れ、どこをみても、神のみ業が美しい色取りを添えています。いっせいに咲き誇る花々の美しさと香りにこころを打たれて、これこそは、神の素晴らしい作品であると、あなた方は感嘆するかもしれません。

 しかし、あなた方の目の前のこの美しい光景も、霊界の美しさのほんの一端をおぼろげに反映させているにすぎません。霊界には、あなた方が見たこともないような美しい花があります。あなた方の目に映ったことのないような華やかな色彩があります。この地上では見られない見事な景色、山林、鳥、草木、小川、山々などもあります。すべてが、地上のものとは比べようもないほど美しいのです。いつかあなた方も、その美しさを見ることができるでしょう。もっとも、そのときのあなた方は霊界で霊体をまとっていることになりますが、それが、あなた方の本当の姿なのです。

   *This sitting was held in May  この交霊会が(ロンドンで)開かれたのは5月であった。

   *even though you will be ghosts そのときのあなた方は霊になっているのだが

          *****

 124. (本当はあなた方は毎晩霊界を訪れているのです)

    You come to our world now, but you do not remember. You visit the spirit world every night. That is your preparation. Otherwise, it would be such a shock when you come here to start your real life in earnest. When you pass on, you will remember your visits.

     You will then be freed from the limitation of the body and you will be able to express to the full all the consciousness which has been released during your sleep. In its new expression, it will bring to you all the memories that you have, the memories of all the experiences that you have enjoyed.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.122-123

 あなた方は今でも霊界へ来ているのですが、そのことをあなた方は覚えていません。本当は、あなた方は毎晩、霊界を訪れているのです。いつか霊界へ移る時の準備のためです。そうしておかなければ、あなた方がいずれ霊界生活を真剣に始めるようになったときに大きな衝撃を受けることになるでしょう。あなた方が、この地上を去ってこちらへ来た時に、あなた方は霊界へ来ていたことを思い出すはずです。

 その時のあなた方は、肉体の制約からは解放され、睡眠中に持っていた意識を完全に取り戻すことができるようになります。その新しい状態のなかで、あなた方は、いままでに経験してきたことについてのすべての記憶を呼び起こすことになるのです。

    * which has been released during your sleep睡眠中に感じていた(持っていた)

          *****

 125.(界層が低ければ低いほどその様相は現世によく似てきます)

    What will be the position of those who, after passing, go to the lower planes of spirit life?  Will they remember their sleep visits―presumably to the lower planes―and will that memory help them to adjust their position?

     Those who would gravitate to the lower planes go to those planes during sleep, but the memory of that would not help them to realize their position after death because the planes on which they found themselves would still resemble the material world.

     The lower in the world of spirit, the more earthly it is in appearance because the vibrations are more gross; the higher in the realm of spirit, the finer the vibrations.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.123

 死んでから、霊界の低い界層へいく人は、どのような立場におかれることになりますか。彼らは睡眠中に霊界の、それも多分低い界層へ訪れていたことを思い出すでしょうか。また、その記憶によって彼らの立場が良くなることがあるでしょうか。

 低い界層へ引き寄せられていくことになる霊たちは、睡眠中もその低い界層を訪れます。しかし、その記憶があっても、死んだ後、自分が低い界層にいることをなかなか理解しようとはしません。というのは、彼らが行った低い界層の様子は、まだまだ、この世の現状によく似ているからです。

 霊界での界層が低ければ低いほど、その様相は現世によく似てきます。そこでの波長が粗いからです。霊界での界層が高ければ高いほど、波長はより繊細になっていくのです。

   *the more earthly it is in appearance  その様相は、もっとこの世の実情に似てくる

          *****

 126. (霊界で私はあなた方をいろいろな所へ案内もしてあげました)

   Do we sometimes remember our sleep adventures in this life?

     When your spirit is released from its body, you are freed from your brain, which is your limitation in the world of matter. The consciousness now has experiences on our vibrations, according to your grade of evolution, and it is conscious of its experiences while it has them. But, when you go back to your body of matter and try to capture the experiences of the spirit, you cannot do so because one is greater than the other. The smaller cannot hold the greater and you get distortion.

   It is as if you had a little bag and you tried to get lots of tilings into it. You could only get some of the things into the bag, and the more you pushed the more out of shape they would become. That is what happens to you when you return to your bodies. But, if your soul is already evolved and you have reached an advanced stage of consciousness, then you are aware of the spirit realms. Then you can quite easily train the brain to remember.

     I talk with all of you and I often say: “Remember this when you go back to your world.” But you do not. I have been with each one of you and I have taken you to many places. But, though you do not remember it now, none of it is ever wasted.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.123-124

  私たちは目が覚めてから、夢の中で霊界へ行ってきたことを思い出すことが出来ますか。

 霊が肉体から離脱している時には、脳というこの世での制約からあなた方は解放されていることになります。そのときのあなた方の霊的意識は、それまでの進歩の程度に応じて霊界の波長に同調し、様々な体験をすることができます。そして、経験していることについての意識を霊としてのあなた方は持っています。しかし、一旦、霊が肉体に戻ってしまえば、睡眠中の霊としての経験を思い出そうとしても、思い出すことが出来ません。霊的意識のほうが肉体の脳よりは大きすぎるからです。小さいものの中に大きなものは入れることが出来ず、記憶は歪んでしまうのです。

 それはちょうど、小さな袋に沢山のものを詰め込もうとしているようなものです。少しは入れられますが、多くのものを無理に入れようとすればするほど、小さな袋は原形を保てなくなって遂には破れてしまいます。眠りから覚めて霊が肉体へ戻るときの状況もそのようなものです。ただし、あなた方の魂が進歩して意識も高い水準に達しているのであれば、霊界の状況を感じ取れるようになります。そうなれば、脳を鍛えて、記憶も残しておけるようになるでしょう。

 私は夢の中で霊界へやって来るあなた方の一人ひとりと語り合い、「このことを地上へ帰っても覚えておいてください」と何度も言っているのです。しかし、あなた方は覚えてはいません。霊界で私はあなた方みんなと一緒にいたのですよ。いろいろなところへ案内もしてあげました。でも今は、このことをあなた方が覚えていなくても、決して無駄にはなりません。

   *it is conscious of its experiences while it has them  その霊的意識は経験していることを霊として意識している.

          *****

 127. (睡眠中の霊界訪問は準備のためです)

   Are many people engaged in working during their sleep-state, or are the visits used solely for preparation for the larger life?

    Some of you do work, because there are many that you can help in your sleep-state. But, usually, it is a preparation. You are taken to those places which will help you to be ready for your work when you leave the world of matter. If that were not done, the shock of coming from one sphere of expression to another would be so great that it would take you a long time to recover.

      That is why it is easier for those who have knowledge when they come to our world. Others have to sleep and rest for a long time, until they can adjust themselves. If you have knowledge, then you pass from one state to another and you are aware of the new life. After all, it is just like opening a door and coming into the sunshine. You must get accustomed to the light.

      Nothing is ever lost, in your world or in mine. Always remember that. Every thought, every action, every desire to serve that is thrown out of your hearts helps someone somewhere. Always, when the desire is there, you attract those who can help you.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.124-125

  睡眠中に多くの人々は霊界へ行って活動することもあるのですか、それとも、霊界訪問は、単なる死後の生活の準備にすぎないのですか。

 睡眠中に霊界で活動している人もいます。睡眠中でもあなた方が助けて上げられる人々が大勢いるからです。しかし、普通は、霊界訪問は準備のためです。地上を離れて霊界へ来たら、あなた方が霊界で活躍できそうないろいろな場所へ連れていかれます。そういうことが為されなければ、地上から霊界へと、急な環境の変化の中で受ける衝撃があまりに大きくて、立ち直るのに長い時間がかかってしまうからです。

 ですから、霊界のことをよく知っている人々のほうが霊界へ入っていくのも容易になります。知らない人の場合は、霊界に適応できるようになるまでに長い時間がかかり、眠って休まなければなりません。霊界の知識があれば、新しい状況を次々に経験していって霊界での新生活を実感していくことができます。ちょうどドアを開け外へ出て、太陽の光を浴びるようなものです。光に慣れていく必要があるのです。

 この地上でも霊界でも、何事も無駄に終わってしまうことはありません。そのことを覚えておいてください。あなた方が胸に抱いている奉仕のこころ、行為、願望の一つ一つが、どこかで誰かの役に立っていきます。あなた方が奉仕の気持ちをもちさえすれば、何時でも、そのあなたを助けたいと思う人たちが、まわりに集まってきます。

   *coming from one sphere of expression to another  地上から霊界への移行

          *****

 128. (自分の死を理解した時に初めて魂の目覚めがやってきます)

    When people pass on lacking understanding, do they respond to our thoughts and receive our mental messages?

      Awakening only comes when realization dawns. If you have knowledge, then your awakening is much quicker. We have to fight ignorance, misunderstanding, superstition, false creeds, erroneous theologies, all of which do not help to prepare the soul for its new life. Before these are conquered, the soul has gradually to accustom itself and there is a long period of rest.

      As in your world you have hospitals for bruised and injured bodies, we have to treat bruised and injured souls. But where an individual has rendered great service, and love, good will, affection and prayer accompany his passing into my world, then the awakening is speeded, for all those vibrations help him.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.124-125

  死後のことを何も知らずに死んだ場合、その人たちは、地上の私達が思っていることに反応したり、伝えたいことを知ることが出来ますか。

 自分の死を理解した時に初めて、魂の目覚めがやってきます。したがって、死後の知識をもっていれば、それだけ目覚めが早くなります。私たちは、霊界についての無知、誤解、迷信、偽の教義、間違った神学を正していかねばなりませんが、これらは、新しい霊界での生活には何の役にもたたないからです。霊界に入った魂は、これらの過ちが正されるまで、長い時間をかけて霊界に慣れていくほかはありません。そのために長い休息の時間が必要になるのです。

 地上世界には、病人や怪我人を治療するための病院がありますが、霊界でも、病んだり傷ついたりしている魂は治療されなければなりません。しかし、地上で生きているうちに大きな愛で奉仕に身を捧げたような人は、死んだ時に、その人への善意や愛情や祈りがまわりから寄せられるので、その波長がその人を助け、魂の目覚めが早くなることがあります。

   *good will, affection and prayer accompany his passing into my world

      その人が死んだ時(その人に対する)善意、愛情、祈りが霊界にまで届いて

          *****

 129. (人は死ぬことができません)

      What will happen to a person who passes on, not believing in Survival, but thinking that when he dies it is the end?

      As you cannot die, because it is contrary to the natural law, that person will have to wake up and face the fact. How long it will take for the realization of spirit life to come to him will depend upon the evolution of his soul― how far it is advanced and how it can attune itself to the new conditions.

      Will the passing of such a person be difficult?

      That, again, depends on the evolution of the soul. The passing from your world to mine is not difficult, as a rule, because usually the one who passes is not conscious of the change at the time. It is only advanced souls who register the passing out of the world of matter into the world of spirit.

      If such a person has been good, will he suffer in any way for not believing the truth of Survival, even if he has been told of it?

      Good, bad, I do not know what these words mean. It will depend only upon the life he has led, the service he has rendered, the opportunities he has taken to unfold the Great Spirit that is within him. That is all that counts. It is better to have knowledge than ignorance, but the only test is the way you have lived your life from day to day.

   Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

     Psychic Press Ltd, London, 1991,p.125-126

 霊魂不滅を認めず、死んだらすべてが終わりだと思っていた人が死んだ時にはどうなりますか。

 死というのは自然法則に反することで、ありえないことですから、人は死ぬことができません。ですから、そのような人は、いつか目覚めて事実に直面することになります。その目覚めにどれくらいの時間がかかるかは、その人の魂の進歩の程度―それまでにどれほど精神的に向上してきたかということと霊界の新しい環境にどのように同調していけるか、によります。

 そのような人が霊界へ移っていくのは、難しいことですか。

 それも、本人の魂の進歩の程度によります。一般的には、地上世界から霊界へ移るのは難しいことではありません。無意識のまま霊界へ移っていくのが普通です。霊界へ移っていくのを意識に留めているのは、進歩した霊だけです。

 善良な人で、霊魂は不滅であることを教わりながらもそれを信じようとはしなかった人は、死んだ時には、そのために苦しむようなことはありますか。

 善良とか善良でないとか、その意味がよくわかりません。大切なことは、その人がどのような生涯を送ったか、どのような奉仕をしてきたか、そして、内在する神性を発揮する機会をどのように活かしてきたか、ということです。それだけが問題なのです。もちろん、霊魂が不滅であることを知っているのは、知らないよりもいいでしょう。でも一番重要なのは、人々が自分の生涯をどのように毎日生きてきたか、ということだけです。

   *the realization of spirit life to come to him 霊として生きていることの実感を持つ(目覚める)

          *****

 130. (死んでも愛し合っている二人は離れることはありません)

   In the spirit life, do we join again with those we love and become younger? Jesus says there is no marriage or giving in marriage.

      Wherever there has been love between a man and a woman and that love has brought them together and made them as one, and they have lived on the same spiritual plane in your world, then “death” will not part them. “Death” will be a door which will give them a greater freedom for their souls to be more closely united than they were in your world of matter.

   But if their coming together, their marriage as you call it, was not a marriage of souls but only of bodies, and their souls did not dwell on the same plane, then “death” will drive them further apart, for it will relegate them to their own spiritual spheres. If there is love, they will find that in the world of spirit they will get not younger, not older, but will experience growth, evolution, development. These are things of the soul, not the body.

   When the Nazarene said that there is no marriage and giving in marriage, he was referring to the marriage of bodies, not the marriage of souls. For that which you call male and that which you call female each has its contribution to make to each other. The female is necessary to the male and the male is necessary to the female. The Great Spirit embodies the two principles in perfection. As you evolve in the planes of spirit the difference becomes less and less.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.126-127

 愛し合っている二人は霊界でも一緒になれますか。また、若返りますか。イエスは、妻を娶ったり、嫁いだりすることはない、といっていますが。

 男と女が愛し合い、一心同体のようになって、地上にあっても同じような霊的レベルで生きてきたのであれば、死んでも二人は離れることはありません。むしろ、死によって二人の魂はもっと自由になり、地上にいたときよりも、より強く結ばれていきます。

 しかし、あなたが結婚と称する二人の結びつきが、魂の結びつきではなく肉体だけのものであるならば、そして、二人の魂が同じ霊的レベルでないのであれば、死によって二人は離れ離れとなり、それぞれに違ったレベルの霊的世界へ別れていくことになります。愛し合っている二人が霊界へ行って、若返ったり、老けたりすることはありません。ただ、成長や進歩、発展を経験していくだけです。肉体的にではなく、霊的な変化なのです。

 イエスが、妻を娶ったり嫁いだりすることはない、と言ったのは、肉体的な結婚のことで、霊的な結婚を意味したのではではありません。男がいて女がいて、お互いに補い合っているのです。女は男にとって必要であり、男は女にとって必要です。神はこの男女を合わせて完全なものとしました。しかし、この男女の差は、霊界での魂の進歩が進むにつれて、だんだんなくなっていきます。

   *on the same spiritual plane in your world 地上世界での霊的発達レベルが同じくらいの

   *he was referring to the marriage of bodies, not the marriage of soulsマタイ[24-38]ルカ[17-27]などで、イエスが肉欲的結婚を戒めたことを言っている。快楽のために妻を娶ったり、嫁いだりしてはならない、というのが原意。)

     *****

 131. (罪を犯した霊は以前よりも霊界の低い界層に降りてしまいます)

      Is it possible to sin on the Other Side. If so, what is the most common form of sin?

   Of course it is possible to sin in our world. The sins of the spirit world are the sins of selfishness, but in our world they are speedily revealed. They are known as soon as the thought is in the mind, and the effect is seen far more quickly than it is in your world of matter. It registers on the one who commits the sin and makes him spiritually lower than he was before. It is difficult to define more clearly in your language what these sins are, except that they are sins of selfishness.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.127

 霊界でも罪を犯すことがありますか。もしあるのなら、どのような罪がよくみられますか。

 勿論、霊界でも罪を犯すことがあります。霊界での罪というのは利己主義の罪です。ただ、霊界ではその罪はすぐに露見してしまいます。地上と違って、霊界では、利己的なことを考えただけで、すぐにそれが分かってしまい、その結果はたちどころに現れてくるのです。罪を犯した霊は、それが自身のなかに記録され、以前よりも霊界の低い界層に降りてしまいます。ただ、この利己的な罪がどういうものであるかは、地上のことばで明確に説明するのは困難です。利己的な罪としかいいようがありません。

  *as soon as the thought is in the mind  その利己的なことを考えただけですぐに

          *****

 132. (あなた方はいまは地上世界という牢獄の囚人なのです)

      When we pass out of the physical body, is the one we use in the spirit world as real and solid as the one we leave behind?

    Far more real and far more solid than the one that you leave behind in the world of matter, for your world is not the real world at all. It is only the shadow cast by the world of spirit. Ours is the reality and you will not understand reality until you pass into the world of spirit.

      Is the spirit world as natural and as material to the spiritual senses as the physical is to our present senses?

      Far more, for this is reality. You are at present prisoners. You are hampered by the material body to which you are restricted on all sides. You are only expressing a very small portion of your real selves.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.128

  肉体から離れて霊界へ移った時に私たちが身につけるものは、私たちが残してきた肉体と同じように、本物で固い実体ですか。

 地上を去るときに残してきた肉体よりも、はるかに本物で、ずっと堅固な実体です。地上というのは、もともと、全く実体のない世界なのです。霊界の影であるにすぎません。霊界こそが実体です。このことは、あなた方が霊界へやってくるまでは理解できないでしょう。

 私たちがいま感じているこの物質世界と同じように、霊界も霊的感覚では、自然で実体があると感じられるのですか。

 地上よりは遥かに自然で実体があると感じます。霊界が実体そのものだからです。あなた方は、いまは、地上世界という牢獄の囚人なのです。肉体という障壁にまわりを囲まれ、閉じ込められてしまっています。そのために、本当の自分というものを、ほんの少ししか現していません。

   *to which you are restricted on all sides  (肉体という障碍で)まわりを囲まれ閉じ込められ

       ている

          *****

 133. (自分の幽体が徐々に抜け出していくのが見えます)

      What exactly happens at death, just after the breath has left the body?

      When the soul is conscious, it sees the spirit body withdrawing gradually and it opens its eyes in the world of spirit. It is conscious of those who have come to welcome it and it is ready to start its new life. When the soul is not conscious, it is helped through the passage and is taken to whatever place is necessary―it may be a hospital or a home of rest―until it is ready for it to become aware of its new life.

      Shall we be with those we love in the spirit world, although separated by convention in the physical world?

   It is impossible to separate love from its beloved.

   When we enter the spirit world after leaving this life, do we meet our relatives who have passed on before?

      If love exists between them, yes. If loves does not exist between them, no.

 死に際して、息を引取った時、どのようなことが起こるのですか。

 もし魂の意識がはっきりしていれば、自分の幽体が徐々に抜け出していくのが見えます。それから、霊界でも目を開いてものが見えるようになります。自分を迎えに来てくれた霊たちの存在に気づき、霊界での新しい生活が始められるようになります。一方、死んだときに魂の意識を失っている場合には、霊界からの助けを受けながら死の関門を通りぬけ、その魂に必要と思われる場所、例えば病院とか憩いの家へ連れていかれて、そこで、霊界での新生活を自覚するようになるまで、過ごすことになるのです。

 この地上に住んでいる間に、愛し合っているのに因縁があって別れてしまった場合、霊界では一緒になることができますか。

 愛しているもの同士が、引き離されることはありません。

 この世を去って霊界へ移っていった時、その前に他界していた親戚たちと会うことになりますか。

 その人たちとの間に愛があれば、会いますが、愛がなければ、会いません。

   *it is helped through the passage  現世から幽界への死の関門を通過するのを

        助けてもらえる

          *****

 134. (生命の存在する星が宇宙にはまだいくつもあるのです)

   Is the life on the Other Side everlasting?

      All life is everlasting, for life belongs to the Great Spirit, Who is eternal.

      Do the spheres of the etheric country in which you live surround the earth or sun or planets?

   They do not surround any of them. They are not bounded by geographical distinctions. They are not located in forms of spheres or planets. They are part of the vast universe. They blend and interblend with all phases of life experienced in all planes of life. Some of these planes you know about. Others you do not know yet, for there are planets on which there is life as yet unknown to your world.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.129

 霊界での生命は永遠ですか。

 すべての生命は永遠です。生命は永遠である神のものだからです。

 あなた方が住んでいる霊界は、地球とか太陽とか惑星を取り囲んでいるのですか。

 霊界がそのようなものを取り囲んでいるのではありません。霊界というのは、地理的な境界をもたないのです。また、球体とか惑星のような形をとって存在するものでもありません。霊界は広大な宇宙の一部です。あらゆる生命の世界のあらゆる生命の種々相と混ざり合い浸透しあったものです。この霊界のいくつかの領域については皆さんもご存知です。しかし、まだあなた方の知らない世界もあります。地上では知られていない生命の存在する星が宇宙にはまだいくつもあるのです。

    * the etheric country 霊的な世界

    * They are not bounded by geographical distinctions. 地理的な区別の制約をうけない

         (どこからどこまでというように範囲を決められない)

          *****

 135. (霊界では移動するのに時間と空間の制約はありません)

      What is the limit to speed of travel by spirits?

    We have no limitation of time or space in our travels. To those who are experienced in spirit life there are no limitations. We can travel to any part of your world of matter with the rapidity of thought, which to us is our great reality. Those who dwell in any grade are limited in their travelling to that grade. They cannot exceed it. They cannot travel higher in the realms of spirit than the unfolding of their character has reached. That is their limitation. But that is the limitation of spirit in spirit life.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.130

 霊界では移動する速さに制限がありますか。

 霊界では、移動するのに時間と空間の制約はありません。霊的生活を送っているものにとっては、どのような制約もないのです。私たちは、地上世界のどこへでも、行くことを考えた瞬間にもうそこへ移動しています。それが霊界でのすばらしい現実です。ただ、霊界では、自分の属する界層により、その界層に応じて移動する範囲が制約されます。その制約を越えることはできません。つまり、霊界では、自分の霊格が達した界層より上の界層へは行けないということです。これが制約といえば制約です。しかし、それは、霊的生活上の制約にすぎません。

   * with the rapidity of thought 思考と同じ速さで

       (考えた瞬間にはもうそこへ移動している)

          *****

 136. (一つの霊界が無数の世界になって表現されているのです)

   Are there separate spirit worlds connected with all inhabited planets?

    That which you call the spirit world is but the spiritual expression of the universe, which embraces all life expressed in all planes.

   Is there only one spirit world?

    Yes, but it has an infinite number of expressions, and life on planets other than earth is embraced as well as your world of matter, because they have their spiritual expression as well as their physical expression.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991, pp.130-130

  生物が住んでいる宇宙の星々には、それぞれ別の霊界があるのですか。

 あなた方が霊界と呼んでいるものは、あらゆる星々のあらゆる生命を包含する大宇宙を霊的に言い換えたものに過ぎません。

 それでは、霊界というのはただ一つあるだけですか。

 そうです。ただ、その一つの霊界が、無数の世界になって表現されているのです。そして、地球が物質的な世界と霊的世界を持っているように、地球以外の星々もそれぞれに物質的世界と霊的世界があって、その星々の生命も一つの同じ霊界の中に包含されています。

   * they have their spiritual expression as well as their physical expression. (地球外の星々の生命も肉体をもち、死んだら霊界で生き続ける)

          *****

 137. (知っていることに対しては常に代償を払わなければなりません)

   How is an inflicter of capital punishment―such as a hangman or the operator of an electric chair―judged when he reaches the spirit world?

    If he knows it is wrong, he will pay the penalty for sinning with knowledge. If he does not know it is wrong, then there will be no punishment.

      Shall we, after we pass on, be punished for having eaten animal food?

      When you have reached that stage in your evolution when you know it is not right to eat the lesser creation of the Great Spirit, then you inflict on yourself a punishment for doing that which you know to be wrong. If you have not reached that stage of evolution, then your soul is not yet aware that it is wrong and there will be no punishment. Always there is a price to be paid for knowledge. That price is responsibility.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.131

 絞首刑執行人や電気椅子操作者などの死刑執行者が霊界へ行ったときには、どのような裁きを受けますか。

 もしその人が、死刑執行が悪いことを知っていたのなら、知っていたが故の罪に問われて罰せられることになるでしょう。もし知らなかったのなら、罰せられることはありません。

 私たちが死んだ時に、肉食をしていたための罰を受けることはありますか。

 あなた方の魂が進歩して、神の被造物で弱い立場の生きものを食べるのは間違いであると知るようになっているのであれば、悪いと知っていることを行なったことで罰を受けます。そこまで魂が進歩していないために、肉食が間違いであることに気がつかないのであれば、罰せられることはないでしょう。知っていることに対しては、常に代償を払わなければなりません。その代償とは、責任のことです。

   * the lesser creation of the Great Spirit 神の被造物で霊的発達段階の低い生きもの

          *****

 138. (いまでは私の思想のすべてをいつでも伝えることが出来ます)

   I am limited, not only by my medium’s vocabulary, but by the state of his soul evolution, because that limits the amount of myself that I can express. As his soul evolves, so I will be able to allow that part of me which is not expressed to express itself.

      I can always get through, not the words, but the totality of my thought, because I have learned now where to find the words in his brain. I can get through all the ideas that I have before I come here.

   When I began to speak through him, in the early days of his mediumship, the trouble was this, that when I sought to find one word in his brain, that immediately released another word that was linked with it. I had to learn how to control all the nerve centres and, in particular, those of his brain, so that only the right word was used. I do not say that I can eliminate the whole of the medium, because his words can sometimes tinge, in a little way, my ideas. But they cannot rob the idea of what it is I try to express.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p p..132-133

 私が送るメッセージは、私の霊媒のもつ語彙と彼の魂の進歩の程度によって制約を受けます。それらによって、私がどの程度にまで表現できるか決まってくるのです。ですから霊媒の魂が進歩してくると、その分だけ、それまでに表現できなかったことも表現できるようになります。

 いまでは私は、ことばだけよりも、私の思想の全体をいつでも伝えることが出来ます。すべて私に必要なことばは、霊媒の脳の何処にあるかがわかるようになっているからです。それで、これまで伝えることのできなかった私の考えも、すべて、あなた方にお伝えすることができるのです。

 私がこの霊媒を通じて話し始めた最初の頃は、彼の脳のなかの或る一つのことばを探し出そうとしても、そのことばと関連する別のことばも飛び出してきたりして、困ったものでした。そこで私は、神経中枢、特に、脳の神経中枢をコントロールする方法を学び、正しいことばだけを拾い上げることができるようになりました。といっても、霊媒自身のことばも、少しは私の考えに染まっていることもありますから、霊媒の影響をすべて除去できるわけではないのです。しかし、そのために、私の考えていることをそのまま表現するのが、妨げられているようなことはありません。

    *I can always get through いつでも話を通じさせることができる。

    * they cannot rob the idea of what it is 霊媒自身のことばが私の考えそのものに妨げになることはない。

          *****

 139 (私も霊媒のコントロールを一歩一歩学んできました)

       Your Western minds are so different from ours. It takes us Indian spirits years to learn to manifest through them properly. We are trained with Westerners, and then, when we have learned sufficient, we experiment with the spirit bodies of mediumistic people while they are asleep. At last we are able to entrance mediums and speak through them, but it is only after very long training.

   You do not realize how complicated your bodies are, until you try to use somebody else’s. You have to make the heart beat, the blood flow and the lungs contract and expand. You have to keep all the nerve centres fed with the right impulses. You must cut off the stream from the medium’s own subconscious mind, and feed your own ideas all the time. It is not very easy.

     You have to do all that consciously, every time you speak, at first. That is what development means. In the same way, when you were a baby, you had to learn to put one foot before the other in order to walk. Now, you do not have to think about it. When I first learned to control a medium, I had to do it step by step. Now I do it automatically.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.133

  西洋人の考え方は、私たちの考え方とはかなり違います。だから、私たちインディアンの霊が、西洋人を通して気持ちを正しく伝えていくことを学ぶのには、何年もかかります。私たちは、はじめは西洋人によって訓練を受けます。十分に学んだ後は、霊媒の素質を持っている人を使い、彼らが眠っている間に実験をしてみます。そしてやがて、霊媒をトランス状態にしたうえで、霊媒の口を通して話ができるようになるのです。ただ、それまでには長い間の訓練が必要です。

 人間の体の構造は非常に複雑で、そのことは、他人の体を霊媒として使ってみるまでは、わかりません。心臓を鼓動させ、血液を流動させ、肺を収縮させたり膨張させたりしなければなりません。すべての神経中枢には、正常な衝動を与え続けなければなりません。それに、霊媒自身の潜在意識の流れを断ち切って、自分の考えが常に流れ込んでいくようにする必要もあります。決して生易しいことではありません。

 このようなことは、はじめのうちは、霊媒を通して話すたびに、いつでも、意識していなければなりません。こうしてだんだんと進歩していくのです。赤ん坊が歩くためには、まず、両足を交互に前に出していくことから学びます。それと同じです。歩き始めたらもうそのことは意識しません。私も、霊媒をコントロールすることを学び始めた頃は、このように一歩一歩学んできました。いまでは、もう、そのコントロールも、自動的に行なえるようになっています。

   * It takes us Indian spirits years to learn~ (シルバー・バーチは地上との通信のためにインディアンの霊体をとっている)

    * That is what development means 進歩というのはそういう風にして為し遂げられるもの

          *****

 140. (霊媒の潜在意識には通信の回路を作っておかねばなりません)

    When you get hold of the subconscious, it is already trained through many years to think in certain directions, to express itself in certain ways, to use certain ideas. We strive to bring our own thoughts and ideas and words, so as to make new tracks in the subconscious mind to get our own message through.

      If we use ideas that are similar to those that are already there, they get diverted to the well-worn tracks in the subconscious. It is like a gramophone record. If you put the needle on the track, it follows that track round and round. If you want to get your own message through, you must make a new track.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.133-134

 霊媒の潜在意識を手中に収めることができた時には、長年の訓練ですでに相手の考え方をしかるべき方向へ導き、しかるべき方法で表現し、しかるべき思想を用いることができるようになっています。私たちは霊媒に自分の思想や考えやことばを流し込んでいくように努力しますが、それは、相手の潜在意識のなかに新しい通信のための回路を作ってメッセージを伝えられるようにするためです。

 もし、霊媒の潜在意識の中にすでにある思想と似たような思想を利用する場合には、その思想を、潜在意識のなかで霊媒が使い慣れた既存の回路のほうへ押しやればよいのです。これは蓄音機にレコードをかけるのと同じで、円盤の溝に針を置けば、すでにある溝に沿って針は回っていくようなものです。しかし、独自の考えを伝えていくためには、やはり新しい溝を作っておかねばなりません。

   * ideas that are similar to those that are already there (霊媒の潜在意識)のなかにすでにある思想と似たような思想

    * it follows that track その針はレコードの溝に沿ってまわる

          *****

 141. (私はこの部屋へは壁を通り抜けて入ってきます)

   When I come to this room, I come right through the wall, because it is not physical to my vibration. When I am in the medium’s aura, it becomes a solid wall to me, because then I register on his vibrations. The medium’s aura is my prison now and I am limited by his physical senses.

      I have to slacken my vibrations. He has to quicken his. It took me fifteen years to learn.

   I cannot see in the dark when I am in the medium’s aura. I am limited by his body. I had to learn how to use all the things the medium had to learn when he was a child. It is not worth learning how to use his legs, though, because I never use them. I only want to know how to use his brain and his hands.

      When I am in control and repeat a message from another spirit, I am not using the medium’s ears then, but my own. It is all a question of his aura and mine. I have an aura that is not so dense as the medium’s, and into my aura other spirits can sometimes impinge their thoughts, even when I am in the medium’s aura. You can talk to someone on the telephone and also talk to someone in the same room. It is two different vibrations. You cannot do both things together, but they break into each other.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.134

 私がこの部屋へ入ってくるときには、壁を通り抜けて入ってきます。私の波長では、壁は物質とは感じないからです。けれども、私が霊媒のオーラの中に入り込むと、固い壁に囲まれた感じになってしまいます。霊媒の波長に私の波長も合わせてしまうからです。霊媒のオーラは私にとっては牢獄になり、私は霊媒の肉体の感覚に制約されるようになります。

 その場合、私は波長を下げなければなりませんし、霊媒の波長は上げなければなりません。私がその操作を習得するのには、15年もかかりました。

 私が霊媒のオーラに入り込んでいるときには、暗闇になっていて、ものを見ることができません。霊媒の肉体の制約を受けているからです。霊媒が子どもの時に学ばねばならなかったことはすべて、私も学ばねばなりませんでした。ただ、霊媒の足を使うことはないので、足の使い方は学びませんでした。霊媒の脳と手の使い方を学べばよかったのです。

 私が霊媒をコントロールしている間に、他の霊からのメッセージを代弁する時には、私は霊媒の耳ではなく、自分の耳でそのメッセージを聞いています。それは、霊媒のオーラと私のオーラが違うからです。私のオーラは、霊媒のオーラのように鈍重ではありませんから、私が霊媒のオーラの中にいる間でも、時には、他の霊たちが私にいろいろな考えを伝えてくることもあります。これは、あなた方が電話をかけているときに、同じ部屋にいる別の人とも話をすることがあるのと同じようなものです。そのときには、二種類の異なった波長があることになります。あなた方は、この2種類の波長を同時に使うことはできませんが、交互に使うことはできるのです。

   * it is not physical to my vibration 私の波長では壁は物質ではない。

   * When I am in the medium’s aura 霊媒の霊気の中にいる(魂を支配している)時には

    * It is all a question of his aura and mine 霊媒と私のオーラが違うということなのです

          *****

 142. (死は捕らわれていた鳥が自由に解き放たれることなのです)

     Your world of matter is so slow and thick. It is so ponderous and heavy that the inspiration is lost in transmission, in the endeavour to slow down the higher and more subtle vibrations of spirit. Yours is a dark, clammy world compared with the world of light where I live.

     You have not seen the sun in the full radiance of its dazzling splendour. You have seen but the pale imitation. Just as the moon reflects the shadow of the sun, so the sun that you behold is but a pale reflection of our sun.

     When I come to your world I am like a bird that is imprisoned within a cage, and when I leave it I am like a bird joyfully released to wing its way through boundless space. What you call death is the opening of the cage and the release of the bird from its prison.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.135

 あなた方の物質世界というのは、緩慢で鈍重な世界です。あまりにも粗雑で重苦しいので、霊界から通信を送る場合でも、霊のほうのより高い精妙な波長を懸命に下げていこうとすると、途中で霊感が失われてしまったりします。私のいる光の世界に比べれば、あなた方の世界は、暗黒で陰湿です。

 あなた方は、目も眩まんばかりに光り輝く太陽の本当の素晴らしさを見たことがありません。あなた方が見ている太陽は、色あせたまがい物なのです。ちょうど月が太陽の影を反射しているように、地上の太陽は、霊界の太陽のくすんだ反映であるにすぎません。

 私がこの地上へやってくるときには、籠に閉じ込められた小鳥のようになります。霊界へ帰っていくときには、無限の大空に放たれ喜び勇んで飛んでいく鳥のようになります。あなた方が死と呼ぶものは、鳥かごの扉が開いて、捕らわれていた鳥が自由に解き放たれることなのです。

   * in the endeavour to slow down下げていこうと努力すると

    * but a pale reflection of our sun 霊界の太陽のくすんだ反映であるにすぎない

          *****

 143. (高度の教えにはもっと高い波長を使わなければなりません)

    When you ask me to give you a message, I put myself in touch with the vibrations which supply me with the messages for you―I am only a mouthpiece―and it is transmitted to me. When conditions are perfect, I catch all that is shown easily. If there is any difficulty, sometimes caused by disturbances near the seance room, then confusion is created. Suddenly there is a snap of the lines and quickly the message has to be transferred to another message, and that means starting on a new line of vibration.

     Sometimes, when I transmit personal messages, I hear what is said and repeat it syllable by syllable, because it is on the same vibration as I am when I speak through the medium. But when I become the instrument for teaching, that is not the same vibration for there is another aspect of consciousness to be used. I have to be impressed with symbols, visions, pictures, intuitions, very similarly to the way in which mediums in your world are impressed by us. I have to express a higher consciousness than that you know as Silver Birch.

     When an artist is inspired, he then responds to a vibration which is not the one to which he responds normally. In that state, he is the recipient of a power which enables him to translate visions on to the canvas, but when the inspiration departs he cannot do that. When I strive to give you some of the truths of the laws of the spirit, then I have to express myself in that part of my consciousness which can be touched by the higher powers, so that they can fill me and use me as their instrument.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.135-136

 私があなた方から通信を頼まれるときには、あなた方宛ての通信を伝えてくる波長に私が同調します。そうすると、通信を受け取れるのです。その時の私は単なる代弁者にすぎません。非常にいい状態の時には、私はすべての通信を受け取れます。しかし、交霊会の部屋の近くで、なにか邪魔が入ったりして状態が悪くなると、混乱が起こります。その場合には、通信の回路が切断され、別の通信に切り替えなければなりません。つまり、波長の新しい回路で通信を始めることになるのです。

 個人的な霊からの通信を伝える場合には、私は、自分が聞いていることをひと言ひと言、繰り返して相手に伝えることができます。その場合の波長は、私が霊媒を通じて話しかける場合の波長と同じだからです。しかし、高度の教えなどを取り次ぐ時には、別の意識を使わねばならないので、波長は同じではありません。その場合は、ちょうど、地上の霊媒が霊界の私たちに印象を与えられるのと同じように、符号、心象、画像、直感などによって印象を受け取ります。その時の私は、あなた方がシルバー・バーチとして知っている波長よりは、もっと高い波長を使わなければなりません。

 画家が霊感を受けるときには、平常とは違った波長で反応するものです。その状態のときの画家は、霊力を受け取って、その力でカンバスに心象を描いていきます。霊感が無くなってしまうと、もうそういうことはできません。私が霊的真理の法則の一部をあなた方に伝えようとする時には、高級霊の霊力に感応するように自分の意識を高めなければなりません。それによって、高級霊は私に感応し、私を道具として使うことができるようになるのです。

   * I put myself in touch with the vibrations その波長に私が同調する

    * when I become the instrument for teaching私が(霊界の高度な)教えを伝える道具となるときには

          *****

 144. (霊媒の肉体器官を思いのままに使えるようになります)

    Does a guide enter the body of a medium in order to speak?

   No, not always. In most cases he works through the aura of the medium.

       Does the guide utilize the vocal organs of the medium?

    Sometimes. I am using this medium’s vocal organs now. If I desired, I could build my own, but that is waste of power. I take control of the subconscious part of the medium, which gives me control over all his bodily organs. I displace his will―which he has agreed I should do―and, for the time being, I am in charge of his body. When I have done my work I retire from his aura and his consciousness returns to pick up the threads once again.

    Do you have to displace the medium’s spirit body?

       Sometimes I do, but it is always connected with his earthly body.

   Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

     Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.135-136

 通信霊は、霊媒の体の中に入り込んで話をするのですか。

 いいえ、いつもそうとは限りません。たいていの場合、通信霊は、霊媒のオーラを通じて、霊媒を動かしています。

 通信霊は、霊媒の発声器官を使うのですか。

 時にはそうすることもあります。現に私はいま、この霊媒の発声器官を使っているところです。ただ、もし私がそのつもりになれば、私自身の発声器官を作って話すこともできのですが、それでは、エネルギーの無駄遣いになってしまうでしょう。私はまず、霊媒の潜在意識を支配します。そうすると、霊媒の肉体器官のすべてを思いのままに使えるようになります。この場合、これは本人の承諾を得てあるのですが、霊媒の意思を私の意志に置き換えます。そして、しばらくの間は、私が霊媒の体を自由に操れるようになるのです。通信が終わると、私は霊媒のオーラから身を引き、彼の意識はもとの通りに戻ることになります。

 霊媒の幽体も、体の外へ追い出してしまわなければならないのですか。

 時々はそうします。しかしその場合でも、幽体は常に肉体と繋がっています。

   * I displace his will 彼の意思を私の意志に置き換える。

    * I am in charge of his body. 彼の体を自由に操れるようになる

   * pick up the threads once again 中断していた状態を元に戻す

          *****

 145. (最も大切なことは皆さんがこころに愛を持つことです)

   Do precautions have to be taken before a seance is held, to exclude entities who operate forces that would defeat the work?

   Yes. The great precaution is to have love in your hearts and in your souls. Then only those who are filled with love can come near you.

   Are any preparations made on the Other Side before a seance takes place?

   Yes, always we have to make the way clear. We have to harmonize our circles with yours. We have to prepare the way. We have to mix all the elements to get the best results. We work in highly-organized bands for that purpose.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.137

 交霊会を開くときには、交霊の妨げになるようなものはすべて取り除くように留意しなければなりませんか。

 そうです。注意すべき最も大切なことは、皆さんがこころに愛を持つことです。そうすれば、愛に満ちたものだけが皆さんのところへ集まってきます。

 交霊会が開かれる時には、霊界でもなにか準備がされるのですか。

 準備は必要です。まず、交霊のための回路を確立しなければなりません。霊界のサークルと皆さんのサークルとの調和をはかり、回路が開かれるように努めます。通信に必要なすべての要素を取り入れて最良の結果を生み出せるように力を尽くします。そのために高度に組織された集団の中で私たちは働いているのです。

   * seance (フランス語)交霊会

    * entities who operate forces that would defeat the work 交霊を妨げるかもしれないような力を及ぼす霊的存在たち

    * make the way clear 交霊のための回路を安全に確保する

          *****

 146. (こころに怖れや心配や悲しみを抱え込んではいけません)

   How do we become receptive to the influence of those who have passed on?

   Those you love and who love you are never lost to you. They do not wander outside the radius of their love, for where their love is there they are. They do not leave you. Sometimes they are closer than at others. Sometimes they can impinge their influence on you. Sometimes you are more receptive. Sometimes you allow yourselves to be mentally enveloped with thoughts of fear, worry and anxiety, and you create a wall which makes it harder for them to get near you. Sometimes you are sad and shed tears, and wash your loved ones away. If you would be calm and peaceful, full of brightness, hope, trust, faith and confidence, you would always feel their presence.

   We strive to get as close as we can, but our proximity is dependent upon your atmosphere, your growth, your evolution. We cannot reach those whose souls are so dead to the things of the spirit that we have no point of contact. Where there is an awareness, an understanding, a quickening of the soul, there we can make contact and forge a link and make a bond of unity. It does not always mean that the people we are able to contact are Spiritualists. That does not matter, so long as they have knowledge and understanding of spiritual things. Try to make yourselves more receptive, to be calm, and we will draw close. Do not have fear, worry or distress, for those things create a fog which it is hard for us to penetrate.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.138

 霊界へ行った人たちと心が通い合うようにするのにはどうすればいいでしょうか。

 あなた方と愛しあっている霊界の人たちは、あなた方を決して見失うことはありません。彼らは、自分たちの愛が及ぶ範囲内にとどまって、それより遠いところへ行ってしまうことはないのです。彼らが愛を感じていれば、そこに彼らはいます。あなた方から離れてしまうことはありません。時には、彼らは他の誰よりもあなた方に近くいます。また時には、彼らはあなた方に働きかけようとします。あなた方も、より多く彼らと心が通い合う時もあれば、恐怖や心配や悩みに取り付かれて壁を作ってしまい、彼らが近づきにくくしてしまうこともあります。あなた方が悲しがったり涙を流したりして、霊界の愛する人たちを遠くへ押し流してしまうこともあるのです。しかし、あなた方がこころ静かで安らぎに満ち、明るさ、希望、信頼、信仰、自信などをもっていれば、いつでも、霊界の愛する人々の存在を感じることができるでしょう。

 私たち霊界の者は、出来るだけあなた方に近づこうと努めています。しかし、どれくらい近づけるかは、あなた方の気持ちの持ち方や、魂の進歩、成長にかかっています。霊的なことに何の関心ももっていない人たちには、私たちも接触するすべがありません。逆に、霊的な意識と理解があり、魂が活気に満ちていれば、私たちも接近して、交わりを深め、一体となる絆を作り上げていくことができます。ただ、私たちが接触できる人たちは、心霊主義者に限っているわけではありません。霊的なことがらに知識と理解があれば、心霊主義者であるかどうかは、関係ないのです。ですから、どうか、こころ静かに、気持ちが通い合えるようになってください。そうすれば、私たちももっと、あなた方に近づいていけることでしょう。こころに怖れや、心配や、悲しみを抱え込んではいけません。それらはあなた方のまわりに、私たちでも突き抜けることが難しいような深い靄を作り上げてしまうからです。

   *outside the radius of their love 愛が届く範囲から離れたところ

   * our proximity is dependent upon your atmosphere 接近できるかどうかは、あなた方の心の持ち方次第である

   * so dead to the things of the spirit 霊的なことに全く無関心な

          *****

 147.(あなた方には私たちの進歩を妨げる力はありません)

       When we send our thoughts to our loved ones who have passed on, do they always receive them?

    It is not possible to give a straightforward “Yes” or “No,” because it depends upon the evolution of the soul. If the one who has passed into my world is on the same mental and spiritual plane as the one in your world, then he will receive the thoughts, but if the two are so far removed from one another that they are on different planes, then the one who has passed on will not receive the thoughts.

    If we think too much of those who have passed on, does it hinder them in their progress?

      You, who live in the world of matter, have no power to prevent the progress of us who live in the world of spirit. Our progress depends entirely upon our actions, not upon yours.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.138-139

  私たちが霊界へ行った愛する人たちに念を送れば、その念はいつでも届きますか。

 それは、はっきりと肯定も否定もできません。魂がどれほど進歩しているかに関わってくるからです。もし、そちらで亡くなって私たちの霊界へ来た人が、そちらのあなた方と精神的、霊的レベルが同じであるのなら、その念は届きます。しかし、両者の間の魂の発達程度が違いすぎて離れてしまっている場合には、その念は届きません。

 亡くなった人たちのことをあまり考えすぎると、それらの人たちの霊界での進歩を妨げてしまいますか。

 地上に生きているあなた方には、霊界にいる私たちの進歩を妨げる力はありません。私たちの霊的進歩は、ひとえに、私たちがどのように行動するかによって決まるのであって、地上のあなた方には、関係がありません。

   * if the two are so far removed from one another that they are on

      different planes  両者があまりにも離れすぎて住む界層が違ってしまっている場合には

          *****

 148. (誰でも神に仕えようと志す人は神のための霊能者です)

    How can a person become a medium and a clairvoyant?

    Every child of matter that seeks to serve the Great Spirit is a medium for the Great Spirit. Am I to say how he can evolve his soul? Has it not been told you so many times? Tell him to love his neighbour as himself. Tell him to serve, tell him to seek to uplift, tell him to do everything which will express the Great Spirit within him. That is the highest phase of mediumship. I cannot tell him how to become clairvoyant, but I can tell him how to open the eyes of his soul so that the light of the Great Spirit can reach him. That is by the same method.

    Do you believe good is achieved by mystics who cut themselves off from the world and meditate in solitude?

     That all depends on what is meant by “good.” It may be that by withdrawing from the world of matter it can help to unfold the powers of the spirit. To that extent it is good. But to me it is greater to be in the world yet not of the world, serving the world by the powers that the Great Spirit has given you, after you have unfolded them yourselves through striving, through effort, through development.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.139

 どうすれば霊能者や霊視能力者になれますか。

 誰でも神に仕えようと志す人は、神のための霊能者です。人間がどのようにして魂を進歩させていけばいいのか、また私が言わねばならないのでしょうか。そのことについては、もう何度も言ってきました。自分を愛するように人を愛しなさい。奉仕をしなさい。こころを高めなさい。自分に内在する神性を顕していくためには出来ることは何でもしなさい。それが最高の霊能者の姿なのです。どのようにしたら霊視能力者になれるかはどうでもよいことです。そんなことより、魂の目をしっかりと開いて神の光が届くようにしなさい。それも、霊能者への道と同じことです。

 神秘主義者が世俗を離れて孤独の中で瞑想にふければ、優れた効果は得られますか。

 その「優れた効果」の中味によります。物質社会の俗塵を避けて過ごせば、確かに霊力の開発には役立つでしょう。その意味では、優れた効果があります。しかし、世俗を離れるよりもむしろ世俗の中に在って、刻苦勉励し魂の進歩を遂げ、それによって神から与えられた力で社会に貢献するほうが、私にはよほど立派な「優れた効果」だと思われます。

   * to be in the world yet not of the world 俗世間から離れるのではなく、その中に住み続けること

          *****

 149. (あくまでも協力し合っていくことが大切なのです)

   We do not work alone in our world, for co-operation is the Law. We form groups, which make, as far as possible, a perfect whole―a mixture of all the qualities most necessary for the work that the group has to do. Then one becomes the mouthpiece for the whole group. I am the mouthpiece of the band with whom I work. It is easier when people work together than when one works by himself. The work that is achieved is the result of the cumulative mind of the group.

      The more successful the work, the more the individualities of the band have been merged in perfection, in the same way that the more successful the medium is, the more successful is the merging between the guide and the medium. Otherwise, there would be friction and disharmony.

      It is the same as in your world, where each has his allotted task to perform. If the organizer is clever, then he gives to each one just that task for which he is fitted, and then you get the best results. You have an orchestra, each one playing a different instrument, but when they play in harmony then you get a perfect combination. If the smallest of the band strikes the wrong note, then it creates disharmony among even the best players. Co-operation is the law.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.143-144

 私たちはこの霊界では一人で活動することはありません。協力し合うことが法則になっているのです。私たちは、為すべき仕事のために必要な最適の人材を集めて、全体としてできるだけ完璧な集団を作り上げていきます。そして、そのうちの一人が集団全体の代弁者になります。私はそのような一集団の代弁者なのです。協力し合って仕事をするほうが、個別に仕事をするよりは楽にすすめられます。仕事の成果は、集団の一人ひとりが力を合わせた結果であるということになります。

 集団の一人ひとりの個性が、完全に全体に溶け込んでいけばいくほど、仕事の成果は上がっていきます。それは、すぐれた霊媒であればあるほど、霊媒と通信霊との融合がうまくいくのと同じです。そうでなければ、集団の中では、摩擦や不調和が起こってしまうかもしれません。

 あなた方の地上世界でも同じことです。一人ひとりには割り当てられた仕事があります。指導者が賢明であれば、それぞれに最適の仕事を割り当てて、全体としては最良の結果を生み出すでしょう。これは、あなた方のオーケストラのようなものです。一人ひとりが異なった楽器を奏でていても、調和の取れた演奏をすることによって完全なチームワークが得られるのです。もし、楽団のただの一人でも出す音を間違えてしまえば、その他の楽団員がいくらすぐれた演奏をしても、全体としては不調和になってしまいます。あくまでも協力し合っていくことが大切なのです。

    * the more successful is the merging  融合(意思の疎通)がそれだけうまくいく

          *****

 150. (一番大きな力はあなた方一人ひとりから出ている力です)

   In the production of psychic phenomena, do you make use of materials in the room as well as of the psychic powers of the sitters?

      Yes, we make use of the carpet, the curtains, books, even of the furniture. We who are not encased in matter have to use matter, and we obtain it to some extent from the actual substances that are here. We take a little from everything so as not to destroy things. Otherwise, you would find your furniture falling to pieces.

      Is that why sometimes in materialization seance-rooms the curtains, say, wear out quickly?

    Yes, that is the reason. But we are very careful. Sometimes colour is taken from material things in order to provide the colours used in materializations. When you know more about our work you will learn that nothing is wasted. But the greatest power of all is the power that comes from within each one of you. That is the greatest ingredient.

      Mediums must develop not only the powers of their mediumship, but also the powers of their spirit. You must learn that the power of the medium’s own spirit raises the quality of the ectoplasm. It is not wood or clay with which we are dealing, but the essence of life as contained in the medium. All the thoughts and character and mentality of the medium go into the ectoplasm.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.144-145

  心霊現象を起こす場合、列席者の心霊力も利用されるのですか。室内の器物も利用されますか。

 はい。敷物、カーテン、本、家具など、何でも利用します。私たちには物質的な肉体はないので、ここでは物質を使わなければなりません。そこで、ここにある物質から、ある程度、物質の原料になるものを取り入れる必要があるのです。それらの物質を壊してしまわないように、私たちは、少しず色々な物から取り出しています。そうしなければ、家具などは、ばらばらに壊れてしまうでしょう。

 物質化現象を起こすときの実験室では、カーテンなどの傷みが早いことがありますが、それは、そのためですか。

 そうです。そのためです。でも私たちは慎重にやっています。時には、物質化現象に必要な色を物質から取り出すこともありますが、あなた方が私たちの仕事をもっとよく知るようになれば、少しも無駄はないことが分かってもらえるでしょう。しかし、一番の大きな力は、あなた方一人ひとりから出ている力です。それが最大の材料です。

 霊媒は、交霊能力だけではなく、自分たちの魂の力をも発達させなければなりません。霊媒の魂が持つ力が大きければ、エクトプラズムの質も高まることを知ってください。私たちが扱っているのは、石ころや棒切れではなく、霊媒が持っている生命の核なのです。霊媒の持っている思想や人格や知性は、すべてエクトプラズムのなかに注ぎ込まれていきます。

   * not encased in matter 物質に包まれていない(肉体を持たない)

    * ectoplasm 霊媒の体から発して、人間の手や半身像、あるいは一個の全体像などを形成する心霊体(霊的物質)

          *****

 151. (魂が進歩していくのは沈黙や調和や愛の中にいる時なのです)

   No time that is spent in the desire for spiritual attainment is ever wasted. You wait very patiently, I know, but I want you to realize that great progress continues all the time. The bonds of unity between us are being strengthened and there is a quickening in the perceptions of your own soul powers. Growth, unfoldment and evolution are taking place all the time.

   And, as your souls unfold and you rise higher and higher in the scale of vibrations, so you come into closer touch with higher and greater spiritual forces, that are not seen or heard but which belong to the eternal realities of the spirit. That is the reality of your lives. So much of your time is spent in chasing the shadows, in trying to capture the illusion, in trying to secure the ephemeral. In silence, in harmony and in love, your souls unfold all the time. Though it may be slow, it is sure and certain.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.146-147

 交霊会で霊的現象が起こるのを待っている間の時間は無駄にはなっていません。あなた方は辛抱強く待っていますが、その間でも、常に大いなる進歩が続いていることを知ってください。あなた方と私たちとの結びつきは強められ、あなた方は自分たちの魂の力をまざまざと意識するようになります。成長や開明や進化がいつも起こっているのです。

 あなた方の魂が目を開き、だんだんと波長が高まっていくにつれて、あなた方はさらに高い偉大な霊力に結び付けられていきます。その霊力は、見えることもなく聞こえることもありませんが、霊的な永遠の実在です。そして、それがあなた方の生命の実体なのです。あなた方は幻を捉えようとして実態のない影を追いかけ、つかの間の現象を確保しようとしてあくせくしています。しかし、あなた方の魂が常に進歩していくのは、沈黙や調和や愛のなかにいるときなのです。その進歩は遅いかもしれませんが、間違いはなく、確実です。

   * in the desire for spiritual attainment 霊的な現象が起こるのを体験したいと望んで

   * in trying to secure the ephemeral  つかの間のものでしかないものをしっかり確保しようとして

          *****

 152. (神こそあらゆる霊感の源泉であり中心です)

   The Great Spirit that is within each one of you unfolds and evolves, and you are able to express more and more of your divinity, because you have all met together in one place and with one accord. The Nazarene told you, many years ago, that, where two or three are gathered together, there is the Great Spirit to pour down His blessing. We teach the same truth, but they reject us.

   Truths do not change. Men’s minds change, but truth is constant because it is based upon knowledge, and knowledge comes from the Great Spirit. He is the centre and the source of all inspiration. It is all so simple and so easy to understand, but your world has made it so very difficult.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.147

  あなた方一人ひとりに内在する神の力は顕れ、力を増し、あなた方もより多く自分たちの神性を発揮できるようになります。それは、あなた方がみんなこの場所に顔を合わせて、一つにまとまっているからです。むかしイエスが言ったように、人が二人でも三人でも心を一つにして集まれば、そこには必ず神が在って祝福を与えてくれるのです。私たちも同じ真実を教えているのですが、人々は聞いてくれません。

 真理は不変です。人の心は変わりますが、真理というのは知識に基づいており、知識は神からくるものですから、変わることはありません。神こそ、あらゆる霊感の源泉であり、中心です。それは大変単純でわかりやすい真理ですが、地上では、これが非常に難解なものにされてしまいました。

    * with one accord こころを一つに合わせて

          *****

 153. (調和と愛があの世との架け橋を作るのに役立つのです)

   Every moment that you sit here, with your hearts attuned to the Great Spirit, is not wasted. With all the power that accumulates when you meet in harmony and love, you are helping to build a great bridge. Over that bridge there will come from my world to yours many who will be able to bring to the world of matter a new light, a new strength, and a new hope. Will you always remember that? While we laugh and joke, behind it all there is a great purpose.

      That purpose is that the laws of the Great Spirit shall be able, through each one of you, to operate more fully in the world of matter. To that purpose each one of you has given yourself. The more you can have this common purpose and desire to receive the Great Spirit, the more you will be able to bring His power into your midst.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.148

 こころを神に向けてここに座っている限り、あなた方の時間は無駄にはなりません。調和と愛の気持ちをもちながらここに集まっていれば、そこには力が生まれて、あの世とこの世との架け橋を作るのに役立つのです。その橋を渡って、霊界からは多くの霊がこの地上へやってきて、新しい光、新しい力、新しい希望をもたらしてくれるでしょう。どうか、そのことをいつも忘れないようにしてください。私たちがいまここで、笑ったり冗談を言い合ったりしている間でも、その背後には、大きな目的があるのです。

 その目的とは、あなた方の一人ひとりを通じて、神の法則がこの地上にもっと十分にいきわたるようにすることです。今までも、あなた方は、この目的に向かって献身してきました。この共通の目的をさらに強く持ち、神の力をもっと受け容れようとすればするほど、あなた方は神の力をもっと多く、この地上へもたらすことができるようになるでしょう。

    * with your hearts attuned to the Great Spirit  心を神に向けながら

    * each one of you has given yourself  あなた方一人ひとりが献身してきた

          *****

 154. (あなた方は神であることを忘れないでください)

   Do you think laughter at seances is beneficial to results?

   The happier you are in your soul, the nearer you are to the Great Spirit.

   Remember you are the Great Spirit and nothing in your world of matter can  touch you. I have sought to teach you that for a long time. As long as you are  worried by the things of matter, you will not learn the lesson.  

       I do not say disregard the things of matter, because you express yourself in the material world, and you have responsibilities to that world. But do not forget you are the Great Spirit and the Great Spirit is you. The power which belongs to the Great Spirit, which belongs to you, can raise you triumphant over all matter.

       It is a power which, properly understood, can enable you to resist all evil, to overcome all sickness and to fight every obstacle. But few of you use it. You were taught about it many years ago by the Nazarene, who said, “The kingdom of heaven is within.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.148-149

 交霊会での笑い声はいい結果を生みますか。

 あなた方の魂が幸せであればあるほど、それだけ神に近づいていることになります。あなた方は神であることを忘れないでください。この地上であなた方を傷つけることが出来るものは何もないのです。そのことを、私は長い間、教えようとしてきました。もしあなた方が、物質的なことで心を悩ましているのであれば、この教えを学ぶことは出来ないでしょう。

 でも、物質的なものを無視しなさいといっているわけではありません。あなた方は物質世界の中で生きていますから、その物質世界に責任を負っています。しかし、あなた方が神であることを忘れてはなりません。神はあなた方のなかに在るのです。神の力は、あなた方の力です。その力が、あなた方にすべてのものに打ち勝たせるのです。

 その神の力をよく理解すれば、あなた方は一切の悪を退け、あらゆる病を克服し、すべての障碍を乗り越えていくことが出来ます。それなのに、その力を使っている人は、ほとんどいません。むかし、イエスも、「神の王国はあなた方の中にある」と、教えたではありませんか。

   * nothing in your world of matter can touch you 地上世界であなた方を傷つけられるものは何もない

    * you express yourself in the material world あなた方はこの地上世界で生きている

    * properly understood もしよく理解できたら

          *****

 155. (霊的証拠を手に入れるのは魂の成長と何の関係もありません)

   We are told that the extent of our knowledge in spiritual matters is governed by our capacity to receive. Is it wise, therefore, for people who are spiritually unprepared to seek evidence through mediums? 

      Evidence has nothing to do with the growth of the soul. Your ability to receive according to your capacity means how far can you reach out to the planes of spirit to receive truth? How far has your soul evolved so that it can understand truth? That must not be confused with the search for evidence. They do not go hand in hand. There are some who have evidence that life is continuous, but whose souls have not yet been touched by the spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.150

 どれほどの霊的知識を私たちが持てるかは、私たちの受け入れる能力によって決まってくるといわれています。それならば、霊的な準備ができていない人が、霊媒を通じて霊的な証拠を求めるというのは賢明であるといえないでしょうか。

  霊的証拠を手に入れるのは、魂の成長と何の関係もありません。あなた方の霊的な受容能力というのは、あなた方が真理を受け容れるために、どれだけ霊的世界へ入り込んでいけるか、どれだけ魂が進歩して真理を理解できるようになるか、ということです。それを霊的証拠を手に入れるのと混同してはいけません。この二つは、関係がないのです。世の中には、生命が永遠であるという証拠を手に入れていながら、魂は霊的なものに触れていないような人々もみられます。

   * They do not go hand in hand  この両者の間には関係がない

          *****

 156. (あなた方は死んで初めて本当に生きることになるのです)

   Your world of matter makes it difficult for you to remember in the smaller consciousness what takes place in the larger. You will not begin to live until you have died.

   Practically everybody visits my world during sleep, for it is part of the preparation made by the Great Spirit to accustom the spirit body to its future habitation, so that when the final separation is made there will be no shock and the newly-arrived spirit will gradually accustom itself to its surroundings as memories stir within it, just as you remember gradually when you return to the scenes of your childhood.

      The degree of spirit which can be reached is dependent upon the state of the soul evolution. All can travel in spirit, but some are limited in their range. Some people travel in sleep to the darker spheres of the spirit world, either because that corresponds with their own soul-state or because it is the action of their own free will as they desire to be used in service.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.151

 地上世界では、小さな意識しか持つことができません。そのあなた方が大きな意識の中で起こることを記憶しておくのは困難です。あなた方は死んで初めて本当に生きることになるのです。

 人は誰でも、眠っているうちに霊界を訪れます。これは、将来の霊界での生活に霊魂を慣らしておこうとする神の定めた準備の一部です。こうすることによって、最後の別れの時を迎えても、霊魂はかつての記憶を甦らせて、ショックを受けることもなく霊界の新しい環境に順応していくことが出来るのです。これはちょうど、あなた方が子どもの頃に過ごした場所へ行ってみれば、いろいろと思い出してくるのと同じようなものです。

 霊界を訪れて、何処まで行くことができるかは、魂の進歩の程度によってきまります。睡眠中は、誰でも霊魂になって動きまわることができますが、なかには、行動範囲が限定される人もいます。

 睡眠中に霊界を訪れて、暗黒の世界へ行くような人もいないわけではありません。これは、本人の魂の状態がそこへ行くのにふさわしいからか、或いは、自から希望して、そこで奉仕活動をするために行く、という場合です。

  * remember what takes place in the larger (霊界の)大きな意識のなかで起こることを思い出す

   * as memories stir within it 魂のなかの記憶が蘇ってくるので

   * the scenes of your childhood 子どもの頃に過ごした場所

          *****

 157. (睡眠中の経験を思い出せるように訓練することは可能です)

   There are many in my world who can be helped by bringing to them the spiritual bodies of those who are in your world. You will find it in the Bible, where it tells how the Nazarene descended into what they called hell. That was not during the sleep-state, but it is the same law.

       It is possible to train oneself to remember the experiences during sleep, but it requires concentrated effort because you will have to train the consciousness to register its impressions on the brain cells. That would be easier for some than for others. It depends on how closely the two bodies are knit. Those who find it easiest to remember are those who would make the best mental mediums.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.152

 地上世界の霊体を傍につれてくることで援助できるような霊が霊界には沢山います。聖書にも、イエス・キリストがいわゆる地獄へ降っていくのを書いているところがあります。あれは、イエスが眠っている間に行ったわけではありませんが、原理は同じことです。

 睡眠中のいろいろな経験を思い出せるように訓練することは可能です。ただ、それは意識を訓練して感じた印象を脳細胞に記録しなければなりませんから、集中的な訓練が必要になります。それは、人によって、容易にできる場合と、そうでない場合があります。肉体と霊体がどれだけ緊密に連携できるか、が問題なのです。それが容易にできる人は、優れた心理的霊媒の素質があるといえるでしょう。

   * It depends on how closely the two bodies are knit  肉体と霊体がいかに緊密に連携されているかによる

          *****

 158. (霊界を訪れる夢は記憶には断片的な形でしか残りません)

   How can dreams be accounted for? Some of them can scarcely be accepted as memories of spirit travels.

   There are dreams and dreams. Some of them are capable of physical  explanation, as they are only the reflex action of a brain which is hushed for a while. Some of them are caused by the food you eat. But beyond all these, there are the dreams which are the memories of your experiences in our world, which you retain in very fragmentary form. The reason why your dreams are often distorted is that when you come to the planes of spirit you are freed from the restrictions of earth and, in the effort to remember spirit experiences in earthly limitations, you get distortion.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.152

 夢とは何でしょうか。夢の中には霊界への旅の記憶とはとても思えないものもありますが。

 夢というのは種々様々です。あるものは、肉体的な原因によるものとして説明できます。睡眠中に脳が静かになっていると、一種の反射運動として夢を見る、というふうにです。あなた方が食べた食べ物によって起こる夢もあります。しかし、これらとは別に、霊界へ行っていろいろと経験する夢をみることがあります。ただ、この霊界を訪れる夢は、記憶には断片的な形でしか残りません。あなた方が夢の中で霊界へ来れば、地上の束縛から解放されて自由になります。ところが、そのひろい霊界での経験は狭い地上世界人間の記憶の中には収まりきれません。だから、霊界の夢を思い出そうとしても、地上ではしばしば、歪められてしまうのです。

   * to remember spirit experiences in earthly limitations 広い霊界での自由な経験を狭くて不自由な地上で思い出そうとする

   *you get distortion (霊界の経験は人間の狭い記憶容量のなかには収まりきれないので)歪んでしまう

          *****

 159. (あなたとは肉体を使いながら生きている意識そのものです)

   If our spirits leave the physical body during sleep and the body is left, as it were, untenanted, what is there to prevent some wandering earth-bound spirit from possessing or obsessing it? Is any spirit guide “on duty” to guard it against mal-occupation?

   What prevents this happening is the natural law that you cannot be obsessed by undeveloped spirits unless you are in a condition to be obsessed. The spirit is not in the body, for the spirit does not belong to the same rate of vibration as the body. You―the real you―are not inside the body. You are not tucked in between your heart and your lungs. You are consciousness expressing itself through the earthly machinery of your physical body.

   All that happens when you sleep is that the consciousness, instead of expressing itself through the physical body, expresses itself through the spirit body and, because of that, it is expressing itself in the planes of spirit. There is no question of another coming in. It is not as if you have opened the door of your body and someone walks into the body and shuts the door. It is not like that at all. It is that the consciousness, still in charge of the body, expresses itself on another plane and returns as soon as it is time for it once more to associate itself with the physical body.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.153

 睡眠中に霊魂が肉体を離れると、肉体はあたかも空き家のようになってしまいますが、この場合、地上の浮遊霊などに憑依されないように、何らかの手配がなされているのですか。留守中の肉体が不法に乗っ取られないように、守ってくれる守護霊がいるのですか。

 憑依されるような条件が揃っていない限り、こういう場合、自然法則によって、未発達な霊に憑依されることはありません。霊は肉体の中にあるのではありません。霊の波動は、肉体とは同じではありません。本当のあなたは、肉体の中にいるのではなく、心臓と肺の間に押し込められているわけではないのです。あなたとは、肉体という地上の機械を使いながら生きている意識そのものです。

 眠っている間、あなたという意識は、肉体を通して自己を表現する代わりに、霊体によって自己を表現していきます。だからこそ、霊界で活動することも出来るのです。留守中の肉体に誰かが入り込んでくるようなことはあり得ません。あなたが肉体に入り込むためのドアを開けたから、誰かが入ってきてそのドアを閉めてしまう、というようなものではありません。そうではないのです。意識はあくまでも肉体を管理しながら、霊界で活動し、ふたたび肉体と結びつく必要が起こったときには、その瞬間に、肉体へ戻ってくるのです。

   * wandering earth-bound spirit さまよっている地上の浮遊霊

          *****

 160. (憑依というのはあくまでもその人自身の問題です)

   Does that mean that when a person is obsessed, the intruding spirit has received the permission of the spirit of the person obsessed?

       No, but the person obsessed has created within himself the conditions that make obsession possible. It is all a question of the individual. It is the same as when you are filled with a desire for love and service you attract those higher ones who can use you. It is the same law. The law does not work only for good. It works also the other way. All laws which can be used for the greatest service can also be abused, for as high as you can rise so low can you sink. As low as you can fall, so correspondingly can you rise to the heights. It is the same law. It depends on the way you choose to apply yourselves to it.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.153-154

 それでは人が憑依される場合、憑依する霊は、憑依される人の霊から許しを得ているということですか。

 そうではありません。憑依された人は憑依される条件を自分で作り出しているということなのです。憑依というのはあくまでもその人自身の問題です。例えば、あなた方が愛と奉仕の強い希望をもてば、そのあなた方を助けようとする高級霊を引き寄せます。憑依もそれと同じ法則が働くのです。この法則は、いいことばかりに働くのではなく、反対に悪いことにも働きます。最大の奉仕に対して働くすべての法則は、悪用される場合もありえます。人はどこまでも高く上ることができますが、それと同じく、どこまでも低く堕ちていくこともできるものだからです。つまり、同じ程度に、高く上ることもできるし低く堕ちることもできます。そこに働くのは同じ法則です。そのような法則に対してどのような道を選ぶか、それはあなた方自身の問題です。

    * a question of the individual 一人ひとりがどう対応していくかの問題

    * works also the other way 反対の悪いほうにも働く

 161. (愛する人たちが夢のなかで警告しようとするのです)

   Are prophetic dreams “transmitted” to the recipient from your side?

   Sometimes they are. Sometimes they are prompted by their own loved ones, who try to warn them. At other times, it is the experience of the spirit body itself which, freed from the limitations of earth, is able to glean something of the future and to bring back in the form of a dream a warning of what it has seen ahead in the path of time.

        If the spirit leaves the body in sleep, how is the body animated and why does it not cause death?

        Because the silver cord is still attached and consciousness remains. Once the silver cord is severed and the connexion between the physical body and the spirit is gone, there is no more animation.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.154

  予言的な夢の知らせというのは、霊界から伝えられるのですか。

 そういうことも時にはあります。霊界の愛する人たちが夢のなかで警告しようとするのです。また、別の場合には、夢の知らせは、眠っている人の幽体自身の経験からくることもあります。地上の束縛から解放されて自由になると、将来起こることについての情報もいくらか掴めるようになりますから、自分の前途に見たことについての警告を、夢の形で持ち帰るということもあるのです。

 睡眠中に魂が肉体を離れてしまったら、どうして肉体は生き続けられるのでしょうか。なぜ死んでしまわないのでしょうか。

 それは、まだ肉体と魂を結んでいる魂の緒がまだ繋がっており、意識も残っているからです。一度、魂の緒が切断され、肉体と魂の接続が途切れてしまいますと、もう生き続けることは出来ません。

   * prophetic dreams 夢の知らせ、霊夢ともいう。

    * silver cord 魂の緒(玉の緒ともいう)。肉体と幽体を結んでいる紐で、地上生活の間は

      肉体を支えているが、死ぬ時には切断される。臨死体験の時には、まだ切断されていない。

          *****

 162. (なぜ私たちが傷ついた魂を癒していかねばならないのですか)

   We do not want the spirit world to become once again a hospital for broken souls. Those of us who work amongst you know that you must be prepared to take into your world all that which we try to teach you. We cannot do it for you. We can only see the result of those things you do which are wrong and show you what happens in our world when you do wrong things in yours.

   It is because we see the destruction and the harm done that we have to point out the result―there come into the spirit world those who are not yet ready. They are plucked from the tree of life before the fruit is ripe. Why should we have to mend broken souls because you have destroyed the means through which they functioned on earth? Why should we have to give up our progress in order to serve those who only come into our world because you have failed to do your duty?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.164

 私たちは、この霊界が再び、戦争で傷ついた魂のための病院になってほしくはありません。私たちがお教えしようとしているすべてを、この地上に広めていく準備を早く整えてください。あなた方のなかで働いている私たちには、それがいま必要であることがわかるのです。それを、私たちが代わってすることはできません。私たちは、ただ、あなた方が道を間違えれば、どのような結果になるかがわかります。そして、地上で誤った行為が行なわれれば、霊界ではどのようなことが起こるかを、お教えすることができるだけです。

 私たちには、戦争による破壊と殺戮が目に見えます。その破壊と殺戮の結果、こちらの世界へ移る準備ができていないまま、多くの魂が霊界へやってくることになるのです。果実が熟する前に、生命の木から無理やりもぎ取られてしまうのと同じです。地上で生きていくための肉体を破壊してしまうのはあなた方なのに、なぜ私たちが霊界で、傷ついた魂を癒していかねばならないのですか。地上のあなた方が責任を果たさないために霊界へ来ることになった魂たちを、なぜ私たちが、自分たち自身の進歩を犠牲にしてまで世話をしなければならないのでしょうか。

   * a hospital for broken souls 戦死者の傷ついた魂を癒すための霊界の病院 (戦争で戦死者が出ることを話題にしている)

   * who are not yet ready 死んで霊界へ移る準備ができていない人たち

   * the means (地上で生きていくための)身体

          *****

 163. (神は一人ひとりに自分の分身を与えられました)

   It cannot be right, even for your material world, to justify war. Even in things of matter, it leads only to destruction. It cannot be right for our world, because you interfere with the operation of the law. How dare the children of earth interfere with the divine law that the spirit should drop from the body when it is ripe!

   You must stand for that which is right. Those who are blind must not be allowed to interfere with the work of the spirit. You do not know how in your world there is at work an organized effort to upset all that which makes for progress, peace and harmony. Your world has to learn not to think in terms of separate peoples, but to realize that all are the children of the Great Spirit. The barriers are made by the children of earth, not by the Great Spirit. He has given to each one of them a part of His spirit and, because of that, they are all parts of Him.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.164-165

  戦争を正当化するのは、地上世界のためにも正しいことではありません。物質的な面からいっても、戦争は破壊をもたらすだけです。私たちの霊界からみても、戦争は間違っています。法則の働きを阻害するからです。魂は自然の時が満ちて肉体から切り離されるべきなのに、地上の人間がその神聖な神の法則に逆らうとは、なんという身の程知らずでしょう。

 あなた方は、正しいことのために立ち上がるべきです。霊たちの事業を地上の盲目の者たちに妨害させてはなりません。あなた方は気がついていませんが、この地上では、いま、進歩や、平和と調和を目指す運動を覆そうとする組織的な努力が進められています。地上の人間は、すべてが神の子であって、人種によって人間を差別するのはやめなければなりません。垣根を作っているのは、人間であって神ではないのです。神は、一人ひとりに自分の分身を与えられました。だから、すべての人間は神の子です。

   * to think in terms of separate peoples 人種を差別して考える

          *****

 164. (なぜ破壊のみを追い求めようとするのでしょうか)

   When there is so much work of construction to be done in your world, why is it that even your “wise ones” seek only to destroy? The Great Spirit has given natural laws to regulate all these things. The children must not seek to interfere with the laws. If you do not live within the Law the result can only be destruction and chaos. Have you not seen it already?

    I urge each one of you to do what you can to throw all your weight and your work among those who seek to bring the Great Spirit’s plan into your world. Do you think the Great Spirit wants blood to be shed? Do you think the Great Spirit wants misery, suffering, unemployment, hungry people, dirty houses, wars? Do you think the Great Spirit wants His children to be denied the bounty He has given? Do you think the Great Spirit wants little children to be denied guidance from their parents because they have been forced into my world?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.165

 地上には沢山の建設のための仕事があるのに、あなた方のなかで賢人といわれるような人々が、なぜ破壊のみを追い求めようとするのでしょうか。神は、すべてのことがらが秩序正しく進行するように、自然の法則を与えられました。地上の人々は、この法則を侵してはならないのです。この法則を受け容れて生きていかなければ、その結果は、破壊と混乱をもたらすだけになってしまうでしょう。あなた方はすでにそのことは、見てきたのではありませんか。

 あなた方一人ひとりに言いたいのですが、どうか、この地上に神の計画を実現させようとしている人々と共に、全力で、できる限りのすべての行為を捧げてください。神が流血を好まれるでしょうか。悲惨、困難、失業、飢餓、貧民窟や戦争を神が望まれるでしょうか。神が自分の分身である子らに与えられた豊かな恵みが、その子らの手には入らないことを希望されるでしょうか。両親が命を奪われて、幼い子供たちが庇護を受けられないようなことを、神が喜ばれるでしょうか。

   * to regulate all these things.  地上の出来事のすべてが秩序正しく起こっていくように規制する

    * do not live within the Law  神の法則に従って生きていかなければ

    * they have been forced into my world  無理やりに命を奪われて

          *****

 165. (人を殺すことに囚われると理性は失われます)

   If you are loyal to that which we try to teach you―only because, like you, we seek to serve the Great Spirit―you will help in this work. It is against the Law of the Great Spirit for any one to try to put an end to the physical life of another spirit.

      When the lust to kill is fostered, reason departs. Not only is the Great Spirit within you, but there is also the remnant of your animal evolution. Your progress and your evolution consist in learning to subdue the animal and in allowing the Great Spirit to shine. If you allow the animal side to come out on top, then you have war and strife and killing, but if you allow the Great Spirit to shine, and you seek to serve one another, then you will have peace and harmony and plenty.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.164-165

 私たちはあなた方と同じく、神に仕えることだけを求めています。ですから、私たちが教えようとしていることにあなた方が信頼を寄せてくれるなら、どうかあなた方も、この仕事を助けてください。誰であれ、他人の生命を奪おうとする者は、神の法則への反逆者です。

 人を殺すことに囚われると、理性は失われます。あなた方のうちには神性が宿っていますが、動物であった時の名残も残っているのです。その動物性を抑えて、神性を輝かせることを学んでいく。そこにこそあなた方の進歩と発展があります。この動物性の側面をどこまでも曝け出していけば、戦争や闘争や殺戮がおこります。しかし、あなた方が神性を輝かせ、互いに奉仕しあうようになっていけば、平和と調和と豊穣が約束されるのです。

   * the remnant of your animal evolution. 進化の過程で動物であった時の名残り

          *****

 166. (愛の種を蒔いてください。そうすれば愛がやってきます)

   You must not divide your world into countries or peoples. You must try to teach that they are all parts of the Great Spirit. They are all His children. Even those who are divided by seas are brothers and sisters in the sight of the Great Spirit of all. Our teaching is simple but true. It is founded on the laws of the Great Spirit. If you seek to build your world, ignoring the Law, you must have chaos and disorder. You become bankrupt.

   There will be many wars in your world of matter unless great efforts and sacrifices are made. You have sown the seeds and you must reap what you have sown, for you cannot cheat the law of cause and effect. You cannot sow bloodshed and reap peace. You cannot sow the desire for material power and then expect to escape the consequences. Sow love, and love will come. Sow peace, and peace will arise. Sow seeds of service everywhere and the world will be filled with service. These are the simple truths of the Great Spirit. They are so simple that they confound the “wise ones” of your world.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.166

 あなた方は、世界を国や民族で区別してはなりません。世界中の人々はすべて神の分身であることを、世に知らせなければなりません。人はみな神の子です。海を隔てて離れてはいても、神の目から見れば、みんな兄弟であり姉妹です。私たちの教えは簡単ですが、それが真理です。神の法則に基づいているのです。もしこの神の法則を無視してこの世を築き上げようとするならば、必ず、混乱と無秩序が生まれます。その時には、すべてを失うことになるでしょう。

 人類は今後よほどの努力と犠牲を払わなければ、この地上世界には多くの戦争が起こるでしょう。種を蒔いてしまったら、その結果は必ず刈り取らねばなりません。因果の法則を欺くことはできないのです。流血の種を蒔いておきながら、平和の実を刈り取ることはできません。物力を望んでおきながら、そこから起こる悲惨な結果を免れることはできません。ですから、どうか、愛の種を蒔いてください。そうすれば、愛がやってきます。平和の種を蒔いてください。そうすれば、平和が訪れます。どこにでも、奉仕の種を蒔いてください。そうすれば、世界中は人々の奉仕で満ちあふれます。これが、単純な神の真理です。あまりにも単純なので、世の中の“賢人”といわれるような人々でも、混乱してしまうのでしょうか。

   * so simple that they confound the “wise ones” of your world  あまりにも単純なので、賢人などといわれるような人々でも混乱してわからなくなってしまう

          *****

 167. (軍事力を誇示しながら休戦記念日を祝うのは感心できません)

   Did not any good at all come out of the sacrifices of those who “died” in the War?

       I can see none. Your world of matter is nearer chaos today, and is more filled with destruction, than it was when your “Great War” began.

   Can so much heroism be spent in vain? Is there no spiritual repercussion?

     There is on the part of the individuals who made the sacrifice, because their motive was good. But do not forget that your world has betrayed them. It has made their sacrifice pointless, because it has continued in its materialism.

   Is it of any use that Armistice services should go on, year after year?

       It is better to remember those you call dead for two minutes than not to think of them at all. But I do not sec what good can come when you celebrate the Armistice with a display of military might, with rifles and bayonets, with soldiers, with the firing of maroons and with all that comes with war. Could you not have an Armistice that was a spiritual service?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.167

 第一次世界大戦で犠牲になった戦死者の死は、少しでも世の中に役にたったでしょうか。

 何の役にもたっていません。地上の世界は、あの第一次世界大戦が始まった時に比べると、もっと混乱に近づき、さらに多くの破壊に満ちています。

 戦場でのどんな武勇も無駄であったということですか。それでは、戦死者の魂は浮かばれないのではないでしょうか。

 国のためという正しい動機で犠牲になった戦死者たちの魂は迷うでしょう。でも世の中が彼らを欺いたのです。物質主義が依然としてはびこっているわけですから、世の中は彼らの戦死を無意味にしてしまったことになります。

 休戦記念日の奉仕事業が毎年行なわれていることはいいことでしょうか。

 あなた方が死者と呼ぶ者たちのことを、全く忘れ去ってしまうよりは少しでも思い出してあげるほうがいいでしょう。しかし、銃や銃剣、兵隊、火器の発射など、すべて戦争に関係するものを持ち出して軍事力を誇示しながら休戦記念日を祝うというのは、感心できません。休戦記念日を霊的な奉仕の日にすることはできないものでしょうか。

   *”Great War” あなた方のいう”大戦”(第一次世界大戦)

    * spiritual repercussion 霊的な反応(霊が浮かばれないなどの)

          *****

 168. (人々に対する奉仕活動によってのみ平和はやってきます)

   Are you in favour of the continuance of Spiritualist services of remembrance on that date?

       Wherever truth is expressed good is done, if speeches are given as an incentive to service. Vain speeches that lead to nothing are valueless. It is not sufficient to have speeches, and for audiences to be smugly satisfied with the feeling that they are in favour of peace. I want them active. I want them serving. I want them uplifting the weak. I want them healing the sick. I want them comforting the mourner. I want them sheltering the homeless. I want them to put an end to all the abuses that are a blot on your world of matter. Only through service can peace come. It will not come until all are imbued with the ideals of service, until all practise service. For nineteen years they have been holding Armistices, and today the Armistice is but a short break in the preparations for war.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.167-168

  休戦記念日に心霊主義者たちが戦没者を悼む行事を継続していることには賛成されますか。

 演説が奉仕活動を助長させるようなものであれば、真理はどこで述べられてもいいことです。空虚な演説なら意味がありません。また、演説をしても、それを聞いている聴衆が自分たちも平和を望んでいるのだと自己満足して終わってしまうようでは、そのような演説は十分とはいえません。行動に移すことが大切です。実際に奉仕活動をしてほしいのです。弱い人々を力づけ、病気の人々を癒し、悲しんでいる人々を慰め、家なき人々には雨露を凌げる場所を与え、そして、地上生活の汚点になっているあらゆる虐待行為には終止符を打ってください。人々に対する奉仕活動によってのみ平和はやってきます。平和というのは、すべての人々が奉仕の理想を心に刻み込み、それを活動に移すまでは、決して実現しないでしょう。いままでもう19年間も、休戦記念日が繰り返されてきました。しかし、その休戦記念日は、いまでは、つぎの戦争の準備のための束の間の休息期間になってしまっているではありませんか。

   * for audiences to be smugly satisfied 聴衆が自己満足しているだけでは(十分ではない)

    * but a short break in the preparations for war また戦争を準備するための短い休息期間であるにすぎない

          *****

 169. (肩書きや称号に迷わされないでください)

   Do you agree with the Pacifist movement?

      I belong to no party. I wear no label. I see service, motive. Do not be confused with titles. Ask what is the aim, what is the desire, because there are men of honesty and good intent even in opposing camps. The teaching that we have to give you is very simple, but it requires courage to put it into practice. Whenever a start is made, whenever there is the determination that comes with knowledge of the spirit and the truths of the spirit, whenever service and not selfishness is applied to all the affairs of every-day life in the world of matter, then you will have peace and concord in your world.

      It will not come through any party, but through the children of the Great Spirit who, realizing these things are true, apply them in their lives, in their politics, in their factories, in their governments, in their international transactions. We can enunciate principles that we know are founded on truth, and tell you with certainty that their application will bring results. You are in the realm of matter. Yours is the responsibility. We can only strive to guide you, with all our love and helpfulness, and co-operate with you whenever your feet are on the right paths. 

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.168

 あなたは平和主義運動には賛成ですか。

 私は、どのような団体にも所属しません。私には特定の旗印はありません。ただ私は、奉仕だけを考えます。動機がどうであるかを問題にします。肩書きや称号に迷わされないでください。目標は何か、何を望んでいるのかを問い質して下さい。反対派のなかにも、誠実で善意の人はいるものです。私たちの教えは極めて単純なものですが、それを実行するには勇気が必要です。霊的知識と真理に基づいた新しい出発をする決意が為されさえすれば、そして、奉仕と利己主義の抑制が地上の日常生活でのすべての面に現われてくるようになればいつでも、世界には平和が生まれ、調和がもたらされるのです。

 平和や調和は、特定の団体によってのみ作り出されるものではありません。平和と調和は奉仕と利他の行動によって生まれることを理解し、それらを、日々の生活、政治、生産現場、行政機関、国際取引にいたるまで及ぼしていこうとする神の子たちによって、平和と調和は実現していくものなのです。私たちが知っている法則は真理に基づいたものであることを強調しておきたいと思います。その上で、確信をもって、それらの法則を適用していけばいい結果がもたらされるとお伝えします。あなた方は、物質世界にいてわかりにくいかもしれません。しかし、そのあなた方には、このようにして教えられたことを実行していく責任があるのです。私たちができることは、愛をこめて全力であなた方を導いていくことだけです。あなた方が正しい道を歩んでいる時に、いつでも力を合わせてあげることだけなのです。

   * realizing these things are true 平和と調和は奉仕と利他を実行することによってもたらされることが真実であると理解する

   *You are in the realm of matter. 物質世界にいる (だから宇宙の法則や真理などは見えにくいというニュアンスをもたせた)

    * Yours is the responsibility. あなた方には(知ったことを実行する)責任がある

          *****

 170. (破壊兵器を造り続けていては決して平和はやってきません)

    Would it not be folly for Great Britain to refrain from arming in view of the undoubted fact that other great powers of Europe are armed to the teeth?

   Have I not already said so many times that you think in terms of one country and one people while I think in terms of the Great Spirit and all His children? I tell you that you will not find peace by making machines of destruction. You find peace when there is a desire for peace and when all people live by the law of love and service. I do not think only of one country and one race of people. I think of all peoples as one, as part of the Great Spirit. They are all His children. Until you apply His laws to your world of matter, you will have war and destruction, pestilence, havoc, chaos and bankruptcy all over again.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.168-169

   ヨーロッパの列強が明らかに軍備を増強しているなかでイギリスだけが軍備増強を控えるというのは愚かとはいえないでしょうか。

 もう何度も言いましたが、あなた方は、一国家、一民族の立場でしかものごとを考えようとはしません。私は神と神のすべての子らの立場でものをみているのです。破壊兵器を造り続けていては決して平和はやってきません。平和をもたらすためには、世界中の人々が平和を強く望み、愛と奉仕の法則を守って生きていくほかはないのです。私には、一つの国とか一つの民族などという考え方はできません。世界中の諸国民は、すべてひとつであって神の分身です。みんな同じく神の子なのです。神の法則を地上世界でも守っていくのでなければ、戦争と破壊は何時までも続くでしょう。疫病、大災害、混乱、破滅も繰り返しおこることになります。

    * are armed to the teeth 最大限に武装する

    * all peoples 世界中の諸国民

          *****

 171. (生命は神のものであって人間のものではありません)

   Does the spirit world agree with sanctions?

   You know my views. Life belongs to the Great Spirit, not to His children. They must not shorten life. That is against the Law. And, if they do that, they must pay the price.

   But in this case the motive would be good, for it would be an attempt to stop the war.

   If you sow the seeds of might, then out of those seeds there can only come more might. Have you not been told before by those who are your earthly counsellors that it was a war to end war?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.169

 霊界では制裁を認めますか。

 私の考えはお分かりでしょう。生命は神のものであって、人間のものではありません。人間が人間の命を縮めてはならないのです。制裁は神の法則に反します。もし制裁を行なえば、その報いを受けることになるでしょう。

 でも、この場合は、戦争をやめさせるための制裁ですから、動機は正しいといえないでしょうか。

 力の種を蒔けば、そこから生まれるのは、もっと大きな力だけです。地上の指導者たちも、戦争をしなければ戦争は止められない、と言ったのではなかったですか。

    * in this case この場合は(1940年のイタリア軍によるエジプト侵略が話題になっていた)

    * earthly counsellors 地上世界の指導者たち

          *****

 172. (彼らは自分たちの国家、民族、利益だけを考えています)

   Should we not support the League of Nations?

    Is there a desire among those who are counsellors of nations for peace? Is peace in their hearts and in their souls? Are they determined to abide by the eternal principles of the laws of the Great Spirit, or do they merely seek to stop that which might become a menace to their own countries? Do they not still think in terms of wealth and nation and race, instead of in terms of the Great Spirit and His children? We deal with the eternal principles, with the Great Spirit and His laws and their operation. There is no other way.

      You may succeed for a time with your half-measures, but out of evil always there will come evil. One day, your world will realize that love can overcome evil because love is the expression of the Great Spirit. When, in the spirit of love, all people seek to solve their problems, then peace will reign in your world. But all desires which are contrary to the law of love will always produce disruption, chaos and bankruptcy. You must strive to deal with roots, for by no other way can you have eternal peace.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.169-170

 国際連盟は支持しなくてもよいのでしょうか。

 国際連盟の理事国の中に平和を望む気持ちがありますか。彼らは心の底から平和を求めていますか。理事国の彼らに常に神の法則に基づいて行動するという確固たる信念があるのでしょうか。彼らはただ、自国に脅威が及ぶかもしれないものを排除しようとしているだけではありませんか。彼らは、神と神の子らのことを考えるのではなく、いまだに、自分たちの国家、民族、利益だけを考えています。私たちにとって大切なのは、常に変わらぬ神の原則であり、神と神の法則であり、その法則の働きです。ほかには考えられないのです。

 不完全な手段によっても一時的にはうまくいくことがあるかもしれません。でも、悪から生まれるものは、常に、悪でしかないでしょう。いつの日にか、地上世界も、愛が悪に打ち克つことを理解するでしょう。愛こそが神のみ心だからです。人々が愛の精神でいろいろな問題を解決していこうとすれば、この地上世界にも平和が訪れることになります。しかし、愛の法則に反するすべての願望は、崩壊と混乱と破綻をもたらします。あなた方はみんな神の子であるという根源を考えなければなりません。そうでなければ、永遠の平和を築くことはできないのです。

   * the eternal principles 不変の神の原則

    * half-measures中途半端な(国際連盟という)手段

          *****

 173. (利己主義は世界の混乱、災害、破滅をも生み出すのです)

   Does your world of matter realize that peace can only come from the application of spiritual laws to worldly matters? It is selfishness that brings not only war, with its train of bloodshed, misery and weeping, but chaos, confusion, disaster and bankruptcy.

   They must learn that only by substituting service for selfishness can peace come, that the old ideas of materialism and power and desires to aggrandise nations must be swept away and in their place there must reign the desire to live for one another, the stronger to help the weaker, the richer to give to the poorer.

   Do not insult those who have been translated to spirit realms with tributes that come from the lips and not from the heart. All other methods have been tried and they have failed you. But not yet has the application of spiritual truths been tried. Unless your world does so, it will continue with war and bloodshed that will, in the end, destroy your much-vaunted civilization.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.171

 霊的法則を世界で起こる諸問題に適用することによって初めて平和が訪れるということを、地上世界の皆さんはお分かりでしょうか。利己主義は何時までも続く流血と悲惨と慟哭をもたらす戦争を作り出すのみならず、世界の無秩序、混乱、災害、破滅をも生み出すのです。

 利己主義を捨てて奉仕の精神を身につけてこそ、平和が訪れることを人類は学ばねばなりません。古臭い唯物主義や国家を強大にするための侵略主義などは捨て去って、その代わりに、お互いが奉仕の気持ちをもち、強いものは弱いものを助け、富めるものは貧しいものに与えるような生活が地上にいきわたるようにするのです。

 こころから平和を決意するのではなく、口先だけのことばで霊界へ移った戦死者たちを追悼しても、それでは戦死者たちを侮辱することになります。いままで、いろいろと平和のための手段は試されてきましたが、それらは、すべて人類を救うことはできませんでした。ただ一つ、霊的な真理を適用するという試みだけがまだ為されていません。それをしなければ、地上世界には、いつまでも戦争と流血が続き、遂には、人類が大いに誇りにしてきた文明そのものをも破壊してしまうことになるでしょう。

    * train of bloodshed~ 流血の継続

    * those who have been translated to spirit realms (戦死して)霊界へ移った人たち

    * tributes that come from the lips and not from the heart 衷心より平和を決意して述べるのではなく、ただ口先だけの追悼のことば

          *****

 174. (あなたは物質世界では一部分しか表現されていません)

   Is it possible for one’ s consciousness to function in separate portions?

    There is a consciousness which is you, of which you in the world of matter are expressing but a tiny portion, and there are portions of that same consciousness which are expressing themselves in other spheres of expression.

       Independently?

       No, not independently. You and the other expressions are all reflections of one inner spiritual reality. They are parts of a whole and the fragments are expressing themselves as parts of the whole, but through different vehicles of expression, which sometimes coalesce. They are not ignorant of each other within themselves, but only when they first begin to express themselves, until they find a common meeting-place and fit together into the whole once again.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.172

  1人の人間の意識が別々に分かれて機能することはありますか。

 あなたは一つの意識体ですが、物質世界では、そのうちのほんの小さな一部分しか表現されていません。そのあなたと同じ意識体には別の世界で表現されている部分もあるのです。

 独立した存在としてですか。

 いいえ、独立した存在としてではありません。あなたも他の世界の意識体も、みんな一つの内奥の霊的実在がそれぞれに反映されたものなのです。それらは全体の部分であり、部分に分かれた分霊が全体の一部として表現されているのです。それらの分霊がいろいろな媒体で機能しているうちに、合流して一つになることもあります。それらの分霊は潜在的にはお互いに相手の存在に気づいていますが、それも、自己表現を始めるようになってからです。やがて、お互いに共通の合流点を見出し、また全体のなかに集約されて一体になっていくのです。

    * other spheres of expression 他の表現領域(現世以外の別の世)

    * through different vehicles of expression いろいろな表現媒体(職業、身分、家族関係等のなかの人間)となって

          *****

 175. (分霊の目的はあらゆる階層に分かれて経験を積むことです)

       Would it be possible for two of those parts to meet one another and not know?

       Try to picture the greater consciousness as a circle, and then realize that there are segments of that circle which are revolving round its centre. Sometimes those segments meet and when they meet there is a recognition of their common oneness. When they finally cease to revolve, the different segments occupy their allotted places and the circle is united and complete.

       Is it possible for two parts of the same spirit to communicate with each other?

    If it is necessary.

     Are sometimes two parts of the same spirit incarnated on earth at the same time?

     No, for that would be contrary to the whole purpose. The purpose of the individual is to find experience on all planes of expression and only to return to the same plane when there is something to be achieved by the return.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.172-173

  これらの分霊のうちの二つが会っても、お互いに知らないということがありますか。

 大きな意識体があって、それが円になっているとします。そしてその円にはいくつかに分けられる分霊があって、それらが円の中心をめぐって回転していると考えてみてください。時には、それらの分霊同士が会うことがありますが、その時には、お互いに共通の円に属していることを意識します。いくつかの分霊が回転するのを止め、それぞれに決められた場所に落ち着くと、円は結合されて元の完全な姿になるのです。

 同じ霊の二つの分霊が、互いに連絡することはできますか。

 それが必要であれば、できます。

 同じ霊の二つの分霊が同時にこの地上に生まれてくることはありますか。

 それはありません。それは一つの霊全体としての目的に反するからです。一つ一つの分霊の目的は、あらゆる階層に分かれて経験を積むことであり、同じ界層に帰ってくるのは、そこで遣り残した何かが達成できる場合だけに限られます。

    * segments of that circle 大きな意識体のなかの部分(分霊)

    * be incarnated on earth この世に生まれてくる

          *****

 176. (進化していけばより大きな自我を意識していくようになります)

    Would it be true to say that each reflection of the spirit has to work out its own progress, and cannot benefit from the lessons learned by other reflections of the same spirit?

    Yes, they are all parts of the one soul which express themselves in different forms. You become increasingly conscious of more and more of yourself.

    And there is a point in evolution at which all those different parts are joined?

    Yes, in infinity.

    Would it be true to say that each of these sections incarnates only once and that, while reincarnation would be true when considering the complete soul, it would be untrue of each section?

    It depends on what has to be fulfilled. Only when some special mission has to be performed would the same portion of consciousness incarnate more than once.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.173

 一体の霊に属するそれぞれの分霊は、自からの進化については自らが責任を負い、他の分霊が学び取ったことからは恩恵を受けないというのは本当でしょうか。

 その通りです。個々の分霊はひとつの霊体の構成分子であり、さまざまな形で自我を表現しているのです。あなたも進化していけばだんだんとより大きな自我を意識していくようになります。

 それでは、これらの分霊が進歩を続けてある一点に達すると一体になるのですか。

 その通りです。無限の時間がかかりますが。

 これらの分霊は一度だけしか地上には生まれない、だから、魂全体からみれば再生は真実であるが、個々の分霊からみれば、再生は真実ではない、と考えてよろしいでしょうか。

 それは達成されるべき目的によって変わってきます。ある特別な使命が遂行される場合には、分霊でも二度も三度も再生することがあります。

   * each reflection of the spirit 一つの魂(霊的実体)に属するそれぞれの分霊

    * what has to be fulfilled 達成されるべき使命

          *****

 177. (あなた方には生命の実体を理解することは出来ないでしょう)

    What do you mean by different parts of the same consciousness?

       It is hard to answer you because you do not understand what living really means. Life to you has expressed itself practically in its lowest forms. You cannot visualize real life, living intensely in a consciousness that is superior to anything which you conceive.

       The highest experience of the mystic, the greatest inspiration of the artist, the rapture of the poet―even these are but faint shadows of the reality which we call life in spirit realms. When you cannot appreciate that, because your expression is limited to a world of matter that vibrates slowly, how can 1 explain to you what consciousness is and how it is able to register itself?

       Do you see my difficulty? If you had a measure of comparison it would be easier, but you can only compare light with darkness, sunshine with shadow. You cannot compare the colours of the rainbow with colours that are beyond your means of understanding and appreciation.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.173-174

 一つの生命の意識体の別々の分霊とはどういう意味でしょうか。

 それはとても答えにくい問題です。あなた方には生きるということの本当の意味がわかっていないからです。あなた方にとっての生命とは、実際は、もっとも下等な形で顕現されたものなのです。そのあなた方には、あなた方の考えうるすべてを超えた高い意識でひたむきに生きている生命の実体を理解することはとても出来ないでしょう。

 神秘家の最高の体験、芸術家の偉大な霊感、詩人の恍惚などといっても、それらは、私たちが霊界でいう生命の実体に比べれば、かすかな一片の影であるにすぎません。波動の遅い物質世界に閉じ込められて生命の実相がみえないあなた方に、意識体とは何か、どのようにして意識体が自分を表現できるのか、というような問題に、どうして私が答えられるでしょうか。

 どうか、私の苦衷を察してください。地上に比べられるものがあれば簡単に説明できるのですが、そこにあるのは、明と暗、光と影の違いぐらいなものです。地上の美しい虹の色を思い浮かべても、それだけでは、あなた方の理解と認識をはるかに超えた霊界の色彩の美しさは、とてもわかってはもらえないのです。

   * register itself 意識を表現する

   * a measure of comparison  比較しうるもの (が仮にあるとすれば)

          *****

 178. (説明しようにも地上には比べるものがないのです)

    Are they different virtues or facets of character that are split?

    No, not at all. It is not another facet of the individuality at all. When you ask these questions it is like trying to explain to one who has been blind from birth what the colour of the sky looks like when the sun is shining. You have no standard of comparison.

    Does not your explanation of “split” consciousness express the same truth as F. W. H. Myers ‘s declaration regarding ”’group” souls?

      It is really the same thing, except that it is not a grouping of different souls, but a union of the different portions of consciousness returning to complete the whole.

    It seems that when the different parts of consciousness are reunited each would lose its own individuality.

      Does the stream lose itself when it flows into the mighty ocean, or is the ocean many streams? Does the note of the violin lose itself when it merges into the harmony created by the whole orchestra?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.174

 それらの分霊は一つの人格が分割されてできた様々な面を表しているのですか。

 いいえ、そうではありません。それらは、一つの個性が持つ別の側面なのではありません。このような質問を出されると、生まれたときから盲目の人に太陽が輝いているときの空の色がどういう色なのかを説明しなければならないような難しさを感じます。説明しようにも、地上には比べるものがないのです。

 あなたの説明での生命の意識の分離というのは、あのマイヤースが述べている類魂説と同じですか。

 全く同じものです。ただし、マイヤースがいっているように、いろいろな魂が集まって一つの群れを作っているのではなくて、生命意識体のさまざまな分霊が合同して全体を完結するために集まることを言っているのです。

 生命意識体のさまざまな分霊がまた合同すると、分霊はそれぞれの個性を失ってしまうように思えるのですが。

 小川の流れが大海へ注ぎ込んでも、小川は消滅してしまうわけではありません。また、大海は多くの小川が集まった状態になるわけでもありません。交響楽団のバイオリンの音にしても、全体の音のハーモニーのなかに溶け込んでいきますが、だからといって、バイオリンの音が消えてなくなってしまうわけではないのです。

   * You have no standard of comparison. 地上には比べられるものがない

     * when it merges into the harmony バイオリンの音が全体のハーモニーのなかに溶け込んでいったとしても

          *****

 179. (以前に再生したことを知っている魂は大勢います)

      Why does not the spirit world give us proof of reincarnation?

     What could be evidence of reincarnation that you could not explain by spirit control? You will only accept it when your consciousness is ready, when it becomes clear to you that it is the Law. That is why there are many in my world who say it does not happen. They say it docs not happen because they have not yet reached the stage of consciousness when they know it does happen. Can a mystic explain his mysticism to a man of business? Can an artist explain to those not endowed with his sensitiveness what his inspiration is? He cannot. They are on different mental planes.

     Does the soul know when it is about to reincarnate?

     The soul knows, but cannot express itself through the mind. The soul, which is the Great Spirit, expresses itself through all eternity, gradually, step by step, and at any stage there is a vast portion still not expressed.

       Is it, then, unconsciously done when a soul reincarnates?

       It depends on the state of evolution of that soul. There are many souls who know they have incarnated before. There are others who do not. Their souls may know, their consciousness may know, but it may not be known by the mind. You are touching the greatest mysteries of life, and I find it very hard to discover words in your English language to express the things of the spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.174-175

 なぜ霊界は再生の証拠を私たちに示してくれないのでしょうか。

 交霊によっても説明のつかない再生の問題に証拠などありうるでしょうか。再生というのは、あなた方の意識の準備が整い、それが法則であることが明らかになって初めて、あなた方に受け容れられるのです。霊界にも、再生はないなどと言っている者が多くいるのも、そのためです。彼らが再生を否定するのは、彼らがまだ、再生が事実であることを知ることができる意識の段階に達していないからです。神秘家が自分の神秘感を世間のビジネスマンに話しても分かってもらえるでしょうか。芸術的感覚のない人間に、芸術家が自分の霊感を説明することは出来ないでしょう。それは無理なのです。お互いに精神的レベルが違っているのです。

 魂は、自分が何時再生するか、知っていますか。

 魂は知っています。しかし、それをこころで自覚することは出来ません。魂というのは大霊そのものであって、永遠に、少しずつ、一歩一歩自己を表現し続けていきますが、そのうちのどの段階でも、広大な領域が表現されずに残されているものです。

 それでは、魂は無意識で再生するのですか。

 その魂の発達段階によります。以前に再生したことを知っている魂は大勢います。知らないままの霊もいます。その場合でも、魂としては、あるいは、潜在意識としては知っているかもしれませんが、顕在意識では知らないのです。これは、生命の最も不思議な神秘に触れる問題で、あなた方の英語では、とても説明できそうにありません。

   * You are touching the greatest mysteries of life 生命の最大の神秘に触れようとしている

     * to express the things of the spirit 霊的な問題を説明する

          *****

 180. (愛はこの宇宙では最大のエネルギーだからです)

      If life is continual change and evolution, and reincarnation is a fact, how can we be sure of meeting our loved ones when we pass over, and of enjoying the life of bliss with them promised to us?

   Love will always know its own, for love is the greatest force in the universe. Love will always attract its beloved and love will always meet its love, for nothing can prevent the union of those who love.

   But with reincarnation there will be continual separation. Does that fit in with the idea of eternal bliss?

      Your idea of eternal bliss does not fit in with my idea of eternal bliss. The universe and the laws in it are as the Great Spirit made them, not as His children make them. The wise man changes his mind as he faces new facts, because he knows that he cannot alter the facts to please his fancy.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.175

 生命が間断のない変化と進化を遂げるものであり、生まれ変わりが事実であるとすると、私たちが死んで霊界へ行っても愛する人たちと会えるかどうか分からないことになり、約束どおりの幸せな生活を共にすることはできなくなってしまうのではないでしょうか。

 愛は必ず成就されます。愛はこの宇宙では最大のエネルギーだからです。愛は常に愛するものを惹きつけ、また、必ず愛するものを見つけだします。愛するもの同士が再会するのを妨げることは、誰にもできません。

 でも、生まれ変わるということは、常に別れがあるということになります。それでは、永遠の祝福の観念と一致しないことになりませんか。

 一致しないのは、あなたのいう祝福の観念と私のいう祝福の観念でしょう。宇宙とそのなかの法則は、神が作られたものであって、神の子であるあなた方が作るものではありません。地上の賢者は、新しい事実に直面すれば、自分の考えを変えていきます。自分の考え方を通すために、事実を曲げようとしても、事実は曲げられないことを知っているからです。

   * Love will always know its own. 愛は常に自己の偉大な力を知っている(成就させる力がある)

    * fit in with the idea 観念と合致する

    * to please his fancy 彼が思い描いていることを実現する

          *****

 181. (苦難の試練を経てあなた方の神性は現われてくるのです)

   If it is true that we have been through countless lives before this one, why is it that we are not more progressed and ideal than we are?

   You can be in the world of matter and be a saint; you can be in the world of matter and be the lowest of the low. It does not depend upon the earthly plane. It depends on the evolution of the soul.

   Have we still an infinite number of suffering and struggling lives to go through in the future, as in the past?

   Yes, infinite. Struggle, suffering, through the crucible of pain does the Great Spirit express itself. Suffering tries the Great Spirit. Suffering enables the Great Spirit within to emerge purified, strengthened, refined, even as the gold emerges from the ore by crushing, by refining. Until it has been through these processes, it is not revealed as gold.

      If that is so, what is the use of the idea of a heaven after death?

      That which you consider heaven today you will not consider heaven tomorrow, for happiness consists in striving, always striving,, for the higher and the higher beyond that.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.175-176

 今までに何度もこの地上に生まれ変わってきたとすれば、なぜ私たちはもっと進歩した立派な人間になっていないのでしょうか。

 あなた方は、地上に生まれて最高の聖者になることも、最低の人間になることもできます。最高になるにしても最低になるにしても、それは、地上に生まれるかどうかには関係がありません。魂がどれだけ発達しているかの問題です。

 私たちはいままでのように、これからの将来も、無限に苦難の生活を繰り返すことになるのでしょうか。

 そうです。無限に繰り返されます。悩みや苦難の試練を経てあなた方の神性は現われてくるのです。苦難によってあなた方の神性は試されます。ちょうど金塊が砕かれ、坩堝のなかで精錬されて初めて輝きをみせるように、あなた方の神性も、苦難によって浄化され、強められて、輝いてくるのです。そのような苦難の過程を経ないでは、あなた方の神性が金のように輝くことはできません。

 もしそうならば、死後の天国の意味がなくなるのではないでしょうか。

 あなたが今日、天国と思うものは、明日には天国とは思わなくなるものです。真の幸福というのは、今までよりも少しでも高い目標を掲げて、常にたゆまざる努力を続けていくところにあります。

   * Suffering tries the Great Spirit. 苦難は内在する神性を試す

          *****

 182. (神の法則は完璧なのです)

     If a soul is reincarnated, does it come back to the same nationality as it functioned in the last incarnation―Indian to Indian and British to British, for example?

      Not necessarily. It will choose that country and that race which is necessary for its new unfoldment.

   Does the same thing apply in matters of sex?

      Yes. It does not necessarily come back to the same sex that it had before.

      Can it be true that we are punished for our sins in another life on earth, as well as having to atone before we can progress in the spirit world? Would God punish us twice for the same sin?

      It is not always a question of punishment, but of evolution, of a task to be learned, of another link to be forged in the chain of the soul’s education and upliftment. Reincarnation does not always mean that you are to be punished. It often means that there are gaps which have to be filled. Sometimes they are chastening ones, sometimes they are lessons which have not been learned. It does not always mean punishment. You cannot be punished twice. When you have an understanding of the Law you will marvel at its perfection, for it cannot be unevenly weighted on one side. The Law is perfect because the Great Spirit is perfect.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.176

 魂が生まれ変わる時には、前世に生きたときと同じ国に生まれ変わるのですか。例えば、インド人はインド人に、イギリス人はイギリス人にという風に。

 必ずしもそうとは限りません。新しい進歩発展のために必要な国と民族を選ぶことになります。

 男女の性についてもそうですか。

 そうです。前世と同じ性に生まれる必要はありません。

 死後私たちは霊界へ行って、この世で犯した罪の償いをさせられますが、さらに地上に生まれ変わった時に、また同じ罪で罰せられることはあるのですか。神は同じ罪を2度罰せられるのですか。

 それは、罰や償いの問題とは限りません。むしろ、進化の問題です。学ぶべき課題があるということです。魂の教育や進化の輪のなかで欠けている部分を補うためなのです。生まれ変わりが常に償いを意味するものではありません。残されている欠陥を修復していくという意味も、よくあるのです。時には魂を鍛えるためであり、学んでいない課題を学ぶことでもあります。罪や償いを意味するものばかりではありません。2度も罰せられることはないのです。神の法則が理解できるようになれば、あなた方はその完璧さに驚嘆するでしょう。決して、一方に偏ったりすることはありません。完璧なのです。神は完璧な存在だからです。

    * as it functioned in the last incarnation 前世で生きてきたときの

     * its new unfoldment 魂の新しい進化発展

    * chastening ones (魂の進化のために)鍛えるための生まれ変わり

    * be unevenly weighted on one side 一方に偏って不公平になる

          *****

 183. (死後存続はそれがわかれば解決というのではありません)

   Can you tell of anyone on the Other Side who knows for a certainty that he or she has gone through one or more periods of reincarnation in this world?

   Yes. When the soul has evolved to the stage where it is necessary for it to know, it knows. It cannot see the light until its eyes can stand the light. I will not give names, for they would not be evidence. I have said before that all which is true of reincarnation can be “explained” by control. I speak of the laws of the Great Spirit as far as my own understanding reaches. I only speak the truth as I know it. If there are some who do not agree, I do not mind, but I can only speak about the things I know. It does not matter if others do not accept it. When they have lived as long as I have, they may change their minds.

   There is a lot of controversy regarding reincarnation. Would it not be wiser to concern ourselves with Survival?

   It is better to be in the light than in the dark. It is better to have knowledge than ignorance. It is better to know the laws than not to know the laws. It is better always to search for truth, diligently and patiently, rather than to sit still. It is always better to strive for progress. Survival is not the end. It is only the beginning, for when you understand that you are a part of the Great Spirit and because of that you pass through the avenue of death unharmed and unchanged, that is not the end of all things. That is only the beginning.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.177

  霊界には、地上世界に一度または何度か生まれ変わっていることをはっきり知っている霊がいますか。

 います。魂は地上に生まれ変わったことを知る必要がある段階まで進歩すると、そのことがわかるようになります。眼は、光に耐えられるようにならなければ、光を見ることができないのと同じです。名前を特に挙げることはしません。それが証拠になるわけではありませんから。いままでも述べてきたように、生まれ変わりが事実であることは、霊的に説明できるのです。私は、神の法則については、私の理解しているかぎりのことを述べています。真理として知っていることだけを話しているのです。賛成できない人がいてもかまいません。知っていることを述べているだけですから。人が受け容れてくれなくて気にしません。私と同じくらい長く生きたら、その人も考えが変わるでしょう。

 生まれ変わりはいろいろと問題がありますから、死後生存に焦点をあてて考えていくほうがいいのではないでしょうか。

 暗闇のなかにいるよりは光の中にいるほうがましです。無知よりは知識を持つほうが、そして、神の法則は、知らないより知っているほうがいいのです。何もしないでじっとしているよりは、真剣に根気強く、真理を求めていくほうが、はるかに立派です。死後存続の問題は、それがわかれば解決というのではありません。問題はそこから始まるのです。あなた方が神の分霊であり、そのために何の苦もなく、そのまま死の関門を潜り抜けることができることを知っても、それですべてが終わるのではありません。そこからが、新しい進歩の始まりなのです。

    * can be “explained” by control なんとか霊的に説明できる

    * Survival is not the end. 死んでも生き続けることが分かっただけで、問題は終わるのではない。

 184. (ご主人は今はあなたのもっと近くにいます)

   [To a woman sitter whose husband had recently passed on: =a=]

   Soon you will begin to understand that the unity of the spirit is greater than the unity of physical things. Your husband is much closer to you now than ever he could be in your world.

      The loss of the physical presence is great, only because your world has not progressed beyond the vibration of matter. When it has progressed it will realize that matter is only the shadow. It is because you are in the shadow that you think it is real.

      When you are evolved you will be able to distinguish between the light and the shadow caused by the light. The ties of earth do not bind, but the ties of spirit endure for ever.

      You must try to understand that what seems to you a great sorrow is part of a plan which will be a great help to many. You must not look at it from a personal view. If, through the experience which comes to you, many can be lifted up, then that helps to develop your spirit. It will be of great help to you when you also come over on this side and join him.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.184

 [最近夫を亡くした女性に =a=]

  あなたも、やがて、霊的の結びつきは物質的結びつきより強いことを理解し始めるようになるでしょう。あなたのご主人は、今は、かつて地上の世界に生きていたときよりも、あなたのもっと近くにいます。

 地上世界の進歩は、まだ物質の波動を超えていません。そのために、肉体的な別離は大きなショックになるでしょう。でも、地上の進歩がさらに進めば、物質はただの影にすぎないことがわかってきます。あなたも、いまは影の中に生きていますから、影が実体のように見えているだけなのです。

 あなたがもっと霊的に進歩すれば、光と光によって作り出されている影とを区別できるようになります。地上での結びつきははかないものですが、霊的な結びつきは永遠です。

 いまのあなたにとって深い悲しみと思えるものは、実は神の計画の一部であり、それが、やがて多くの人々にとっての大きな救いになるであろうことを、理解してください。個人的な目でこの悲しみを見てはいけません。いまのこの悲しみの経験を通して、多くの人々が救われるのであれば、それで、あなたも霊的に進歩するのです。それは、あなたも、やがてこの霊界へやってきてご主人と一緒になったときには、たいへん役に立つことになるでしょう。

   * The ties of earth do not bind, 地上での結びつきは強くない

    * part of a plan 神の計画の一部

          *****

 185. (ご主人のただ一つの悲しみはあなたが悲しんでいることです)

    [To a woman sitter: =b=]

      The “dead” do not leave you. They pass through a door into a new life. For them it is a great release. It is not hard for them. Their only sorrows are your sorrows.

        In your evolution, you are still more responsive to material vibrations than to the vibrations of spirit. Your spirit friends are very near to you, nearer than they were before they lost their material bodies, but you only respond to the slow vibrations of matter and you cannot pick up the quick vibrations with which they surround you. You are not physical. You are spirits now, who have come into the world of matter to learn the lessons of matter. When you have learned those lessons you go on. If sometimes it is a hard lesson, is it not worth it?

    Why do you try to judge eternity by physical things? You cannot measure the sky; you cannot even measure your own world. Yet you want to measure all eternity by the few years that man lives in your world.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.184-185

 [最近夫を亡くした女性に=b=]

  「死んだ」ご主人は、あなたから去っていったのではありません。ドアを通り抜けて、新しい生活を始めているだけです。これはご主人にとっては大きな解放です。決して辛いわけではありません。そのご主人のただ一つの悲しみは、あなたが悲しんでいることです。

 あなたの進化の段階では、まだ霊的な波長よりは物質的な波長に感応しやすのです。そのために、あなたが親しい霊界の人々は、みんな、いまは、生きていた時よりはずっと近くあなたのそばにいても、あなたの物質的な波長が鈍重なので、その人たちの精妙な波長に感応できないというわけです。実はあなた自身も物質ではありません。あなたは本来が霊なのですが、地上の教訓を学ぶために物質界へやってきました。地上での教訓を学んだ後では、あなたは霊的に進歩します。だから、時には困難な教訓であっても、それは、学ぶに値しないということにはならないでしょう。

 物質的な尺度で永遠を測ってはいけません。大空の広さを測ることはできないのです。地上世界のことですら、はかり知ることは難しいではありませんか。それなのに、ほんの少しの間、地上に生きただけで、それで永遠のことが推し量れるでしょうか。

    * The “dead” 「死んだ」ご主人。(本当は死んではいない)

    * You are not physical. (本来)あなたは物質的存在ではない

          *****

 186. (自殺すればその代償を支払わなければならなくなります)

     [Why suicide is wrong.]

     Is it ever permissible for a person to pass on by his own act―such as the one who is left of a devoted companionship?

    No. You must live your lives according to the Law, for the Law is always perfect in its operation. It is controlled by perfect love and by the Great Spirit, Who is in all things and Who works through all things. You have no right to interfere with the operation of the Law, and if you do you must pay the price for cutting yourself off.

    If you force the apple to drop from the tree before it is ripe, then the apple has no sweetness. If you force yourself to go into the next stage of life before your spirit is ready, then you will have to pay the price in the long adjustment that you will have to make. It will also have the effect of causing you to be separated from the ones you love, for you will have made a gulf.

    Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.185-186

 [自殺はなぜいけないのか]

 深い愛情で結ばれた伴侶を亡くした人が、自分でいのちを絶つのは許されることでしょうか。

 いいえ、許されません。人は神の法則に従って生きていかなければならないからです。神の法則は、どんな場合でも、完璧に働いています。神はすべてのものに存在し、すべてのものを通じて働きかけています。神の法則は、その神と完全な愛によって守られているのです。人にはこの神の働きに干渉する権利はありません。もし、法則を犯して自分の命を縮めれば、その代償を支払わなければならなくなります。

 りんごの木から、まだ熟していないりんごをもぎ取ったら、そのりんごには甘みはありません。それと同様に、もし魂の準備がまだできていないうちに自分で自分を死に追いやれば、長い間かかって、過ちを調整しなければならず、その代償を支払わされることになるでしょう。また、そのようなことをすれば、愛する人たちとの間に深い溝が出来て、その人たちから自らを引き離してしまう結果にもなってしまいます。

    * for cutting yourself off 自分で命を絶つという行為によって

    * before your spirit is ready 魂が霊界へ移る準備が整う前に

      *****

 187. (死ぬべき時がくれば人は自然の法則に従って死んでいきます)

     [Should doctors end life? =a=]

   What have you to say about the plea that doctors should empowered by law to put an end to the life of one who is suffering without any hope of recovery?

      I say that all life belongs to the Great Spirit. When it is time for a body to fall away and the spirit to become emancipated, then, obeying a natural law, it does so.

      Do you believe it right to prolong the life of a person by physical means?

    Yes.

      Even if by prolonging life you prolong their suffering?

      Yes. But you forget one thing. When it is time for the soul to be released it goes, and there is nothing that you can do in your world of matter to alter that law.

      Would the killing of incurable people bring them more suffering to be worked out on the Other Side or in another life?

      No, but it would give a shock to the unready spirit and that shock would affect it. A great deal of adjustment would have to be made which would not otherwise have been necessary.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.186-187

  [安楽死は許されるか =a=]

  快復の見込みがなくて苦しんでいる患者には、医者が安楽死させることを法的に認めるべきだという意見にはどう思いますか。

 まず言いたいのは、すべての生命は神のものであるということです。肉体に死ぬべき時がきて、魂も自由になれる時になれば、人は、自然の法則に従って、死んでいきます。

 医術によって患者の生命を長引かせるのは、正しいと思いますか。

 そう思います。

 生命を長引かせることによって、苦しみが続くことになっても、ですか。

 そうです。ただ、一つのことだけは忘れないでください。魂は去るべきときがくれば去るのであって、この地上の世界では、この神の法則を変えることは決してできないのです。

 不治の患者を安楽死させると、その患者は霊界へ移ってからもっと苦しむということはありますか。

 それは、ありません。ただ、まだ準備のできていない魂にはショックを与えることになり、そのショックが魂に悪影響を及ぼします。その結果、霊界では、普通なら必要でない多大の調整をしなければならなくなるでしょう。

   * obeying a natural law, it does so 自然の法則に従って霊界へ移っていく

   * which would not otherwise have been necessary 安楽死させなければ必要なかったような

          *****

 188. (霊魂が肉体のことを決めていくのです)

   [Should doctors end life? =b=]

   Have we the power to prolong life?

      You try to keep the body alive. That is right. But when the time for the spirit to depart has come, you can do no more.

      Are our efforts to prolong life useless, then?

      Yes. If, as you say, doctors can keep people alive, why is it that death defeats them?

      But patients can be kept alive for a time.

      Only if the sick man can respond. You can give oxygen, but only up to a point. When the soul is ready for my world, then there is nothing you can do.

   If the time of passing is fixed, and the spirit in normal conditions passes to the next world only when it is ready, why is it that the expectation of life is rising?

      Because your world is evolving. It is not the physical that determines the spiritual, but the spiritual that determines the physical.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.187

  [安楽死は許されるか =b=]

 私達に生命を延長させる力はありますか。

 あなた方は肉体を懸命に生かそうとしますが、これは正しいことです。しかし、魂が肉体を離れる時がやってくれば、あなた方にはそれを止めることはできません。

 なんとか命を長引かせようと努力しても、効果はないのですか。

 効果はありません。もし、医者が人間を生かしておけるのなら、死はないことになります。

 でも、しばらくの間なら、患者を生かしておくことは出来ますが。

 それは、患者がそれに反応できればの話です。患者に酸素を与えて、ほんの少し生存を延ばせるだけです。魂が霊界へ移る準備ができたときには、あなた方にはどうすることもできません。

 死ぬ時が決まっていて、正常な状態にある魂が準備が整った時にのみ、人間は霊界へ行くのだとすれば、人間の寿命が年々延びていくのはなぜでしょうか。

 地上世界が進化しているからです。肉体が霊魂のことを決めるのではなくて、霊魂が肉体のことを決めていくのです。

   * death defeats them 死が医者を打ち負かす(医者は死を防げない)

    * only up to a point ほんの少し生き延びるだけ

          *****

 189. (妊娠中絶では動機が何よりも大切です)

   What is the spirit world’s view of birth control?

   You have been given free will and a conscience to distinguish between that which is wrong and that which is right. It always depends on the motive. Say that once. Say it a hundred times. What is your motive? It is that which counts, nothing else.

      But does the restriction of births interfere with the Law?

      Where there is to be born a spirit through two in your world, it will come through those who will not prevent its entry. The Law is supreme. If it is part of your evolution that through you there is to come into your world a spirit, a new life, then you would not prevent it because you would desire it.

   At what period after conception does a spirit enter the body of a baby?

      I know that many will not agree with me, but I say that from the moment the two seeds have become one and there is provided in that very miniature form a vehicle through which a spirit can function, from that moment the spirit starts its earthly career.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.188-189

  妊娠中絶を霊界ではどのように考えていますか。

 あなた方には、自由意志と、正しいことと間違っていることを見分けられる良心が与えられています。妊娠中絶では動機が何よりも大切です。何度でも繰り返しますが、どのような動機であるかが問題です。どのような動機で妊娠中絶をするのかが問われるのであって、それ以外は問題ではありません。

 しかし、妊娠中絶は神の法則に違反するのではないのですか。

 地上に二人の女性がいて、一つの霊だけが誕生することになっているとすると、その霊は、地上で自分を中絶しない女性のほうを選んで生まれてきます。そのように神の法則は完璧に働くのです。もし、子どもが生まれることがあなたの進歩になるのであれば、あなたは出産を希望して、中絶することはないでしょう。

 受胎の後、魂はどの時点で、新生児の体内へ入っていくのですか。

 多くの人は賛成しないかもしれませんが、精子と卵子が結合して一つになり、その小さな結合体に魂が生きる場があたえられた時、と私は考えています。その瞬間から、魂は地上で生き始めることになるのです。

      * It is that which counts 問題にされるのは動機である

    * not prevent its entry 妊娠するのを妨げない

          *****

 190. (生きものに苦痛を与えるのは間違っています)

      [ Cruelty to Animals -a-]

   How do you view the ever increasing practice of experiments on living animals, often causing terrible pain to helpless creatures? Many people on this side are striving to get this unholy thing stopped. Are they helped in any way from the spirit world?

      Every soul that desires to serve at once brings to its aid those in my world who will inspire and sustain and bring them new power of the spirit to aid the work they seek to do. It is wrong to administer pain to any of the creatures of the Great Spirit, but you must remember that there are many who do it in ignorance, not realizing the pain that they inflict, only possessed with motives to help their fellow men. But they are still breaking the Law.

      But if, as we are often told, only the motive counts, will those people who inflict pain in what they conceive to be service to their fellow men have to pay the penalty for breaking the Law?

      The motives may be good, but the principle is unaltered. If one deliberately inflicts pain, knowing it will hurt, that means that the one who does it is conscious of his responsibility. His motives, of course, are good, but he has inflicted pain. All these facts are taken into account, but I cannot agree with the practice of inflicting pain.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.189-190

  [動物の虐待について =a=]

  最近は激しい苦痛をもたらすような動物実験が増えてきていますが、それについてはどう思われますか。多くの人々が、このような罪深い行為をやめさせようと努力していますが、霊界では彼らを助けてくれていますか。

 誰でも奉仕を望む者には、直ちに、霊界の霊たちが、その人を励まし、支えようとします。そして、その霊たちには、仕事を進めるための新しい霊力が与えらます。

 神の創造物である生きものに苦痛を与えるのは間違っています。ただ、人間を救いたいという動機だけにとらわれて、動物に苦痛を与えているということには気がつかず、無知のまま、動物実験を繰り返している人々が多いのです。それでも、彼らは、神の法則を犯していることには変わりありません。

  でも、もし何度も聞かされているように動機が何よりも大切だとすると、人間を救うためと考えて動物実験をしている人たちが、法を犯したということで罰せられることはないのではないでしょうか。

 その動機は善であるかもしれませんが、原則は変わりません。相手を傷つけることを知りながら、故意に苦痛をあたえる者は、その責任を意識していることになります。確かに動機は善であるとしても、苦痛を与えていることになるのです。これらのすべてが考えられねばなりません。私としては、相手に苦痛を与える行為に同意することは出来ません。

    * administer pain 苦痛を与える

    * only possessed with motives 動機だけにとらわれて

          *****

 191 (抵抗できないものを実験台にするのは間違いです)

  [Cruelty to Animals =b=]

    Are animals sent to earth to help mankind?

    Oh, yes. And mankind is sent to help them.

   But is the sole purpose of the animal creation not to be of use to man?

   No, that is only part of the work.

      Do you believe that vivisection can be right when it is undertaken with a good motive?

      No. How can that which is cruel be right? How can that which causes pain, which inflicts torture, be right? It is contrary to all that we teach. It is wrong to experiment on those who are not capable of resisting.

      Do you agree that no cure for cancer will ever be found by that method?

      Your world cannot produce remedies for the diseases which it has created by living contrary to the laws of the Great Spirit. There will be found remedies for all your diseases, but they will not be found by experiments on animals.

      Why does not the spirit world interfere when it sees so many appalling atrocities committed on animals?

      Because the universe is ruled by natural laws.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.190-191

  [動物の虐待について =b=]

  動物は人類を助けるためにこの地上へ送られてきたのですか。

 そうです。そして、人類も動物を助けるためにこの世に送られてきました。

 でも、人類に役立つためというのは動物が作られた唯一の目的ではないと思いますが。

 そうです。それは、神のみ業のごく一部にすぎません。

 動機が善であれば、生体解剖も許されることがあるとお考えですか。

 いいえ。そのような残酷なことがどうして善でありうるでしょうか。相手を苦しめ、肉体を切り刻むことが、正しいはずはありません。それは私達の教えのすべてに反することです。抵抗できないものを実験台にするのは間違いです。

 ガンの治療法は、動物実験では見つけられないとお考えですか。

 地上で神の法にそむいて引き起こした病気を、地上で治す薬を作り出すことはできません。あなた方の病気のすべては、やがて治療法が発見されることになるでしょう。しかし、それは、動物実験によってではありません。

 この地上では多くの恐ろしい残虐行為が動物に加えられていますが、それを見ていて霊界ではなぜ止めようとはしないのですか。

 それは、全宇宙が自然の法則で規制されているからです。

  * only part of the work 神のみ業の一部

   * by living contrary to the laws of the Great Spirit 神の法則に背いた生き方をしながら

          *****

 192. (神の法則は神の子らすべてに用いられるためにあるのです)

  [To a sitter who had the gift of psychometry:]

   You have accepted the service of the Great White Spirit by coming into this circle. You have been given the gift of mediumship. Use it. The power that the Great White Spirit permits in His children must be used for all His other children, and if you do not use it, it works against you. You choke something that belongs to the Great White Spirit, and it always upsets you. You cannot keep it bottled up; it will burst.

   You must use the powers you have. I did not make the Law, and I cannot alter it. I am only trying to help you. The laws of the Great White Spirit are there for the use of all His children. The troubles come in your world when the children think they are greater than the Parent and try to upset His laws.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.192

  [霊視能力をもっていたある参加者に対して]

 あなたは、このサークルに参加して、神の使命を受け容れてきました。あなたには霊媒能力が与えられていますが、それを使いなさい。神が子らの一部に授けられた力は、ほかの神の子らのためにも使われなければなりません。そうしなければ、その霊能力は逆に、あなた方に災いをもたらすでしょう。それは、神のものを押しつぶそうとするようなものですから、あなたが押しつぶされてしまうのです。大きな力を閉じ込めておくことはできません。そんなことをしたら、破裂してしまいます。

 あなたは、自分の持っている霊能力を正しく使わなければなりません。神の法則は、私が作ったものではありませんから、それを変えることはできません。私ができることは、あなたを助けてあげることだけです。神の法則は、神の子らすべてに用いられるためにあるのです。地上の人間が、神より自分たちのほうが偉大であると考え、神の法則に背いていくようなことがあれば、この世には、さまざまな災害がもたらされることになるでしょう。

    * it works against you あなたに災いをもたらす

    * keep it bottled up 閉じ込めた状態にしておく

          *****

 193. (あなたには自分で使える強大な霊力があります)

     [To another medium, very discouraged because of the unkindness

      of other people: (a)]

   You are in the hands of a very great and mighty spirit guide. If you have complete trust and faith, all will be well. You are an instrument of the Great Spirit, but you have free will. You all have free will. But I ask you to remember the many who can be rendered service through you. There is a mighty power to be used through you. Trust it to operate. It will sweep away all things that stand in its way.

      You are very sensitive. You suffer from all the troubles of a medium. It is the Law. I wish I could take on my shoulders all the pains and sufferings of your world. Listen……

      Do you think we are happy when we see the children of matter denied bread, when we see hunger and want? Do you think we are happy when we see disease? Do you think we are happy when we see spirits sent out of their bodies by weapons of destruction? Do you think we are blind to the sorrows and suffering in your world? But we know there is only one way to put them right.

      It is no use for us to take away the wrongs of your world. Out of your own strength must be born a new world of matter. Those who are sensitive to the world of spirit must pay the price of being sensitive to the sorrows of the world of matter. You cannot have it any other way.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.192-193

   [人々の不親切に深く傷ついているもう一人の霊能者へ: (a)]

 あなたには、強力で偉大な指導霊がついてくれています。あなたが、十分な信頼と信仰をもっていれば、すべてはうまくいきます。あなたは、神の道具ですが、自由意志をもっています。人間は誰にでも自由意志があるのです。どうか、あなたによって奉仕を受けられる多くの人々がいることを、忘れないでください。あなたには、自分で使える強大な霊力があります。自信をもって、その霊力を使ってください。その霊力が、あなたを妨げようとするすべてを一掃してくれるでしょう。

 あなたはたいへん繊細な感情の持ち主です。霊媒がもつあらゆる困難をあなたは受けています。それも神の法則なのです。この地上のあらゆる苦しみや悲しみを、私が代わりに背負ってあげることができればいいのですが。

 この世には、飢えと欠乏があります。食べものがなく飢えている人々を見て私たちが幸せであると思いますか。病気の苦しみを見て私たちが幸せだと思いますか。破壊兵器で殺され、肉体から離れてこちらへ送られてくる霊たちを見て、私たちが幸せだと思いますか。世の中の悲しみや苦しみに私たちは気がつかないでいると思いますか。でも、私たちが知っているのは、それらを正すのには、ただ一つしか道はないということです。

 地上の世界の誤りを私たちが取り去ってあげることはできません。新しい世界を作りあげていくのは、あなた方自身の努力によってです。霊的に敏感な者は、世の中の悲しみや苦しみに対しても敏感になって、霊能者としての責任を果たしていかねばならないのです。そのほかには、霊能者としてのとるべき道はありません。

    *all things that stand in its way  邪魔をするものすべてを

     * spirits sent out of their bodies  殺されて送られてきた霊たち

    * must pay the price  責任を果たさなければならない

          *****

 194. (どうか神の光へ目を向けてください)

  [To another medium, very discouraged because of the unkindness

    of other people: (b)]

    I ask you to turn away from the things of matter and cast your eyes to the sun of the Great Spirit, so that its rays may envelop and enfold you and you may know that nothing can touch the undying spirit that is within the frail body. Circumstances may affect your body here and there, but they cannot touch the gold of the Great Spirit that is within you.

      If you are not more sensitive to the things of matter, how can you be sensitive to the far more delicate things of the spirit? Put not your faith in the things you can see, but in the things which are unseen, the things of the Great Spirit, the eternal things.

      When I have seen my own medium suffer, and when I have been shown, before, that he is about to suffer, can you not imagine how the tears have flowed from my eyes? I have wished I could take all his burdens on my shoulders. But I know the Law, that only through suffering can the spirit be purified.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.193-194

  [人々の不親切に深く傷ついているもう一人の霊能者へ: (b)]

 どうか物質的なことがらからは離れて、神の光へ目を向けてください。そうすれば、神の光があなたを包み込み、何ものもあなたのか弱い身体のうちに潜む不滅の魂を傷つけることができないことを知るでしょう。いろいろとあなたは身体的な重荷を受けることがあるかもしれません。しかし、そんなことが、あなたのうちにある神の金色の輝きを曇らせることはできないのです。

 もしあなたが、物質的なことにもいろいろと気を配ることができるのでなければ、もっとはるかに精細な霊の世界にどうして対応していけるでしょうか。目に見えるものを信じるのではなく、もっと目に見えないもの、神の世界、永遠の存在を信じるようにしてください。

 私の目の前の霊能者が苦しんでいるのを見るとき、苦しむことがわかるとき、私の目にはひとりでに涙が流れます。できることなら、苦しいことはすべて、私が肩代わりしてあげたいと思います。でも、それはできません。苦しみを通してのみ魂が清められていくというのが、神の法則なのです。

  * nothing can touch the undying spirit 如何なるものも不滅の魂を犯すことはできない。

   * Circumstances may affect your body here and there いろいろと苦しいことがあって身体をこわすこともあるかもしれない。

          *****

 195. (霊能力は人のために使われねばなりません)

   [To another medium, very discouraged because of the unkindness

    of other people: (c)]

   Because you are sensitive you must pay the price. But remember always the greatest force in the world, the perfect love of the Great Spirit, is yours and can flow through you. I ask you to trust the counsel of the wisest of the wise, those whose hands direct you, whose power sustains you, who will guide you always out of the storms and difficulties of the world of matter into the haven of peace.

   Remember, it is better for your sake if you sit. The power must be used. I say that because I understand the power of the spirit. It must not be bottled up.

      You live in a world of light and shade. It is not like that in my world. When you are in the shadow you forget the light, and when you are in the light you forget the shadow. When the snow falls you say it is too cold. When the sun shines you say it is so hot. You want it to snow when the sun shines and you want the sun when the snow falls. Do not let your eyes look down towards the earth, but up towards the sun always.

      You cannot be a medium in the highest sense until you have tasted the sorrows and the sweets of your earthly world. You must try to remember that when it looks black it is only the shadow, which passes away. The rays of the sun will enable the gold of your own self to shine once more.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.194

  [人々の不親切に深く傷ついているもう一人の霊能者へ: (b)]

 あなたは感受性の強い人ですから、それなりに傷つきやすいのです。でも、この世の最大の力である神の大いなる愛があなたを包んでいて、その力をあなたが使えることを忘れないでください。最高の賢者があなたに助言し、教え、支え、この世のさまざまな嵐や困難から常にあなたを守って平和な天国へと導こうとしているのです。そのことを信じてください。

 あなた自身のためには、霊媒の仕事を続けたほうがよいでしょう。霊能力は人のために使われねばなりません。私は霊力のことをよく知っているので、そう言っているのです。霊能力は閉じ込めておいてしまってはなりません。

 あなた方は、光と影の世界に住んでいます。霊界とは違った世界です。あなた方は、影の中にいるときには、光のことを忘れます。そして、光の中にいるときには影のことを忘れます。雪が降れば寒すぎるといい、太陽が照りつければ、暑すぎるといいます。太陽が照り付ければ雪が降ることを願い、雪が降れば、太陽が照ることを望むのです。目を地に落として、下ばかり見てはいけません。いつでも、明るい太陽を見上げるようにしてください。

 この世の楽しみも悲しみも味わいつくすまでは、あなたは偉大な霊能者にはなれません。暗さがあれば、それは過ぎ去っていく影であることを知ってください。明るい太陽の光が、またふたたび、あなた自身の金色の輝きを照らし出してくれるようになります。

   * you must pay the price  その代価を払わねばならない(そのために傷つきやすくなる)

    * if you sit (霊能者としての仕事を)行なえば

          *****

 196. (奉仕を心がけている人は神性を発揮している人です)

   We render service for service.

   Any call to us, any appeal, never goes unanswered. We are here to serve. These are not idle words. They convey an intense reality. We strive to serve because only through service can we express the Great Spirit and only through service can you express the Great Spirit.

   Theologians have made out of religion a great mystery, a superstructure of words and doctrines that bring doubt and perplexity and confusion, and yet the essence of all religion and the desire of all life is expressed in the one word “Service.”

   He who strives to forget self and to serve is expressing the Great Spirit. Service―that is what your world needs today. That is why we strive to teach it and, more, to give it. Try to remember that behind all the mists and darkness, behind all doubts and fears, behind all sorrow and strife, behind all bitterness and pain, there is an eternal purpose. Strive to get an understanding of the greater purposes of life.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.195

  奉仕のためには、私たちも奉仕します。

 私たちへの呼びかけや訴えが、無視されることはありません。私たちは奉仕するためにここにいます。これは、いい加減に言っているのではありません。実際にそのとおりなのです。私たちは一生懸命に奉仕しようとしていますが、それは、奉仕によってのみ、神の愛を示すことができるからであり、あなた方が神の愛を示すことができるのも、奉仕によってのみです。

 神学者たちは、宗教を不可解な謎にしてしまいました。疑いや当惑や混乱をもたらせただけの空虚な言葉と教義を並べて、それを宗教としたのです。しかし、すべての宗教の本質とは、そして、あらゆる生活で望まれるのは、ひと言でいえば、奉仕です。

  自分を忘れて奉仕を心がけている人は、神性を発揮している人です。奉仕こそが、この地上世界には必要なのです。だからこそ、私たちは一生懸命に奉仕の精神を教え、さらに、それを実行するようにと促しているのです。あらゆる霧と闇の背後には、あらゆる疑いと恐れの背後には、あらゆる悲しみと争いの背後には、そして、あらゆる痛みと苦しみの背後には、常に永遠の目的があることを、どうか忘れないでください。あなた方の人生の大きな目的が何であるかを、どうか理解できるようになってください。

    * never goes unanswered 必ず応えられる

    * idle words いい加減なことば

     * a superstructure of words うわべだけの空虚なことば

          *****

 197. (あなたは決して一人ぼっちではありません)

   You are never alone, you are never left to fight difficulty by yourself. Unseen, unheard, unfelt, the influence of the spirit is always round and about you. Your world of matter could be transformed if it did but understand the realities of the spirit.

      We are not angels of darkness, seeking to lead you into paths of confusion. We strive to teach you the simple truths of the spirit that will give you understanding, confidence, peace and happiness. We strive to reveal the knowledge of those laws which can bring you closer to the Great Spirit. That is our mission.

      You are servants of the Great Spirit, seeking to make His will done on earth through your labours. In that work there is much happiness, because you are bringing into the lives of many a new hope that was not there before. You are helping the power of the spirit to descend in greater force and therefore you are helping the Great Spirit’s laws to operate. You are helping to drive away all the sadness and misery of your world of matter.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.196

 あなたは決して一人ぼっちではありません。困難と立ち向かっていくのに、一人だけで取り残されることはありません。見えなくても、聞こえなくても、感じられなくても、霊たちは常にあなたのそばにいて守ってくれているのです。このような霊たちの実在にほんの少しでも気づいてくれれば、地上の世界も大きく変わっていくことでしょうが。

 私たちは、あなた方を混乱の道へ誘い込もうとしている暗黒の魔王なのではありません。私たちがあなた方に教えようとしているのは、あなた方に理解と自信と安らぎと幸せをもたらすごく単純な霊的真理なのです。私たちは、あなた方に神にもっと近づくための法則がどういうものかを教えようと努めています。それが私たちの使命なのです。

 あなた方はみんな神の僕です。みずからの働きによって神の意思を地上に成就させようとしているのです。その働きには幸せが満ちあふれています。今までになかった新しい希望を多くの人々の生活にもたらすことになるからです。霊力が大きな力で地上に降りてくるのを助け、そのことによって、あなた方は神の法則が働くのを手助けしているのです。それは、世の中のすべての悲しみや困窮を駆逐するのにあなた方が貢献していることでもあります。

   * if it did but understand この世の人々が理解してくれさえすれば

    * angels of darkness 暗黒の魔王

          *****

 198. (あなたの背後にある力は宇宙最大の力です)

      The power that is behind you is the power of the Great Spirit of all life, the greatest force in the universe. That power must manifest and you can help it to bring its force into your world. It does not matter what you do―whether you raise one up, whether you give a word of encouragement, whether you serve in the things of spirit or the things of matter―as long as you serve and you are not weary of service, you are instruments of the Great Spirit.

      While there is so much misery, strife and discord, while there are tears where there should be happy laughter, while there is starvation, lack of work, poverty in the midst of plenty, how necessary it is for us to continue to express the same truths―the only truths which can free the children of the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.196

 あなたの背後にある力は、あらゆる生命を支配する神の力であり、宇宙最大の力です。この神の力を顕していかねばなりません。そしてあなたは、その力をこの世にもたらす手伝いをすることができます。そのために何をするかは問題ではありません。一人の人間を立ち上がらせてもいいし、励ましの言葉をかけるだけでもいいでしょう。霊的、物質的を問わず、奉仕を行なうことが大切です。あなたが奉仕に努めて怠ることがなければ、神の道具として役立っていることになります。

 世の中に、これほど多くの悲惨、紛争、不和がある間は、幸せな笑いはなくて涙がある間は、そして、飢餓、失業、多数の貧困がある間は、私達はどうしても同じ一つの真理を述べ伝えていかねばなりません。それは、神の子らを自由にすることのできるただ一つの真理です。

   * you raise one up  一人の人間を元気づけて立ち上がらせる

    * poverty in the midst of plenty  数多くの人々の貧困

          *****

 199. (どこであれ人に奉仕すればそれが宗教なのです)

     How can you serve the Great Spirit except by serving His children? Your world is afraid of words, of names, of labels. I call it service. You call it politics, economics, sociology. But these are only words. Wherever you give service, that is your religion.

       It matters not whether it is among those who are exalted in your world or among those who are lowly. If you can raise up one soul, if you can bring light to one who is in darkness, if you can free one from the prison-house of ignorance, if you can give food to those who are hungry and water to those who are thirsty, if you can bring peace instead of war, you are serving the Great Spirit.

   Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

     Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.196-197

 人に奉仕することをしないで、どうして神に仕えることができるでしょうか。地上世界では、ことばや名前やレッテルのことばかり気にしています。奉仕といえばよいのです。それを、あなた方は、政治学とか経済学とか社会学とかで難しく表現しようとします。それらは単に言葉の違いにすぎません。どこであれ、人に奉仕すれば、それが宗教なのです。

 上流社会であろうと、下層社会であろうと、奉仕はどこでしてもよいのです。一人でも弱っている人がおれば立ち上がらせてください。暗闇の中にいる人には光を与えてください。無知の牢獄に閉じ込められている人は解放してください。飢えている人には食べものを、のどが渇いている人には水を与えてください。争うのではなく平和をもたらせてください。そうすれば、そのとき、あなたは神に奉仕していることになるのです。

   * afraid of words あれやこれやと言葉遣いを気にする

          *****

 200. (守護霊のことを理解して協調していくべきなのです)

       [Guidance from beyond]

   Can one have a guide working actively with one, and yet be unaware of his existence?

     Yes, there are millions like that, but it is better that people should know, so that they can co-operate with knowledge and not remain in ignorance.

   Would knowledge of the guides give them more power?

   It enables contact to be made more closely, for knowledge is always to be preferred to ignorance. Who would want to be in the dark when he could have the light? Why be thirsty if you can drink?

      Why should a guide confine himself to one particular medium?

      How little they know of our methods and the way we work! I have told you of the years I have spent in getting ready for my work through this medium. Must I, in order to satisfy someone in your world, spend the same number of years finding another instrument and starting all over again from the beginning?

      Why are mediums who, through force of circumstances, are unable to make use of their psychic gifts, sometimes afflicted with mental depression and nerve trouble?

      That is because their psychic gifts are not functioning and their bodies are not in harmony as a result.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.198-199

    [霊界からの指導]

  本人のために守護霊が一生懸命助けてくれているのに、本人はその守護霊の存在に気づかないことがありますか。

 そういう人は、無数にいます。しかし、本当は、守護霊の存在に気がつかないで、無知のままでいるより、守護霊のことを理解して、協調していくべきなのです。

 指導霊の存在を知れば、本人の力は増加しますか。

 本人と指導霊との接触がもっと容易になります。知らないでいるよりは、知っているほうがいつでも望ましいのです。光の中におれるのに、なぜ暗闇を好むのでしょうか。水が飲めるのに、なぜ喉をかわかしたままでいたがるのでしょうか。

 なぜ守護霊は、特定の一人の霊媒だけを相手にするのでしょうか。

 私たちの仕事のやり方や働き方についてまだ何もわかっていないようですね。私は、この霊媒を使って仕事ができるように準備するのに何年もかかったことを話してきました。そんなことを聞いている人は、私が、誰か別の霊媒を見つけて、最初から何年もかけてやり直してみせれば、満足してくれるのでしょうか。

 環境によっては、霊媒たちが霊能力を発揮できなかったり、時には、うつ病になったり、神経を病んだりすることがあるのは何故ですか。

 それは、その霊媒たちの霊能力が機能していないからです。その結果として、身体が調和を失ってしまうのです。

   * another instrument もう一人の誰か別の霊媒

 201. (地上で発揮された才能は霊界へきてからも発揮されます)

  [Whence comes inspiration?]

   Are people of a certain craft―for instance, newspaper men―helped by identifiable newspaper men who have passed on?

      Yes, nothing is lost in your world or in mine. The talent that expresses itself in your world continues to unfold and evolve in the realm of spirit, and the higher it evolves the more it realizes that it must find an instrument through whom it can express itself. So it always seeks to further its evolution by finding one through whom its powers can be revealed. Sometimes that inspiration is unconscious, sometimes it is known. Sometimes so strong is the impressing personality that the stamp of his character is revealed in the inspiration.

      Is that inspiration collective, or is it through one individual?

      It is both, because all labour in our world is co-operative. We do not expend our energies except in group service. But each of us has to find the instrument through whom he can best express himself.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.200-201

  [インスピレーションはどこからくるか]

 例えば、新聞記者なら生前の新聞記者からというように、同じ職業の者からインスピレーションを受けるのですか。

 そうです。この世でもあの世でも、何一つ失うことはありません。地上で発揮された才能は、霊界へきてからも発揮され、さらに伸ばされていきます。しかし、霊界で才能が伸びれば伸びるほど、その才能を誰かに発揮してほしくなってくるのです。そこで、その才能を発揮してくれる誰かを見つけてインスピレーションを与え、その才能をもっと伸ばしていこうとします。そのインスピレーションは、時には、気づくこともあれば、全く気づかないこともあります。また時には、霊の個性が非常に強いために、インスピレーションのなかに、それを送ってくる霊の人柄が表れてくることもあります。

 そのようなインスピレーションは何人かに与えられるのですか、それとも、ある個人に対してのみ、与えられるのですか。

 それは、両方です。霊界でのすべての作業は、お互いに助け合って行なわれるからです。私たちは、集団で奉仕活動をするとき以外は、普通はエネルギーを使わないのです。ただ、自分の才能を一番よく発揮するためには、私たち一人ひとりが、それにふさわしい誰かを見つけてインスピレーションを送らなければなりません。

   * the stamp of his character is revealed  人柄の特徴が表れる

          *****

 202. (あなた方は神のミニチュアです)

   If nearly everything is received inspirationally, as we are sometimes told about great poets, painters, etc., where does individual originality begin?

      I know nothing about beginnings or endings. The Great Spirit is life, life is the Great Spirit. All the seeds of life have been sown. All that is in the universe, as far as my knowledge takes me, always was and always will be. You are all parts of the Great Spirit, with His spirit embedded within the physical body. In miniature, you are the Great Spirit and have access to all the powers of the Great Spirit, according to the evolution of your soul―that is the range that you can receive of all the power that is within the universe.

      So that, whilst you cannot create, you can add to, you can shape, you can build, you can deflect, you can improve, you can beautify, you can combine, and you can do much to make better the world in which you live and the universe of which your world of matter is a very small part. The Great Spirit has provided His children with all the materials and the tools. They can help you to fashion, but they cannot create.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.201

 大詩人、大画家などが、ほとんど霊界からのインスピレーションによって制作していると聞いていますが、それならばどこに本人の独創性があることになりますか。

 私は、生命の始まりを知らず、終わりも知りません。知っているのは、神が生命であり、生命は神であるということです。生命の種子は、はじめから撒かれていました。私の知る限りでは、宇宙にあるすべてのものは、過去においても存在していたし、未来においても存在し続けるでしょう。あなた方はみんな神の分身であり、肉体の内部には神の霊が宿っています。あなた方は、神のミニチュアです。魂の進化によって神のすべての力に近づくことができます。それが全宇宙の力のなかであなた方が使える力なのです。

 あなた方は、創造することはできませんが、なにかを付け加え、形作り、建設し、動かし、改善し、美化し、結びつけるなど、あなた方の住む世界と、その世界を包含する大宇宙を、よりよくするために多くの貢献をすることができます。神は人間にあらゆる材料と道具を与えられました。それらを使えば、あらゆるものを変えることができます。しかし、創造することだけはできません。

   * as far as my knowledge takes me 私の知る限りでは

    * that is the range that you can receive of all the power すべての力の中で、あなた方が使える力の範囲

   訳者注:独創性も神の子であることから備わっていると取れないこともないが、この問いと答えの間には、何らかの理解の齟齬があったのかもしれない。

          *****

 203. (人が唯物的になればなるほど波長は低くなります)

   Is hypnotism a good subject for study?

   If the man who hypnotizes is of good intent, and desires to use his power for service―then, of course, it is good. The hypnotist is only tapping some of the latent powers of the soul.

      What is it that the hypnotist gets in touch with?

      The over-self, which is the same as the Great Spirit within. I have often told you that, if you could realize the power within you, and if you would use that power, it would enable you to overcome every difficulty. Those powers can be contacted by development, by attuning yourselves to higher vibrations, by living better lives of service, by raising your spirits. The more you are of the earth earthy, the lower are the vibrations to which you respond. The higher you reach out in self-abnegation, the higher are the vibrations to which you respond and the more the Great Spirit that is within you can express itself.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.202

 催眠術の研究はいいことでしょうか。

 催眠術をかける人の意図が善意からくるものであって、その能力を人への奉仕に役立てようとしているのであれば、もちろん、それはいいことです。ただ、そのような催眠術者は、相手の潜在能力に多少の刺激を与えていることになるだけです。

 催眠術者には施術して何が分かるのですか。

 内在の神、すなわち大我のことです。今まで何度も話してきましたが、あなた方に内在する神の力を信じてそれを使えば、乗り越えられない困難はありません。あなた方の魂を進化させ、高い波長に同調し、奉仕の生活を送り、霊的に向上すれば、その大いなる力に近づくことができるのです。人が唯物的になればなるほど、波長は低くなります。自己を克己して向上すればするほど、波長は高くなり、内在する神性がますます発揮されるようになります。

   * The more you are of the earth earthy, 人が物質にとらわれ世俗的になればなるほど

        of the earth=earthy (表現を繰り返して強調している)

          *****

 204. (残念なのはいいことなのです)

   Is the Great Spirit within a separate entity, capable of reasoning, thinking and acting independently of the conscious self?

   No, it is conditioned by that part of the conscious mind which is now expressed through your material body. It is only conditioned in that way while you are living in the world of matter. It is not conditioned under the influence of hypnotism, because the hypnotist is like the gaoler who opens the prison door and allows the prisoner to escape. If the hypnotist is of good intent, he can perform great service, for he can stimulate the divine within. But, also, he can stimulate the animal within. But always remember that the consciousness which you now express is but a very small fragment of the consciousness which one day you will express.

      That makes us a little dissatisfied.

      Yes, it is good to be dissatisfied. Smug satisfaction is no incentive to progress.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.202-203

 内在の神性は、本人の顕在意識とは無関係に、理性を働かせたり、考えたり、行動したりできるものなのですか。

 そうではありません。あなた方が肉体を通じてどのような顕在意識の部分をあらわしているかによって条件付けられています。内在の神性が、そのように条件付けられるのは、あなた方がこの地上世界に生きている間だけです。催眠術にかけられている間は、そのようなことはありません。催眠術者が牢獄の鍵を開けて中の囚人を逃がしてしまっているような状態になるからです。もしも催眠術者が、善意で施術するなら、相手に内在する神性を刺激することになって、大いに役立つことになります。しかし、逆に、内在する獣性をも刺激することもできるのです。大切なことは、あなた方のいまの顕在意識というのは、将来、あなた方が表すことになる顕在意識の、ほんの小さな一部分であるにすぎないということです。

 それは、ちょっと残念ですね。

 そうです。残念なのはいいことなのです。ひとりよがりで満足していては、魂の進歩のためによくありません。

   * which one day you will express いつか(霊界へ移ったときに)あなた方が表す顕在意識

   * is no incentive to progress (魂の)進歩のためには役立たない

          *****

 205. (魂の成長のための近道はありません)

       Is hypnotism as an aid to mediumship possible and advisable?

   It has been tried, but it has been found that once the guides take charge the power of the hypnotist in your world is at an end, for the medium does not then come within the range of his influence. It is not advisable because once a medium has become subject to spirit power he is outside the influence of the hypnotist. It would be better for him to start his development in seances so that the spirit power can begin gradually to exert its influence over him.

      You do not regard hypnotism as a short cut to psychic development?

    No, there are no “short cuts”. You are dealing with the soul and its faculties, and it has taken many millions of years to bring you to where you are today. It is because your world has tried to ignore the spiritual things that it has brought about so many of its disasters. The things of the spirit require careful nurture and slow growth.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.203

 催眠術は、交霊会のために役立てるほうがいいのでしょうか。

 交霊会で、催眠術が試されたことはありました。しかし、指導霊が地上の催眠術者を支配してしまうと、催眠術者の力はもう霊媒に及ばなくなってしまって、それで終わってしまいました。霊媒が催眠術者の前に座ると、催眠術者の力は発揮できないことが分かったので、催眠術は交霊会には適当ではありません。催眠術者が交霊会に出席して、霊力が徐々に彼にもたらされるように、修行を積んでいくのはいいかもしれません。

 魂の成長のためには、催眠術が近道になるとは思いませんか。

 いいえ、魂の成長のための近道はありません。いま問題にしているのは、魂や霊能力なのです。あなた方が現在の状態になるまでには、何百万年もの長い歳月がかかりました。その間に、地上世界は数多くの災害を生み出してきましたが、それは人間が霊的なものを無視してきたからです。霊的なものは慎重な熟成とゆるやかな成長が必要なのです。

   * he is outside the influence of the hypnotist  催眠術者の力は霊媒には及ばなくなってしまう

   * the soul and its faculties霊魂と霊能力

          *****

 206. (魂はあらゆる空間に満ちて存在しています)

   With what do we control our physical bodies, and where is it situated?

      I do not know where it is. I cannot find it. Your men of science think that they can cut up the body and find the soul hidden in one of the corners. Or perhaps it flows through one of the veins, or perhaps it is secreted in one of the organs. There is no part of the body where the soul dwells.

      Is the soul within the body?

      You cannot speak in terms of within or without when you speak of the soul, for the soul has no within and no without. The soul fills all space. It is consciousness. It is not subjected to the limitations of a body, but can range through all infinity, reaching to its height of evolution. It can span your world of matter in a flash. When you travel in your spirit body to a far-off country, where is your soul? You think in terms of your world’s measurements. We have no such difficulties to overcome. There is no space to be bounded by the soul. Our consciousness can function in any part of your world as our will dictates.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.206

  私たちは何によって肉体を制御しているのですか。そして、それはどこにあるのですか。

 それがどこにあるのか私にもわかりません。見つけることもできません。地上の科学者たちは、肉体を切り開いてどこかに潜んでいる魂を見つけられるとか、血管の中を流れているとか、或いは、特定の臓器のなかに隠されているとか、考えているようです。しかし、魂が存在している場所というのは肉体のどこにもありません。

 魂は肉体の内部にあるのですか。

 魂については、内部とか外部とかいう言いかたも適当ではありません。魂には、内もなければ、外もないのです。魂はあらゆる空間に満ちて存在しています。魂とは意識です。魂は肉体によって限定されるものではなく、永遠の中に行渡って、進化の頂点にまで達するものです。地上世界を一瞬にして飛び越えることもできます。あなた方が幽体のまま遥か遠くの国へ旅するとき、魂はどこにあるといえるでしょうか。あなた方は地上の尺度でものを考えます。だからいろいろと障害にぶつかるのですが、霊界にはそのような障害はありません。魂には、限定された空間はありません。私たちの意識は、意の向くままにあなた方の世界のどこへでも出かけて活動できるのです。

   * it is secreted in one of the organs 魂は器官のどこかに潜んでいる

          *****

 207. (私にとっては魂とは内在する神のことです)

      What is the difference between soul and spirit?

      I do not care what names you give to things. I did not make your dictionaries. The soul, to me, is the Great Spirit within. The spirit is the body through which it expresses itself. But other people use words in other ways.

      What is the spirit, apart from its vehicles of expression?

      The spirit is that part of the Great Spirit―that which you call God―which expresses itself through successive vehicles as it unfolds higher and higher. We have no knowledge of the spirit apart from its expression, for until the spirit expresses itself we do not know it.

      What is our conscience?

      It is that part of your soul which discerns between the right and the wrong. It is the balance which enables you to understand that the scale is weighed down on either side. It is the pointer of your soul.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.206-207

 魂と霊はどう違うのですか。

 名前をどのようにつけようがどうでもいいことです。私があなた方の辞書を作ったわけではありません。ただ、私にとっては、魂とは内在する神のことで、霊とは自己を表現している媒体のことです。でもいろいろな人が別の名称を用いたりしています。

 表現のための媒体というほかに、霊はどのようなものと考えればよいでしょうか。

 霊とはあなた方が神と呼ぶ大霊の一部であって、向上していくにつれて、つぎつぎに媒体によって自己表現を続けていきます。この自己表現から切り離された霊というものを霊界の私たちは知りません。自己表現をしていることで、私たちははじめてそれが霊であることがわかるのです。

 私たちの意識とは何ですか。

 意識とは、正邪を見分ける魂の一部です。天秤がどちらに傾くかを教えてくれる標準器のようなものです。人間の魂の指標といっていいでしょう。

  * as it unfolds higher and higher 霊が高く進化していくにつれて

          *****

 208. (オーラがあなたの永遠の審判者です)

      What is the aura?

      The aura consists of the vibrations set up by the body. There are many auras, but the ones that are known to your world are the auras that surround the physical body and the spirit body. All things have auras, even things which do not have consciousness within them. The aura consists of the vibrations that emanate from the body, and according to the state of the body, so there are different vibrations. Those who can see the auras and can interpret them know all the secrets of the individual.

      They can diagnose the health of the individual. They know the state of his soul and his mind’s unfoldment. They can tell the evolution of that soul, for it is the aura that enables you all to be read as an open book. Your aura registers all that you have said, all that you have thought; and all that you have done. Your aura is your eternal judgment, for there you are showing to those who can see exactly what you are within and not as you show yourselves without.

   Do you refer to the aura of the spirit body?

   Yes. The aura of the physical body has more to do with physical things, such as the health, the temper or habits. All these things register in different colours.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.207-208

  オーラとは何ですか。

 オーラは肉体が発する波長によって作られます。オーラにはいろいろな種類がありますが、地上で知られているのは、肉体と霊体を包んでいるオーラです。すべてのものにはオーラがあります。内部に意識を持っていないものにもオーラはあります。オーラは肉体から発する波長で作られていますが、肉体の状態によってもオーラは変わってきます。だから、いろいろなオーラがあることになります。オーラが見えてその意味を解釈できる人は、そのオーラをもつ特定の人の秘密はすべてわかります。

 相手の健康状態を診断することもできますし、魂の状態や心の動きもわかります。魂の進歩の程度も見て取るでしょう。オーラというのは、その人のすべてについて書き込まれた本が読む人の前に開かれているようなものだからです。あなたがこれまでに言ったこと、考えたこと、行なってきたことのすべてがオーラには記録されています。オーラがあなたの永遠の審判者です。オーラを見れる人からは、あなたが外見からはわからない真実のあなたの姿が正確に見えるのです。

 それは、人間の霊体について言っているのですか。

 そうです。肉体のオーラの場合は、健康とか気質や習慣など、もっと肉体的なことに関係があります。それらが、それぞれに違った色で表れているのです。

  * not as you show yourselves without 外部には見えていないようなことも

          *****

 209 (あなた方の時間と空間の計測は正確ではありません)

    What causes hauntings in the cases where there is a mechanical repetition of events, such as monks walking the passages of monasteries?

   Some hauntings are caused by spirits, but in the cases you mention they are caused by intense concentration on earth, leaving an etheric picture which can still be registered. Usually, however, that which your world calls a ghost is one we recognize as an earthbound spirit.

   Is time real or artificial?

      Time is not artificial, but it has many dimensions. What is artificial is your measurement of it. Time itself is a reality. It exists. Space exists. But your measurements are not accurate because you view time and space from a limited focus. When you have the knowledge of other factors, then the focus becomes more in line with the truth.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.208

 僧侶が幽霊として僧院の中の道を機械的に繰り返して歩くというようなことがありますが、その幽霊現象の原因は何ですか。

 幽霊のあるものは霊魂が起こします。ただ、あなたの質問の場合は、その人の念が強くその場所に刻み込まれているために、それが幽かな姿になって現れているというものです。しかし、普通あなた方が幽霊と呼んでいるものは、いわゆる地縛霊のことです。

 時間というのは、実在ですか、それとも人為的なものですか。

 時間は人為的ではなく、多くの次元をもつものです。あなた方の時間の測り方が人為的なだけです。時間そのものは、実在であり、存在します。空間も存在します。ただ、あなた方は、限られた視点でしか時間と空間を測ろうとしないので、あなた方の計測は正確ではありません。時間と空間を取り巻くもっと多くの要素について知るようになれば、あなた方の時間と空間を測る視点は、もっと真実に近づいていくでしょう。

     * intense concentration on earth 地上に残された強い念

   * an earthbound spirit 地上に執念を残した霊(地縛霊)

      * becomes more in line with the truth 真実により近くなる

          *****

 210 (いつでも本当のことを知ってもらう方がいいのです)

      Can a lie, told for a good motive, be justified in the sight of God?

      I do not understand what is meant by “in the sight of God.” You register on your own souls every deed, every thought, every word, so that you are the result of your own evolution, known to all those who can see with the eyes of the spirit. If you have not done that which is right, in deed or word or thought, then your own evolution suffers as a result.

      Does the telling of a lie, for good motives, adversely affect one’s evolution?

   I do not believe in telling lies. There is a time for silence, but it is always better that the truth shall be known.

      Is it possible, through physical disability for the physical self to act in an entirely contrary manner to the desire of the spiritual self?

   Yes, as in the case of lunatics, but that does not affect the evolution of the soul. It only affects its expression in the world of matter. You must always allow for a difference between a soul’s evolutipn and its limited expression in your world.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.208-209

 善意の動機から嘘をついたのであれば神の目から見ても許されますか。

 その「神の目から見ても」という意味がわかりません。あなたの行為、思考、言葉のすべては魂に記録されますから、あなたが進化してきた結果が今のあなたです。霊の目で見ることのできる者には、その姿があなたとして理解されます。行為であれ、言葉であれ、或いは思考であれ、それが正しくないのであれば、その結果として魂の進化は妨げられてしまうのです。

 それでは、善意から嘘をついたとしても、それは魂の進化を阻害することになるわけですね。

 私は嘘がいいとは思えません。しばらく黙っていることはあるでしょうが、やはり、いつでも本当のことを知ってもらう方がいいのです。

 身体障害のために、自己の霊的な願望とは全く逆の態度で行動することもありますか。

 あります。精神異常者のような場合です。しかし、それは魂の進化には影響しません。地上の世界で示される行為に問題があるだけです。魂の進化と地上世界で制約されている魂の表現との間には、常にずれがあることを考慮する必要があります。

   * allow for a difference 相違を考慮に入れる

          *****

 211(人間がそのような憑依の条件を作るのです)

   Is it possible for a man who lived a wicked life on earth to remain unrepentant in the spirit world?

      Yes, it is quite possible. There are many who do for hundreds and sometimes thousands of years.

   Could such a person influence one on this earth to his detriment?

   If there is an attraction between them. Your world must learn that obsessions are not caused by our world but by yours, for you provide the conditions. If your lives were lived in conditions of harmony and right thinking, in service and not for self, for greed and only for personal desire, then it would be impossible for obsessions to happen.

   Have flowers and plants consciousness?

      Not as you understand it, but they have response to vibrations which your world does not yet understand. There are many who can use these vibrations and succeed with flowers and vegetables and plants because they have sometimes by accident found the secret of those vibrations.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.209

 地上で邪悪な生活を送った人が霊界へ移っても悔い改めないということがありますか。

 それは大いにありえます。何百年も、時には何千年も悔い改めないということがあります。

 そのような霊が、地上の人間に害を及ぼすということがありますか。

 両者の間に、惹きつけ合うような関係があれば、そうなります。是非知ってほしいのは、霊の憑依というのは霊界の霊が原因ではなくて、地上の人間に原因があるということです。人間がそのような憑依の条件を作るのです。もし人間が調和の取れた生活を送り、正しい考え方をしていれば、そして、奉仕に努めて利己心やささやかな希望以上の強欲をもつことがなければ、憑依が起こることは決してありません。

 花や草木にも意識はありますか。

 あなた方のいう意識とは違いますが、植物は、まだ人間には理解されていない波長に反応を示します。その波長の秘密を偶然に発見して、その波長で植物と意識を交わすことのできる人々も沢山います。

   * If there is an attraction between them. 両者の間にもし互いに惹きつけ合うような関係

        があれば(そうなる)。

          *****

  212 (今の牧師たちは霊の力に動かされることがありません)

 [Debate with a Methodist minister]

  ”Did you have any fear when you left this world?”

   “No. All we Red Indians were psychic, and we understood it was nothing to be afraid of. We were psychic like the man who founded your religion―Wesley. He was moved by the power of the spirit. You know that?”

   “Yes,” said the minister.

   “But they do not move by the ‘power of the spirit’ now,” went on the guide. “There are many links in the chain which leads to the Great White Spirit, and the lowest ones in your world are linked to the highest angels, as you call them, in the world of spirit. No one in your world is so bad that he is not in touch with the Great White Spirit, Whom you call God.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.224

    [メソディスト派牧師との対話]

 「あなたがこの世を去ったときには、死の恐怖がありましたか。」

 「いいえ。私たちインディアンはみんな霊魂を認めていましたから、死は少しも恐ろしいものではありませんでした。私たちは、あなたのメソディスト派の創始者であるウエズレイのように心霊的であったのです。ウエズレイは霊の力に動かされていた人でした。そのことは、あなたもご存知でしょう。」

 「はい」と牧師は答えた。

 「しかし、今の牧師たちは霊の力に動かされることがありません」とシルバー・バーチは続けた。

 「神のところへ届く鎖には多くの輪があって、地上で最低の人間でもあなた方がいう霊界の最高の天使と繋がっているのです。地上の人間では、たとえどんなに悪い人であっても、あなた方が神と呼ぶ存在と切り離されてしまうことはありません。」

   * when you left this world (3千年前に)あなたが死んだ時

    * we Red Indians 霊界の高位霊であるが、謙遜してインディアンといっている。

          *****

 213 (この世での最大の罪は神に逆らう罪です)

   ”What is the greatest sin people commit on earth?” asked the Methodist.

   ”There are many, many sins,” was the answer; “but the greatest sin of all is the sin against the Great Spirit.”

     “Tell him what that means,” interposed a sitter.

    “It is those who know, and deny the Great Spirit,” explained the spirit. “That is the biggest sin of all.”

    “What do you think of the Revised Version?” asked the parson. “Which is better, the Revised or the Authorized?”

    “The words do not matter,” said the guide. “It is what you do, my son, that counts. The truth of the Great White Spirit is found in many books, and also in the hearts of those who try to serve Him, wherever they are, and whoever they might be. That is the greatest Bible of all.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.225

 「この地上で人間の犯す最大の罪は何ですか」とメソディスト派の牧師は聞いた。

 「沢山の罪がありますが、最大の罪は、神に逆らう罪です」とシルバー・バーチは答えた。

 参会者の一人が「その意味をもっと彼に説明してあげていただけませんか」と言った。

 シルバー・バーチは続けた。

 「神を知りながら、神を否定する人がいます。これがすべての罪の中で最大のものです」

 牧師が聞いた。

 「改訳聖書(1881-85改訳)をどう思いますか。改訳聖書と欽定約聖書(1611年英訳)とどちらがいいと思いますか」

 シルバー・バーチは、こう答えた。

 「言葉は問題ではありません。大切なことは、何をするかということです。神の真理は沢山の本にも書かれていますが、何処にいても誰であっても、神に奉仕しようとしている人々の心の中にも神の真理があります。それが聖書の中でも最も偉大な聖書です」

   * sitter 交霊会の参加者

    * the Great White Spirit =the Great Spirit =God

          *****

 214 (霊界へくるときにはあるがままの姿でやってきます)

     “Suppose they do not get converted before they die?” asked the clergyman. “What happens then?”

     “I do not understand what you mean by ‘converted,’ ” said Silver Birch. “Put it more plainly.”

   “Suppose a man lives a wicked life, and passes on,” said the minister. “Another man makes a mental resolve to do right. What will the difference between the two men be in the other realm?”

   “I will tell you from your own book,” said the spirit. “That which a man sows, that shall he reap! You cannot change that. You bring into our world what you are not what you think you are, and not what you try to show other people you are. It is what you are inside. You will be able to see it for yourself when you come here.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.225-226

 「死ぬ前に改宗しないで死んだら、その人はどうなりますか」と牧師は聞いた。

 「あなたのいう“改宗”というのがよくわからないのですが、わかりやすく説明してくれませんか」とシルバー・バーチは言った。

 「ある人は邪悪な生活を送ったまま生涯を終えたとします。また、別の人は、改心して正しく生きることを決意したとします。この二人は、霊界へ行ったらどのように違ってくるのでしょうか」と牧師は言い直した。

 シルバー・バーチはこう述べた。

 「それにはあなた方の聖書のことばで答えましょう。“人は自分が撒いたものは自分で刈り取らねばならない”とあるとおりです。誰もそれを変えることはできないのです。あなた方が霊界へくるときには、あるがままの姿でやってきます。それは、あなた方が自分で思っているような姿ではありません。まわりの人に見せようとしている姿でもありません。あなた方の心の奥にある本当の自分の姿です。あなた方は霊界へ来て初めて、その姿を自分で見ることが出来るようになります。

   * You bring into our world what you are あなた方は自分のあるがままの姿になって霊界へやってくる

          *****

 215 (この人は3千年前に亡くなっているのですよ)

  To the parson, the guide added: “Are you surprised that an old Indian knows so much about your Bible?”

   “You seem to know a lot about it,” said the Methodist.

  “He has been dead three thousand years,” said one of the circle.

  “Did you know David?” asked the parson, making a quick sum in his head. David lived about B.C. 1000.

  “I am not a white man,” said the guide. “I am a Red Indian. I lived in the mountains of the North-West of America. I am what you call a savage. But I have seen in your western world more savagery and cruelty and ignorance than ever I saw among the humble Indians three thousand years ago. All the cruelty that the white people practise, even today, on those who are economically worse than themselves, is one of the greatest sins against the Great White Spirit.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.226

  牧師に向かってシルバー・バーチはさらに言った。

 「この老インディアンがあなた方の聖書のことをよく知っているので驚きましたか」

 「確かによくご存知ですね」とメソディスト派の牧師は答えた。

 列席者の一人が口を挟んだ。

 「この人は3千年前に亡くなっているのですよ」

 それを聞いた牧師は、頭の中ですばやく計算して、「あなたはダビデを知っていましたか」と聞いた。ダビデは約三千年前の人だからである。

 シルバー・バーチは言った。

 「私は白人ではなく、インディアンです。私はアメリカ北西部の山の中に住んでいたのです。あなた方のいう野蛮人です。しかし、その野蛮人である私は、三千年前の賎しい野蛮人よりも、西欧社会のほうがもっと野蛮で残酷で無知であることを見てきました。今日でさえも、白人たちが自分たちよりも経済的に劣っている人たちに対して行なっているあらゆる残虐行為は、神に背く最大の罪の一つです。

     * one of the circle 交霊会の出席者の一人

          *****

 216 (神の分身というのは誰の中にもあります)

   “How do you find the people on the Other Side?” asked the parson. “Do they feel remorse acutely?”

    “What men are most sorry for is that which they have left undone,” explained the spirit. “When you come into our world, you will see for yourself. You will see everything you have done and everything you have not done which you ought to have done. You will look at those neglected opportunities, and that will cause your remorse.”

    “What do you say about faith in Christ?” asked the minister. “Is that something which satisfies God? If you have faith in him you try to follow his example.”

    “Not those who say ‘Lord, Lord,’ ” quoted the guide, “but those who do the works of my Father. That is all that matters ―not what you say or believe, nor even what you think, but what you do. If you have no faith at all, and you help to uplift the fallen, to give bread to the hungry, and light to those who grope in darkness, then you are doing the work of the spirit.”

   One of the sitters asked whether Jesus was part of the Godhead.

    “The Nazarene was a great master, who came into your world,” explained the Indian spirit. “They did not listen to his teaching. They crucified him. They are still crucifying him. There is a part of the Great White Spirit in everybody, but in some more of the Great Spirit shows than in others.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.226-227

 「霊界へ移った人々はどのような状況でしょうか」牧師は聞いた。「激しい良心の呵責を感じたりしていますか」

 シルバー・バーチは言った。

 「一番彼らが後悔するのは、遣り残してきた仕事のことです。霊界へ来ると、あなた方は、自分ですべたが見えるようになります。やり終えた仕事も、しなければならなかったのに、やり終えていないことも、すべてです。この見過ごしてしまった機会のことが良く見えるので、それで後悔するのです」

 牧師は次に聞いた。

 「イエス・キリストへの信仰をどう思いますか。その信仰は神の御心に適うものでしょうか。もしあなたがイエス・キリストを信じていれば、イエス・キリストを手本にするのではないでしょうか」

 シルバー・バーチは答えた。

 「神よ、神よ、という者だけが神を信じる者ではありません。神のみ業を行なう者が本当の信者なのです。あなたが何を言おうと、何を信じようと、或いは何を考えようと、そんなことよりも、何をするかが大切です。信仰を全く持っていない人であっても、もしその人が挫けた人を立ち直らせ、飢えた人にパンを与え、暗闇で迷っている人に光明を与えるなら、その人こそ、神のみ業を行なっていることになります」

 ここで、交霊会の参加者の一人が、イエス・キリストは、神の分身なのかどうかを訊ねた。

 シルバー・バーチは言った。

 「イエス・キリストは、この地上に現われた偉大な人物でした。しかし、人々はイエスの教えに耳をかさず、イエスを処刑してしまいました。今でも人々はイエスを処刑し続けています。神の分身というのは、誰の中にもあります。ただ、一部の人には、他の人々より、その神の分身がよく現われているだけなのです。

  * on the Other Side 霊界では

  * the work of the spirit 神の御心に沿った仕事

          *****

 217 (イエスは自分に祈れとは言っていないのです)

   “Christ is universally admitted as being the best man who ever lived,” said the parson. “Such a man could not lie. He said: ‘I and my Father are one. He that hath seen me hath seen the Father.’ Did not that indicate that he was God?”

   “You must read the Bible again,” came the reply. “He said: ‘My Father is greater than 1,’ didn’t he?”

   “Yes,” admitted the parson.

    “Didn’t he also teach you to pray and say ‘Our Father which art in Heaven’? He did not teach you to pray to him. If he taught people to pray to his Father, how could he be his ‘Father which art in Heaven’? He did not say: ‘Pray to me,’ but he said: ‘Pray to our Father.’ “

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.227

 牧師は言った。

 「イエス・キリストが地上で最も偉大な人物であったことは広く認められています。このような人物が嘘をつくはずはありません。イエスは、『私と父なる神とは一つである。私を見た者は神を見たことになる』と言いました。このことはイエスが神であることを示しているのではありませんか」

 こう答えが返ってきた。

 「あなたはもう一度聖書を読み直す必要がありますね。イエスは、『父なる神は私より偉大である』と言いませんでしたか。」

 「はい、そう言いました」と牧師は認めた。

 シルバー・バーチは続けた。

 「イエスはまた、人々に『天にまします我らが父よ』と祈るように教えたのではありませんか。イエスは自分に祈れとは、言っていないのです。イエスが、父なる神に祈れと言っているのに、イエスが『天にまします父なる神』と同一であることはあり得ないのです。イエスは、『自分に向かって祈れ』とは言っていないのですよ。『父なる神に祈れ』と言ったのです。

      * how could he be his ‘Father which art in Heaven’?

         =イエスがどうして「天にまします父なる神」であり得ようか。

          *****

 218 (神の真理を学べるのは苦難を通してのみです)

   “Why do we get so much pain in this world?” asked the parson.

   “It is only through pain that you learn the truth of the Great White Spirit,” was the reply. “Out of the crucible of bitter experience you understand the truth of the laws which govern your world.”

   “Many people seem to have no pain,” said the visitor. “You are a man of God,” replied the guide, “and you must learn to understand that it is the things of the spirit that count, and not the things of the body. The pain of the spirit is greater than the pain of the body.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.230

 「この世にはなぜこんなに苦しみが多いのでしょうか」と牧師が聞いた。

 シルバー・バーチは答えた。

 「神の真理を学べるのは、苦難を通してのみです。苦しい試練の坩堝でもまれて、人々は初めて、この世を支配している神の法則の真実を理解できるようになるのです」

 「でも、世間には苦しみのない人々も多くいるように思われますが」と牧師は言った。

 シルバー・バーチは答えて言った。

 「人間には神性が宿っています。だから、肉体的なことより霊的なことが大切なのです。霊的な苦痛のほうが肉体的な苦痛よりも大きいことを知らねばなりません」

   * Out of the crucible of bitter experience 厳しい試練の坩堝でもまれることによって

          *****

 219 (神の法則は決して変わることがありません)

   “The present system does seem unfair,” said one of the circle.

   “One day,” was Silver Birch’s reply, “everything that happens in your life will be adjusted. One day you will hold in your own hands a pair of scales and adjust the balance yourselves. You cannot escape the natural law that you reap what you sow in this world. You think some get off lightly. But they do not. You cannot see inside their souls.

   “The Law of the Great White Spirit is the only law that I recognize. I do not recognize the laws of man. The laws of man have to be altered, and changed, but never the laws of the Great White Spirit. Unless your world is suffering, you are not able to call attention to all the things that you must put right. All the pain and the suffering and the evil are there because you, who are parts of the Great White Spirit, must learn how to overcome them.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.230

 「今の社会は不公平だと思いますが」と、交霊会のメンバーの一人が言った。

 シルバー・バーチは答えた。

 「いつの日か、この世で起こることのすべてが正される日がくるでしょう。いつの日か、あなた方が自分の手で天秤を持ち、自らその傾きを正しいていくことになるでしょう。

あなた方は、『自らこの世に撒いた種は自ら刈り取らねばならない』という自然法則から免れることは出来ないのです。一部の人が苦労から逃れて楽をしているように見えることがあっても、本当はそうではありません。その人たちの魂の中までは見えないだけです。

 神の法則だけが、私の知る唯一の法則です。私は人間の作った法律は認めません。人間の法則は変わるのが当たり前だし、事実、いろいろと変わってきました。しかし、神の法則は決して変わることがありません。この世に苦しみがなければ、あなた方は決して不正の数々に目を向けていくことはないでしょう。世の中に苦痛や悲しみや災害があるのは、神の分身であるあなた方が、それらを克服することを学ぶためなのです」

   * a pair of scales天秤

   * get off lightly当然受けるべき報いもあまり受けないで逃れる

          *****

 220 (私は過去を悔やんでいる多くの聖職者たちに会っています)

    I meet a lot of clergymen here who realize their remorse. They look back and see where they have failed to teach the message of the spirit, where they have concerned themselves about books, words, and sayings, and not enough about doings. They want to come back if they can. I show them how to inspire men like you, so that, through you and others, a new truth of the Great White Spirit may be borne once more in the world.

  ”You must understand that you live in a world which is falling to pieces, and that you are witnessing the beginning of a new order―a time when the Kingdom of Heaven shall come on earth. It will be accompanied by much pain and suffering and tears, but in the end the Great White Spirit will return to your midst. Each one of you can help to bring the new world into being, for you all are parts of the Great White Spirit, and can help to do His work.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.231-232

 私はこの霊界で、過去を悔やんでいる多くの聖職者たちに会っています。彼らは過去を振り返って、いまでは、霊的なメッセージを教えてこなかったこと、聖書やことばや表現にとらわれすぎて実践を十分に行なってこなかったことが分かっているのです。出来ることなら、この地上に戻って来たいと思っていますよ。私は、あなたや他の人々を通じて、ふたたび神の真理が地上に現われてくるように、彼らがあなたを励ましていくことを教えているところです。

 あなた方は破滅の危機に瀕しているこの地上世界に生きていますが、やがて天国がこの地上に到来することになる新秩序が始まろうとしていることを知らねばなりません。そのためにはまだ、多くの苦しみや悩みや涙が必要ですが、しかし最後には、神があなた方の中に戻ってこられます。あなた方の一人ひとりが、この新天地をもたらすために貢献できるのです。あなた方はみんな神の分身であり、神のみ業を助けることが出来るからです。

   * It will be accompanied by~ そのためには~が必要になる

   * bring the new world into being 新天地を実現せしめる

          *****

 221 (人間の努力というのはすべて人格の形成に大変重要です)

   “Is it possible for people on earth to live perfect lives, to be sanctified and made holy?” was the minister’s first question at the second seance. “Is it possible for us to love everybody?”

   “No, it is not possible, but you can try,” said Silver Birch. “All the efforts you make are very important in the building of your character. If you never were angry, never bitter, and never lost your temper, you would cease to be human. The Law is that you are put here to develop your spirit, so that it can grow and grow. It never stops growing in your world or in mine.”

   “What did Jesus mean when he said: ‘Be ye perfect even as your Father which is in Heaven is perfect’? “

   “He meant you must try to be perfect,” replied the guide. “That is the ideal you should try to express in your life―to express the Great White Spirit that is in you.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.232

  2回目の交霊会の時に、牧師は次のように訊いた。

 「地上の人間が完全な生活を送って、神のように神聖な存在になることは可能でしょうか。また、私たちがすべての人々を愛することが果たして出来るものでしょうか」

 それに対して、シルバー・バーチは答えた。

 「いいえ、それは不可能です。ただ、そうなるための努力をすることはできます。人間の努力というのは、すべて、人格の形成に大変重要です。もしあなたが、どんな場合にも決して怒ることはなく、悲しむこともなく、常に平静でいられるならば、もはや人間ではなくなるでしょう。神の法則とは、あなた方が霊性の進化のためにこの地上に生まれて、日に日に向上していくことです。この進化の過程は、この地上でも霊界でも、決して留まることはありません。」

 「それでは、イエスが『天なる父が完全であられるように、あなた方も完全な者となりなさい』と言っているのはどういう意味になりますか。」

 それに答えて、シルバー・バーチは言った。

 「それは、完全な者になるように努力せよ、ということです。あなた方に内在する神の神性を発揮しなさい、その神性を日々の生活の中で実現させていきなさいと、あなた方の生き方の理想を述べているのです。」

   *Be ye perfect even as your Father which is in Heaven is perfect (マタイ5-48)

          *****

 222. (イエスは一度も怒ったことはなかったか)

  ”The passage I quoted occurs in the last verse of the 5th chapter of St. Matthew,” explained the visitor. “It comes after Christ was speaking about universal love, and he said that ‘certain people love their neighbours and some people love their friends, but be ye therefore perfect, ye are the children of God.’ The idea is that God loves everybody, and we should love everybody. Do you think that Christ would have given us a command which we could not carry out?”

  ”You want to make all the world like the Nazarene!” exclaimed Silver Birch. “Do you think that he lived a perfect life in your world?”

  ”Yes, I think he lived a perfect life.”

  ”Do you think he was never angry?”

   “I think he was disgusted with certain things that went on.”

   “Do you think he was never angry?” persisted the guide.

   “I think he was never angry in the sense that it is wrong to be angry.”

   “That is not the question I asked you. I asked you whether he was ever angry; not could you justify it, because you can always justify anything.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.232-233

 牧師は言った。

 「私が引用した句は、マタイ伝5章の最期にあることばです。イエスは万人に対する愛について述べた後で、『ある人は隣人を愛し、またある人は友人を愛する。だが皆さんは完全であれ、神の子なのだから』と言いました。これは、神がすべての人々を愛するように、私たちもすべての人々を愛さねばならない、ということだと思います。あなたは、私達が実行できないことをイエスが命じたのだと言われるのですか。」

 シルバー・バーチは声を高めて言った。

 「あなたは、世界中の人々をみんなイエスのような人にしたいのですか。イエスがこの世では完全な生活を送ったと思っているのですか。」

 「はい。イエスは完全な生活を送ったと思います。」

 「では、イエスが怒ったこともなかった、というのですか。」

 「事柄によっては不愉快な思いをされたことはあったと思いますが。」

 「それでは、イエスが怒ったことは絶対になかったというのですね。」

 「怒るべきではないようなときに怒るということは決してなかったと思います。」

 「そんなことを訊いているのではありません。あなたはいつも言い訳のようなことを言っていますが、イエスは一度も怒ったことはなかったかと訊いているのです。」

   * the visitor 交霊会への訪問者(牧師)

   * all the world 世界中の人々

   * not could you justify it 言い訳でない答え方を(してほしい)

          *****

 223 (イエスもまた一人の人間であったことを知ってください)

   One of the sitters recalled the incident when Jesus turned the money-changers out of the temple.

    “That is what I meant,” said the spirit. “You must not try to read into the life of the Nazarene something that did not happen. He was very angry when he saw people in your world desecrate the temple of the Great White Spirit, and he took whips to whip them out. That was anger. I do not say it was not justified, but it was anger, and anger is a human passion.

   “I only tell you that to show you that he had some human qualities. When you try to follow the example of the Nazarene, you must understand that he was a human being in whom there was a great manifestation of the Great White Spirit―a greater manifestation in his case than there has been in other cases. Is that clear?”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.233

 交霊会の出席者の一人が、イエスが神殿に行ったときの両替商人のことを思い出した。

 「私が言っているのはそのことです」とシルバー・バーチは言った。「イエスの生涯を見極めていこうとするなら、事実として起こったことから目を逸らさないでください。イエスは、神の神殿を両替商人たちが汚しているのを見て非常に腹を立て、鞭を手にとって彼らを追い払ったのです。あれが怒りです。怒るのがいけないといっているわけではありません。ただ、あれは怒りなのです。そして、怒りというのは人間的な感情です。

 「私はただ、イエスにも人間的な感情があることを示すためにこの話を持ち出しているだけです。あなた方が、もし、イエスを模範として従おうとするのなら、イエスもまた一人の人間であったことを知ってください。ただ、イエスは神の神性を大いに発揮していました。ほかの誰に比べても、イエスは偉大な神性を顕していたのです。私の言っていることが分かりますか。」

   * I do not say it was not justified それがいけないと言っている訳ではない

          *****

 224 (高い玉座にイエスを祭り上げてはいけません)

  ”I am only trying to help you. You must not think that the way to please the Nazarene is to put him on a very high pedestal where nobody else can reach him. You please him only when you make him like you and like every other man in the physical world. He does not want to be above. He wants to be with them. He wants to be an example, so that everyone else can do the things he did. If you put him so high that no one in your world can follow him, then all his life is in vain.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.233-234

  「私はあなたに助力したいと思っているだけです。イエスを喜ばせようとするのなら、人間の手の届かない高い玉座にイエスを祭り上げてはいけません。この地上のあなたと同じような、またほかの誰とも同じような人間として扱ってくれることをイエスは望んでいるのです。彼は雲の上に居たいわけではありません。人々と一緒に居たいのです。彼がしたことを誰でもできるように、模範となりたかったのです。もしあなた方が、イエスを誰にも従うことのできない高みに押し上げてしまえば、それでは、イエスの生涯は無駄になってしまいます。

   * you make him like youイエスをあなたと同じ人間して扱う

          *****

 225. (神の法則からはみ出さない限り人間は自由なのです)

    “Do you think we have free will?” asked the minister, changing the subject.

   “Yes. Free will is the law.”

   “Don’t you think that sometimes a man is made to do things under impulses over which he has no control? Is he impelled to do things, or has he free will?”

   “What do you think?” queried the guide.

  “I think we are free agents,” said the minister.

   “You are all given free will,” Silver Birch explained, “except that you must live all your lives within the Law of the Great White Spirit. The laws which are laid down by His love, for the use of all His children, are there, and you cannot change them. Within all these limits you are free.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.234

 話題を変えて、牧師は尋ねた。

 「私たちには自由意志はありますか。」

 「あります。自由意志というのは神の法則です。」

 「でも、時には人間は自分ではどうすることもできない衝動で行動することがあります。その場合は、誰かから強制されているのでしょうか、それとも、まだ自由意志を持っているのでしょうか。」

 シルバー・バーチは問い返した。

 「あなたはどう思っているのですか。」

 「自由意志を持っていると思います。」

 これに対してシルバー・バーチは、こう述べた。

 「神の法則のなかで全生涯を生きていかねばならないということを除いては、人間には自由意志が与えられています。神の法則は、神の子らのために、神の愛によって与えられているもので、それを変えることはできません。この神の法則からはみ出さない限り、人間は自由なのです。」

     * free agents 自由を行使する主体(自由な人間)

          *****

 226. (不正を行なった場合はその人の魂がそれを知っています)

   “If we are free, then sin is a terrible thing,” declared the visitor. “If a man sins wilfully, it seems more terrible than if he were impelled to do it.”

    “I can only tell you this: Whatever wrong is done in your world, the one who does that wrong must put it right. If he does not put it right in your world, then he must put it right from our world.”

    “Do you think that some people have very strong hereditary tendencies in things that are not ideal?” asked the Methodist. “It is easier for some people to be good than others.”

    “That is a very hard question,” confessed the spirit, “because each one of you has free will. When you do that which is not right, inside your heart you know it is not right. Whether you resist it or not depends on the character which you have grown for yourself. The sin is bad or worse only according to the harm that it does.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.234-235

 「私たちに自由意志が与えられているとしたら、罪を犯すということは恐ろしいことになりますね」と牧師は言った。「自由意志で罪を犯すというのは、やむを得ず罪を犯したというよりも、もっとひどいことだと思われますが。」

 「このことだけは言えるでしょう。この地上で何であれ悪いことをすれば、その人はそれを正さねばなりません。この地上でそれを正さなかったら、その人はこちらの霊界へ来てから、それを正さなければならなくなるのです。」

 メソディスト派の牧師は尋ねた。

 「人によっては、何か良くないことをするという強い遺伝的要素があるのではないでしょうか。ある人は他の人よりも、楽に善事を為すことがあるように思われます。」

 「それは大変難しい問題です」とシルバー・バーチも認めた。「なぜなら、一人ひとりには自由意志があるからです。不正を行なった場合は、その人の魂がそれを知っています。その不正を避けるかどうかは、その人がそれまでに作り上げてきた人格によって決まるでしょう。罪がどれほど悪いかは、その罪がもたらす害悪の程度によって計られると思います。」

   * very strong hereditary tendencies in things that are not ideal

           = 良くないことをする強い遺伝的傾向

          *****

 227. (肉体で犯す罪も心や魂で犯す罪もみんな罪は罪です)

   This immediately brought the question: “Doesn’t that cut across the idea that sin is an intellectual thing? If sin is only bad in relation to its consequences, then sins of thought do not count at all.”

    ”All sin is sin,” was the reply. “Whether you sin with the body or the mind or the spirit, it is all sin. You asked just now whether man acts on impulse. Where does the impulse come from?”

   “From thought.”

    “Where do the thoughts come from?” asked Silver Birch.

   The minister hesitated and said: “The good thoughts come from God.”

    “Where do the bad ones come from?” persisted the spirit.

   “I don’t know.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.235

 (「罪がどれほど悪いかは、その罪がもたらす害悪の程度によって計られる」という)このシルバー・バーチのことばに、すかさずつぎの質問が出された。

 「その言い方は、罪というのは、本来、頭で考えて行なうものであるという考え方と矛盾しませんか。罪がそのもたらした結果だけで判断されるとしたら、心の中で思っただけの罪は許されることになってしまいます。」

 「どんな罪でも、罪は罪です」と、シルバー・バーチは答えた。「肉体で犯す罪も、心や魂で犯す罪も、みんな罪は罪です。いまあなたは、人間は衝動で突き動かされることがあると言いましたが、その衝動はどこからきますか。」

 「それは、心からです。」

 「では、その心はどこからくるのですか」とシルバー・バーチは訊いた。

 牧師は、ちょっとためらいながら言った。「良い心は神からきます。」

 「それでは、悪い心はどこから来るのですか」とシルバー・バーチは重ねて訊いた。

 「よくわかりません」と牧師は答えた。

    * sin is an intellectual thing 罪は頭で考えて犯すものである

     * sins of thought 心の中で思っただけの罪

          *****

 228. (神は罪と穢れの中にもおられるのです)

  ”The Great White Spirit is in everything,” declared Silver Birch, “in that which is wrong and in that which is right. He is in the sun and in the storm; in everything that is beautiful and everything that is ugly. He is in the sky and the ocean, the thunder and the lightning; not only in beauty and goodness, but in sin and ugliness. Do not you understand; you cannot limit the Great White Spirit? The whole world is His creation, and His spirit is everywhere.

   “You cannot cut off anything and say that does not belong to the Great White Spirit. You must not say that the sunshine comes from the Great White Spirit and the rain, which destroys the crops, comes from the devil. The Great White Spirit is in everything. You are like an instrument which can receive thoughts and send out thoughts, but the thoughts that you receive depend upon your character and your spirit. If you live what you call a perfect life, then you can only receive the perfect thoughts. But because you are human, you receive all kinds of thoughts―just those thoughts which your soul and your mind are capable of receiving. Is that clear to you?”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.235-236

 「神は正しいものの中にも不正なものの中にも、すべてのものの中におられます」とシルバー・バーチは強い口調で言った。「神は太陽の中にも、嵐の中にも、すべての美しいものの中にもすべての醜いものの中にもおられます。大空にも大洋にも、雷や稲妻にも、そして、善と美の中だけではなく、罪と穢れの中にもおられるのです。人間が神の領域を制約することはできないことがわかりませんか。全世界は神が創造されたもので、神のみ霊がゆきわたっていないところはありません。

 「一部を切り取って、そこだけは神の領域ではないということはできません。暖かい太陽は神のものだが、穀物を流し去る豪雨は悪魔のものであるともいえません。そのすべてに神はおられるからです。あなた方は思想を受け入れたり送り出したりする媒体のような存在ですが、どのような思想を受け容れるかは、あなた方の人格と霊性によって決まります。だから、もしあなた方が、いわゆる完全な生活を送ることができれば、完全な思想だけを受け容れることになります。しかし、やはりあなた方は人間です。あなた方の程度に応じた、さまざまな種類の思想を受け容れることになるのです。私の言っていることがわかりますか。」

  * You are like an instrument 人間というのは媒体のようなもの

   * what you call a perfect life あなたが言うような「完璧な生活』

          *****

 229. (神の法則は決してごまかすことができないのです)

   ”Yes, I think so,” was the minister’s comment. “Suppose anyone gets on in life and finds that he has received and followed the bad and neglected the good. He is about to pass over and his life is worrying him. What is your opinion of the peace which people profess to experience when they accept the words, ‘By faith are ye saved’? What do you think about the doctrine of conversion?”

   Without hesitation the spirit replied: “I quote words from your book, which I think you know: ‘What shall it profit a man if he shall gain the whole world and lose his own soul?’ Then there are some more words which say: ‘Seek ye first the kingdom of God, and all these things shall be added unto you.’ You know those words well, but do you understand them? Do you realize that they are real, they happen, they are the Law? You know those words which say: ‘Whatsoever a man soweth, he shall reap.’

   “How can you cheat the Law of the Great White Spirit? Do you think a man who all his physical life has neglected his opportunities to help his fellow-beings, can, on his death-bed, be converted and his spirit alter in one second? Do you think he can blot out all the things which he should have done, which register themselves on his spirit body?

    “Do you think that in the sight of the Great White Spirit a man who has neglected his own spirit is on an equal basis with the man who strives all his physical life to work for the Great White Spirit and for His children? Do you think the Law of the Great White Spirit can be just if, because a man says he is sorry, he could wipe out all his sins? Do you think so?”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.236

 「はい、わかります」と牧師は言った。「ところで、いまある人が世間では成功してきたが、今まで悪事ばかりを重ねて、善いことはしてこなかったと気づいたとします。そして、その人はいま死の床にあって、自分の生き様を悔やんでいるとします。『人は信仰によって救われる』とバイブルにあって、人はこれによって安らぎを感じるといいますが、あなたはどう思われますか。このような改心についてお聞かせください。」

 シルバー・バーチは即座に答えた。

 「では私もバイブルから引用しましょう。あなたもご存知でしょう。『人は全世界を得ても魂を失ったら何の価値があろうか』ということばがあります。また、『まず神の国を求めなさい。そうすればすべてがあなたのものになる』ということばもあります。これらのことばはあなたもよく知っているはずですが、その意味がお分かりですか。これらのことばは事実を述べたものであり、実行すればその通りになる神の法則であることを、あなたは実感していますか。まだほかに、あなたもご存知の、『撒かれた種はその人が刈り取らねばならない』ということばもあります。

 神の法則は決してごまかすことができないのです。自分の一生の間に周りの人々を助けようともしなかった人が、死ぬ間際に、一瞬にして改心し霊性が変わってしまうことがあると思いますか。彼がなすべきこともしてこなかったことは、すべて彼の魂に記録されているのです。それらを、すべて帳消しにできるとお考えですか。

 神の目から見ても、自分の霊性をないがしろにしてきた人が、生涯をかけて神と神の子らのために尽くしてきた人と同列におかれると思っているのですか。人が謝ったからといってその罪がすべて拭い去られるというのなら、神の法則はそれでも公正でありうるのですか。あなたはそのように考えているのですか。

    * gets on in life 世間で成功する

     * By faith are ye saved. 信仰があなたを救った(ルカ:17-19)

     * What shall it profit a man if he shall gain the whole world and lose his own soul? (ルカ:9-25)

        * Seek ye first the kingdom of God, and all these things shall be added unto you. (マタイ:6-33)

     * they are real, they happen, they are the Law これらの言葉は本当のことをいっているのであり、実際に起こることでもあり、神の法則である

     * Whatsoever a man soweth, he shall reap. (ガラテヤ:6-7)

     * register themselves on his spirit body 彼の魂に記録されている

          *****

 230. (告白によって罪を拭い去ることはできません)

   “But what message have I got for a dying man if I have to tell him he has made a mess of things and must make up for it?” the parson asked.

    “Tell him this from me,” Silver Birch answered. “If he is a real man, in whom there is something of the Great White Spirit, then he, as a man, will want to put right all the things which he put wrong. If he wants to escape from the consequences of all his own actions, then I say he is not a man; he is only a coward.”

    “When a man confesses his sins, don’t you think he is doing a thing that not everyone has the courage to do?” was the next question.

    “It is only a step in the right direction,” said Silver Birch. “But the confession does not wipe out the sin. He had free will, and he chose to do wrong instead of doing right. He cannot escape the consequences. He must put it right. He only cheats himself by thinking he can say a magic formula to gain escape. He must reap what he has sown; that is the Law.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.237-238

 牧師は訊いた。

 「いま死にかけている人に、あなたは滅茶苦茶な人生を送ってきたからその償いをしなければなりません、と言ったのでは何の慰めにもならないのではないでしょうか。」

 シルバー・バーチは答えた。

 「では、私からのことばをこう伝えてください。神の神性を宿している本当の人間であれば、自分の犯した間違いはすべて正したいと思うはずです。もし自分の行為が引き起こした結果についてただ逃げ出したいと思うのなら、それは、本当の人間ではなく、ただの臆病者です。」

 「でも、人が自分の罪を告白するのなら、それは誰もができることではない勇気ある行為だとは思いませんか」と、牧師はまた訊いた。

 「それは、正しい道への第一歩になるだけです」とシルバー・バーチは言った。「告白によって罪を拭い去ることはできません。その人には自由意志がありましたが、正しいことではなく間違ったことをしてしまいました。その結果から逃れることはできません。その間違いは正さねばならないのです。魔法のように経文を唱えて罪を逃れようとすれば、それでは自分で自分を欺くことになってしまいます。自分で撒いた種は自分で刈り取ること。それが神の法則です。」

   * a magic formula to gain escape 罪を逃れるための魔法のような決まり文句

          *****

 231. (聖書にはいまの実情にあわないことも沢山含まれています)

    The minister persisted: “But Jesus said: ‘Come unto me….and I will give you rest’.”

   The spirit asked the minister if he knew these words: ” ‘The letter killeth, but the spirit giveth life.’ ” Then he added: “You cannot take all the words and say that you must accept their literal meaning, because if you do, there are many things in that book which you do not do today. You know that.”

   Once again the parson quoted: “Jesus said: ‘The good shepherd giveth his life for the sheep.’ I always preach the doctrine of forgiveness, implying that if a person accepts the forgiveness that Christ offers, and at the same time he tacitly admits that the whole law of Christ governs his life, his life is then one great offering of love.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.238

 牧師はひるまずに繰り返した。

 「でも、イエスは、『私のところへ来なさい、あなたを休ませてあげよう』と言ったではありませんか。」

 シルバー・バーチは牧師に、「文字は人を殺し、霊は人を生かす」ということばを知っているかと、訊ねた。そして続けた。「ことばをすべて受け容れて、その意味を文字通りに理解しようとしてはいけません。それでは誤解することになってしまいます。聖書にはいまの実情にあわないことも沢山含まれていますから。そのことは、あなたにもお分かりでしょう。」

 ここで再び、牧師は聖書を引用して述べた。「よい羊飼いは、羊のために命を捨てる」とイエスは言いました。私はいつも許しの教えを説いています。そして、誰でもイエス・キリストの許しを受け容れれば、イエス・キリストの教えが自分の生活を支配することを暗黙のうちに認めることになり、自分の生活自体が大きな愛の献身になっていくと話してきました。

    * because if you do 文字通りに理解したら(~誤解することになる)

    * Come unto me….and I will give you rest. (マタイ:11-23)

    * The letter killeth, but the spirit giveth life. (コリントⅡ:3-6)

    * The good shepherd giveth his life for the sheep. (ヨハネ:10-11)

          *****

 232. (聖書は後の世の人によって多くが付け加えられたものです)

    Silver Birch forced home this lesson: “The Great Spirit has implanted in you some of His own reason. I plead with you to use that reason. If you do anyone a big wrong, and you confess it, that confession helps your spirit, but it does not alter the fact that you have done some wrong. Until you have put it right in the eyes of the Great White Spirit, the sin will remain. That is the Law, my son. You cannot alter laws, not even by quoting words from books, which you say the Nazarene said.

    “I tried to explain to you before. Not all those words were said by him, but many of them were added afterwards. When you say ‘The Nazarene said’ you mean you think the Nazarene said those things. What I want you to try and understand is that the same spirit, the same inspiration, the same force of the Great White Spirit which made the Nazarene the great master that he is, is waiting for you, if you open your heart to receive it from the Great White Spirit.

   ”You are a part of the Great White Spirit. All His love, all His power, all His wisdom, knowledge and truth are there waiting for you. You must not go back into the past for the Great White Spirit. He is here now; just as much the Great White Spirit today as He was in the time of the Nazarene, and the same powers He had then, He has now.

    “There are very few instruments through whom He can give His teaching and His power. Why should your Christianity be dependent upon one human being of two thousand years ago? Why cannot all you men of God receive the same inspiration that he did? Why must you go back to what he said?”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.238-239

 (この231の牧師のことばに対して) シルバー・バーチは声を強めてつぎのようにわかりやすく教えようとした。

 「神はあなたの中にいくばくかの神自身の理性を植え付けられました。どうか、その理性を使ってください。もしあなたが誰かに大きな悪事を働いて、それを告白したとすれば、確かにその告白はあなたの魂にいい影響を与えるでしょう。しかし、それでも、あなたが悪事を働いたという事実を変えることはできないのです。神の眼の前で、その罪を正すまでは、悪事は悪事として残ります。それが神の法則というものなのです。イエスが言ったということばをいくら聖書から引用しても、神の法則は曲げられません。

 前にもお話しましたが、聖書のことばはすべてイエスが言ったわけではなく、後の世の人によって多くが付け加えられたものです。あなたが、『イエスが言った』というのは、あなた自身がそう思ったというにすぎません。私があなたにわかってもらいたいと思っているのは、あのイエスが偉大な師になったのは、神の霊と霊示と力によるものであって、その同じ神の霊と霊示と力は、もしあなたが神に心を開けば、あなたも受け取ることができるということです。

 あなたは神の分身です。ですから、神の愛、神の力、神の叡智、知識、真理などのすべてはあなたにも開かれています。神を求めるのに昔に帰る必要はありません。神は今ここにおられます。イエスの時代におられた神は、そのまま今でもここにおられるのです。あの時に持っておられた同じ強大な力を、今も神は失ってはいません。

 神の教えと力を神から受け継ぐことができる人々は確かに多くはいません。しかし、なぜあなた方キリスト教徒は、2千年前のただ一人の人間にだけ頼ろうとするのですか。なぜ神の子であるあなた方が、イエスと同じように神からの霊示を受けられないのですか。なぜ、イエスの言ったことばにだけしがみつこうとするのですか。

   * forced home this lesson 強い口調で次のように分かりやすく教えた。(home 効果的に)

     * that he is 今も偉大な師である(イエス・キリスト)

    * for the Great White Spirit. 神を捜し求めて

    * instruments (この場合は) 霊覚者たち

          *****

 233. (なぜ神をイエスと聖書の中にだけ閉じ込めてしまうのですか)

   “I talk of the work of Christ in me,” was the parson’s reply. “I believe it is possible to have inspiration.”

   “Why do you limit the Great White Spirit to the Nazarene and to one book?” inquired the spirit. “Do you think that the whole of the Great White Spirit was expressed in one person or one book? I am not a Christian. I lived many years before the Nazarene came into your world. Did not the Great White Spirit make any allowance for my spirit to enter into His peace?

    “Do you think all the Great White Spirit can be put into a few pages in one book? Do you think that when that book was finished, He had no more inspiration for His children? Do you think you have come to the end of His power when you have turned the last page of your Bible?”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.239

  「私は私に示されたイエスの働きについて述べているのです」と牧師は答えた。「霊示だって受け取ることができると思いますよ。」

  「なぜあなたは神をイエスと聖書の中にだけ閉じ込めてしまうのですか」とシルバー・バーチは打ち返した。あなたは神のすべてが一人の人間と一冊の本のなかで語りつくされるとでも思っているのですか。私はキリスト教徒ではありません。イエスがこの世に生まれるはるか前に生きていました。その私の魂を、神は神の平和のなかに受け容れることを認められなかったというのでしょうか。

  「あなたは、神のすべてを一冊の本のわずかばかりの頁に書き記すことができると考えているのですか。あの聖書が書き終えられたときには、神の子らに対して神はもう何の啓示も残しておられなかったのでしょうか。聖書の最期の頁を読み終えたら、もうそれで、神の力も終わってしまうと、あなたは思っているのですか。」

     * make any allowance 僅かばかりの考慮

   * when you have turned the last page最後の頁をめくった時

          *****

 234. (私はイエスが涙を浮かべているのを見てきました)

  ”I have a much closer touch with the Nazarene than you imagine. I have seen his tears as he watches, because so many of his people and his ministers close their eyes to all the disgrace which goes on in the shadow of their own churches. How can you be content to build churches which are supposed to be the houses of God, fill them with jewels and stained-glass windows, and boast of the building when all the time, in their shadows, there dwell children of the Great White Spirit who have not even necessities of life?

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.241

  「私は、あなた方が考えている以上にイエスとは深い関係にあります。私はイエスが涙を浮かべているのを見てきました。多くのキリスト教徒も牧師たちも、自分たちの教会の影で行なわれている不名誉な事態には眼を向けようとしないからです。神の家と称して教会を建て、金銀とステンドグラスの窓で飾り立てる。その教会の影では、いつも日々の生活に困窮している神の子らがいるというのに、どうしてあなた方はそんな教会を自慢できるのですか。

   * the disgrace 人間として恥ずかしい事態

     * are supposed to be the houses of God  神の家のつもりの

          *****

 235. (魂だけではなく魂の働く肉体をも助けるのです)

    You must not wait for people to come to you. You must go to them.

  You must make your church a centre of light, and feed not only the souls, but the starving physical bodies. Give them not only words of wisdom, but bread and the necessities of life. You must feed their souls and their bodies. You can help not only the spirit, but the body through which the spirit must function. Unless all the churches do this, the physical bodies will die because they do not get that which sustains them.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.242-243

  あなた方は、人々が自分たちのところへやってくるのを待つのではなくて、あなた方のほうから、人々のところへ訪れるようにしなければなりません。

 あなた方の教会が光明の中心になるようにし、人の魂だけではなく、飢えた肉体をも養ってください。智慧のことばだけではなく、パンと生活のための必需品を与えてください。人々の魂と体を養うのです。魂だけではなく、魂の働く肉体をも助けるのです。すべての教会がこれをしなければ、食べ物さえ口にできない彼らは、死んでしまいます。

   * through which the spirit must function 魂が機能するために必要な(肉体)

          *****

 236. (この者に奉仕のための大きな力をお与えください)

   The guide then gave the parson a benediction: “I pray to the Great White Spirit that, wherever you are, whatever you do, His power and His love may sustain you; that your heart, always filled with a desire to serve, shall be open to the inspiration of the Great White Spirit. May He infuse into you a greater capacity for service, that you may build around you a centre of light, of peace, of happiness, so that all those who come to that centre may understand that it is a place where the Great White Spirit reigns.

   “May He bless you and sustain you and keep you always in His path. May you learn to understand more clearly His purpose, His power, and His plan. God bless you, my son, and go forward.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.243

 それからシルバー・バーチは、この牧師のためにつぎのように祈った。

 神よ、この者がどこにいても、何事をなすときにも、神の御力と愛がどうかこの者を支えてくださいますように。この者の魂が常に奉仕の思いに満ち、神の霊示に対して心が開かれていますように。願わくば神よ、この者に奉仕のための大きな力をお与えください。この者が、光明と平和と至福の教会を築き、その教会に来る者のすべてが、この教会にこそ神がおられるのだと思うことができますように。

 どうか神よ、この者を祝福してお支えください。この者がいつも神の道から逸れることのないようにお守りください。この者が神の意図と力と計画を一層よく理解していくことができますようにお導きください。

 では、あなたに神のみ恵みがありますように。どうか前に向かって力強く歩んでいかれんことを。

   * a centre of light, of peace, of happiness 光明と平和と幸福の拠り所となる場所

    * keep you always in His path 神の道から逸れることのないよう守る

    * my son 目の前の牧師に対する親しみをこめた呼びかけ

          *****

 237. (彼は霊界へ移ってからも奉仕活動を続けています)

    A SPIRIT PRAISES THOMAS PAINE (A)

   ”The ‘villains’ of yesterday become the heroes of today,” said Silver Birch, when, in 1937, he referred to the bicentenary of Thomas Paine, the famous reformer. He went on:

   This is the day that your world of matter pays tribute to one who, though he did not realize it, was filled with the power of the spirit, and who strove in his own day to uplift those who were oppressed and crushed, who struggled to raise the weak and the fallen, who fought against all injustice, and strove to teach man his rightful heritage.

     Those who were in high places fought against that one man, but, because the power of the spirit moved him, that which he did triumphed over all the difficulties of your world. Though he was despised in his day, though he was rejected and persecuted, his work lives on.

     I ask you to learn the lesson of that, for the work you do today is the continuation of that same labour. Though you are obstructed, though you meet with hostility and opposition, it is the same truth that you seek to express. You may not gain recognition from those who should be your allies in the great fight for spiritual and material freedom, but your work will live on because that work is stamped with the seal of divine approval.

     For that holy and sacred task we need all people of good will, for we recognize no earthly leaders and do not distinguish between class or nation, race or colour, religion or lack of it. We only see the works, the service, the efforts made to uplift to help and to succour.

     That is the great lesson to learn on this day, when tribute is paid in your world and in mine to one inspired man. Your world thinks only of his service in the past. We recognize that a soul which was filled with the burning zeal to labour for his fellows has not become extinguished, but that since his passing to my world he has continued to render service, and still continues to give service, using all his power to aid wherever he can those who strive to improve the lot of the children of the Great Spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.203-204

    トマス・ペインを称える (A)

 1937年に、有名な改革者であったトマス・ペインの生誕2百年祭に言及して、シルバー・バーチは、「昨日の悪人は、今日では英雄なのです」と言った、そして、次のように続けた。

 本日は、この地上世界が、一人の人間に賛辞を捧げる日です。この人物は、自分では気がついていませんでしたが、霊力に満たされていて、その当時の虐げられた人々、打ちひしがれた人々を救い出すために全力を尽くしました。また、弱者や挫折者を立ち上がらせ、あらゆる不正と闘い、人間としての正当な権利を人々に教えようと努力しました。

 支配層の人間はその人物を押さえつけようとしましたが、彼は霊力に支えられて、この世のすべての困難を乗越えていきました。生前の彼は、軽蔑され、反対され、迫害されましたが、彼の事業は今も生き残っています。

 この彼の教訓をどうか学び取ってください。いまあなた方が行なっている事業も、彼の事業の継続です。あなた方は妨害を受け、悪意と反抗に遭うかもしれませんが、あなた方は彼の掲げた同じ真理を世に示そうとしているのです。あなた方は、精神的、物的な自由を求めて大きな闘いを進めていく中で、本来なら味方であるはずの人々からも認めてもらえないかもしれません。しかし、あなた方の事業には神による承認のスタンプが貼られていますから、これからも残り続けていくでしょう。

 その尊い神聖な事業のためには、多くの善意の人々の協力が必要です。私たちには、世俗的な指導者はいりません。また、階級や国籍、民族や人種、宗教の有無などの違いにはこだわりません。私たちは、ただ、人を救い、助け、元気付けていくための仕事や奉仕や努力に眼を向けていくだけです。

 それが、この世でも霊界においても、この霊感に満たされた人物に対して賛辞を捧げながら、今日のこの日に学ぶべき偉大な教訓です。この地上世界では、過去における彼の奉仕活動のことしか考えていません。しかし、霊界の私たちの眼には、人を救うための情熱にあふれたあの一個の魂は、消え去ってはいないのです。彼は、霊界へ移ってからも、奉仕活動を続けています。今もなお、神の子らを進歩させていこうと努めている人びとを援助していくために、どこででも、全力をあげて奉仕しているのです。

    * Those who were in high places  社会的地位が高かった人たち

    * those who should be your allies 見方であるべきはずの人々

     * the lot of the children of the Great Spirit 神の子らの生活状況

          *****

 238. (奉仕に身を捧げること以外に宗教はありません)

    A SPIRIT PRAISES THOMAS PAINE (B)

     Yours is a strange world. The villains of yesterday become the heroes of today―and often your heroes of today are the villains of tomorrow. Those who are despised in your generation will be eulogized in the generations to come.

     How narrow is the view of those who call themselves religious! They construct round their religion a thick wall of creeds, and refuse to permit any but those who agree with them to come into their little walled sanctuary. They say: “Outside the wall are those who are the Atheists. Inside are the elect, the religious ones, those who believe as we do.”

     But the real man of religion is the one who strives to uplift his fellows, who sees only a wrong to be righted, barriers to be crushed, ignorance to be driven out, hunger to be abolished, slums that must be uprooted. He is the real man of religion, for there is no other way of religion except that a man shall lay down his life in the service of humanity.

     I tell you always the same things. I can only give you in a few simple words the spiritual truths that you should know by now. There is nothing new to add to spiritual truth. All that is necessary is that those who dwell in your world should so allow their spiritual natures to function that they will be able to receive more readily the power of the spirit―which, too often, they deny.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.204-205

 あなた方のこの地上世界は不思議なところです。昨日の悪人が、今日は英雄になったりします。そしてまた、しばしば、今日の英雄も明日には悪人になってしまうのです。今の世代で軽蔑されている人たちも、つぎの世代では賞賛されることもあるのでしょう。

 自分たちのことを宗教的だと考えている人々の了見がなんと狭いことでしょう。彼らは自分たちの宗教のまわりに信条という名の厚い壁をめぐらせ、この信条を認めない人にはこの小さな壁の中には一歩も入れようとはしません。彼らはこう言うのです。「壁の外の者はみんな無神論者です。壁の中にいる者だけが、私たちと同じく、選ばれた宗教的な人間です。」

 しかし、真に宗教的な人間というのは、人々を立ち上がらせようと努める人々です。間違いがあればそれを正し、障壁は取り除き、無知を追放して、飢えは無くしていく、そして住む家がなければ家を与えていくというような人々です。こういう人こそが真の宗教人であり、人類に対する奉仕に身を捧げること以外に、宗教はありません。

 いつも私は同じことを言い続けています。あなた方がすでに知っていなければならない霊的真理は単純なほんのひと言で言い表せます。その霊的真理には、何も新しく付け加えるものはありません。必要なことはただひとつ、この地上に生きている人々が自分たちのもつ霊的特質を発揮して、霊力をもっと容易に受け取れるようにするということだけです。しかし、残念ながら、ほとんどそのようにはなっていません。

   * a man shall lay down his life in the service of humanity 人が人類への奉仕に身を捧げる

    * which, too often, they deny そのことは彼らには否定されている

          *****

 239. (神はあらゆる生命の存在に関わっておられます)

   No book dealing with the teachings of Silver Birch would be complete without one of his invocations. Every week he opens the circle with a beautiful prayer, stressing the same truths but always couched in different phrasing. This one is typical and has not previously appeared in print:

   I pray to the Great White Spirit that we may be enabled to reveal the operation of the laws that belong to the spiritual realms. I pray that we may be enabled to give a clearer understanding of the Great Spirit and His relationship to all the phenomena of life and to all His children who dwell in the universe.

   The Great Spirit has been so misunderstood throughout the centuries, misinterpreted, limited and restricted that we seek to reveal the Great Spirit as perfect law in operation. The Great Spirit is responsible for every manifestation of life. All that exists does so because of His power and His sustenance. The whole order of creation pays tribute to His Law. The mightiest and the lowliest, the strongest and the weakest, the birds, the flowers, the trees, the wind, the ocean, the mountain, the hills and the vales, the sunshine and the rain, the storm and the lightning―all these are but expressions of the Great Spirit of all life.

   We seek to reveal that all are fashioned in His spiritual image, that His spirit manifests through their being, that they move and breathe and live because the Great Spirit is within them and they are within the Great Spirit. None has the power to come between the child and the Father, for all the inspiration, all the truth, all the wisdom, all the revelation, all the knowledge that belongs to that infinite reservoir can be reached by each child of the Great Spirit as he desires, in aspiration, humility and service, to become an instrument for that mighty power.

     We seek to reveal the greatness latent within every human soul, the mighty force waiting to be released, pent up through misunderstanding, waiting to surge through the physical being and express spiritual heights in their daily lives. We would seek to make all children live lives in fullness, in beauty, in understanding of the purpose for which they were born, so that they might extract from life all the richness, all the sweetness, all the beauty that is theirs for the asking.

     We seek to bring the Great Spirit closer to His children and His children nearer to the Great Spirit, to overcome all the obstacles that stand in the way, to banish all the restrictions and limitations so that the children of His world of matter may know the Great Spirit and seek to reveal Him in service. That is the prayer of Thy Indian servant, who seeks to serve.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.211-212

 シルバー・バーチの教えを伝える本には彼の祈りを欠かすことができない。毎週、彼は交霊会のはじめに美しいことばで祈りを捧げた。祈りのなかでは、ただ一つの真実を力強く述べながら、常にその言い方は同じではなかった。以下は、その典型的な祈りの例であるが、これはいままでは印刷されたことがなかったものである。

 神よ、どうか私たちが霊界の法則の働きを明らかにしていくことが出来ますように。私たちがもっとよく神を理解し、神と生活上のあらある現象との関係、神と宇宙のなかのすべての神の子らとの関係をもよりよく理解していけるようになることをお祈り申し上げます。

 古い昔から、神はあまりにも誤解され、間違って解釈され、制約を受け、狭く限定されてきましたので、私たちは、完璧に作用する法則としての神を示していきたいと努めてまいりました。神はあらゆる生命の存在に関わっておられます。すべてのものがいのちを持っているのは神のみ力によるものであり、神に支えられているからにほかなりません。整然とした秩序のもとで創造されたすべての存在が神の法則を称えています。最高のものから最低のもの、最強のものから最も弱いもの、そして、鳥も、花も、木も、風も、海も、山も丘も谷も、陽光も雨も、嵐も雷鳴も、これらすべてのものは、ことごとく、神のいのちの表現でないものはありません。

 私たちは、人間の一人ひとりが、神の霊的なイメージに似せて創られたことを明らかにしていきたいと思います。神の霊はすべての人々のなかに顕れており、彼らが動き、呼吸し、生きていけるのも神が自分たちのなかにおられるからであり、自分たちも神の中にいるからです。神と神の子らとの間には、何びとも入り込むことは出来ません。神の子らがこころからの願望として、謙虚に、奉仕の心で神のみ力の道具となることを求めるときには、無限の貯蔵庫である神のすべての霊示、真理、叡智、顕現、知識が神の子らに与えられるのであります。

 私たちは、一人ひとりの魂のなかに潜む偉大さを明かしていきたいと思います。誤解のなかに閉じ込められ解き放たれるのを待っている巨大な力を示していきたいのです。その力は肉体を通して流れ出し、日々の生活のなかで高い霊性を表現しようとしているのです。私たちはまた、すべての神の子らが、望めば手に入るすべての富や幸せや美しさを自分たちの生活のなかから引き出していけるように、満ち足りて、麗しく、この世に生まれてきた目的を理解して生きていくようにしたいと願っています。

 また、私たちは、神が神の子らにより近くなっていきますように、神の子らが神にさらに近づいていけますように求めていきたいと思います。それによって、前途に立ちはだかるあらゆる障害を乗り越え、すべての束縛や制約を根絶して、この地上の神の子らが神を知り、奉仕によって神を顕していくようにしていきたいのです。それが、ひたすらに奉仕を求める神の僕、インディアンの祈りです。

    * reveal the operation of the laws (神の)法則の働きを明らかにする

     * The whole order of creation  創造の全秩序

     * that infinite reservoir (神の)無限の貯蔵庫

     * that is theirs for the asking 求めさえすれば彼らのものになる

          *****

 240. (霊界の私たちはあなた方のすぐ傍にいます)

    At the conclusion of every circle, the guide gives the sitters a benediction, always reminding them of the “cloud of witnesses” with which they are surrounded and stressing the inherent divinity of us all. Here is one such benediction:

   I want you to know that we are close to you, even when you cannot hear us, even when it seems that we are invisible, unseen, unheard, unfelt.

    We are around and about you because we love you, and the love that we have for you makes us always seek to serve you and, through you, those who require service―the weak ones, the ones who have lost their strength, the ones who have fallen by the wayside, the derelicts of your world, the weary and struggling souls who do not know where to turn, who can find no comfort in the religion of earthly churches but who have a yearning for truth, those whose souls seek expression but who are choked by the creed and the dogma and the teaching of opposing sects.

    The truth that we teach is the truth of the Great Spirit that knows no bounds and no limitation. It is for all, not for one. It seeks to embrace the whole of humanity within its loving embrace.

    May you become conscious of that mighty power that is around and about you, of the great love that is always being poured into your world, the inspiration that seeks to express itself through you, the truth that is waiting to be revealed, the wisdom that seeks to illumine your world, and may you strive through service to make yourselves accessible to the mighty power of the spirit, so that you may become at one with the great Force, the Great Spirit, that is behind it all, so that, working in unison with His laws and filled with His knowledge, you may become instruments of His servants for all His children. May the Great Spirit bless you all.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.212-213

 交霊会が終わったときには、シルバー・バーチは締めくくりのお祈りを捧げて、参会者たちには、常に「大勢の霊界からの参列者」に囲まれていること、そして、参会者一人ひとりが生まれながらにして神聖であることを強調していた。以下が、そのような祈りの一つである。

 あなた方には、霊界の私たちの声は聞こえないかもしれません。私たちが見えないかもしれません。眼に映らず、耳に届かず、感ずることもできないかもしれません。しかし、霊界の私たちは、いつも近くにいることを知ってほしいのです。

 私たちはあなた方の近くに、すぐそばにいます。あなた方を愛しているからです。私たちはあなた方を愛しているがゆえに、つねにあなた方に奉仕したいと願い、そして、あなた方を通して、救いを求めている人々にも奉仕していきたいと思っています。世の中の弱者、生きる力をなくした人、路傍に投げだされた人、浮浪者、社会から見捨てられた人、真理を求めつつも世俗の教会の宗教では安らぎを得ることができず、疲労と苦しみの中で歩むべき道を見失っている人、魂が自らの表現を求めているのに、対立する諸派の教義や信条や指導によって窒息させられている人― このような人々に救いの手を差し伸べていきたいのです。

 私たちが教えている真理は、無限無尽の大いなる神の真理です。その真理は、一人のためのものではありません。すべての人々のための真理です。人類全体をすべて神の愛のもとに包み込んでいこうとする真理なのです。

 どうかあなた方が、あなた方のすぐ傍のまわりにある強大な霊力とこの地上世界に常に注ぎ込まれている偉大な愛を感じ取ることが出来ますように。あなた方を通して顕れようとしている霊示と、明かされるべき真理と、この世を照らしていこうとする叡智を受け止めていかれますように。奉仕を通じて、あなた方が強大な霊力を手に入れ、無限の神の力と、その背後の神に一つとなっていくことができますように。そして、どうか、神の法則と調和し、神の叡智に満たされて活動しながら、神の子らのための神の僕としての器になっていきますように。あなた方みんなに神のご加護をお祈りします。

  * the inspiration that seeks to express itself through you あなた方を通して顕れようとしている霊示

   * to make yourselves accessible to あなた方が~を手に入れられるようになる

   * instruments 器(うつわ)

 241. (シルバー・バーチが自らについて語る =1=)

     SILVER BIRCH’S OWN STORY

 Here, Silver Birch tells in his own words of the long struggle he had before he was able to transmit his message:

   When I was asked, many long years ago, whether I would return to the world of matter and find on earth a band who would work with me to deliver the message of the spirit, I said I would, as did many others, and my task was given me.

    I was told that I would have to search and find an instrument and so attach myself to this instrument that I would be able to express through him the message that I was charged to deliver. So I searched our records and found my medium.

    I watched from the time that he was conceived, and from the moment that the spirit began to express itself―albeit as a little flicker―I brought my influence to bear and started there and then this association which has lasted all these years.

    I helped to mould the spirit and the tiny little mind and throughout every phase of that life I watched his every experience, learned how to get a close association and I accustomed myself throughout the days of boyhood to all the mental processes, to all the physical habits. I studied my instrument from every aspect―mind, spirit and physical body.

    And then I had to guide his footsteps towards an understanding of these spirit truths. First, I guided him to make a study of the many religions in your world of matter, until his mind revolted and he began to be what your world calls an Atheist. And when that had played its part in the mental unfoldment, he was ready for me to begin my task of speaking through his lips.

    I guided him to his first meeting. I helped to bring him to his first circle. And there, in the power provided, I made my first contact―so crude, so trivial, but from my point of view so important―and I uttered my first expression in the world of matter through another’s organism.

    From that day I learned how to obtain better and better control, until now you see the result. We have achieved so much that 1 can register the totality of my ideas and eliminate for all purposes what is in the medium’s own personality.

    Now I would like to tell you something about my mission. They said to me: “You will have to go into the world of matter and, when you have found your instrument, you will have to bring to him sympathetic souls who will aid you to deliver your message.” I searched and found you all and brought you together.

   Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

     Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.17-18

 これは、シルバーバーチが霊界から通信を送れるようになるまでの長い苦闘について、自ら語ったものである。

 もうかなり昔のことですが、私は、この地上世界へ戻って霊界からの通信を伝える組織をつくりあげる気持ちはあるかと、尋ねられたことがあります。他の霊たちの多くもこうした仕事をしてきましたので、私もやってみますと答えました。こうして、この仕事をするようになりました。

 私はまず、霊媒となる者を探し出して、その霊媒を通じて霊界からのメッセージが伝えられるように、その者と常に接触していくことを教えられました。そこで、私はいろいろと霊界の記録を調べ、この霊媒を見つけたのです。

 この霊媒が受胎したときから、私は彼を見守っていました。本人の霊が生命の躍動を見せ始めた瞬間から―もっとも、それはほんの小さな光にすぎませんでしたが―即座に私の感化を及ぼすようにして、それがずっと今日までつづいています。

 私は、この霊媒の小さな魂と心の成長を助け、その生活のすべての面で彼が経験することを見守り、どのようにしたら彼と密接な関係を持てるかを学んできました。その上で、この霊媒の少年時代を通じて、彼のあらゆる精神発達過程とすべての身体的習慣に私自身を順応させていきました。私は、この霊媒の心と霊と肉体については、あらゆる点からこまかく学んできたことになります。

 それから私は、彼の人生の歩みを霊的真理の理解へと導いていかねばなりませんでした。まず最初に、彼にはこの地上世界の多くの宗教を学ぶように仕向けました。その結果、彼は、宗教に抵抗するようになり、いわゆる無神論者になっていったのです。それが彼の精神的開花に影響するようになって、ついには、私が彼の口を使って、私が霊界通信を伝えることができるようになる準備が整っていきました。

 私は彼に、彼としては最初の交霊会に出席するように導きました。そして、その交霊会で、霊力が満たされるなかで、私は初めての憑霊を試みたのです。それは、たいへん雑で、ありふれた交霊でしたが、私にとっては、非常に重要な交霊でした。私は、この地上世界で、はじめて他人の発声器官を使って自分の考えを伝えることができたのです。

 それ以来、私は通信が少しでもうまく制御できるように学んできました。そして、ごらんのように、ここまで出来るようになりました。いまの私は、進歩を重ねてきた結果、霊媒自身の個性的な特質を事実上すべて除去しながら、私の考えていることは何でも言えるようになっています。

 さて、私の使命について、少しお話しておきたいと思います。霊界の上層部の方々は、「あなたは地上世界へ入っていって霊媒を見つけ出したら、霊界通信の仕事に共感をもってあなたに助力してくれる人々を、その霊媒のまわりに集めなさい」と私に言われました。そこで、私は皆さんを探し出し、皆さんにこうして集まってもらっているのです。

   * as did many others 多くの他の霊たちもそうしてきたように

   * the message that I was charged to deliver 私が伝えるようにと託されたメッセージ

   * started there and then this association 直ちに接触を始めた

   * in the power provided 霊力が満たされているなかで

   * eliminate for all purposes 事実上すべて取り除く

     *****

 242. (シルバー・バーチが自らについて語る =2=)

    But the greatest difficulty I had to face was that I had to make the choice whether I would return to provide those proofs that your world must have to satisfy itself―material proofs, 1 mean, not spiritual ones, for your world does not understand those―or whether I would return as a teacher and teach truth. I chose the harder.

    I said that, after all those long years, with all the manifold experiences I had had in the realms of spirit, I would return and try to appeal with love to those whom I would strive to teach. I would appeal to reason. I would appeal to the judgment of mature, evolved and what you call educated minds. I would reveal the message of the spirit in all its simplicity.

    I would say nothing that offended reason. I would strive to manifest love, never to reproach with anger, but to appeal always with love, and prove by precept and example and by all I did that I was what I claimed to be―a messenger of the Great Spirit.

   And I imposed upon myself the burden of anonymity, so that I would make no appeal of illustrious personage, title, rank, or fame, but would be judged on what I said and what I did. When I was in the spheres at the last festival they praised me and said I had accomplished much of my mission. And tears of joy fell down my face. But my mission is not yet over. There is still more to be done.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.18-19

 しかし、私が直面した最大の問題は、次の二つの道のどちらを選ぶかということでした。一つは、物質界を納得させる霊魂不滅の証拠を提出するという道です。それも、霊的な証拠というのは物質界では理解できませんから、物的証拠を示すということです。そして、もう一つの道は、一人の教師として地上世界へ帰り、真理を伝えるということです。こちらのほうが難しいのですが、私は、難しいほうを選びました。

 私は、長年の霊界でのさまざまな体験を活かして、地上世界へ帰ってからは人々に愛をもって教えていきたいと申しました。私は人々の理性に訴えていくことにしました。思慮深い成熟した教養のある人たちの判断に訴えていきたいと思いました。霊的な教えを、できるだけ簡単に明らかにしていこうと考えていました。

 私は、人間の理性に反したことを言うつもりはありません。私はあくまでも愛を示していくように努めていくつもりでした。怒りで相手を叱りつけるようなことは決してしないで、常に愛を訴えていきたかったのです。そして、私の教えと実例と行為によって、私が神の使徒であることを証明していこうとしていました。

 その上で、私は自分の名を明かさないという負担を負うことにしました。それは、私が有名人であるとか、肩書きや階級や名声などで人に訴えるのではなく、私のことばや行為だけで判断してほしいと思ったからです。かつて、先の祝祭日に私が霊界へ行った時、多くの高級霊たちが私を称えて、私が十分に使命を果たしていると言ってくれたことがあります。私はうれしくて涙を流しました。でも、私の使命はまだ終わったわけではありません。まだまだ、やらねばならないことが残っています。

    *I chose the harder. 難しいほうの課題を選んだ。

     * in all its simplicity 単純明快な形で

        * what I claimed to be 私がそう思っているような(神の使徒)

          *****

 243. (シルバー・バーチが自らについて語る =3=)

    Because of the work that others have done―the same work that we do―there is more light in your world of matter, there is more happiness, there is less sorrow, less tears. We have won a partial victory over the grave.

   We have inspired many to let their higher selves rise in their lives. We have driven out many of the falsehoods of the past that have blinded men’s eyes to justice and truth. We have helped to free many from the prison-house of creed and dogma which has afflicted your world for so many years, shaming reason with its foolish stupidities.

    We have sought―and succeeded in some measure―to teach of a Great Spirit of love and wisdom, not of partiality, not of wrath, not vindictive and angry, not a dealer of pestilence and disease. We have sought to reveal the Nazarene as a great exemplar. And many have seen the reason that lies in our teaching.

   Great work has been done, but a greater work still has to be done. There is war in your world of matter, war that need not be, for if your world knew these truths and lived them, men would not kill. There is starvation, when there is plenty of the Great Spirit’s bounty. There are mean hovels where the children of the Great Spirit are compelled to live, deprived of fresh air, unable to catch the health-giving rays of the sun, forced to live below the line of sustenance. There is want and distress and misery.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.19

 他の諸霊がこれまでに成し遂げてきた業績のお陰で―いま私たちも同じ仕事をしているのですが―この物質界にはかつてよりはもっと光明があふれ、幸せはより多くなり、悲しんで、涙を流すことは少なくなってきました。墓場の悲しみに対しては少しは勝利を収めてきたといえます。

 私たちは、多くの人々が生活のなかで彼らの高位の自我を発揮していくように励ましてきました。正義と真実に対する眼を曇らせてきた過去のうそ偽りの多くを追い払ってきました。長年にわたって地上を苦しめ、その愚かさのゆえに理性を辱めてきた教会の教義と信条の牢獄から多くの人々を解放するのに助力してきました。

 私たちは神の愛と叡智について教えようと努めてきました。それは、ある程度成功しましたが、神の愛とは決して偏ったものではなく、天罰や報復、怒りもなく、疫病、病害をもたらすものではないことを、熱心に説いてきたのです。また、イエスの実像を偉大な模範的人物として捉えていこうとしてきました。そして、多くの人々が、私たちの教えのなかにひそむ理性に眼を留めるようになってきたと思います。

 大きな仕事が成し遂げられてきました。しかし、まだまだ為さねばならない大きな仕事が残っています。地上の世界には、しなくてもよい戦争があります。もし、人々がこれらの真理を知り、真理にしたがって生きていくならば、殺し合いをすることはなくなるでしょう。それに飢えもあります。十分に神の豊かなみ恵みがあるのにです。新鮮な空気もなく、健康な陽光を浴びることもなく、生存可能の最低線以下の生き方を余儀なくされているあばら屋があります。欠乏と苦痛と悲惨もあります。

  * a partial victory over the grave 墓場(死の悲しみ)に対する部分的勝利

   * higher selves  高位の人格(ハイアーセルフ)

          *****

 244. (シルバー・バーチが自らについて語る =4=)

   There are still superstitions to be killed. There are still aching hearts. There are still diseases to be vanquished. Our task is not yet complete. We rejoice at the work that has been done and pray that strength shall be given to us so that, with your co-operation, we may be enabled to render greater service still.

              ・   ・   ・   ・   ・

    I am only the mouthpiece of those who sent me, and I seek no glory for myself and no reward. I have no desire to aggrandize myself or my personality. I rejoice to be a vehicle for expressing these truths, lost for many centuries and now restored to the world of matter, stamped with the seal of divine truth.

    My part is that of the messenger who speaks the message and I have striven to be faithful and to convey that which was given to me according to the instrument that I have and the power which I have earned. I only want to be of service and, if the few teachings I express help one soul to find peace in a stormy life, to find the shelter of truth after having experienced the storms of doubt, if within the sanctuary of these simple spiritual truths one can find happiness and be inspired to serve, then perhaps we have accomplished something of the Father’s work.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.20

 抹殺していかねばならない迷信もはびこっていますし、苦しみ悩んでいる人々もなくなってはいません。根絶しなければならない病気もまだ残っています。私たちの仕事はまだ完成してはいないのです。これまでに成し遂げられてきた業績には喜びを感じますが、あなた方の協力をえて、さらに大きな奉仕の仕事ができますように私たちに力を与えたまえと、神にお祈りしています。

       ・   ・   ・   ・   ・

 私は、私を地上へ派遣した霊たちの代弁者にすぎません。栄光も報酬も、私は求めていません。私は、自分を偉く見せようとか、人格の高さを誇張しようとか考えてはいません。永い間見失われ、いまはこうして地上世界に、神の真理の刻印をおされてよみがえったこの真理の伝達者であることを私はうれしく思っています。

 私の役割は、霊界の通信を伝えるメッセンジャーです。私の霊媒と私の手に入れた能力に応じて私に与えられた通信の仕事を忠実に果たしていくように、いままで一生懸命に努力してきました。奉仕していくことだけが私の望みです。もし私の教えが誰かの苦難にあえぐ魂に少しでも平安を与えるのに役立つならば、そして、長い間の懐疑で苦しんだきた人が真理の憩いの場を見出すことが出来たなら、さらには、この単純で明快な霊的真理の聖域のなかで、誰かが幸せになり、奉仕の気持ちに駆り立てられるようになるのであれば、そのときにはおそらく私も、神のみ業の一部でも成し遂げることが出来たといえるのかもしれません。

    * war that need not be 起こす必要のない戦争

     * below the line of sustenance 最低の生活さえできないような

     * aggrandize myself  自分自身を偉く見せる

     * the instrument that I have 私が一緒に仕事をしている霊媒

          *****

 245. (シルバー・バーチはなぜ霊界から戻ってきたのか =1=)

   Why should those in the spirit world trouble to come back to enlighten us on earth?  It is because they know that the world needs their message more than it needs anything else. Here, Silver Birch explains why he has returned to teach us:

   Like many others, I was asked whether I would go back into the belt of matter to try to save those in your world who were trying to destroy themselves and the world in which they lived. We have tried to work amongst you, and we still try to work amongst you, seeking by your own standards to prove that those who leave your world still live in the fuller realms of the Great Spirit, so that you shall understand that you are part of the Great Spirit even as they are.

    Although we strive in these things, there are many who seem to think it is more important to worry about the toys than the message. What does it matter whether the message comes from one whom the world calls white, or black, or yellow, or red? What does it matter if the laws of the Great Spirit are given you by one who has had much education or not, so long as it is the Law, so long as it is the truth?

    Many years ago, you were taught that “A little child shall lead them.” Until you learn to put away the foolish wisdom of the wise, and get back to the simplicity of the child, you will not advance much either in your world or in mine. Your world makes a difference between those whose skins have been coloured by the sun of the Great Spirit. They look at their skins and forget that their spirits are all one.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.21

 なぜ霊界の高級霊たちはわざわざこの地上に戻ってきて私たちを啓発しようとするのか。 それは、彼らがこの地上世界が何よりも霊界からの教えを必要としていることを知っているからである。ここでは、シルバーバーチが、私たちを教えるために帰ってきた理由を説明している。

 他の多くの高級霊と同じように、私もかつて、この物質世界へ戻ってきて、いま滅亡に瀕している人類と世界を救う気持ちがあるかどうかと尋ねられました。それから私は、地上の皆さんのなかに入って活動を始め、いまも活動を続けようとしています。それは、死者たちがこの世を去った後でも輝かしい神の世界で生き続けていることを、この地上の基準で証明したいと思っているからです。それとともに、皆さんも彼ら死者と同じく、神の分身であることをも、理解してもらいたいと考えているからです。

 しかし、このような私たちの努力にもかかわらず、この地上では、霊界からの教えに耳を傾けるよりも、自ら選んでこの世の些事に振り回されている人々が多く見られます。この教えが、この世でいう白人からのものであろうが、或いは、黒人、黄色人種、インディアンからのものであろうが、それは問題ではありません。この神の法則を伝える人の教養が高いか、低いかというようなことも、問題ではありません。何よりも大切なことは、それが神の法則であり、真理であるということなのです。

 むかし、あなた方は、「幼児から導かれる」ということを教えられていました。賢者たちの愚かしい知恵を振り捨て、純真な子供の心に戻らなければ、この世でも、霊界へ移ってからでも、大いなる進歩は望めません。この地上世界では、神なる太陽によって皮膚の色が色分けされてきた人々を、その色によって差別しています。皮膚の色に眼が曇らされて、すべての魂はもともと一つであることを忘れてしまっています。

    * by your own standards 地上世界の基準で

    * worry about the toys この世の雑事に悩む

    * makes a difference 差別をする

          *****

 246. (シルバー・バーチはなぜ霊界から戻ってきたのか =2=)

   Why do you think you have wars? Why do you think you have misery? Why do you think you have great sorrow in your world? Because those who are blinded by matter and can only see through its limitations do not see that behind the things of matter there is a unifying spirit of the Great Spirit. Because they seek to make differences, they have chaos, they have disaster, they have bankruptcy.

    I have told you before, it is we whom you call the “savage” Indians that have been brought back, as part of the Law of the Great Spirit, to try to teach you the laws that your civilization has forgotten. You have sought to build your lives on the systems of your own material world. You have sought to become educated and cultured and have tried to build up a civilization away from the laws of the Great Spirit.

    Because of that, your world has fallen. It is in ruins, just as much in ruins as is the civilization of the olden days. Because we love you, because that love which comes from the Great Spirit flows through all of us, we come back to you to try to help you to pick up the pieces and build them on the structure of eternal things, the laws of the Great Spirit.

    Because when we lived on earth we had coloured skins, you say to us: “No, we refuse to have the world put right because your skin is coloured. We would rather have disaster, unless we can be helped by people whose skins are white.”

    But, all the same, I want you to know that you help us. There is much in the things that you have discovered in your own civilization that helps us. It is a perfect law in its operation. We seek to teach you what we have learned in the realms of spirit, and we seek to imbibe whatever knowledge you can give us. It is through that law of co-operation that the new heaven will come into your world.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.21-22

 戦争がなぜ起こるのか、考えたことがありますか。この世にはなぜ不幸があるのでしょう。深い悲しみがなくならないのはなぜでしょうか。それは、人々が物質によって眼が曇らされ物質の狭い限界のなかでしかものを見ることが出来ないので、物質の背後には万物を統一する神の霊があることがわからなくなってしまっているからです。人々が差別をしようとするから、混乱が起こり、不幸になり、破壊をもたらすのです。

 前にも言いましたが、私はあなた方が“野蛮”と考えているインディアンです。その野蛮人が、この世の文明が忘れてしまった法則を神の摂理の一部としてあなた方に伝えるために、こうしてこの世に戻ってきました。人類は物質世界の制度の上にその生活を築き上げようとしてきました。教養と文化を高めようと努力しながら、いつのまにか、神の法則からはかけ離れた文明を築き上げてしまったのです。

 そのために地上世界は躓いてきました。古い昔の文明が滅んだように、いまの世界も崩壊に瀕しています。私たちはあなた方を愛するがゆえに、そしてその神からの愛が私たちを通じて流れ出るゆえに、私たちはこの地上に戻り、あなた方に協力して破壊から立ち直らせ、神の法である不滅の基礎の上に新しい世界を築こうとしているのです。

 かつてこの世に生きていた時には、私たちは有色人種でした。人は言うかもしれません。「君たちは有色人種だから、君たちによってこの世を正していくのは嫌だ。白人によって正しいていくのでなければ、悲惨なままでいたほうがいい」と。

 しかし、白人によって私たちが助けられていることも知っておいてください。あなた方自身の文明のなかで創りあげたものの中には、私たちに役立っているものが沢山あります。このように、神の法則は完璧に働いているのです。私たちは、霊界で学んできたことをあなた方に教えようとしていますが、同時に、あなた方からも役に立つ知識はなんでも吸収したいと思っています。このような相互協力の法則によって、やがてこの地上にも、新しい天国がもたらされることでしょう。

     * pick up the pieces 破壊の跡を拾い集めて(修復して)

          *****

 247. (シルバー・バーチはなぜ霊界から戻ってきたのか =3=)

    One day in your world all the colours will merge, for all the colours have their part to play. All peoples will merge, because each has something to give to the world. You can see the time coming, if you look with the eyes of the spirit, when all will live together in harmony, giving all peoples the advantage of their own race, their own culture and their own learning.

    We are all servants of the Great Spirit―you and I and those who work with us―seeking to do His will. We are misunderstood; often our friends are our greatest enemies. But we do our work and, because we do that which is right in the sight of the Great Spirit, we call to our aid all those forces which belong to the spirit, which are stronger than your world of matter. And gradually good triumphs over evil, justice triumphs over injustice, and right triumphs over wrong. Sometimes the forces of your world push us back for a while, but not for ever.

    We must succeed, for we seek to save mankind from himself, to point to him those higher and better ways which will enable him to live his life in service, so that he may receive the richness of soul, spirit and mind, the peace and the happiness which do not belong to the world of matter but to the higher and greater things of the spirit.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.22-23

  いつの日か、地上世界の人類は皮膚の色の差別がなくなって融合していくことになるでしょう。それぞれの皮膚の色をもった人類には、それぞれに果たすべき役割があるのです。すべての地上の民族も融合して一つになっていくでしょう。どの民族にも、この世界に貢献できる何かを持っているからです。もしあなた方が霊的な眼でものを見ることができるのであれば、世界中の人々がそれぞれの民族の、そして、自分たちの文化や学術の優れた点を持ち寄って、共に調和の中に生きていく新しい時代の到来を見ることができるかもしれません。

 私たちは、あなたも私も、私たちと共に働く皆さんも、みんな神の意思を遂行していこうとしている神の僕です。それなのに私たちは誤解を受け、しばしば、本来、私たちの友であるはずの人々からも大いに敵視されてしまっています。しかし、私たちは仕事を続けていかねばなりません。神の眼からみて正しいことをしているからです。そのために私たちは、地上世界の何ものよりも強大な一切の霊力を私たちへの援助のために引き寄せているのです。やがて、少しずつ、善が悪を征するようになるでしょう。正義が不正義に勝っていくでしょう。真実が過ちを正していくでしょう。時には地上の勢力が霊界の力をしばらくは押し返すことがあるかもしれません。しかし、それが長く続くことは決してありません。

 私たちは必ず成功します。人類を救い、人類が奉仕に向けて気高く、優れた生き方ができるようにと私たちは努めていきます。人類は、やがて霊と魂と精神のもたらす豊かさを身につけ、物質界では得られない霊的世界の崇高で素晴らしい平安と幸福を享受することになっていくはずです。

   * all the colours いろいろな皮膚の色をもった世界中の人々

   * all peoples 世界中の諸国民

   * we call to our aid all those forces 私たちへの援助のためにそれらの力を引き寄せる

     *****

 248.  (シルバー・バーチはなぜ霊界から戻ってきたのか =4=)

   It is a great task on which we are all engaged. It is a sacred tie that binds us all together and makes us one in spirit, one in purpose, one in desire. Let us resolve that together we will renew our opposition to all that which stands in the way of Truth’s advance, so that our combined efforts bring the power of the Great Spirit nearer to His children.

    If the few words I say are of service to you, then they should enable each one of you to go out into the world and serve the children of matter as I try to serve you. It is your responsibility to pass on the knowledge you have. I know that to be the Law.

    I only seek to interpret into your language the laws of the Great Spirit. Those who read my words will not always agree with my interpretations, but I am in a different world from them. I am sometimes limited by your language and by my instrument. If we fail to agree, then it is either because the souls in your world are not yet evolved to an understanding of greater truths, or because I cannot express all that is within my soul, which is greater than your earthly language allows me to interpret.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.23-24

 私たちが現在取り組んでいるのは偉大な事業です。私たちみんなを結びつけ、霊的にも、目的においても、願望においても一体にならしめているのは、神聖な絆です。私たちの前に立ふさがり真理の前進を阻もうとしているものには、断固として反対していく決意を新たにしていきましょう。私たちが力をあわせて努力していけば、神の力が神の子らの中により近く浸透していくことになるのです。

 少しでも私のことばがあなた方の役にたつのであれば、私があなた方に尽くそうとしているように、あなた方の一人ひとりも、きっと、この俗世に入り込んで、人々への奉仕を心がけてくれるでしょう。知っていることを人々に伝えていくのはあなた方の責任です。それも、神の法則の一つなのです。

 私は一生懸命に神の法則をあなた方の言葉に直して伝えようとしています。私が言っていることを本で読んでも、あるいは、私の見解に賛成できない人々もいるかもしれません。私は、そのような人々とは違って、いま住んでいるのは霊界で、時には、地上の言語や私が使っている霊媒によって、制約を受けることもあるのです。もしも私たちの見解が一致しないようなことがあれば、それは、地上の人々の魂が偉大な真実を理解するほどまでには進歩していないためか、或いは、私の魂のなかで理解されている真理があまりにも巨大で、あなた方の言葉では表現できないためか、そのいずれかということになるでしょう。

    * stands in the way of Truth’s advance 神の真理が広がっていくのを妨げる

    * are of service to you あなた方に役にたつ

    * my instrument 私の霊界通信を媒介してくれている霊媒

          *****

 249. (シルバー・バーチはなぜ霊界から戻ってきたのか =5=)

    But I am always ready to serve and to teach the Law, for it is only through an understanding of the laws of the Great Spirit that the people of the world of matter can live as the Great Spirit intended they should live. It is better to see than to be blind, it is better to hear than to be deaf, it is better to be awake than to be asleep. Let them open their souls to the Great Spirit. Let them strive to attune themselves to the laws of the Great Spirit, so that they are at one with Him and He is at one with them.

    Then their hearts and souls will be at peace, they will be in harmony with the great rhythm of the universe, and discord will disappear from their lives. They will begin to live as they have never lived before.

    All knowledge matters. It is not wise to say you will only receive this amount of knowledge and will go no further.

    I strive to transmit all I know so that you may drink in as much as I have to give you. I do this not because I am greater than you, not because I am proud of what I possess, but because only by giving can I serve.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.24

 でも私は、いつでも身を捧げて神の法則を教えようとしています。この地上の人間が、神が望まれるような生き方をすることができるようになるには、どうしても神の法則を理解していくほかはありません。眼が見えないよりは見えるほうがいいのです。耳が聞こえないよりは聞こえるほうがいいのです。眠らされているよりは目覚めているほうがいいのです。人々の魂を神に向かって開かせていくようにしましょう。神の法則に対して人々が進んで調和を求めていくように導いていきましょう。そのようにして、はじめて、人々は神と一つになり、神は人々と一つになるのです。

 その時には、人々の心も魂も安らかになり、偉大な宇宙のリズムとも調和していくことになります。人々の生活からは不調和は消え去り、かつてない新しい生き方が始まっていくのです。

 すべての知識は重要です。これだけを知れば、もうそれ以上知る必要がないと考えるのは賢明ではありません。

 あなた方が、私の知っていることのすべてを飲み込んでくれるように、私は一生懸命にあなた方に伝えようとしています。それは、私があなた方より偉大な存在だからではありません。私が多くを知っていることを誇りたいからでもありません。持っているものを与えることによってのみ、私があなた方に奉仕することができるからです。

     * they are at one with Him 神と一体になる

    * All knowledge matters 何であれ知っているということは大切である

    * will go no furtherそれ以上は(知識を)求めようとはしない

          *****

 250. (シルバー・バーチはなぜ霊界から戻ってきたのか =6=)

    All knowledge has its place. Do not strive to stop at any rung in the ladder of progress. It is only by imbibing, by striving to get the complete picture, that life will be understood by you.

    That refers not only to life in its material aspects, but life in its spiritual aspects, too, for whilst your world of matter needs guidance in the things of matter it is also necessary for the knowledge of the spirit to be given at the same time. Our message always is that you are living now in the world of spirit, that the world of matter is but one reflection of an eternal life.

    If only those who know would be faithful to the knowledge, how much more could we accomplish? If only those who have listened to the voice of the spirit and those who have witnessed the operation of spiritual laws in the phenomena that links together the two worlds of life would forget Self and rise to the highest heights that they could scale, we could achieve a great deal.

    Knowledge and service are greater than individuals. What we have achieved is but little compared with what can be achieved. No limits can be set to the Great Infinite Spirit, to the wisdom, to the inspiration, to the truth that can be showered upon your world. There are no restrictions to the mighty power of spirit waiting to fill your world, when your instruments can provide the right channels for us to use.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.24-25

 知識はどのようなものであれそれなりに有用です。進歩の途中で、歩みを止めてしまおうとしてはなりません。生きるということの意味が真にあなた方に理解できるようになるためには、その意味を掴み取ろうとして知識を吸収していくほかはないのです。

 このことは、地上の物質的生活に限られることではなく、霊的生活についてもいえることです。あなた方の地上世界では、物質生活についての指導を必要としていますが、それと同時に、霊的な知識をも与えられることが必要だからです。実はいま、あなた方は霊的な世界に住んでいるのであって、物質世界は永遠の生活のほんの一分の反映でしかありません。そのことを、私たちはあなた方にいつも伝えようとしているのです。

 このことを知る人だけでも、その知識に忠実であってくれれば、私たちの成果もずっと大きなものになっていくでしょう。また、もし霊的な声に耳を傾け、霊界と地上の二つの世界を結びつけている現象に霊的法則の働きを見て取れる人がいて、自己のことだけを思い煩うよりも、魂を可能な限りどこまでも高く向上させていってくれたら、それは極めて大きな私たちの成果ということになるでしょう。

 知識を持ち人に尽くすというのは、人間としてとても大切です。私たちがこれまでに為し遂げてきたのは、これから成し遂げ得るであろうことに比べれば、ほんの僅かであるにすぎません。偉大なる神に対しては限界を設けることはできないのです。その叡智においても、啓示においても、今後の地上世界にふんだんにもたらされるであろう真理においても、神の力は無限です。もしあなた方のうちの霊媒たちが、私たちと交信出来る正しい通路を切り拓いてくれさえすれば、地上世界へは強力な霊力が際限なく注ぎ込まれることになるでしょう。

   * only by imbibing (知識を)吸収することによってのみ

   * but one reflection of an eternal life 永遠の生活のほんの一部の反映.

   * the two worlds of life 地上と霊界との二つの世界

   * are greater than individuals 個人を越えた重要性をもつ

     *****

 251. (交霊会主催者ハンネン・スワッハーの序文 =1=)

   FOREWORD By HANNEN SWAFFER

   SILVER BIRCH, as we call him, is not a Red Indian. Who he is, we do not know. We assume that he uses the name of the spirit through whose astral body he expresses himself, it being impossible for the high vibration of the spiritual realm to which he belongs to manifest except through some other instrument.

   He is the spirit guide of what is known as “Hannen Swaffer’s Home Circle.”

   “One day I will tell you who I am,” he told us recently, “I had to come in the form of a humble Indian to win your love and devotion, not by the use of any high-sounding name, and to prove myself by the truth of what I taught. That is the Law.”

    Now Silver Birch came into my life soon after I became a Spiritualist in 1924. Ever since then, I have listened, for an hour and more at a time, to his teaching, his guidance and his counsel, and learned to love and respect him more than I love and respect any earthly being.

   He first functioned in an extraordinary way. A young man of eighteen, an Atheist who was making a study of Spiritualism, went mockingly to a circle in one of the poorest of London’s suburbs. He laughed outright when, to use his own words, “old women became Chinamen and all sorts of things,” only to be reproved by a medium who, in trance, said: “You will be doing this before long.”

   Although he went away incredulous and sceptical, he returned the next week to the circle and then, half-way through, apologized for having fallen asleep.

   “You have been in trance,” said someone sitting next to him. “Your guide gave his name and said that he has been training you for this for years and that, before long, you will be speaking on Spiritualist platforms.”

   Again, the young man laughed….

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.ⅴ-ⅵ

 私たちがシルバー・バーチと呼んでいる高位霊は、実はレッドインディアンではない。それは誰なのか、いまでも分からない。彼は霊界では非常に高い界層にいて、その次元からは波長の低い地上に直接語りかけることができないので、かつて地上にいたレッドインディアンの霊体を中継にして通信を送っているものと思われる。

 その高位霊が、「ハンネン・スワッハー・ホームサークル」として知られている交霊会の指導霊である。その指導霊が最近、このように言った。

 《私のかつての地上での名前は、いつの日か皆さんにも明らかにすることになるでしょう。ただ、私がこうして一人のつつましいインディアンに身を変えてやって来たのは、偉そうな名前によってではなく、私の説く真実の中味によって私が誰であるかを実証し、皆さんの愛と献身を勝ち得たいからなのです》

 そのシルバー・バーチと私が出会ったのは、1924年に私がスピリチュアリズムの真実を確信するようになってから間もなくのことである。それ以来、私は、毎回一時間、時にはそれ以上も、シルバー・バーチの教えや助言や導きのことばを傾聴して、いつのまにかシルバー・バーチを、地上のいかなる人間よりも、より深く愛し、尊敬するようになっていった。

 シルバー・バーチの最初の地上へ働きかけは、不思議な出来事から始まった。ある18歳のスピリチュアリズムを勉強中の無神論者が、ある時、ロンドンの貧民街で行なわれていた交霊会にからかい半分で出かけたことがあった。ところが彼はそこで、「老女が急に中国の男性に変身するような変な現象」を次々に見せられて、思わず笑い出してしまったのである。その時に、トランス状態のまま霊媒が戒めるように彼に言った。「そのうちあなたも同じことをするようになるのですよ」

 彼は、その時はばかばかしいと思いながら帰っていったのだが、翌週に、再びその交霊会に出席したら、途中でうっかり眠り込んでしまった。眼を覚まして、慌てて非礼を詫びると、隣に座っていた人が、「あなたはいま入神していたのですよ」と言って、こう続けた。「入神中にあなたの指導霊が名前を告げて、あなたを今までずっと指導してきたが、近いうちにあなたがスピリチュアリストの集会で講演すると言っていました」

 これを聞いたその若者は、またそれを笑い飛ばした。

   * the name of the spirit インディアンの霊の(シルバー・バーチという)名前

    * He first functioned彼は最初(~のように)働きかけた

    * on Spiritualist platforms スピリチュアリストの集会において

          *****

 252. (交霊会主催者ハンネン・スワッハーの序文 =2=)

   In those days, Silver Birch spoke very few words of English, and those with a very crude accent. As the years passed, for he began to control his new-found medium often, his knowledge of our language so improved that his simple eloquence now often transcends that of any speaker to whom I have ever listened.

   ‘How do you know that the medium was in trance?” I have been asked.

   On more than one occasion Silver Birch, speaking through his medium, has told us to stick a pin in the medium’s hand, and then to stick it in deeper. When coming out of trance, the medium has not remembered feeling anything. Nor has any mark been visible.

   “How do you know it does not come from the medium’s subconscious mind?” is another question. Well, in some ways, the two contradict each other. Silver Birch teaches Reincarnation. The medium himself turns down this theory and yet, in trance, confounds himself.

   Then another curious little thing is the fact that until, so that the guide’s words could be printed in Psychic News, a reporter started to take them down, the medium always remembered, just as he was going to sleep that night, what had been said while he was in trance. This was because, when consenting to be a medium, he had extracted from Silver Birch a promise that he would know what had been said. Directly we started to record it, all this stopped.

   Now, the medium reads, next morning, the report of the sitting and is amazed at the beauty of the language that is uttered through his lips.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.ⅵ-ⅶ

 当時はまだ、シルバー・バーチは英語で多くを語ることができず、それも、ひどいアクセントであった。それが、年が経つにつれて、何度もこの新しく見つけた霊媒を使いこなしているうちに、英語の力も目に見えて上達し、いまではその純朴で流麗な英語は、私がこれまでに聞いてきた誰の英語よりも優れて美しいといえるほどである。

 ところで、あの霊媒を務めているバーバネルが入神していることが、どうしてあなたに分かるのか、と聞かれることがある。シルバー・バーチは、何度か、バーバネルを通じて私たちに、この霊媒の手にピンを突き刺してみなさい、と言った。言われたとおりにピンを突き刺すと、もっと深く突き刺すように言われる。しかし、バーバネルは、入神から覚めても、そのことは何も覚えてはおらず、手に突き刺された跡も残っていなかった。

 また、シルバー・バーチのことばが霊媒の潜在意識からきているのではないことを、どのようにして見分けるのか、という質問を受けることもある。それに対しては、シルバー・バーチと霊媒のバーバネルとは、いくつかの点で、考え方が違うということをあげておこう。例えば、シルバー・バーチは生まれ変わりを説くが、バーバネルは、普通の意識では、生まれ変わりなどはないという。しかし、入神すると、バーバネルも、生まれ変わりは事実だと肯定するのである。

 もう一つ、些細なことだが、興味深い事実がある。シルバー・バーチのことばが「サイキック・ニューズ」紙に掲載されるようになって、速記者がそれらのことばを記録し始めるようになる前のことであるが、霊媒のバーバネルが、その日の夜ベッドに横になると、いつもその日、入神中に自分が話したことが霊耳に聞こえてくるのである。これには訳があった。バーバネルは、シルバー・バーチの霊媒になることを承諾した代わりに、入神中に自分が言ったことを全部聞かせてもらう約束をシルバー・バーチから取り付けていたのである。その後、速記録が取られるようになってからは、その現象は終わった。

 翌日、交霊会での記録を読んで、バーバネルは自分の口から出たことばであるのに、それらのことばの美しさに驚嘆させられることになる。

   * his knowledge of our language 彼の英語の運用能力

   * the two contradict each other 二人の考え方が異なる

   * and yet, in trance, confounds himself 否定しているのに入神中では肯定する

      * extracted from Silver Birch a promise シルバー・バーチから約束を取り付けていた

     *****

 253. (交霊会主催者ハンネン・スワッハーの序文 =3=)

   Silver Birch is a teacher. He does not heal. He seldom gives evidential messages. Now and then, he apologizes for that, saying that he often regrets that he confined his mastery of the medium to teaching. Although he regards this teaching as all-important, he recognizes that the world needs evidence of Survival.

    During recent years, I have taken all sorts of people to hear Silver Birch talk―ministers of religion, journalists, people from all parts of the world. I have never heard from any one of them a word of criticism of anything he said.

    One parson who took to him his theological difficulties found himself reduced to silence when, in simple words, Silver Birch explained what he calls “the Law”.

    “Write down the most difficult questions you can think of,” I had said to the minister, beforehand. He went along, eager to challenge one of those spirit guides he had heard so often condemned by men of his cloth. He came away confounded. Silver Birch had made difficult theology too simple for a theologian.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.ⅵ-ⅶ

 シルバー・バーチは道を説く教師である。病気を治すことはしない。また、霊的な証拠を示すことも、あまりすることはない。それで、彼は、自分がこの霊媒を使いこなして霊的な教えを説くことだけに専念しているのだと釈明しながら、私たちの要求のすべてには応えられないことを詫びたりする。シルバー・バーチは、私たちへの教えが何よりも大切であることを十分に認識していながらも、この地上の世界では、死者生存の証拠を欲しがっていることも知らないわけではない。

 最近では私はいろいろな分野の人々を招いて、シルバー・バーチの話を聞いてもらうようにしている。牧師やジャーナリストたちが、それも世界各地から来ているが、シルバー・バーチの言っていることに不満を洩らす人は一人もいなかった。そのうちの一人で、交霊会に批判的な牧師がやってきたときには、私は、前もって彼に「あなたが考えるもっとも難しい質問を用意してきてください」と言っておいた。その牧師は、同じ牧師の仲間たちから何度も交霊会の指導霊についての悪口雑言を聞かされていたので、この機会に、その指導霊に難しい神学の問題をぶつけてやり込めてやろうと意気込んでいたのである。しかし、牧師はシルバー・バーチが易しいことばで、彼のいう「神の法則」について説明すると、ひと言も言えずに黙り込んでしまった。牧師にとっては難解な神学が、シルバー・バーチのことばでは、極めて素朴で単純な教えに変わってしまったからである。

   * evidential messages 霊魂不滅を証明するような話

    * men of his cloth 彼と同じく牧師である人たち

          *****

 254. (交霊会主催者ハンネン・スワッハーの序文 =4=)

   Now my home circle, of whom Silver Birch is the guide, sits every Friday night. Regularly every week, Psychic News prints a verbatim record of what he says. It is given to our home circle not for our private use, but so that it can be broadcast right across the world.

   As a consequence, Silver Birch has more followers than any earthly preacher. They belong to every clime and to almost every race, and are people of all shades of colour.

   Yet, put down in cold print, Silver Birch’s words cannot do more than convey a little of the nobility of his character, the warmth of his friendship and the natural dignity of his utterance. Sometimes, they compel tears. We know that we are in the presence, however humbly he may speak, of a high, exalted spirit. He never reproves. He never finds fault.

   The Churches talk of Jesus of Nazareth, of whom they know little, and of whose existence they have no proof. Silver Birch talks of “The Nazarene”, as he calls him, as the highest of all the spiritual beings with whom he has contact, and, as Silver Birch has proved to us, after years of close association, that he could not lie, we know, if only because he says so, that the Jesus of the New Testament is still functioning, still engaged on that divine mission which once brought him to this earth. So, to us, the words, “Lo, I am with you always, even unto the end of the world,” have a meaning which the Churches cannot explain.

 さて、シルバー・バーチが指導霊を務めている私のホームサークル(交霊会)は、毎週金曜日の夜に開かれている。そこでシルバー・バーチが言ったことは、一語一句そのままに記録されて、毎週、「サイキックニューズ」紙に定期的に掲載されている。その版権は私たちのホームサークルが持っているが、これは私たちの私用のためではなく、シルバー・バーチの教えを世界中に広めていくためである。

 今ではシルバー・バーチは、地上のどの説教者よりも多くの信奉者をもっている。世界中のあらゆる国々、ほとんどの民族、皮膚の色の異なるすべての人種の人々から敬愛されているのである。

 しかしながら、いったん活字にされてしまうと、シルバー・バーチのことばも、その人柄の崇高さ、あたたかい友愛のこころ、そのことばに自然に備わる威厳の、一端しか伝えることができない。交霊会の出席者はシルバー・バーチの教えに感涙することさえあるのである。シルバー・バーチがどんなに謙虚に話していても、そのことばに耳を傾けている私たちは、高貴で神聖な霊の存在をひしひしと感じる。彼は決して人を非難しない。人の悪口を言うことも決してない。

 キリスト教会ではナザレのイエスについてよく語られるが、教会の人たちは、イエスのことを、よく知ってはいない。イエスという人物が存在していた事実についても、何の証拠ももっていない。しかし、シルバー・バーチは、彼が霊界で会っている霊団の高位霊の中では、“ナザレ人”イエスを最高の霊格者として語っている。シルバー・バーチは、私たちとの長年の親しい付き合いのなかで、決して嘘をつくような人でないことは私たちもよく知っている。そのシルバー・バーチが、新約聖書のイエスはかつてこの地上で果たしてきた神の使徒としての使命を、いまもなお果たし続けていると言っているのである。そのことがわかって初めて、”見よ、わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいるのである”(マタイ28-20) というイエスのことばの本当の意味が理解できるようになる。いまのキリスト教会では、このことが説明できない。

   * It is given to our home circle その所有権(版権)は私たちの交霊会にある

    * they compel tears (シルバー・バーチのことばは)聴衆に感動の涙を流させる

    * The Churches キリスト教会

    * is still functioning いまでも(使命を)果たしつつある

          *****

 255. (交霊会主催者ハンネン・スワッハーの序文 =5=)

    When, in the pages which follow, you read Silver Birch’s teaching, you must understand that it is all written down in the dark by a reporter who uses Braille notepaper, and who, expert stenographer though he is, is often tested severely to keep pace with the rapidity of Silver Birch’s speech. On no occasion has a single word to be altered. Silver Birch’s words flow in perfect English. Only the punctuation marks have to be put in, and even for these there is always a natural place which could not be mistaken.

   Silver Birch’s philosophy, as you will easily understand, is that of a Pantheist, a man who realizes that God is found in Nature itself, that there is an unalterable Law which governs everything, and that God is the Law.

    “You are within the Great Spirit,” says Silver Birch, “and the Great Spirit is within you.” So we learn we are all potential gods, part of the great creative principle which is Everything.

    Yet Silver Birch does not stop at unapplied philosophy. He forces home, always, the lesson that we are here to do a job. He sums up religion in the one word “Service,” and strives to teach us, clumsy instruments though we may be, that we are in this world so that we may make an end of war, abolish poverty and hasten the time when God’s bounty will be spread in all its lavishness among all the peoples of the world.

    “Our allegiance,” says Silver Birch, “is not to a Creed, not to a Book, not to a Church, but to the Great Spirit of Life and to His eternal natural laws.”

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,pp.ⅷ-ⅸ

 読者がこれからこのシルバー・バーチの教えを読むときには、これらのことばが暗闇の中で速記者が点字用ノートを使って書き留めたものであることを知っていただきたい。この速記者は、速記の達人であったが、それでも、シルバー・バーチの話の速さについていくことはなかなか大変であった。シルバー・バーチの話すことばは、一語として、決して言い換えられることはなかった。そのことばは、完全な美しい英語で流れ出ていた。句読点だけは速記者がつけなければならなかったが、それも間違えようがないほど、どこにつけるかは自然にわかるように話されていた。

 すぐに気がつくように、シルバー・バーチの哲学はいわゆる汎神論である。神は大自然の中に内在し、不変の法則ですべてを支配している。つまり、神とは法則なのである。

 シルバー・バーチはそれを、”あなた方は神の中に存在し、神はあなた方の中に存在しているのです” と説く。その意味では、私たちはみんな潜在的な神なのであり、宇宙のすべての存在原理の一部であるということになる。

 もっとも、シルバー・バーチは、ことばだけの哲学で終わらせない。人間がこの世に生まれてくるのは、それぞれに為すべき仕事があるからだと熱心に繰り返している。宗教についても、それは”奉仕”であると単純明快に一語で定義し、たとえ私たちが神の道具としては粗末な存在であっても、地上の戦争を止めさせ、貧困をなくし、神の恩寵が世界の諸国民の間に豊かに行き渡るときが早く訪れるように努力することを、私たちに懸命に教えようとしている。

 シルバー・バーチは言う。「私たちが誠実であろうとするのは、一つの教義に対してではなく、一冊の聖典に対してでもなく、一個の教会に対してでもありません。それは、生命そのものである神とその永遠不変の摂理に対してなのです」 

   * a reporter who uses Braille notepaper 点字用のノートを使って速記を取る記者

   * an unalterable Law絶対不変の神の法則

   * unapplied philosophy  (実際に役立たない)理屈だけの哲学

   * a Book 聖書のような本

          *****

 256 (編集者A.W. オースティンによる序文)

  EDITOR’S NOTE

   These teachings from Silver Birch―he insists that he is not the author, but the messenger through whom they are relayed from higher sources―are not put forward as the infallible utterances of a being possessed of all wisdom. It is not the object of spirit intercourse that we should denude ourselves of the critical faculty and accept blindly the words of another, whether in this world or the next. Nor is it the desire to create a new Orthodoxy, for revelation is progressive and is dependent on our capacity to receive it.

    The appeal of Silver Birch is to Reason, and if anything he says is not acceptable to the reader’s reason then it should be rejected or at least left as an open question pending further evidence.

    To make the book more useful for reference, I have selected from the reports of hundreds of sittings the teachings of the guide on each specific subject. It should not be assumed that each chapter is a report of one long, connected speech. It may be composed of extracts from Silver Birch’s remarks spread over thirty or forty seances. It has been my task to group these extracts in such a way as to preserve continuity of thought throughout the treatment of each subject.

  March, 1938. A. W. AUSTEN.

  Teachings of Silver Birch  edited by A.W.Austen,

    Psychic Press Ltd, London, 1991,p.ⅹ

 シルバー・バーチは、「私はこの本の著者ではありません。霊界の高い領域から送られてくる通信を仲介しているだけです」と述べているが、編者の私も、これらの教えが一切の叡智を備えた高位の存在の絶対に正しい教えであると主張するつもりはない。霊界通信というのは、それが霊界からのものであれ、この地上でもたらされるものであれ、私たちが批判的な立場をすべて投げ捨て盲目的に受け容れるためのものではない。また、新宗教を打ちたてるために行なわれるものでもない。霊界通信で明らかにされていく事実はつぎつぎに新しくなっていくし、それに、それを受け止める能力によっても、その内容は変わってくる。

 シルバー・バーチは、いつも人々の理性に訴えて話をする。だからもし、シルバー・バーチの言っていることが読者の理性に照らして受け容れられないのであれば、きっぱりと拒絶されてよい。あるいは、少なくとも、十分に納得できるまでは未解決の疑問として残しておかれるべきである。

 この本は、読者が参考にしやすいように、何百回にも及ぶ交霊会の記録のなかから、私が問題別に整理して編集したものである。だから、本文の各章は、一続きの長い講話をまとめたものではない。時には、シルバー・バーチの交霊会の三〇回から四十回分のなかから適宜選び出してまとめたものもある。編者としては、そのようにして選び出したシルバー・バーチのことばが、各章のなかで一貫した思想を保てるように本文を組み立ててきた。

   1938年3月 A.W.オースティン

      *denude ourselves of the critical faculty 批判力を投げ捨てる

      *a new Orthodoxy 従来のものとは異なる新しい宗教

      * to preserve continuity of thought 思想の一貫性を保つ

~~~~~~~~~~~~~~~~~

武本昌三訳 『霊訓原文』

http://www.takemoto-shozo.com/

Teachings of Silver Birch

edited by A.W.Austen,

Psychic Press Ltd, London

~~~~~~~~~~~~~~~~~

PDF初版 2018/09/02

 本PDFファイルは著作権を有する武本昌三氏の許可を得て霊界文庫(http://reikaibunko.com/)が作成し、

無償でダウンロードおよび利用が可能なものです。営利目的での利用に際しては武本氏の許諾を得ることが必要となります。